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徹底解説!runと基本文型!よく使われる熟語やイディオムを例文で紹介!

 

 

今回の記事では「runの文型」や「runを使った熟語やイディオム」をまとめてみました。

英語は動詞ひとつとっても「全体の構造や文脈や他の単語との組み合わせ」で意味が変わるので、慣れていないと難しいですよね?

この記事では、そんなモヤモヤを払拭できるように「runを使った表現」を徹底的に解説してみたので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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runのコアイメージ

 

 

まず、runの英語本来のイメージは「ある方向に連続して真っ直ぐ進む」です。

そんな動詞「run」ですが、自動詞として用いた場合は「主語自身が真っ直ぐ進む」というニュアンスになり、他動詞として用いた場合は「主語が目的語を真っ直ぐ進ませる」というニュアンスになるため、汎用性が高い動詞です。

一般的には「走る」という意味で広く知られている動詞ですが、他にも「沿って走っている・流れる・運行されている・逃げる・ゾクゾクする・枯れる・駆けつける・立候補する・経営する」など、様々な意味を表現することができます。

 

 

●自動詞 ⇒ 主語が真っ直ぐ進む

・(人や物が)走る・逃げる・動く
・(水などが)流れる
・(選挙などに)立候補する
・(染料などが)落ちる・にじむ
・(出来事や状態などが)続く

●他動詞 ⇒ 主語が目的語を真っ直ぐ進ませる

・(会社や施設などを)経営する
・(機械やプログラムなどを)起動する・実行する
・(費用などが)かかる

この「真っ直ぐ進む」というイメージは、人などの生き物だけでなく、物事や会社や計画など、あらゆるものに適用することができます。また「真っ直ぐ」と言っても、文字通り直線とは限らず、愚直になどのニュアンスも含みます。

 

自動詞(run)の場合

(人や物が)走る・逃げる・動く

 

 

runの英語本来のイメージは「ある方向に連続して真っ直ぐ進む」なので、そこから「(人や物が)走る・逃げる・動く」などの意味を表現することができます。

・She runs fast.
・彼女は速く走る
⇒彼女がある方向に連続して真っ直ぐ進むイメージ

・They run away from Tsunami.
・彼らは津波から逃げています
⇒彼らがある方向に連続して真っ直ぐ進むイメージ

・The dog ran at him.
・その犬は彼に襲いかっかった
⇒その犬がある方向に連続して真っ直ぐ進んだイメージ

 


(水などが)流れる

 

 

runの英語本来のイメージは「ある方向に連続して真っ直ぐ進む」なので、そこから「(水などが)流れる」などの意味を表現することができます。

・The water is running.
・水が流れている
⇒水がある方向に連続して真っ直ぐ進むイメージ

・A small stream runs near my house.
・家の近くに小川が流れています
⇒小川がある方向に連続して真っ直ぐ進むイメージ

・Tears ran down her cheeks.
・彼女の頬を涙が流れた

⇒涙がある方向に連続して真っ直ぐ進んだイメージ

 


(選挙などに)立候補する

 

 

runの英語本来のイメージは「ある方向に連続して真っ直ぐ進む」なので、そこから「(選挙などに)立候補する」などの意味を表現することができます。

・Who’s running for the mayor?
・誰が市長選に立候補するの?
⇒誰かがある方向に連続して真っ直ぐ進むイメージ

・He ran for office.
・彼は選挙に立候補した
⇒彼がある方向に連続して真っ直ぐ進んだイメージ

 


(染料などが)落ちる・にじむ

 

 

runの英語本来のイメージは「ある方向に連続して真っ直ぐ進む」なので、そこから「(染料などが)落ちる・にじむ」などの意味を表現することができます。

・The ink always runs.
・そのインクはいつもにじむ
⇒インクがある方向に連続して真っ直ぐ進むイメージ

・The colours ran in my clothing.
・服に色が移ってしまった
⇒色がある方向に連続して真っ直ぐ進んだイメージ

 


(出来事や状態などが)続く

 

 

runの英語本来のイメージは「ある方向に連続して真っ直ぐ進む」なので、そこから「(出来事や状態などが)続く」などの意味を表現することができます。

・The watch has run down.
・時計が止まってしまった
⇒時がある方向に連続して真っ直ぐ進んだイメージ

・Our project runs smoothly.
・私たちのプロジェクトは順調に進んでいます
⇒プロジェクトがある方向に連続して真っ直ぐ進むイメージ

・The musical ran for a year.
・ミュージカルは1年間上演されました
⇒ミュージカルがある方向に連続して真っ直ぐ進んだイメージ

 

他動詞(run)の場合

(会社や施設などを)経営する

 

 

runの英語本来のイメージは「ある方向に連続して真っ直ぐ進む」なので、そこから「(会社や施設などを)経営する」などの意味を表現することができます。

・He runs a company.
・彼は会社を経営しています
⇒会社をある方向に連続して真っ直ぐ進ませるイメージ

・My company runs theme park.
・私の会社はテーマパークを経営しています
⇒テーマパークをある方向に連続して真っ直ぐ進ませるイメージ

・We run a magazine.
・我々は雑誌を刊行している
⇒雑誌の発行をある方向に連続して真っ直ぐ進ませるイメージ

 


(機械やプログラムなどを)起動する・実行する

 

 

runの英語本来のイメージは「ある方向に連続して真っ直ぐ進む」なので、そこから「(機械やプログラムなどを)起動する・実行する」などの意味を表現することができます。

・She runs a new car.
・彼女は新しい車を運転している
⇒車をある方向に連続して真っ直ぐ進ませているイメージ

・He ran the machine.
・彼はその機械を動かした

⇒機械をある方向に連続して真っ直ぐ進ませたイメージ

・He runs a spell check on the computer.
・彼はコンピュータでスペルチェックを実行しています
⇒スペルチェックをある方向に連続して真っ直ぐ進ませるイメージ

 


(費用などが)かかる

 

 

runの英語本来のイメージは「ある方向に連続して真っ直ぐ進む」なので、そこから「(費用などが)かかる」などの意味を表現することができます。

・The cost runs to ten thousand dollars.
・費用は1万ドルに達する

⇒費用がある方向に連続して真っ直ぐ進むイメージ

・Unemployment is running at 20 percent.
・失業率は20パーセントに達している
⇒失業率がある方向に連続して真っ直ぐ進んだイメージ

runは幅広い意味で使われる動詞なので、上記で紹介した意味以外にも様々な意味で用いることができます。ですが、どの意味になるにしても、コアイメージ「ある方向に連続して真っ直ぐ進む」を意識して訳すようにしましょう。

 

runのイメージ ⇒ runのイメージを掴んで英会話の幅を広げよう!

 

 

runの文型

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第一文型
(S+V)
run 動く
※走る・動く・流れるなど
第二文型
(S+V+C)
run + 形容詞 Cになる・Cに変わるなど
第三文型
(S+V+O)
run + 名詞 Oを動かす・経営するなど
※後ろの名詞による
第四文型
(S+V+O1+O2)
run + 名詞1 + 名詞2 O1にO2をかけさせる
※O2には金額(お金)が入る

 

runは「第一文型、第二文型、第三文型、第四文型」に使うことができます。どの文型に使うにせよ「ある方向に連続して真っ直ぐ進む」を意識するようにしましょう。

 

第一文型(S+V)

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第一文型
(S+V)
run 動く
※走る・動く・流れるなど

 

第一文型は「主語の単純な動作を表現する文」を作ります。

runは「ある方向に連続して真っ直ぐ進む」というイメージです。第一文型に使った場合は「主語が動く」といった意味になり、文字通り「主語の単純な動作」を表します。

 


run「走る・動く・流れる」など

 

 

・She runs in a gym.
・彼女はジムで走っています

⇒彼女がある方向に連続して真っ直ぐ進むイメージ

・Don’t keep the water running!
・水を流しっぱなしにするな!

⇒水がある方向に連続して真っ直ぐ進むイメージ

・Our project runs quite well so far.
・プロジェクトは今のところ非常に順調に進んでいます

⇒プロジェクトがある方向に連続して真っ直ぐ進むイメージ

第一文型に「run」を使うと「走る・動く・流す」などの意味になります。訳し方は「主語や後ろに続く語句」によって決まるので、臨機応変に対応しましょう。

 

第二文型(S+V+C)

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第二文型
(S+V+C)
run + 形容詞 Cになる・Cに変わるなど

 

第二文型は「主語の状態を説明する文」を作ります。

runは「ある方向に連続して真っ直ぐ進む」というイメージです。第二文型に使った場合は「Cになる・Cに変わる」などの意味になり、文字通り「Cの状態を説明する文を作ること」ができます。

とはいえ、第二文型で使われることは稀です。なので、まずは他の文型で考えて、どうしても訳すことができなかった場合に、可能性として第二文型を考えてみましょう。

 


run + 形容詞「Cになる・Cに変わる」など

 

 

・She ran third in the race.
・彼女はそのレースで3位になった

⇒彼女がある方向に連続して真っ直ぐ進んだイメージ

・The well has run dry.
・井戸の水が枯れた

⇒水がある方向(枯渇に向かって)に連続して真っ直ぐ進んだイメージ

・Time is running short.
・時間が残り少なくなってきている

⇒時がある方向に連続して真っ直ぐ進むイメージ

第二文型に「run」を使うと「Cになる・Cに変わる」などの意味になります。訳し方は「主語や後ろに続く語句」によって決まります。

 

第三文型(S+V+O)

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第三文型
(S+V+O)
run + 名詞 Oを動かす・経営するなど
※後ろの名詞による

 

第三文型は「主語が何かに動詞の動作の影響を与える文」を作ります。

runは「ある方向に連続して真っ直ぐ進む」というイメージです。第三文型に使った場合は「Oを動かす・経営する」などの意味になり、文字通り「Oに影響を与える文を作ること」ができます。

 


run + 名詞「Oを動かす・経営する」など

 

 

・He runs his own restaurant.
・彼は自分のレストランを経営しています

⇒レストランをある方向に連続して真っ直ぐ進めるイメージ

・He ran a horse in the ranch.
・彼は牧場で馬を走らせた

⇒馬をある方向に連続して真っ直ぐ進めさせたイメージ

・They ran a candidate in an election.
・彼らは選挙で候補者を立てた

⇒候補者をある方向に連続して真っ直ぐ進めさせたイメージ

第三文型に「run」を使うと「Oを動かす・Oを経営する」などの意味になります。こちらの訳し方も「主語や後ろに続く語句」によって決まります。非常に多くの意味を生み出すので、新しい意味に出会ったら覚えていくようにしましょう。

 

第四文型(S+V+O1+O2)

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第四文型
(S+V+O1+O2)
run + 名詞1 + 名詞2 O1にO2をかけさせる
※O2には金額(お金)が入る

 

第四文型は「主語が何かを何かに授受する文」を作ります

runは「ある方向に連続して真っ直ぐ進む」というイメージです。第四文型に使った場合は「O1にO2(お金)をかけさせる」という意味になり、文字通り「O1にO2を授受する文を作ること」ができます。

 


run + 名詞1 + 名詞2「O1にO2(お金)をかけさせる」

 

 

・Traveling all over the world runs you a lot of money.
・世界中を旅行するとたくさんのお金がかかります

⇒人にお金を使わせる(ある方向に連続して真っ直ぐ進ませる)イメージ

・The repair of the roof ran me 5 thousands dollars.
・屋根の修理には5千ドルかかりました

⇒人にお金を使わせた(ある方向に連続して真っ直ぐ進ませた)イメージ

第三文型に「run」を使うと「O1にO2(お金)をかけさせる」という意味になります。第四文型は非常に稀な表現で、基本的に目的語2には「お金(値段・価格)」が置かれます。

 

第四文型(奪う系)の表現

 

 

第四文型は「O1にO2を授受する」という意味の文を作ります。

runと一緒に使う場合には「何かのために人にお金をかけさせる(奪う)」というニュアンスになり、同じ「奪うを意味する動詞」としては、以下の動詞があげられます。

・charge + O1 + O2 ⇒ O1(人)にO2(お金)を「請求する」
・cost + O1 + O2 ⇒ O1(人)にO2(お金)が「かかる」
・deny + O1 + O2 ⇒ O1(人)にO2(物)を「与えない」
・owe + O1 + O2 ⇒ O1(人)からO2(お金)を「借りる」
・save + O1 + O2 ⇒ O1(人)のO2(手間)が「省ける」
・spare + O1 + O2 ⇒ O1(人)のO2(手間)が「省ける」
・run + O1 + O2 ⇒ O1(人)にO2(お金)が「かかる」
・take + O1 + O2 ⇒ O1(人)にO2(時間)が「かかる」

第四文型が使われている文に出会った際に「SがO1にO2を与える」で意味が通らない場合は、その逆の「SがO1にO2を奪う」で考えるようにしましょう。

 

 

runを使った熟語やイディオム

 

 

熟語・イディオム runの表現 一般的な日本語訳
run run across
run against
run away
run into
run on
run out (of)
run over
偶然出会う・偶然見つけるなど
競う・対抗する・(困難に)ぶつかるなど
逃げる・逃走する・失踪するなど
偶然に出会う・衝突する・直面するなど
切れ目なく続く・継続するなど
切らす・使い果たすなど
轢く・サッと見直す・おさらいをするなど

 

最後に、よく使われる「runを使った熟語」をまとめてみました。せっかくなので、例文とイラストを交えてご紹介しようと思います。

 

run across「偶然出会う・偶然見つける」など

1.run across「偶然出会う・偶然見つける」など

 

 

・She ran across an old friend.
・彼女は古い友人に偶然出会った

⇒連続して進んだ結果、交差の位置でぶつかったイメージ

・He ran across her page on facebook.
・彼はフェイスブックで彼女のページを偶然見つけた

⇒連続して進んだ結果、交差の位置でぶつかったイメージ

2つのイメージ「run:ある方向に連続して真っ直ぐ進む」+「across:平面を横切る(十字)」で「偶然出会う・偶然見つける」などの意味になります。感覚としては「真っ直ぐ進んだ結果、交差の位置でぶつかる感覚」ですね。

 

run against「競う・対抗する・(困難などに)ぶつかる」など

1.run against「競う・対抗する」など

 

 

・The yacht runs against the wind.
・ヨットは風に逆らって走る

⇒風に対抗しながら真っ直ぐ進むイメージ

・He runs against his boss.
・彼は上司に対立している

⇒上司に対立しながら真っ直ぐ進むイメージ

2つのイメージ「run:ある方向に連続して真っ直ぐ進む」+「against:圧力をかけて対抗」で「競う・対抗する」などの意味になります。感覚としては「対抗しながら進む・進んでいく感覚」です。

 


2.run against「(困難などに)ぶつかる」など

 

 

・His ship ran against the rocks.
・彼の船は座礁した

⇒進んだ結果、困難なモノや状態にぶつかったイメージ

・He ran against the wall.
・彼は壁にぶつかった

⇒進んだ結果、困難なモノや状態にぶつかったイメージ

2つのイメージ「run:ある方向に連続して真っ直ぐ進む」+「against:圧力をかけて対抗」で「(困難などに)ぶつかる」などの意味になります。感覚としては「真っ直ぐ進んだ結果、困難なモノや状態にぶつかる感覚」です。

 

run away「逃げる・逃走する・失踪する」など

1.run away「逃げる・逃走する・失踪する」など

 

 

・They are running away from Tsunami.
・彼らは津波から逃げています

⇒彼らが真っ直ぐ進んで離れていくイメージ

・They ran away last night.
・彼らは夜逃げした

⇒彼らが真っ直ぐ進んで離れていったイメージ

・He ran away suddenly.
・彼は突然失踪した

⇒彼が真っ直ぐ進で離れていったイメージ

2つのイメージ「run:ある方向に連続して真っ直ぐ進む」+「away:離れる」で「逃げる・逃走する・失踪する」などの意味になります。感覚としては「真っ直ぐ進んで離れていく感覚」です。

 

「逃げる」の英語表現

 

 

英語には「逃げる」を意味する表現がいくつかありますが、それぞれニュアンスが異なります。

・run away ⇒ シンプルにその場から逃げる(永続的に逃げる)
・flee ⇒ 危険を逃れるために逃げる(逃亡)
・run off ⇒ 急いでその場から逃げる(一時的に逃げる)

広い範囲で使えるのは「run away」になるので、困ったら「run away」を使えば問題ありません。

 

run into「偶然に出会う・衝突する・直面する・陥る」など

1.run into「偶然に出会う」など

 

 

・He ran into a bear.
・彼はクマに遭遇した

⇒熊に出会っている状態(外から中)へ真っ直ぐ進んだイメージ

・They run into each other in the library from time to time.
・彼らは時々図書館でばったり会います

⇒出会っている状態(外から中)へ真っ直ぐ進むイメージ

2つのイメージ「run:ある方向に連続して真っ直ぐ進む」+「into:外から中へ」で「偶然に出会う」などの意味になります。感覚としては「出会っている状態(中)へ真っ直ぐ進む感覚」です。

 

「偶然出会う」の英語表現

 

 

英語には「偶然出会う」を意味する表現がいくつかありますが、若干ニュアンスが異なります。

・run across ⇒ 基本的には「物を偶然見つける」に使われることが多い
※人に使った場合は偶然出会う、物に使った場合は偶然見つけるになる

・run into ⇒ 基本的には「人を偶然見つける」に使われることが多い
※人に使った場合は偶然出会う、物に使った場合は物に衝突するになる

感覚としては「run across:(物を)偶然見つける」で「run into:(人に)ばったり会う」といった感じですね。

今回紹介した語句「run across」も「run into」も「人・物の両方に使うことが可能」ですが、主に人にばったり会うを意味する「run into」を物に使った場合は「偶然出会う」という意味ではなく「物に衝突する」という意味になるので注意しましょう。

 


2.run into「衝突する・直面する・陥る」など

 

 

・A car ran into my car.
・車が私の車に突っ込んできた

⇒車が外から中(私の車)に真っ直ぐ進んできたイメージ

・My elbow ran into a desk.
・肘が机にぶつかった

⇒肘が外から中(机)に真っ直ぐ進んできたイメージ

・They run into a basic problem.
・彼らは根本的な問題に突き当たっていた

⇒彼らが外から中(根本的な問題)に真っ直ぐ進んできたイメージ

2つのイメージ「run:ある方向に連続して真っ直ぐ進む」+「into:外から中へ」で「衝突する・直面する・陥る」などの意味になります。感覚としては「モノや状態が外から中へ真っ直ぐ進む感覚」です。

・A thorn ran into my finger.
・指にトゲが刺さった
⇒トゲが外から中(指)に真っ直ぐ進んできたイメージ

・Sales of this product will run into a billion yen.
・この製品の売上は10億円に達っするでしょう
⇒この製品の売上が外から中(10億円)に真っ直ぐ進んできたイメージ

この他にも、上記のように「刺さる・流し込む・中に通す・(損益・数量)に達する」などにも使えます。

 

run on「切れ目なく続く・継続する」など

1.run on「切れ目なく続く・継続する」など

 

 

・She run on for an hour.
・彼女は一時間走り続けた

⇒真っ直ぐ進み続けたイメージ

・The story is running on.
・物語は続いていく

⇒物語が真っ直ぐ進み続けるイメージ

2つのイメージ「run:ある方向に連続して真っ直ぐ進む」+「on:進行中・続けて」で「切れ目なく続く・継続する」などの意味になります。感覚としては「真っ直ぐ進み続ける感覚」です。

 

run out (of)(物などを)切らす・使い果たす」など

1.run out (of)「(物などを)切らす・使い果たす」など

 

 

・She ran out of money.
・彼女はお金を使い果たした

⇒ある状態の外へ進む

・They never run out of things to talk about.
・彼らの話は尽きない

⇒ある状態の外へ進む

・Time is running out.
・時間は残り少ない

⇒時間が切れるまで真っ直ぐ進むイメージ

・I’ve run out of my patience.t.
・もう我慢の限界です

⇒気持ちが切れるまで真っ直ぐ進んだイメージ

・Our contract will run out next month.
・我々の契約は来月で切れてしまいます

⇒契約が切れるまで真っ直ぐ進むイメージ

2つのイメージ「run:ある方向に連続して真っ直ぐ進む」+「out:消えて・切れて」で「(物などを)切らす・使い果たす」などの意味になります。感覚としては「消える・切れるまで真っ直ぐ進む感覚」です。

 

run over「轢く・サッと見直す・読み返す・おさらいをする」など

1.run over「轢く」など

 

 

・He was almost run over.
・彼は轢かれそうになった

⇒彼の上を超えて真っ直ぐ進んでいく

・She was run over by bicycle.
・彼女は自転車に轢かれた

⇒彼女の上を超えて真っ直ぐ進んでいく

2つのイメージ「run:ある方向に連続して真っ直ぐ進む」+「over:上に弧」で「轢く」などの意味になります。こちらは文字通り「上を超えて真っ直ぐ進んでいく」なので簡単ですね。

 


2.run over「サッと見直す・読み返す・おさらいをする」など

 

 

・I ran over the report.
・私は報告書に目を通した

⇒報告書を覆うように真っ直ぐ進んだ(読んだ)イメージ

・She ran over her notes.
・彼女はメモを読み返した

⇒メモを覆うように真っ直ぐ進んだ(読んだ)イメージ

2つのイメージ「run:ある方向に連続して真っ直ぐ進む」+「over:上に弧」で「サッと見直す・読み返す・おさらいをする」などの意味になります。

また、「リハーサルをする・練習をする」など、読むだけでなく「実際に動作を伴う際」にも使えます。文字通り「上を超えて真っ直ぐ進んでいく」なので分かりやすいですね。

 

いかがでしたでしょうか?

 

今回の記事では「runが使われている表現」をまとめてみましたが、紹介しきれないほど様々な意味があります。

ですが、どのような意味になるにせよ、runのイメージ「ある方向に連続して真っ直ぐ進むる」という感覚は常に生きています。

英語はイメージが非常に重要な言語ですので、日本語の意味だけでなく「英語本来のイメージ」も覚えるようにしましょう。

 

 

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