例文で解説!「move to」と「move in」と「move into」のニュアンスと意味の違いと使い方!
今回の記事では「move to と move in と move into の違い」をまとめてみました!
英語を使いこなすには、日本語の意味だけでなく「語句が文中でどういうニュアンスになるのか?」を理解するのが重要です。
そこで、今回の記事では「move to と move in と move into のニュアンスの違い」を解説してみたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
「move to と move in と move into」の違い
語句 | ニュアンス | 主な日本語訳 |
move to | 移動先 | ~へ引っ越す ~に移動する ~に移転する |
move in | ある空間の中に移動 ※新規で入ってくる |
引っ越す 入居する |
move into | 外から中に移動 ※理由があって移動 |
~に引っ越す ~に入居する ~に移る |
「move to」のニュアンス
「move to」の意味:(~へ引っ越す)
・The company moved to Tokyo.
・その会社は東京に移転しました
⇒その会社が東京へ移動したイメージ
move toのイメージは「移動先」です。感覚的には「その会社は東京に移動した感覚」なので、上記の例文の場合は「その会社は東京に移転しました」という意味になります。
move toで「引っ越し」を表現する場合は、国や都市名などのエリアを置くことが多いです。
・to ⇒ 到達点
「move in」のニュアンス
「move in」の意味:(引っ越す)
・The company moved in last week.
・その会社は先週引っ越してきました
⇒その会社が先週ある空間の中に入ってきたイメージ
moved inのイメージは「ある空間の中に移動」です。感覚的には「その会社が先週ある空間の中に入ってきた感覚」なので、上記の例文の場合は「その会社は先週引っ越してきました」という意味になります。
move inで「引っ越し」を表現する場合は、自動詞的に使われることが多いため、後ろに目的語を置かないことが多いです。
・in ⇒ ある空間の中
「move into」のニュアンス
「move into」の意味:(~に引っ越してくる)
・The company moved into a new building.
・その会社は新しい建物に移転しました
⇒その会社は新しい建物の外から中へ移動してきたイメージ
move intoのイメージは「外から中に移動」です。感覚的には「の会社は新しい建物の外から中へ移動してきた感覚」なので、上記の例文の場合は「その会社は新しい建物に移転しました」という意味になります。
move intoで「引っ越し」を表現する場合は、後ろに家や建物などの住む場所を置くことが多いです。
・into ⇒ 外から中へ
「move to と move in と move into」の例文
「move to」の例文
・He will move to a sales department this April.
・彼はこの4月に営業部に異動します
⇒彼がこの4月に営業部に異動するイメージ
move toのイメージは「移動先」です。感覚的には「彼がこの4月に営業部へ異動するという感覚」なので、上記の例文の場合は「彼はこの4月に営業部に異動します」という意味になります。
移動先を表現するため、引っ越しだけでなく上記のように部署の異動にも使えるのがポイントですね。
「moved in」の例文
・She moved in with him.
・彼女は彼と同棲するようになった
⇒彼女が彼のところに移り住んだイメージ
moved inのイメージは「ある空間の中に移動」です。感覚的には「彼女が彼のところに移り住んだ感覚」なので、上記の例文の場合は「彼女は彼と同棲するようになった」という意味になります。
新しい場所に入って来る感覚ですね。
「move into」の例文
・It’s time to move into the future.
・未来へ進む時だ
⇒過去から未来へ入っていくイメージ
move intoのイメージは「外から中に移動」です。感覚的には「過去から未来へ入っていく感覚」なので、上記の例文の場合は「未来へ進む時だ」という意味になります。
前置詞「ある空間の中(in)+到達点(to)」の組み合わせになっていることから「より中へ入っていく意識(理由があって入る意識)」があります。
いかがでしたでしょうか?
こうやって例文を並べて比べてみると「同じ引っ越しするを意味する語句」でもニュアンスが異なるのが分かりますね。
細かいニュアンスの違いを理解して使いこなすためには、それぞれの語句「move to と move in と move into」のイメージを掴むことが重要です。また、実際に語句が使われている英文や前後の話の流れなども意識することも英語力を伸ばすポイントになります。
ぜひ、もう一度この記事を読み直して「それぞれの語句のニュアンス」を掴むようにしましょう。
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