これで完璧!前置詞「under」の3つの意味と使い方!英語のイメージで表現の幅を広げよう!
前置詞の「under」と言えば、一般的には「~の下」という意味でお馴染みですよね?
実際、前置詞「under」は日本語で言うところの「~の下」という意味で使うことができますが、それは前置詞「under」のイメージから生みだされた意味の1つにすぎません。では、他に「under」には、どのような使い方があるのでしょうか?
今回の記事では「underのイメージと正しい使い方」を例文とイラストでじっくり解説していきます。
この記事の目次
「underのイメージ」
前置詞「under」のイメージですが「何かの下」になります。
この「何かの下」というイメージから、日本語でお馴染みの「~の下」という意味が生まれてきているのですが、前置詞「under」で表せる「下」は、位置や場所などの物理的なモノから、数字などの概念的なモノ、更に何かの影響下といった状況なども表現することができます。
・under the tree ⇒ 木の下
・under the speed limit ⇒ 制限速度より下
・under a week ⇒ 1週間足らず
・under control ⇒ 順調
・under repair ⇒ 修理中
※何かの下のイメージから「位置・制限・数字・影響・進行」などが表現できる。
さて、そんな風に「何かの下」というイメージがある前置詞「under」ですが、大きく3つの用途に分けることができます。
1.場所(位置)を表す「under」
2.制限・数字を表す「under」
3.影響・進行を表す「under」
では、せっかくなので、それぞれのか使い方を例文とイラストを交えながら見ていきましょう。
場所(位置)を表す「under」
1つ目の「under」は「場所(位置)を表すunder」です。具体的な例をあげると「山のふもとに村がある」や「木の下に座る」や「目の下にクマがある」といった感じで「位置・場所など」を表すことができます。
・There is a small village under the mountains.
・山々のふもとに小さな村があります
⇒山の下に村がある
・The ship went under.
・その船は沈んだ
⇒船が海の下にある
・I sat under the tree.
・私は木の下に座った
⇒木の下に座る
・The cat is sleeping under the table.
・猫がテーブルの下で寝ている
⇒猫がテーブルの下で寝ている
・She god bags under her eyes.
・彼女は目の下にクマができていた
⇒目の下にクマがある
・The police wore a bulletproof vest under his clothe.
・警察は服の下に防弾チョッキを着ていた
⇒服の下に防弾チョッキがある
前置詞「under」のイメージは「何かの下」なので、文字通り「下(位置など)」を表現することができます。こちらに関しては文字通りなので簡単ですね。
前置詞「under」と前置詞「below」の違い
前置詞「below」も「under」と同じように「下」を表現ことができますが。以下のようにニュアンスが異なります。
●under ⇒ 何かの下(場所)
・The bookstore is under the cafe.
・本屋はカフェの下にあります
⇒カフェの下(場所)
※何かの下というイメージなので場所を表すのが得意
前置詞「under」のイメージは「何かの下」なので、文字通り「何かの下」を表現することが多いです。そのため、接触して下にある場合や覆いかぶさって隠されている場合など「下」を表現する際に使われる傾向があります。
●below ⇒ 基準より位置が低い(低い位置)
・There is a bookstore below the cafe.
・カフェの下に本屋があります
⇒カフェの下(位置)
※基準よりも低いイメージので「位置」を表すのが得意
前置詞「below」のイメージは「位置が基準より下」なので、文字通り「基準となるものより低い位置」を表現します。そのため、離れて下にある場合や位置が低いなどの「位置」を表現する際に使われる傾向があります。
具体的には、前置詞「under」は「少ない」や「若い」などを表現する際に、前置詞「below」は「低い」や「下側・下記」などを表現する際に使われます。
場所と位置の違いを理解するのは難しいと思いますが、その辺はいろいろな例文に触れながら少しずつ感覚を養っていきましょう。
制限・数字を表す「under」
2つ目の「under」は「制限・数字を表すunder」です。具体的な例をあげると「制限速度より下で走る」や「3年契約で働いている」や「13歳以下の子供」といった感じで「制限・数字など」を表現できます。
・He was driving under the speed limit.
・彼は制限速度より下で走行した
⇒制限速度より下
・It’s all under the table.
・すべて内密に進んでおります
⇒水面下(テーブルの下での受け渡しから派生)
・He can’t drink because he is under age.
・彼は未成年なのでお酒は飲めません
⇒20歳より下(19歳以下)
・She works under three-year contracts.
・彼女は3年契約で働いています
⇒3年間より下
・The sun went under at 16:00.
・16時に日没となった
⇒16時より遅い時間
・She has been here under a week.
・彼女はここへ来て1週間足らずです
⇒1週間より短い期間
・Children under thirteen can’t see this movie.
・13歳より下の子供はこの映画を観てはいけない
⇒13歳より下(12歳以下)
前置詞「under」のイメージは「何かの下」なので、そこから「制限など」を表現することができます。こちらの感覚は「ある一定のところで線を引いて、それよりも下(制限)」という感覚なので分かりやすいと思います。
また「数字」に関して言えば「制限」に「数字」はつきものですし、説明しなくても分かりますよね?
・He can’t drink because he is under age.
・彼は未成年なのでお酒は飲めません
⇒20歳より下(19歳以下)
・Children under thirteen can’t see this movie.
・13歳より下の子供はこの映画を観てはいけない
⇒13歳より下(12歳以下)
因みに、前置詞「under」で「数字」を表現する際は、上記の例文のように「その数字自体は含まない(~より下)」ので注意しましょう。
影響・進行を表す「under」
3つ目の「under」は「影響・進行を表すunder」です。具体的な例をあげると「ストレスを感じている」や「王の支配下にある」や「事故は調査中」といった感じで「影響・進行など」を表現することができます。
・Everything is under control.
・全て順調です
⇒全てが自分のコントロール下にある(順調)
・I’m under stress.
・私はストレスを感じている
⇒ストレス下にいる
・They had little freedom under the king.
・彼らは王の支配下でほとんど自由がなかった
⇒彼らは王の支配下にいる
・He was working under supervision all the time.
・彼は常に監視下で働いていた
⇒彼が監視下にいる
・The roof is under repair.
・屋根は修理中です
⇒屋根が修理されている状態にある
・The accident is under investigation.
・その事故は調査中です
⇒その事故が調査下にある
前置詞「under」のイメージは「何かの下」なので、「何か人やモノやことなどの影響下」や「何かの状態」にあることを表現できます。
「動画で復習しよう」
いかがでしたか?「underのイメージ」は掴めましたでしょうか?
前置詞「under」は一般的には「~の下」という意味で使われていますが、それは「何かの下」というイメージから生まれています。
この「何かの下」ですが、文字通り「位置・場所」を表現できるのはもちろんですが、ある一定のラインより下のように「制限」を表したり、物事が継続している状態「進行」、人やモノや事などからの「影響」なども表現できます。
感覚的には日本語とそんなに変わらないので簡単ですが、英語を勉強していると様々な表現に出会うこともあると多くあるので、その際は、もう一度「under」のイメージを思い出して、しっかりと原に落とし込むようにしましょう。
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