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徹底解説!turnと基本文型!よく使われる熟語やイディオムを例文で紹介!

 

 

今回の記事では「turnの文型」や「turnを使った熟語やイディオム」をまとめてみました。

英語は動詞ひとつとっても「全体の構造や文脈や他の単語との組み合わせ」で意味が変わるので、慣れていないと難しいですよね?

この記事では、そんなモヤモヤを払拭できるように「turnを使った表現」を徹底的に解説してみたので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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この記事の目次

turnのコアイメージ

 

 

まず、turnの英語本来のイメージは「くるりと向きを変える」です。

この「くるりと向きを変える」というイメージから、よく使われる「回る」という意味が生まれていますが、その他にも「裏返す・ひねる・曲がる・めくる・変化する・変化させる・越す・過ぎる・電源を入れる」など、「くるりと向きを変える感覚」があれば使うことができます。

 

 

●くるりと向きを変える

1.回す・ひねる・曲がる
2.めくる・ひっくり返す・裏返す
3.変化する・変化させる
4.向ける・向かう・専念する
5.越す・過ぎる

その中でも特によく使われるのが上記の5つです。もちろん、コアイメージの「くるりと向きを変える」が適用できるのであれば、上記の日本語訳以外にも使うことができます。

 

turn(回す・ひねる・曲がる)

 

 

turnのイメージは「くるりと向きを変える」なので、そこから「回す・ひねる・曲がる」などの意味になります。

・He turned the steering wheel.
・彼はハンドルを回した
⇒くるりと向きを変える

・He turned the tap off.
・彼は蛇口をひねって止めた

⇒くるりと向きを変える

・The car turned left at the corner.
・車は角を左折した
⇒くるりと向きを変える

 

turn(めくる・ひっくり返す・裏返す)

 

 

turnのイメージは「くるりと向きを変える」なので、そこから「めくる・ひっくり返す・裏返す」などの意味になります。

・He turned the page.
・彼はページをめくった
⇒くるりと向きを変える

・He tured the soil all day long.
・彼は一日中土を掘り起こした

⇒くるりと向きを変える

・He turned turn his palm over.
・彼は手のひらを裏返した
⇒くるりと向きを変える

 

turn(変化する・変化させる)

 

 

turnのイメージは「くるりと向きを変える」なので、そこから「変化する・変化させる」などの意味になります。

・The leaves turn red in autumn.
・葉っぱは秋になると赤くなる

⇒くるりと向きを変える

・Rain turned into snow late night.
・雨は夜更けに雪に変わった

⇒くるりと向きを変える

・Her face tured pale.
・彼女は青ざめた

⇒くるりと向きを変える

・I turned on the light.
・ライトをつけた
⇒くるりと向きを変える

 

turn(向ける・向かう・専念する)

 

 

turnのイメージは「くるりと向きを変える」なので、そこから「向ける・向かう・専念する」などの意味になります。

・She turned her head round.
・彼女は振り向いた
⇒くるりと向きを変える

・The police turned his gun on him.
・警察は彼に銃を向けた
⇒くるりと向きを変える

・He turned to politics.
・彼は政治に転向した

⇒くるりと向きを変える

 

turn(越す・過ぎる)

 

 

turnのイメージは「くるりと向きを変える」なので、そこから「越す・過ぎる(節目を曲がる)」などの意味になります。

・He has turned 100 years old.
・彼は100歳になりました

⇒くるりと向きを変える

・It has just turned ten o’clock.
・ちょうど10時を回ったところだ

⇒くるりと向きを変える

 

turnは「くるりと向きを変える」というイメージです。なので「物理的に向きを変える・流れや方向性を変える・節目を曲がる」などを表現することができます。

 

turnのイメージ ⇒ turnのイメージを掴んで英会話の幅を広げよう!

 

 

turnの文型

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第一文型
(S+V)
turn 回る・変わるなど
turn + 副詞/副詞句(前置詞 + 名詞) 曲がる・消す・変わる・向かうなど
※前置詞による
第二文型
(S+V+C)
turn + 名詞
turn + 形容詞
SがCになるなど
第三文型
(S+V+O)
turn + 名詞 SがOを回す・SがOを変える
SがOに専念するなど
第五文型
(S+V+O+C)
turn + 副詞 SがOをCの状態に変えるなど
turn + 形容詞/形容詞句(前置詞 + 名詞) SがOをCにするなど

 

turnは第一文型、第二文型、第三文型、第五文型に使うことができます。どの文型に使うにせよ「くるりと向きを変える」を意識するようにしましょう。

 

第一文型(S+V)

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第一文型
(S+V)
turn 回る・変わるなど
turn + 副詞/副詞句(前置詞 + 名詞) 曲がる・消す・変わる・向かうなど
※前置詞による

 

第一文型は「主語の単純な動作を表現する文」を作ります。

turnは「くるりと向きを変える」というイメージです。第一文型に使った場合は「回る・変わる」などの意味になり、主語自身が「くるりと向きを変える動作」を表します。

 


turn「回る・変わる」など

 

 

・The knob doesn’t turn.
・ノブが回りません

⇒くるりと向きを変える

・This tap will not turn.
・この栓はどうしても回らない

⇒くるりと向きを変える

主な訳し方としては「回る・変わる」などになります。感覚的には「方向や状態をくるりと変える」といった感覚ですね。

 


turn + 副詞・副詞句(前置詞 + 名詞)「回る・変わる」など

 

 

・Turned left at the corner.
・そこの角を左に曲がりなさい

⇒くるりと向きを変える

・She turned off the light.
・彼女は電気を消しました

⇒くるりと向きを変える

・His interest turned to science.
・彼の興味は科学へと向かいました

⇒くるりと向きを変える

主な訳し方としては「くるりと向きを変える」などになります。感覚的には「方向や状態をくるりと変える」といった感覚ですね。

 

第二文型(S+V+C)

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第二文型
(S+V+C)
turn + 名詞
turn + 形容詞
SがCになるなど

 

第二文型は「主語の状態を説明する文」を作ります。

turnは「くるりと向きを変える」というイメージです。第二文型に使った場合は「SがCになる」などの意味になり、主語の状態を表します。

 


turn + 名詞「 SがCになる」など

 

 

・He turned a professional baseball player.
・彼はプロ野球選手に転向した

⇒くるりと向きを変える

・She turned a vegan.
・彼女はヴィーガンになりました

⇒くるりと向きを変える

主な訳し方としては「主語が補語の状態になる」などになります。感覚的には「主語が状態をくるりと変える」といった感覚ですね。

 


turn + 形容詞「 SがCになる」など

 

 

・The wine turned sour.
・ワインが酸っぱくなった

⇒くるりと向きを変える

・His face tured pale.
・彼は青ざめた

⇒くるりと向きを変える

・The leaves will turn red and yellow in few days.
・あと数日で葉が赤や黄色になります

⇒くるりと向きを変える

主な訳し方としては「主語が補語の状態になる」などになります。感覚的には「主語が状態をくるりと変える」といった感覚ですね。

 

第三文型(S+V+O)

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第三文型
(S+V+O)
turn + 名詞 SがOを回す・SがOを曲げる
SがOに専念するなど

 

第三文型は「主語が何かに動詞の動作の影響を与える文」を作ります。

turnは「くるりと向きを変える」というイメージです。第三文型に使った場合は「SがOを回す・SがOを曲げる・SがOに専念する」などの意味になります。

 


turn + 名詞「 SがOを回す・SがOを曲げる・SがOに専念する」など

 

 

・She turned a fried egg on the pan.
・彼女はフライパンの上で目玉焼きをひっくり返した

⇒くるりと向きを変える

・She turned a cassette tape.
・彼女はカセットテープを裏返した

⇒くるりと向きを変える

・He turned his attention to business.
・彼は商売に専念した

⇒くるりと向きを変える

主な訳し方としては「主語が目的語を回す・曲げる」や「主語が目的語に向かう・専念する」などになります。感覚的には「主語が目的語の方向を変える」といった感覚ですね。

 

第五文型(S+V+O+C)

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第五文型
(S+V+O+C)
turn + 副詞 SがOをCの状態に変えるなど
turn + 形容詞/形容詞句(前置詞 + 名詞) SがOをCにするなど

 

第五文型は「主語が何かを何かとみなす文」を作ります。

turnは「くるりと向きを変える」というイメージです。第五文型に使った場合は「SがOをCの状態に変える・SがOをCにする」などの意味になります。

 


turn + 副詞「SがOをCの状態に変える」など

 

 

・She turned the TV off.
・彼女はテレビを消しました

⇒くるりと向きを変える

・No one can turn the clock back.
・誰も時を戻すことはできません

⇒くるりと向きを変える

主な訳し方としては「主語が目的語を補語の状態に変える」などになります。感覚的には「主語が目的語の状態を変える」といった感覚ですね。

 


turn + 形容詞・形容詞句(前置詞  + 名詞)「SがOをCにする」など

 

 

・The cold weather has turned the leaves red.
・冷え込みが葉っぱを赤く変えた

⇒くるりと向きを変える

・He turned these sentences into English.
・彼はそれらの文を英語に翻訳しました

⇒くるりと向きを変える

主な訳し方としては「主語が目的語を補語にする」などになります。感覚的には「主語が目的語の状態を変える」といった感覚ですね。

 

 

turnを使った表現

 

 

turnの用法 turnの表現 一般的な日本語訳
turnを使った表現 turn out (to be) C
turn out (that) SV
SがCであることが分かる
SがVであることが判明する

 

turn out (to be) C(SがCであることが分かる)

 

 

1つ目のturnを使った表現は「turn out (to be) C」です。

・His story turn out to be false.
・彼の話は嘘であることが判明した

⇒くるりと向きを変える

・Nessie turned out to be a radio-controlled ship.
・ネッシー正体はラジコン船だった

⇒くるりと向きを変える

turnのイメージは「くるりと向きを変える」なので「方向を切り変える」といった感覚があります。そこに「out:内から外へ」が加わって「隠れていたものが外へ出る(明るみになる)」というニュアンスになります。

 

turn out (that) SV(SがVであることが判明する)

 

 

2つ目のturnを使った表現は「turn out (that) SV」です。

・It turned out that she lied to me.
・彼女が私に嘘をついていたことが判明した

⇒くるりと向きを変える

・It turned out that her hypothesis was right.
・彼女の仮説は正しかったことが判明した

⇒くるりと向きを変える

こちらの表現は「前述された内容の真実が調査や時間を経て判明する」といったニュアンスになります。先ほどの「隠れていたものが外へ出る(明るみになる)」の感覚と同じですね。

 

 

turnを使った熟語やイディオム

 

 

熟語・イディオム turnの表現 一般的な日本語訳
turn turn around
turn down
turn in
turn into / turn A into B
turn off
turn on
turn out
turn up
向きを変える・好転するなど
~を小さくする・断る・却下するなど
~を提出するなど
~に変わる/AをBに変える
~を切る・うんざりさせる・それるなど
~を入れる・はむかう・夢中にさせるなど
分かる・消す・外に出す・集合させるなど
現れる・見つける・分かる・大きくするなど

 

最後に、よく使われる「turnを使った熟語」をまとめてみました。せっかくなので、例文とイラストを交えてご紹介しようと思います。

 

turn around「向きを変える・好転する」など

1.turn around「向きを変える・好転する」など

 

 

・She turned around and left.
・彼女は背を向けて立ち去った

⇒くるりと向きを変える

・The strategy turned around ailing companies.
・その戦略は経営不振の企業を好転させた

⇒くるりと向きを変える

2つのイメージ「turn:くるりと向きを変える」+「around:ぐるっと囲む」で「向きを変える・好転する」などの意味になります。感覚としては「くるりと方向を変える感覚」です。

 

turn down「小さくする・断る・却下する」など

1.turn down「(音・明かり)を小さくする」など

 

 

・He turned down the air-conditioning.
・彼はエアコンの温度を下げた

⇒くるりと向きを変える

・Would you mind turning down the volume?
・音量を下げていただけませんか?

⇒くるりと向きを変える

2つのイメージ「turn:くるりと向きを変える」+「down:下へ」で「(音・明かり)を小さくする」などの意味になります。感覚としては「下へ向きを変える感覚」です。

 


2.turn down「断る・却下する」など

 

 

・She will turn down the contract.
・彼女は契約を断るつもりです

⇒くるりと向きを変える

・The courts turned him down.
・裁判所は彼の申し出を却下した

⇒くるりと向きを変える

・This job application was turned down.
・この仕事への応募は却下された

⇒くるりと向きを変える

2つのイメージ「turn:くるりと向きを変える」+「down:下へ」で「断る・却下する」などの意味になります。こちらも感覚としては「下へ向きを変える感覚」です。

 

turn in「~を提出する」など

1.turn in「~を提出する」など

 

 

・We need to turn in a list by Monday.
・月曜日までにリストを提出する必要がある

⇒くるりと向きを変える

・You should turn yourself in.
・自首すべきです

⇒くるりと向きを変える

・I turned my old smartphone in.
・古いスマホを下取りに出しました

⇒くるりと向きを変える

2つのイメージ「turn:くるりと向きを変える」+「in:ある空間の中」で「~を提出する」などの意味になります。感覚としては「ある空間の中へ向きを変える感覚」です。

 

turn into / turn A into B「~に変わる/AをBに変える」など

1.turn into「~に変わる」など

 

 

・Rain turned into snow late night.
・雨は夜更けに雪に変わった

⇒くるりと向きを変える

・The ice turned into water.
・氷は水になりました

⇒くるりと向きを変える

2つのイメージ「turn:くるりと向きを変える」+「into:外から中へ」で「~に変わる」などの意味になります。感覚としては「外から中へ向きを変える感覚」です。

 


2.turn A into B「AをBに変える」など

 

 

・The witch turned her into a frog.
・魔女は彼女をカエルに変えました

⇒くるりと向きを変える

・She turned English into Japanese.
・彼女は英語を日本語に翻訳した

⇒くるりと向きを変える

2つのイメージ「turn:くるりと向きを変える」+「into:外から中へ」で「AをBに変える」などの意味になります。感覚としては「外から中へ(AをBに)向きを変える感覚」です。

 

turn off「~を切る・うんざりさせる・しらけさせる・それる」など

1.turn off「(スイッチなど)を切る」など

 

 

・He turned off his alarm in his sleep.
・彼は寝ぼけた状態でアラームをオフにした

⇒くるりと向きを変える

・She turned off a mobile.
・彼女は携帯電話の電源を切りました

⇒くるりと向きを変える

2つのイメージ「turn:くるりと向きを変える」+「off:離れている(分離)」で「(スイッチなど)を切る」などの意味になります。感覚としては「離れた状態(非接触)に向きを変える感覚」です。

 


2.turn off「うんざりさせる・しらけさせる」など

 

 

・His big talk really turned me off.
・彼の自慢話には本当にうんざりした

⇒くるりと向きを変える

・I’m turned off people who like gambling.
・ギャンブルをする人は好きになれない

⇒くるりと向きを変える

2つのイメージ「turn:くるりと向きを変える」+「off:離れている(分離)」で「(スイッチなど)を切る」などの意味になります。感覚としては「離れた状態(心が離れる)に向きを変える感覚」です。

 


3.turn off「(本道から)それる」など

 

 

・Turn off at the corner.
・その角で曲がってください

⇒くるりと向きを変える

・We turned off the freeway.
・我々は高速を降りた

⇒くるりと向きを変える

2つのイメージ「turn:くるりと向きを変える」+「off:離れている(分離)」で「(スイッチなど)を切る」などの意味になります。感覚としては「(本道・本筋から)離れた状態に向きを変える感覚」です。

 

turn on「~を入れる・~にはむかう・~に夢中にさせる」など

1.turn on「(スイッチなど)を入れる」など

 

 

・He turned on the radio.
・彼はラジオをつけました

⇒くるりと向きを変える

・He turned on the laptop.
・彼はパソコンの電源を入れた

⇒くるりと向きを変える

2つのイメージ「turn:くるりと向きを変える」+「on:接触」で「(スイッチなど)を入れる」などの意味になります。感覚としては「接触した状態に向きを変える感覚」です。

 


2.turn on「~にはむかう」など

 

 

・The dog turned on its owner.
・その犬は飼い主に反抗した

⇒くるりと向きを変える

・She turned on her husband.
・彼女は夫に反抗した

⇒くるりと向きを変える

2つのイメージ「turn:くるりと向きを変える」+「on:接触」で「~にはむかう」などの意味になります。感覚としては「離れた状態から接触した状態に変える感覚」です。

 


3.turn on「~に夢中にさせる」など

 

 

・His music turns me on.
・彼の音楽にグッと来た

⇒くるりと向きを変える

・He really turns me on!
・彼にはグッと来る

⇒くるりと向きを変える

2つのイメージ「turn:くるりと向きを変える」+「on:接触」で「~に夢中にさせる」などの意味になります。感覚としては「気持ちが接触した状態に変える感覚」です。

 

「turn on someone」と「turn someone on」の違い

 

 

■「turn on someone」と「turn someone on」のニュアンスの違い

・turn on someone  ⇒ ~にはむかう
・turn someone on ⇒ グッとくる・興奮させられる

 

 

実際に例文を見ると以下のようになります。

・He turned on his wife.
・彼は妻に反抗した
⇒スイッチが入る感覚

・He turned his wife on.
・彼は妻にグッときて興奮した
⇒スイッチが入る感覚

英語は日本語と異なり、語順が違うだけで意味が変わってしまう言語なので、単語の配置には気を配るようにしてください。

 

turn out「分かる・消す・空にする・外に出す・集合させる」など

1.turn out「~と分かる・~になる」など

 

 

・I don’t know how that will turn out.
・私にはそれがどうなるか分かりません

⇒くるりと向きを変える

・It turned out to be false.
・それは嘘であることが判明した

⇒くるりと向きを変える

・It turned out OK.
・結果オーライ!

⇒くるりと向きを変える

2つのイメージ「turn:くるりと向きを変える」+「out:内から外へ」で「~と分かる・~になる」などの意味になります。感覚としては「内から外へ向きを変える感覚(隠されていたことが外へと向きを変える感覚)」です。

 

「turn out」と「find out」の違い

 

 

語句「find out」も「turn out」と同じように「分かる」という意味ですが、ニュアンスが若干異なります。

■「find out」と「turn out」のニュアンスの違い

・find out ⇒ 調べて分かる
・turn out ⇒ 結果として分かる・結局~になる

 

 

・We found out where he hide.
・私たちは彼がどこに隠れているか突き止めた
⇒探していたものが分かるイメージ

・It turned out to be false.
・それは嘘であることが判明した

⇒隠されていたことが分かるイメージ

同じ「分かる」を意味しますが、こうやってニュアンスを比べてみると、その意識の違いが分かりますよね。

 


2.turn out「~を消す」など

 

 

・He turned out the light.
・彼は明かりを消した

⇒くるりと向きを変える

・He turned the gas out after cooking.
・彼は調理後にガスの元栓を締めた

⇒くるりと向きを変える

2つのイメージ「turn:くるりと向きを変える」+「out:内から外へ」で「~を消す」などの意味になります。感覚としては「内から外へ向きを変える感覚」です。

 


3.turn out「~を空にする・空っぽにする」など

 

 

・I turned out the box.
・箱を空っぽにした

⇒くるりと向きを変える

・She should turn out her pockets.
・彼女はポケットの中を空にすべきだった

⇒くるりと向きを変える

2つのイメージ「turn:くるりと向きを変える」+「out:内から外へ」で「~を消す」などの意味になります。こちらも感覚としては「内から外へ向きを変える感覚」です。

 


4.turn out「~を解雇する・外に出す」など

 

 

・My boss turned me out of his company.
・上司は私を解雇した

⇒くるりと向きを変える

・The owner turned me out from his apartment.
・オーナーは私をアパートから追い出した

⇒くるりと向きを変える

2つのイメージ「turn:くるりと向きを変える」+「out:内から外へ」で「~を解雇する・外に出す」などの意味になります。こちらも感覚としては「内から外へ向きを変える感覚」です。

 


5.turn out「集まる・集合させる・召集する」など

 

 

・How many people do you think will turn out?
・何人くらい集まると思いますか?

⇒くるりと向きを変える

・Many people turned out for the opening sale.
・開店セールには大勢集まりました

⇒くるりと向きを変える

2つのイメージ「turn:くるりと向きを変える」+「out:内から外へ」で「~を消す」などの意味になります。こちらも感覚としては「内から外へ向きを変える感覚(「何人集まるか」という未知の結果が外へ出て判明する感覚)」です。

 

turn up「現れる・見つける・発見する・分かる・大きくする」など

1.turn up「現れる・見つける・発見する・判明する・分かる」など

 

 

・She did not turn up.
・彼女は来なかった

⇒くるりと向きを変える

・The hidden treasure were turned up nearby.
・近くで埋蔵金が発見されました

⇒くるりと向きを変える

・He turned up HIV positive.
・彼はHIV陽性であることが判明した

⇒くるりと向きを変える

2つのイメージ「turn:くるりと向きを変える」+「up:上へ」で「現れる・見つける・発見する・判明する・分かる」などの意味になります。こちらも感覚としては「内から外へ向きを変える感覚(見えていなかったものが見えるように上へ向きを変える感覚)」です。

 


2.turn up「(音・明かりなど)を大きくする」など

 

 

・She turned up the radio.
・彼女はラジオの音量を上げた

⇒くるりと向きを変える

・Can you turn up the heating?
・暖房を上げてくれる?

⇒くるりと向きを変える

2つのイメージ「turn:くるりと向きを変える」+「up:上へ」で「(音・明かりなど)を大きくする」などの意味になります。こちらも感覚としては「上へ向きを変える感覚」です。

 

いかがでしたでしょうか?

 

今回の記事では「turnが使われている表現」をまとめてみました。

turnは「回る」という意味でお馴染みですが、英語本来のイメージは「くるりと向きを変える」です。

くるりと向きを変えるイメージがあることから「めくる・ひっくり返す・裏返す・.向ける・向かう・専念する」などの方向を変える表現が得意です。また、物理的な方向転換だけではなく、状態の変化も表現できます。

むしろ、状態変化の表現に用いられることの方が多いので、状態変化の表現を覚えておくと、実際の会話の選択肢が増えると思います。

 

 

 

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