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動詞「run」の意味と使い方!英語のイメージを掴んで英会話の幅を広げよう!

 

 

動詞の「run」と言えば、一般的には「走る」という意味でお馴染みですよね?

実際、動詞「run」は日本語で言うところの「走る」という意味で使われていますが、その日本語訳は「run」のイメージから生みだされた意味の1つにすぎません。では、他に「run」には、どのような使い方があるのでしょうか?

今回の記事では「runのイメージと正しい使い方」を解説していきます。

 

 

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「runのイメージ」

 

 

まず、「run」のイメージですが「ある方向に連続してまっすぐ進む」になります。

この「ある方向に連続してまっすぐ進む」というイメージから、よく使われる「走る」という意味が生まれています。そしてこの「まっすぐ進む」は、人などの生き物だけでなく、物事や会社や計画など、あらゆるものに適用することができます。

 

では、せっかくなので、例文とイラストを使って、より深く「runのイメージ」を理解していきましょう。

・He runs in the park.
・彼はその公園を走ります
⇒彼が公園の中をまっすぐ進むイメージ

・This bus runs all night.
・このバスは一晩中運行する
⇒バスが夜の間もまっすぐ進む(運行している)イメージ

・The river runs through the forest.
・その川は森の中を流れる
⇒川が森の中をまっすぐ進む(連続して流れている)イメージ

 

 

このように、動詞「run」は、一般的に知られている「走る」の他に、「運行する」や「流れる」など様々な意味で用いることができますが、その根本にあるイメージは「ある方向に連続してまっすぐ進む」です。

その「連続してまっすぐ進む感覚」から物理的に進むものだけでなく、「会社の経営」「プログラム」「計画」など、進んでいくイメージがあるものに使うことができます。

・He runs his own company with his friend.
・彼は友達と一緒に会社を経営している
⇒彼が友人と会社の営業をまっすぐ進めるイメージ

・He started to run the program.
・彼はプログラムを実行し始めた
⇒彼がプログラムををまっすぐ進めるイメージ

実際、上の例文のように「進むイメージを持たせることができるモノ」であれば、「run」を使って表現することが可能です。

 

 

「runの使い方(基本編)」

 

 

では、動詞「run」の本来のイメージ「連続してまっすぐ進む」を意識して、簡単な例文を見ながら「正しい使い方」を理解していきましょう。

 

run(走る・運行する・流れる)

・The street runs straight along the river.
・その通りは川に沿ってまっすぐ走っています
⇒通りが川に沿ってまっすぐ伸びているイメージ

・The train was not running today.
・その電車は本日運休だった
⇒その電車がまっすぐ進まない(運行していない)イメージ

・The water is running.
・水が出っ放しです
⇒水が連続してまっすぐ流れるイメージ

 

run(動かす・運営する)

・The engineer ran the machine for a demonstration.
・エンジニアはデモンストレーションのために機械を動かした
⇒エンジニアが機械まっすぐ進むめるイメージ

・She runs a hospital.
・彼女は病院を運営している
⇒彼女が病院の運営をまっすぐ進めるイメージ

 

このように、動詞「run」は「ある方向に連続してまっすぐ進むイメージ」から、数多くの意味を生み出します。なので、日本語訳の「走る」だけに囚われていると使いこなすことができません。また、物理的なものだけに限らず、「連続して進んでいくイメージ」がある場合は使うことができます。

ここで紹介した以上に多くの意味を生み出すことができるので、新しい例文に出会う度にイメージと照らし合わせながら覚えていくようにしましょう。

 

 

「runの使い方(応用編)」

 

 

動詞「run」は「連続してまっすぐ進むイメージ」から、後ろに置く単語によって爆発的に意味を広げることができます。

 

run through(ざっと目を通す・駆け足で~を行う)

・I need to run through this report.
・私はこの報告書にざっと目を通す必要がある
⇒まっすぐ視線を新聞の内容に進めるイメージ

・He ran through the presentation too quickly.
・彼は駆け足でプレゼンを行った
⇒彼がまっすぐプレゼンを進めるイメージ

・He ran through a list.
・彼はリストをざっと調べた
⇒彼がまっすぐリストに目を通して見るイメージ

動詞「run」は前置詞「through」と一緒に使うと「何かにざっと目を通す」や「駆け足で何かを行う」などの意味を持たせることができます。ポイントとして「足早に行う」という意味が付与されるのがあります。

 

run into(偶然~と出会う・~と衝突する)

・I ran into him yesterday at the station.
・昨日、私は駅で彼にばったり会った
⇒私がまっすぐ進んで彼に当たったイメージ

・The car ran into a telephone pole
・その車は電柱に衝突した
⇒車がまっすぐ進んで電柱に当たったイメージ

動詞「run」は前置詞「into」と一緒に使うと「偶然~と出会う」や「~と衝突する」などの意味を持たせることができます。この他にも「~に刺さる」「~の中に通す」「~に陥る」「~に達する」などの意味を生み出すこともできます。

同じように「何かに偶然出くわす」という意味の表現として「come across」という表現があります。「run into」と「come across」の違いは、「run into」はお互いに顔を合わせる感じで出くわすのに対し、「come across」は一方的に見かけるといった感じになります。

因みに、この2つのニュアンスの違いは「run」のイメージである「まっすぐ進む」と「come」のイメージである「あるところからやって来る」のイメージの差から生まれています。

⇒ 動詞「come」の意味と使い方!英語のイメージを掴んで英会話の幅を広げよう!

 

 

run out(使い果たす・売り切れる)

・The batteries have run out.
・電池が切れた
⇒電池がまっすぐ消耗して尽きたイメージ

・Time is running out.
・時間切れになってきた
⇒時間がまっすぐ進んで尽きるイメージ

・This book runs out of stock now.
・この本は現在売り切れです
⇒本がまっすぐ売れて尽きたイメージ

こちらの表現はは「何かが尽きる」や「売り切れる」という意味で使われることが多く、「run out of」のように前置詞「of」がつけられることもあります。ニュアンスとしては「最初からなかったのではなく、まっすぐ進んだ結果、ある状態からない状態へなった」というニュアンスになります。

 

 

「自動詞と他動詞のrun」

 

 

今回の動詞「run」は自動詞と他動詞で異なる意味になる動詞の1つです。この自動詞と他動詞というのは、英語を理解し使いこなすためには必要不可欠な概念なのですが、ざっくりまとめると以下のようになります。

 

●「自動詞」と「他動詞」の違い
・自動詞 ⇒ 主語の動作が何にも影響しない動詞。
(主語の単純な動作なので目的語が必要ない)
・他動詞 ⇒ 主語の動作が何かに影響を与える動詞。
(主語の動作の影響を受ける目的語が必要)

 

せっかくなので、どのように意味が異なるのかを愚弟的に例文を見ながら比べてみましょう。

●自動詞の例文(主語の単純な動作)
・[自動詞] She runs in the park.
・[自動詞] 彼女は公園を走る
⇒彼女が単純に公園を走っている

●他動詞の例文(主語の動作が何かに影響する)
・[他動詞] She run the park.
・[他動詞] 彼女は公園を運営している
⇒彼女の動作が公園に影響した結果、公園を運営するという意味になる

ポイントは自動詞でも他動詞でも「runのイメージ(連続してまっすぐ進む)」は活きているという点です。

 

 

「動画で復習しよう」

 

 

いかがでしたか?「runのイメージ」は掴めましたでしょうか?

この「run」という動詞は「ある方向に連続してまっすぐ進むイメージ」があるので、そのイメージから「走る・流れる・動かす・運営する」など多くの意味を生み出すことができます。また副詞や前置詞と結びつくことで「偶然~と出会う(run into)」「使い果たす(run out)」など爆発的に意味を広げることも可能です。

ですが、どのような意味を生み出すにせよ。根本的にある「run」のイメージ、「ある方向に連続してまっすぐ進む」は生きていますので、そのイメージをベースにしながらいろいろな表現を少しずつ覚えていくようにしましょう。

 

 

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