徹底解説!goと基本文型!よく使われる熟語やイディオムを例文で紹介!
今回の記事では「goの文型」や「goを使った熟語やイディオム」をまとめてみました。
英語は動詞ひとつとっても「全体の構造や文脈や他の単語との組み合わせ」で意味が変わるので、慣れていないと難しいですよね?
この記事では、そんなモヤモヤを払拭できるように「goを使った表現」を徹底的に解説してみたので、ぜひ参考にしてみてください。
goのコアイメージ
まず、goの英語本来のイメージは「あるところから去って離れていく・進行する」です。
そこから、お馴染みの「行く」だけではなく、様々な進行する「状態が変化する・状態になる・逝く・去る・進行する・通用する・似合う・流行る」などの意味になります。
ポイントは「あるところから去って離れていく」にあるため、「片道切符のニュアンスが伴うという点」です。
そんなgoですが、その「あるところから去って離れていく・進行する」というイメージから、大きく分けて以下の3つの感覚を生み出します。
1.ある地点へ向かう
2.話題の中心から離れる
3.ある状態が進行していく
この「あるところ」というのは「具体的な場所だけでなく、状態や領域など様々な地点」も指すことができます。
go:ある地点へ向かう
1.ある地点へ向かう(場所)
goのイメージは「あるところから去って離れていく・進行する」なので、そこから「ある地点へ向かう動作」を表現できます。
・They went to NY.
・彼らはニューヨークへ行った
⇒彼らがある場所からニューヨークへ向かったイメージ
・They go to school.
・彼らは学校に行きます
⇒彼らがそれぞれの場所から学校へ向かうイメージ
・She goes to the clinic to get a shot.
・彼女は注射を打つためにクリニックへ行きます
⇒彼女がある場所からクリニックへ向かうイメージ
2.ある地点へ向かう(状態)
goのイメージは「あるところから去って離れていく・進行する」なので、そこから場所だけでなく「状態の変化(ある状態へ向かう変化)」を表現できます。
・The food went bad.
・食べ物が悪くなった
⇒食べ物が通常の状態から悪い状態になったイメージ
・Her mind went blank.
・彼女は頭が真っ白になった
⇒彼女の頭が通常の状態から真っ白な状態になったイメージ
・She went crazy.
・彼女は頭がおかしくなった
⇒彼女が通常の状態から狂った状態になったイメージ
go:話題の中心から離れる
1.話題の中心から離れる
goのイメージは「あるところから去って離れていく・進行する」なので、そこから「話題の中心から離れる動作」を表現できます。ポイントは「焦点は現場にあり、その現場から離れていくという点」にあります。
・Tama has gone.
・タマは死んでしまった
⇒タマの魂がこの世から離れていったイメージ
・She has to go home.
・彼女は家に帰らなくちゃ
⇒彼女が今いる場所から離れていくイメージ
・The spring has gone quickly.
・春は足早に過ぎ去っていった
⇒春が現在から離れていったイメージ
go:ある状態が進行していく
1.ある状態が進行していく
goのイメージは「あるところから去って離れていく・進行する」なので、そこから「ある状態が進行していく様子」を表現できます。
・Her eyesight is going.
・彼女の視力が弱まってきている
⇒彼女の視力が今の状態から悪い状態へと進行しているイメージ
・Everything is going well.
・全て上手くいっているよ
⇒全ての状況が良い方向へ進行しているイメージ
また、「ある状態が進行していく様子」から派生して「ある状態が通用する(進行できる)様子」も表現することが可能です。
2.ある状態が通用する(進行できる)
・US dollar goes everywhere.
・米ドルはどこでも通用する
⇒米ドルは世界中のどこでも通用するイメージ
・This color will go with your shirt.
・この色があなたのシャツに似合いそうだよ
⇒この色があなたのシャツには似合うイメージ
goのイメージ ⇒ goのイメージを掴んで英会話の幅を広げよう!
goとcomeの感覚
goのイメージは「ある地点から去って離れていく・進行する」ですが、comeのイメージは「話題の中心へやって来る」になります。
●話題の中心から離れていく
・I’m going.
・どこかへ行く
⇒ある地点から離れる(どこかへ行く)
●話題の中心へやって来る
・I’m coming.
・そちらへ行く
⇒話題の中心にやって来る(そちらへ行く)
日本語訳に引きずられると「come=来る」なので勘違いしてしまいますが、英語の場合、話題の中心へ向かう場合は「come」、ある地点から離れる場合は「go」を使います。
なので、「誰かに呼ばれて行く(相手のいる場所へ向かう)」場合は、日本語訳とは違い「I’m coming.(今行きます)」となるのがポイントです。
goの文型
基本5文型 | 品詞(句・節など) | 一般的な日本語訳 |
第一文型 (S+V) |
go go to + 名詞 go + 副詞 go + 動名詞 |
行く・進む・離れるなど ~に行くなど ~に行くなど ~しに行くなど |
第二文型 (S+V+C) |
go + 形容詞 | Cになるなど |
goは第一文型と第二文型に使うことができます。第一文型と第二文型には「目的語」が必要ないため、動詞の分類としては「自動詞」になります。
第一文型(S+V)
基本5文型 | 品詞(句・節など) | 一般的な日本語訳 |
第一文型 (S+V) |
go go to + 名詞 go + 副詞 go + 動名詞 |
行く・進む・離れるなど ~に行くなど ~に行くなど ~しに行くなど |
第一文型は「主語の単純な動作を表現する文」を作ります。
基本的にgoは「話題の中心から離れていく主語の単純な動作」を表します。なので、主に以下の3つを表現できます。
1.ある地点へ向かう
2.話題の中心から離れる
3.ある状態が進行していく
go「行く・進む・離れる」など
・I’ll go with you.
・一緒に行きます
⇒ある地点へ向かうイメージ
・Tama has gone.
・タマは死んでしまった
⇒ある地点(この世)から離れていったイメージ
・This machine doesn’t go.
・この機械が動かない
⇒動かない状態(ある状態)が進行しているイメージ
goというと「行く」という意味が一般的ですが、その意味は「あるところから去って離れていく・進行する」というイメージから生まれています。
go to + 名詞(~に行く)
・They go to Tokyo.
・彼らは東京へ行きます
⇒東京へ向かうイメージ
・She goes to school.
・彼女は学校へ向かっている
⇒学校へ向かっているイメージ
・She goes to bed.
・彼女は床についた
⇒ベッド(睡眠)に向かうイメージ
第一文型なので、文字通り「主語の単純な動作」を表現しています。一般的によく使われる表現なので簡単ですね。
go + 副詞(~に行く)
・He goes outside.
・彼は外出してます
⇒家から離れているイメージ
・The pain will go away soon.
・痛みはすぐ治まるでしょう
⇒痛みが離れていくイメージ
・The sales are going up.
・売り上げが上がっている
⇒売り上げが現状から離れていくイメージ
goは「行く」という意味が一般的に知られていますが、「あるところから去って離れていく・進行する」というイメージを意識することで、上記のようにいろいろな意味に応用することができます。
go + 動名詞(~しに行く)
・They go hiking.
・彼らはハイキングに行きます
⇒ハイキングをしている状態へ向かうイメージ
・She went fishing.
・彼女は釣りに行った
⇒釣りをしている状態へ向かうイメージ
・They went skiing.
・彼らはスキーに行った
⇒スキーをしている状態へ向かったイメージ
動名詞と一緒に使うと「その動作を行っている状態(地点)へ向かっている」と表現することができます。
第二文型(S+V+C)
基本5文型 | 品詞(句・節など) | 一般的な日本語訳 |
第二文型 (S+V+C) |
go + 形容詞 | Cになるなど |
第二文型は「主語の状態を説明する文」を作ります。
goは第二文型にも使うことができます。その際は「Cになる」という意味になり、第一文型と同じように主に以下の3つを表現できます。
1.ある地点へ向かう
2.話題の中心から離れる
3.ある状態が進行していく
go + 形容詞(Cになる)
・He has gone crazy.
・彼はイカれてしまった
⇒今の状態からイカれた状態へ進行したイメージ
・The video went viral.
・その動画はバズった
⇒通常の状態からバズった状態へ進行したイメージ
・He went blind.
・彼は盲目になった
⇒見えている状態から見えていない状態へ進行したイメージ
イメージとしては「元の状態から別の状態へ離れていくイメージ」です。感覚的にも掴みやすいので簡単ですね。
goを使った英語表現 ⇒ 便利だけど間違えやすい「go」を使った6つの表現!
goの離れていく感覚
以下のように、goはいろいろな意味に訳すことができますが、どんな意味になるにせよ「ある場所から去って離れてく・進行する感覚」は生きています。
・I’ll go with you.
・一緒に行きます
⇒今いる場所を去って離れていく感覚
・The pain will go away soon.
・痛みはすぐ治まるでしょう
⇒痛みが去って離れていく感覚
・The sales are going up.
・売り上げが上がっている
⇒売り上げが今の状態から去って離れていく感覚
・He has gone crazy.
・彼はイカれてしまった
⇒彼の状態が今の状態を去って離れていく感覚
・The video went viral.
・その動画はバズった
⇒動画が今の状態を去って離れていく感覚
・He went blind.
・彼は盲目になった
⇒彼の視力が今の状態を去って離れていく感覚
もし、goが使われている文を見て全体の意味が分からなかった場合は、「ある場所から去って離れてく・進行するイメージ」を思い出して、ピッタリ来る日本語訳を考えてみてくださいね。
goを使った表現
基本5文型 | 品詞(句・節など) | 一般的な日本語訳 |
未来形 | be going to + 動詞の原型 | SがVする |
be going to「SがVする(未来形)」
be going toは「決まってはいるが準備が終わっていない未来」に使われます。学校の授業など習う代表的な未来形なので、ご存知の方も多いですよね。
・He is going to have a cat.
・彼は猫を飼うつもりです
⇒猫を飼うことは決めたが、まだ準備はしていない
・I’m going to study abroad next yaer.
・私は来年留学する予定です
⇒留学することは決めたが、まだ準備はしていない
・She is going to get married him.
・彼女は彼と結婚する予定だ
⇒婚約はしているが、まだ準備はしていない
この未来形のポイントは「決定事項だが準備は終わっていない」という点です。感覚的には「そうしようと決めて動き出している、そうしようと決めて動き始めようとしている」といった感じですね。
goを使った熟語やイディオム
熟語・イディオム | goの表現 | 一般的な日本語訳 |
go | go about go around go after go by go for go on go out go through go under go without go over |
広まる・歩き回るなど 広がる・歩き回るなど ~を追いかけるなど ~の側を通り過ぎるなど ~に出かけるなど ~し続ける・起こるなど (男女が)外出するなど ~を通り抜ける・経験するなど 沈む・失敗する・破産するなど ~なしですます 調べる・確認するなど |
最後に、よく使われる「goを使った熟語」をまとめてみました。せっかくなので、例文とイラストを交えてご紹介しようと思います。
go about「広まる・蔓延する・歩き回る」など
1.go about「広まる・蔓延する」など
・A rumor is going about that she is having an affair.
・彼女が不倫しているという噂が流れている
⇒不倫しているという噂が周辺に進行するイメージ
・I got a virus which has been going about china.
・中国で流行しているウイルスに感染しました
⇒中国内で進行しているウイルスのイメージ
2つのイメージ「go:進行する」+「about:周辺」で「広まる・蔓延する」などの意味になります。感覚的には「周辺に進行する感覚」です。
2.go about「歩き回る」など
・He always goes about criticizing others.
・彼はいつも他人を批判して回っている
⇒他人を批判しながら周囲を進行しているイメージ
・We can go about the remains and explore.
・私たちは遺跡を歩き回って探検することができます
⇒私たちが遺跡を周辺も含めて進行しているイメージ
2つのイメージ「go:進行する」+「about:周辺」で「歩き回る」などの意味になります。感覚的には「周囲を進行する感覚」ですね。
3.go about「~に取り掛かる・~し始める」など
・She goes about geting a job.
・彼女は就職活動をしている
⇒彼女が就職活動に取り掛かっているイメージ
・He went about repairing the roof.
・彼は屋根の修理に取り掛かった
⇒彼は屋根の修理に取り掛かっているイメージ
イメージの掛け合わせ「go:進行する」+「about:に従事して・に取りかかって」で「~に取り掛かる・~し始める」などの意味になります。感覚的には「何かに従事する感覚」です。
go around「広がる・~を回る・~を巡る」など
1.go around「広がる・行き渡る」など
・There is a bad rumor going around about him.
・彼について悪い噂が広まっている
⇒悪い噂が周辺に進行していくイメージ
・I heard that flu is going around.
・インフルエンザが流行っていると聞いた
⇒インフルエンザが周辺に進行していくイメージ
・There are enough drinks to go around.
・全員に行き渡るだけの飲み物があります
⇒飲み物が周辺に進行していくイメージ
イメージの掛け合わせ「go:進行する」+「around:ぐるっと囲む」で「広がる・行き渡る」などの意味になります。感覚的には「周りに進行する感覚」です。
2.go around「~を回る・~を巡る」など
・The moon goes around the earth.
・月は地球の周りを巡る
⇒月が地球の周りを進行しているイメージ
・They are going around the palace.
・彼らは宮殿の周りを回っています
⇒彼らが宮殿の周りを進行しているイメージ
・I like to go around Harajuku.
・私は原宿を巡るのが好きです
⇒私が原宿とその周りを進行するイメージ
イメージの掛け合わせ「go:進行する」+「around:ぐるっと囲む」で「~を回る・~を巡る」といった意味になります。感覚的には「周りを進行している感覚」です。
go aboutとgo aroundの違い
両方とも「広まる」や「歩き回る」といった意味煮を生み出しますが、これら2つの語句は「使われている前置詞」の分だけニュアンスが異なります。
●前置詞aboutとaroundのイメージ
・about
・周辺
⇒周辺に広がる感覚
・around
・ぐるっと囲む
⇒ぐるっと広まる感覚
なので、例えば「月は地球の周りをめぐる(The moon goes around the earth.)」のような文では「around:ぐるっと囲む」が使われます。
go after「~を追いかける・狙う・目指す」など
1.go after「~を追いかける」など
・He is always going after girls.
・彼はいつも女子を追い掛け回している
⇒彼が女の子の後ろを追随しているイメージ
・I don’t go after people who leave me.
・去る者は追わず
⇒去る者は追随しないイメージ
・He went after her.
・彼は彼女を追いかけた
⇒彼が彼女の後ろを追随したイメージ
イメージの掛け合わせ「go:進行する」+「after:後についていく」で「~を追いかける」などの意味になります。感覚的には「何かを追随する感覚」です。
2.go after「~を追い求める・狙う・目指す」など
・He goes after his dream.
・彼は自分の夢を追いかけています
⇒彼が自分の夢を追いかけるイメージ
・He goes after a new career.
・彼は新しいキャリアを追い求めています
⇒彼が新しいキャリアを追いかけるイメージ
イメージの掛け合わせ「go:進行する」+「after:後についていく」で「~を追い求める・狙う・目指す」などの意味になります。感覚的には「何かを追随する感覚」です。
go by「~で行く・~のそばを通り過ぎる・時間が経つ」など
1.go by「~で行く」など
・Let’s go by car.
・車で行こう
⇒車を使って行くイメージ
・I’ll go there by myself.
・一人でそこに行きます
⇒自分自身で行くイメージ
イメージの掛け合わせ「go:進行する」+「by:~を経由して(手段)」で「~で行く」などの意味になります。感覚的には「何かを使って行く感覚」です。
2.go by「~のそばを通り過ぎる」など
・The taxi went by me.
・そのタクシーは私のそばを通り過ぎた
⇒タクシーが私の側を進行したイメージ
・The parade went by my office.
・パレードは私のオフィスの前を通りました
⇒パレードが私のオフィスの側を進行したイメージ
イメージの掛け合わせ「go:進行する」+「by:側」で「~のそばを通り過ぎる」などの意味になります。感覚的には「~のそばを行く感覚」です。
・Don’t let a chance go by.
・チャンスを逃すな
⇒チャンスの側を通るな(チャンスを逃すな)
また、そばを通るの派生から「逃す・見逃す」という意味にもなるので、合わせて覚えておきましょう。
3.go by「時間が経つ」など
・Five years went by after graduation.
・卒業してから5年が経った
⇒自分たちの傍らを時間が過ぎて行ったイメージ
・Holiday went by quickly.
・休日はすぐに過ぎ去った
⇒自分の傍らを休日が過ぎて行ったイメージ
イメージの掛け合わせ「go:進行する」+「by:側」で「時間が経つ」などの意味になります。感覚的には「時間が側を通っていく感覚」です。
4.go by「~に従う」など
・They went by the rules.
・彼らは規則に従った
⇒規則に沿って(側を)行ったイメージ
・He wants to go by my conscience.
・彼は良心に従いたい
⇒良心に沿って(側を)行くイメージ
・We shouldn’t go by what the Internet say.
・ネットの言うことを信じるべきではない
⇒ネットの言うことに沿って(側を)行かないイメージ
イメージの掛け合わせ「go:進行する」+「by:~に沿って」で「~に従う」など意味になります。感覚的には「何かに沿って(側を)行く感覚」です。
go for「~に出かける・~を取りに行く・~を好む」など
1.go for「~に出かける」など
・Let’s go for a drink.
・飲みに行こう
⇒飲み(ある方向)を目指して行くイメージ
・He is going to go for a walk.
・彼は散歩に行きます
⇒散歩をする(ある方向)を目指して行くイメージ
・She goes for a jog.
・彼女はジョギングに行く
⇒ジョギング(ある方向)を目指して行くイメージ
イメージの掛け合わせ「go:進行する」+「for:方向(目的地)」で「~に出かける」などの意味になります。感覚的には「ある方向を目指して行く感覚」です。
2.go for「~を取りに行く・目指す・得ようとする」など
・Shall I go for a doctor?
・医者を呼びに行きましょうか?
⇒医者を呼ぶ(ある方向)を目指して行くイメージ
・She is going for a World record.
・彼女は世界記録に挑戦しています
⇒世界記録の更新(ある方向)を目指して行くイメージ
イメージの掛け合わせ「go:進行する」+「for:方向(目的地)」で「~を取りに行く・目指す」などの意味になります。感覚的には「ある方向を目指して行く感覚」です。
また、「頑張れ(go for it.)」という決まり文句もあるので、誰かを応援したい時などに便利なので覚えておきましょう。
3.go for「~を好む・~を選ぶ」など
・She goes for comedy movies.
・コメディー映画が好きです
⇒コメディー映画を選ぶイメージ
・He doesn’t go for those kinds of music.
・彼はそういった種類の音楽を好みません
⇒そういった種類の音楽を選ばないイメージ
・I’ll go for the black tie.
・黒いネクタイにします
⇒黒いネクタイを選ぶイメージ
イメージの掛け合わせ「go:進行する」+「for:方向(目的地)」で「~を好む・~を選ぶ」などの意味になります。感覚的には「ある方向に行く感覚」です。
go on「~し続ける・起こる・始める」など
1.go on「~し続ける・続けて~する」など
・Prices go on rising.
・物価は上がるばかりだ
⇒物価の値上がりが進行し続けるイメージ
・She went on talking about him.
・彼女は彼のことについて話し続けた
⇒彼女は彼のことについて話し続けたイメージ
・She went on to talk about him.
・彼女は続けて彼のことを話し始めた
⇒彼女が続けて彼のことについて話したイメージ
イメージの掛け合わせ「go:進行する」+「on:進行中・続けて」で「~し続ける・続けて~する」などの意味になります。感覚的には「進行を続ける感覚」や「何か続けて何かを進行させる感覚」です。
因みに、動名詞を使った場合は「ing:~し続ける(動作の継続)」、不定詞を使った場合は「to:続けて~する(到達点)」になるので、使い分けていきましょう。
2.go on「起こる・発生する」など
・What’s going on?
・何があったの?
⇒何かが進行しているイメージ
・I am not sure what is going on.
・何が起きているのか全く分からない
⇒何かが進行しているイメージ
イメージの掛け合わせ「go:進行する」+「on:進行中・続けて」で「起こる・発生する」などの意味になります。感覚的には「どんどん進行していく感覚」です。
3.go on「使い始める・始める」など
・The lights went on.
・明かりが点いた
⇒明かりがオンに状態に進めたイメージ
・Go on a strike.
・ストライキに入る
⇒ストライキがオンに状態に進めるイメージ
・I decided to go on a diet.
・ダイエットを始めることを決意した
⇒ダイエットがオンに状態に進めるイメージ
イメージの掛け合わせ「go:進行する」+「on:接触」で「使い始める・始める」などの意味になります。感覚的には「スイッチをオンの状態(接触)に進める感覚」です。
go through「通り抜ける・目を通す・調べる」など
1.go through「通り抜ける」など
・He went through a terrible time.
・彼はひどい時期を過ごした
⇒彼がひどい時期を通過して行くイメージ
・He went through many dangers.
・彼は多くの危機を経験しました
⇒彼がいろいろな危機を通過して行ったイメージ
イメージの掛け合わせ「go:進行する」+「through:通過・貫通・通り抜ける」で「通り抜ける」などの意味になります。感覚的には「通過して行く感覚」です。
・He has gone through with the project.
・彼はそのプロジェクトをやり遂げた
⇒彼がそのプロジェクトを通過して行ったイメージ
また、「go through with(終りまでやり抜く)」という決まり文句もあるので、覚えておくと便利です。
2.go through「目を通す・読む」など
・He went through the manual many times.
・彼はマニュアルを何度も読みました
⇒彼がマニュアルに視線を通したイメージ
・She went through the document.
・彼女はその書類に目を通した
⇒彼女がその書類に視線を通したイメージ
イメージの掛け合わせ「go:進行する」+「through:通して・初めから終わりまで」で「目を通す・読む」などの意味になります。感覚的には「通して行く感覚」ですね。
3.go through「調べる」など
・He went through every drawer.
・彼はすべての引き出しを調べました
⇒彼がすべての引き出しに視線を通したイメージ
・Police went through his record.
・警察は彼の記録を調べた
⇒警察が彼の記録に視線を通したイメージ
イメージの掛け合わせ「go:進行する」+「through:通して・初めから終わりまで」で「調べる」などの意味になります。感覚的には「通して行く感覚」ですね。
4.go through「承認される・成立する」など
・The budget went through.
・予算案が可決しました
⇒予算案が通過したイメージ
・The bill at last went through.
・その法案はついに通過した
⇒法案が通過したイメージ
イメージの掛け合わせ「go:進行する」+「through:通過・貫通・通り抜ける」で「承認される・成立する」といった意味になります。感覚的には「通過する感覚」です。
go over「調べる・検査する・検討する・確認する」など
1.go over「調べる・検査する・検討する・確認する」など
・I will go over the schedule.
・スケジュールを見ていきます
⇒覆うようにスケジュールを見て行くイメージ
・Let’s go over this plan.
・計画を見直そう
⇒覆うように計画を見て行くイメージ
イメージの掛け合わせ「go:進行する」+「over:上のほうを覆う」で「調べる・検査する・検討する・確認する」などの意味になります。感覚的には「覆うように調べる感覚」です。
覆うように見て行くニュアンスになるため、「入念に調べる・注意して見直す・確認する」といった意味になります。
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では「goが使われている表現」をまとめてみましたが、改めてまとめると、goを使った表現って多いですよね?
ですが、どのような文にせよ、goのイメージ「あるところから去って離れていく・進行する」という感覚は常に活きています。
主語とgoの後ろにつづく語句が、どんなに複雑になろうとも「あるところから去って離れていく・進行する」を意識することで、文全体の意味も理解しやすくなりますので、日本語の意味だけでなく、英語本来のイメージも覚えて行くようにしましょう。
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