徹底解説!takeと基本文型!よく使われる熟語やイディオムを例文で紹介!
今回の記事では「takeの文型」や「takeを使った熟語やイディオム」をまとめてみました。
英語は動詞ひとつとっても「全体の構造や文脈や他の単語との組み合わせ」で意味が変わるので、慣れていないと難しいですよね?
この記事では、そんなモヤモヤを払拭できるように「takeを使った表現」を徹底的に解説してみたので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
- 1 takeのコアイメージ
- 2 takeの文型
- 3 takeを使った表現
- 4 takeを使った熟語やイディオム
- 4.1 take advantage of「~を利用する・活用する」など
- 4.2 take after「~に似る・~を真似る」など
- 4.3 take apart「~を分解する・分析する」など
- 4.4 take back「~を取り返す・取り消す」など
- 4.5 take away「~持ち去る・連れ去る・取り除く」など
- 4.6 take care of「世話をする・~に気を付ける・引き受ける」など
- 4.7 take in「~を訪れる・理解する・受け入れる・騙される」など
- 4.8 take off「取りはずす・離れる・飛び立つ・上手く行く」など
- 4.9 take on「引き受ける・帯びる・挑戦する・乗せる」など
- 4.10 take out「取り出す・持ち出す・借りる・取り除く・殺す」など
- 4.11 take to「~に熱中する・習慣にする・移動する」など
- 4.12 take up「取り上げる・取る・始める・再開する」など
takeのコアイメージ
まず、takeの英語本来のイメージは「ひょいっと手に取る」です。
代表的な日本語訳としては「取る」ですが、それだけでなく「様々なとる(取る・採る・撮る・盗る・摂る・録る・捕る…)」を表現することが可能です。
また「取る」以外にも「捕まえる・取得する・掴む・持っていく・受ける・食べる・取り入れる・買う・選ぶ・借りる・乗る・必要とする」など、生み出される意味は数ある動詞の中でも随一の量があるので、新しい表現に出会うたびにコツコツ覚えるのが重要になります。
●ひょいっと手に取る感覚であればOK
1.捕まえる・取得する
2.取る・掴む・持っていく・受ける
3.食べる・取り入れる
4.買う・選ぶ・借りる
5.乗る
6.必要とする
もちろん、コアイメージの「ひょいっと手に取る感覚」があるのであれば、上記のように「とる以外の日本語訳」としても使うことが可能です。
更に「手に取ることができるモノは”物”だけでなく、人でも、概念でも、時間でも、なんでもOK」です。
take(捕まえる・取得する)
takeのイメージは「ひょいっと手に取る」なので、そこから「捕まえる・取得する」などの意味を表現することができます。
・He took a wild boar in a trap.
・彼は罠でイノシシを捕らえた
⇒イノシシをひょいっと捕らえたイメージ
・He was taken prisoner.
・彼は捕虜になった
⇒彼が捕虜としてひょいっと捕らえられたイメージ
・She took first prize at the race.
・彼女はそのレースで1位になった
⇒彼女がレースでひょいっと1位を取ったイメージ
take(取る・掴む・持っていく・受ける)
takeのイメージは「ひょいっと手に取る」なので、そこから「取る・掴む・持っていく・受ける」などの意味を表現することができます。
・She took my hand.
・彼女は私の手を取った
⇒私の手をひょいっと取るイメージ
・Someone took my umbrella.
・誰かが私の傘を持っていった
⇒私の傘をひょいっと取っていくイメージ
・He takes the English lesson.
・彼は英語のレッスンを受けている
⇒英語のレッスンをひょいっと取るイメージ
take(食べる・取り入れる)
takeのイメージは「ひょいっと手に取る」なので、そこから「食べる・取り入れる」などの意味を表現することができます。
・He takes the medicine.
・彼はその薬を摂取している
⇒薬をひょいっと取り入れるイメージ
・She takes a deep breath.
・彼女は深呼吸をしている
⇒空気を内部に取り入れるイメージ
・We took her into the team.
・私たちは彼女をチームに加えた
⇒彼女をチームにひょいっと加えるイメージ
take(買う・選ぶ・借りる)
takeのイメージは「ひょいっと手に取る」なので、そこから「買う・選ぶ・借りる」などの意味を表現することができます。
・She took a ticket for the concert.
・彼女はコンサートのチケットを買った
⇒コンサートのチケットをひょいっと取ったイメージ
・I’ll take this clothe.
・この服をください
⇒色々な服の中からひょいっと取るイメージ
・She took the room for 3 days.
・彼女はその部屋を3日間とった
⇒彼女が数ある部屋の中からひょいっと部屋を取ったイメージ
・I took the road on the right.
・私は道を右へ曲がった
⇒私が左右の道から右の道をひょいっと取ったイメージ
take(乗る)
takeのイメージは「ひょいっと手に取る」なので、そこから「乗る」などの意味を表現することができます。いろいろある交通手段の中から1つを選ぶイメージですね。
・She takes the bus to work.
・彼女はバスで通勤する
⇒あらゆる交通手段の中からバスをひょいっと取ったイメージ
・We take a ship to Europe.
・私たちは船でヨーロッパへ行きます
⇒あらゆる交通手段の中から船をひょいっと取ったイメージ
take(必要とする)
・It takes long to upload.
・アップロードするのに時間がかかる
⇒アップロードに時間を取られるイメージ
・It took a lot of money to do the project.
・そのプロジェクトを行うには大金がかかった
⇒プロジェクトを行うために大金を取られたイメージ
takeは幅広い意味で使われる動詞なので、上記で紹介した意味以外にも様々な意味で用いることができます。ですが、どの意味になるにしても「ひょいっと手に取る」を意識して使うようにしましょう。
takeのイメージ ⇒ takeのイメージを掴んで英会話の幅を広げよう!
takeの文型
基本5文型 | 品詞(句・節など) | 一般的な日本語訳 |
第一文型 (S+V) |
take | 取る・撮るなど ※Sによって意味が変わる |
第三文型 (S+V+O) |
take + 名詞 | Oを取る・要するなど |
take + 名詞 + to 副詞(場所) | Oを場所に連れて行くなど Oで場所に行くなど |
|
第四文型 (S+V+O1+O2) |
take + 名詞1 + 名詞2 | O1にO2を与える O1からO2を奪う(時間など) |
第五文型 (S+V+O+C) |
take + 名詞 + 名詞・形容詞(副詞) take + 名詞 + 前置詞句 |
OにCにする OをCだと思う |
takeは「第一文型、第三文型、第四文型、第五文型」に使うことができます。どの文型に使うにせよ「ひょいっと手に取る」を意識するようにしましょう。
第一文型(S+V)
基本5文型 | 品詞(句・節など) | 一般的な日本語訳 |
第一文型 (S+V) |
take | 取る・撮るなど ※Sによって意味が変わる |
第一文型は「主語の単純な動作を表現する文」を作ります。
takeは「ひょいっと手に取る」というイメージです。第一文型に使った場合は「取る・撮る」などの意味になり、文字通り「主語自身の単純な動作」を表現します。
尚、どのような意味になるかは「主語(前後の語句)」によって決まります。具体的には「主語が火であれば”火がつく”」「主語が映画であれば”映画が録れる”」といった感じですね。
take「取る・撮る(※主語によって決まる)」など
・The movie took very well.
・映画はとてもよく撮れました
⇒映画がとてもよい状態で完成した(よく撮れた)イメージ
・This novel took all over the world.
・この小説は世界中を席巻しました
⇒小説が世界中で人気を取った(世界中で取り上げられた)イメージ
訳し方としては「とる」と訳すよりは「スイッチがオンになる」といった訳し方になります。
例えば、主語が映画なら「映画を撮る(スイッチがオンになる)」、主語が制作物なら「流行る(スイッチがオンになる)」といった感じです。前後の語句の影響を受けるので「話の流れ」に沿って意味を捉えるようにしましょう。
第三文型(S+V+O)
基本5文型 | 品詞(句・節など) | 一般的な日本語訳 |
第三文型 (S+V+O) |
take + 名詞 | Oを取る・要するなど |
take + 名詞 + to 名詞(場所) | Oを場所に連れて行くなど Oで場所に行くなど |
第三文型は「主語が何かに動詞の動作の影響を与える文」を作ります。
takeは「ひょいっと手に取る」というイメージです。第三文型に使った場合は「Oを取る・要する」「Oを場所に連れて行く」などの意味になり、文字通り「Oに影響を与ええる文を作ること」ができます。
take + 名詞「Oを取る・要する」
・He took the book from the shelf.
・彼は本を棚から取り出した
⇒本をひょいっと手に取ったイメージ
・He takes a picture.
・彼は写真を撮ります
⇒写真をひょいっと撮るイメージ
・Please take a seat.
・席に着いてください
⇒席をひょいっと取るイメージ
・We will take him as a new manager.
・我々は彼を新しいマネージャーとして採用します
⇒彼をマネージャーとしてひょいっと採るイメージ
・They took responsibility.
・彼らは責任を取った
⇒責任をひょいっと取ったイメージ
・She takes an exam.
・彼女は試験を受けます
⇒試験をひょいっと取ったイメージ
・He should take a day off.
・彼は1日休みをとるべきだ
⇒休みをひょいっと取るイメージ
基本的に「take + 名詞」で「とる(様々なとる)」という意味を生み出します。手に取るものは「物理的なモノ」でも「非物理的なモノ」でも構いません。
日本語訳は使われている語句によって変わるので、コアイメージの「ひょいっと手に取る」を意識するようにしましょう。
take + 名詞 + to 名詞(場所)「Oを場所に連れて行く・Oで場所に行く」
・She took her dog to the park.
・彼女は犬を公園に連れて行きました
⇒犬をひょいっと取って公園に連れて行ったイメージ
・She took his son to the dental clinic.
・彼女は息子を歯科医院に連れて行った
⇒息子をひょいっと取って歯科医院に連れて行ったイメージ
・We took a train to Kyoto.
・私たちは京都まで電車に乗りました
⇒京都までの交通手段として電車をひょいっと取ったイメージ
基本的に「take + 名詞 + to 名詞」で「Oを場所へ連れて行く・Oで場所に行く」などの意味になります。
takeを使った便利な第三文型の表現
動詞「take」を使った第三文型な表現として「(時間・お金・労力)がかかる」という表現があります。この表現には、仮主語の「it」が使われることが多く、よく使われる表現なので覚えておくと便利です。
●時間がかかる
・It takes 3 hours to go to Osaka.
・大阪までは3時間かかります
⇒時間をひょいっと取る
●お金がかかる
・It takes a lot of money to study abroad.
・留学にはたくさんのお金がかかります
⇒お金をひょいっと取る
●労力がかかる
・Sometimes it takes courage to quit a job.
・仕事を辞めるには勇気が必要な場合もあります
⇒労力をひょいっと取る
上記の文ので使われている「It takes ~ to do」は、決まり文句として非常に便利な表現なので、ぜひ使ってみてくださいね。
第四文型(S+V+O1+O2)
基本5文型 | 品詞(句・節など) | 一般的な日本語訳 |
第四文型 (S+V+O1+O2) |
take + 名詞1 + 名詞2 | O1にO2を与える O1からO2を奪う(時間など) |
第四文型は「主語が何かを何かに授受する文」を作ります。
takeは「ひょいっと手に取る」というイメージです。第四文型で使った場合は「O1にO2を与える」や「O1からO2を奪う(時間など)」など相反する意味になり、文字通り「O1にO2を授受する文を作ること」ができます。
take + 名詞1 + 名詞2「O1にO2を与える」
・She took me the ticket.
・彼女は私にチケットを取ってくれました
⇒彼女が私にチケットをひょいっと取ったイメージ
・He took me a book.
・彼は私に本を持ってきてくれました
⇒彼が私に本をひょいっと取ったイメージ
感覚としては「O1にO2を与える感覚」になります。
take + 名詞1 + 名詞2「O1からO2を奪う(時間など)」
・It took me an hour to receive the ticket.
・そのチケットを受け取るのに1時間かかった
⇒時間がひょいっと取られたイメージ
・It took me an hour to finish my homework.
・宿題を終えるのに1時間かかりました
⇒時間がひょいっと取られたイメージ
・It took me eight hours to climb the mountain.
・私はその山を登るのに8時間かかりました
⇒時間がひょいっと取られたイメージ
感覚としては「O1からO2を奪う(時間など)感覚」です。日本語訳では「かかる」という意味ですね。主に「時間がかかる」ときに使われます。
takeを使った便利な第四文型の表現
動詞「take」を使った第四文型な表現として「(時間)がかかる」という表現があります。この表現には、仮主語の「it」が使われることが多く、よく使われる表現なので覚えておくと便利です。
●時間がかかる
・It takes me 3 hours to finish the work.
・その仕事を終えるには3時間かかります
⇒人から時間をひょいっと取る
・It will take me 3 days to read the book.
・その本を読むのに3日かかります
⇒人から時間をひょいっと取る
決まり文句として「It takes + 人・物 + 時間 + to do」という表現がよく使われます。イメージとしては「人から時間をひょいっと取る感じ」ですね。
第五文型(S+V+O+C)
基本5文型 | 品詞(句・節など) | 一般的な日本語訳 |
第五文型 (S+V+O+C) |
take + 名詞 + 名詞・形容詞(副詞) take + 名詞 + 前置詞句 |
OにCにする OをCだと思う |
第五文型は「主語が何かを何かとみなす文」を作ります。
takeは「ひょいっと手に取る」というイメージです。第五文型で使った場合は「OにCにする」や「OをCだと思う」などの意味になり、文字通り「OをCとみなす文」を作ります。
take + 名詞 + 名詞・形容詞(副詞)「OにCにする」
・He takes his company private.
・彼は会社を非公開にした
⇒会社の状態を株式非公開にした(その状況を取った)イメージ
・Take it easy.
・気楽にやりなよ
⇒気楽な状態としてひょいっと取るイメージ
※この文の「easy」は品詞としては副詞扱いになる
・They took him captive.
・彼らは彼を捕虜にした
⇒彼の状態を捕虜にした(その状態を取った)イメージ
感覚としては「OをCにする感覚」です。
take + 名詞 + 前置詞句「OをCだと思う」
・I take him to be a good singer.
・彼は良い歌手になると思います
⇒「彼=良い歌手になる」と判断したイメージ
・I took him for your father.
・彼が君の父親かと思った
⇒「彼=君の父親かも」と判断したイメージ
・She took it as an insult.
・彼女はそれを侮辱だと受け取った
⇒「それ=侮辱だ」と判断したイメージ
イメージとしては「OをCだと思う」といった感覚になります。前置詞句を使った表現は分類では第五文型に分類できますが、イディオムとして覚えてしまった方が早いと思います。
takeを使った表現
takeの用法 | takeの表現 | 一般的な日本語訳 |
仮主語のit (第三文型・第四文型) |
It takes + 時間・お金・労力 + to It takes + 人・物 + 時間 + to |
(時間・お金・労力)がかかる (時間)がかかる |
仮主語のit(第三文型)
1つ目のtakeを使った表現は、先ほどご紹介した「仮主語のit(第三文型)」です。
●時間がかかる
・It takes 3 hours to go to Osaka.
・大阪までは3時間かかります
⇒時間をひょいっと取るイメージ
●お金がかかる
・It takes a lot of money to study abroad.
・留学にはたくさんのお金がかかります
⇒お金をひょいっと取るイメージ
●労力がかかる
・Sometimes it takes courage to quit a job.
・仕事を辞めるには勇気が必要な場合もあります
⇒労力をひょいっと取るイメージ
この表現は「お金・時間・労力がかかる」という文を作る際に便利です。後述の第五文型の文とは異なり「時間を取られる人(目的語)がいない」ため、一般論を語る際に使われます。
仮主語のit(第五文型)
2つ目のtakeを使った表現は、先ほどご紹介した「仮主語のit(第五文型)」です。
●時間がかかる
・It takes me 3 hours to finish the work.
・その仕事を終えるには3時間かかります
⇒人から時間をひょいっと取るイメージ
・It will take me 3 days to read those books.
・それらの本を読むのに3日かかります
⇒人から時間をひょいっと取るイメージ
この表現は「人の時間が取られる(時間がかかる)」という文を作る際に便利です。前述の第三文型の文とは異なり「時間を取られる人(目的語)がある」ため、目的語が要する時間を表現するのに使われます。
takeを使った熟語やイディオム
熟語・イディオム | takeの表現 | 一般的な日本語訳 |
take | take advantage of take after take apart take back take away take care of take in take off take on take out take over take to take up |
~を利用する・活用するなど ~に似る・~を真似るなど ~を分解する・分析するなど ~を取り返す・取り消すなど ~持ち去る・連れ去る・取り除くなど ~に気を付ける・世話をする・引き受けるなど ~を訪れる・理解する・受け入れるなど ~を取りはずす・離れる・上手く行くなど ~を引き受ける・帯びる・挑戦するなど ~を取り出す・持ち出す・取り除くなど ~を引き継ぐなど ~に熱中する・習慣にする・移動するなど ~に就く・取り上げる・取る・再開するなど |
最後に、よく使われる「takeを使った熟語」をまとめてみました。せっかくなので、例文とイラストを交えてご紹介しようと思います。
take advantage of「~を利用する・活用する」など
1.take advantage of「~を利用する・活用する」など
・He was just taking advantage of you.
・彼はあなたを利用していただけです
⇒あなたをひょいっと手に取るイメージ
・He is taking advantage of my weakness.
・彼は私の弱みにつけ込んでいます
⇒私の弱みをひょいっと手に取るイメージ
・She takes advantage of every opportunity.
・彼女はあらゆる機会を上手に利用します
⇒機会をひょいっと手に取るイメージ
3つのイメージ「take:手に取る」+「advantage:有利な立場から得られる利益・長所」+「of:切っても切れない繋がり」で「~を利用する・~活用する」といった意味になります。
利用すると言っても「上手く利用する(ポジティブ)・つけ込む(ネガティブ)」の両方に使うことができるのがポイントです。
take after「~に似る・~を真似る」など
1.take after「~に似る・~を真似る」など
・She takes after her sister.
・彼女は姉に似ている
⇒姉の容姿をひょいっと取るイメージ
・You should take after your father.
・あなたは父親のように振る舞うべきだ
⇒父親の振る舞いをひょいっと取るイメージ
2つのイメージ「take:ひょいっと手に取る」+「after:対象になるモノの後についていく」で「~に似る・~を真似る」などの意味になります。
因みに、この表現は「after:後ろ(順序)」が後ろに置かれているため、「家族や親戚などの血縁がある人に似ている場合に使える表現」になります。血縁関係のない他人に似ている場合は使えないので注意しましょう。
take apart「~を分解する・分析する」など
1.take apart「~を分解する」など
・He is taking apart his computer.
・彼はコンピューターを分解しています
⇒コンピューターを分解した状態に取るイメージ
・He took apart the watch to repair.
・彼は修理するために時計を分解した
⇒時計を分解した状態に取ったイメージ
2つのイメージ「take:ひょいっと手に取る」+「apart:ばらばら」で「~を分解する」などの意味になります。感覚としては「分解した状態を取る感覚」ですね。
2.take apart「(目に見えないモノ)を分析する」など
・It took two weeks to take apart.
・分析するのに2週間かかりました
⇒目に見えない要素まで分解したイメージ
・I took apart the relationship of them.
・私は彼らの関係性を分析した
⇒彼らの関係性を分析したイメージ
2つのイメージ「take:ひょいっと手に取る」+「apart:ばらばら」で「~を分析する」などの意味になります。感覚的には「目に見えない要素(数学的、化学、文法的など)まで分解して分析する感覚」です。
take back「~を取り返す・取り消す」など
1.take back「~を取り返す・返品する」など
・He took back the book to the library.
・彼はその本を図書館に返した
⇒図書館にあった状態を取ったイメージ
・He can’t take back what he did.
・彼がやったことは取り返せない
⇒昔の状態を取ることはできないイメージ
2つのイメージ「take:ひょいっと手に取る」+「back:後ろ」で「~を取り返す・返品する」などの意味になります。感覚的には「後ろ(元)の状態を取る感覚」です。
2.take back「~を取り消す」など
・Take that back!
・今の言葉を取り消せ
⇒言葉を発言する前の状態を取るイメージ
・She took back her words.
・彼女は発言を取り消した
⇒発言をする前の状態を取ったイメージ
2つのイメージ「take:ひょいっと手に取る」+「back:後ろ」で「~を取り消す」などの意味になります。感覚的には「後ろ(元)の状態を取る感覚」です。
take away「~持ち去る・連れ去る・取り除く」など
1.take away「~持ち去る・連れ去る・取り除く」など
・The burglar took away all the money.
・強盗はお金をすべて持ち去った
⇒お金をひょいっと取って離れる
・Don’t take away this book.
・この本を持ち去ってはいけません
⇒本をひょいっと取って離れるイメージ
・God takes away your sins
・神があなたの罪を取り去る
⇒神があなたの罪をひょいっと取って離れるイメージ
2つのイメージ「take:ひょいっと手に取る」+「away:離れる」で「~を取り返す・返品する・取り除く」などの意味になります。感覚的には「取って離れる感覚」です。
take care of「世話をする・~に気を付ける・引き受ける」など
1.take care of「世話をする・~に気を付ける」など
・She takes care of the plants.
・彼女は植物の世話をします
⇒植物を気にかけている状態を取るイメージ
・Takes care of Pochi.
・ポチのこと頼んだよ
⇒ポチを気にかけている状態を取るイメージ
・Take good care of yourself.
・お体を大切に
⇒体を気にかけている状態を取るイメージ
3つのイメージ「take:ひょいっと手に取る」+「care:気にかける」+「of:切っても切れない繋がり」で「世話をする・~に気を付ける」などの意味になります。感覚としては「気にかけている状態を取る感覚」ですね。
因みに「take care of = 世話をする」という意味で使う際は「親が子どもやペットなどの面倒を見る」というニュアンスなので、誰か客人をもてなす場合やビジネスの場では「take care of」は使いません。
2.take care of「引き受ける・処理する」など
・Let me take care of this.
・ここは私に払わせてください
⇒お勘定を気にかけている状態を取るイメージ
・I will take care of the rest.
・後は私が引き受けます
⇒後処理を気にかけている状態を取るイメージ
3つのイメージ「take:ひょいっと手に取る」+「care:気にかける」+「of:切っても切れない繋がり」で「引き受ける・処理する」などの意味になります。感覚としては「気にかけている状態を取る感覚」ですね。
take in「~を訪れる・理解する・受け入れる・騙される」など
1.take in「~を訪れる・見物する・見に行く」など
・Let’s take in a movie tomorrow.
・明日は映画を見に行きましょう
⇒映画(その空間の中に)ひょいっと入るイメージ
・They take in the snow festival.
・彼らは雪祭りを見物(参加)してます
⇒雪祭り(その空間の中に)ひょいっと入るイメージ
2つのイメージ「take:ひょいっと手に取る」+「in:ある空間の中」で「~を訪れる・見物する・見に行く」などの意味になります。感覚的には「その空間の中にひょいっと入る感覚」ですね。
2.take in「理解する・把握する」など
・I could hardly take in everything he said.
・彼が言ったことをほとんど把握できません
⇒頭の中(空間の中に)ひょいっと取り込むイメージ
・I couldn’t take in her idea.
・彼女の考えは理解できなかったイメージ
⇒頭の中(空間の中に)ひょいっと取り込むイメージ
2つのイメージ「take:ひょいっと手に取る」+「in:ある空間の中」で「理解する・把握する」などの意味になります。感覚的には「頭の中(感性や理解の中)に取り込む感覚」ですね。
3.take in「受け入れる・取り込む」など
・We took in four new recruits.
・我々は4人の新人を採用しました
⇒会社(空間の中に)ひょいっと取り込んだイメージ
・She took in a stray cat.
・彼女は野良猫を引き取りました
⇒彼女の生活圏(空間の中に)ひょいっと取り込んだイメージ
2つのイメージ「take:ひょいっと手に取る」+「in:ある空間の中」で「受け入れる・取り込む」などの意味になります。感覚的には「自分の空間の中に取り込む感覚」ですね。
4.take in「嘘を信じ込む・騙される」など
・He took us in with his story.
・彼は作り話で我々を騙しました
⇒作り話にひょいっと取り込んだイメージ
・She was completely taken in.
・彼女は完全にだまされた
⇒作り話にひょいっと取り込んだイメージ
2つのイメージ「take:ひょいっと手に取る」+「in:ある空間の中」で「嘘を信じ込む・騙される」などの意味になります。感覚的には「嘘の話(思惑の中に)取り込む感覚」ですね。
5.take in「衣服の丈を詰める・縮める」など
・Please take in my pants.
・ズボンの丈を詰めてください
⇒ズボンの丈を自分のサイズの中に取り込むイメージ
・Can you take in this dress?
・このドレスを小さくできますか?
⇒服のサイズを自分のサイズの中に取り込むイメージ
2つのイメージ「take:ひょいっと手に取る」+「in:ある空間の中」で「衣服の丈を詰める・縮める」などの意味になります。感覚的には「服などを自分のサイズに取り込む感覚」です。
ここまで「take in」の意味をいくつか紹介しましたが、これら以外にも多くの使い方があるので、新しい表現に出会ったら、少しずつ覚えていくようにしましょう。
take off「取りはずす・離れる・飛び立つ・上手く行く」など
1.take off「取りはずす・脱ぐ」など
・He took off his shoes.
・彼は靴を脱いだ
⇒靴を離れた状態にしたイメージ
・This train line will be taken off next month.
・この鉄道路線は来月廃止されます
⇒鉄道路線を廃止した状態にするイメージ
・They took off him from the project.
・彼らは彼をプロジェクトから外した
⇒彼をプロジェクトから外した状態にしたイメージ
2つのイメージ「take:ひょいっと手に取る」+「off:離れている(分離)」で「取りはずす・脱ぐ」などの意味になります。感覚的には「離れた状態を取る(離れた状態にする)感覚」です。
この「取り外す・脱ぐ」という意味は非常に幅広く使うことができ、「物をその場所から取り去る・衣服や帽子やアクセサリーなどを外す・計画や仕事やリストから人を外す」など、様々な用途で使うことができます。
2.take off「離れる・飛び立つ・出発する」など
・They took off for NY.
・彼らはNYに向けて出発しました
⇒その場所から離れた状態を取ったイメージ
・He took a week off.
・彼は一週間休みを取った
⇒仕事から離れた状態を取ったイメージ
2つのイメージ「take:ひょいっと手に取る」+「off:離れている(分離)」で「離れる・飛び立つ・出発する・休みを取る」などの意味になります。感覚的には「場所や仕事などから離れた状態を取る感覚」です。
3.take off「上手く行く・動き出す・始動する」など
・Their business was taking off.
・彼らのビジネスは軌道に乗り始めました
⇒昔の状態から離れた状態をひょいっと取たイメージ
・Our new product has really taken off.
・私たちの新製品は本当によく売れています
⇒昔の状態から離れた状態をひょいっと取ったイメージ
2つのイメージ「take:ひょいっと手に取る」+「off:離れている(分離)」で「上手く行く・動き出す・始動する」などの意味になります。これは、その場所から離れる感覚から発展した感覚で「上手く行きだす」といったニュアンスを持ちます。
ここまで「take off」の意味をいくつか紹介しましたが、これら以外にも多くの使い方があり、辞書によっては30以上もの意味が掲載されています。ですが、どの意味になるにしても「単語のイメージは活きている」ので、それらのイメージと文中の意味を基に使い方を掴んでみてください。
take on「引き受ける・帯びる・挑戦する・乗せる」など
1.take on「(仕事や責任を)引き受ける」など
・We take on the new project.
・私たちは新しいプロジェクトに取り組みます
⇒プロジェクトに接触した状態を取るイメージ
・I will take on responsibilities.
・私が責任を負います
⇒責任に接触した状態を取るイメージ
2つのイメージ「take:ひょいっと手に取る」+「on:接触(進行中・続けて)」で「(仕事や責任を)引き受ける」などの意味になります。感覚としては「接触した状態を取る感覚」です。
2.take on「(特徴・様相を)帯びる」など
・She takes on a black expression.
・彼女は暗い表情を帯びている
⇒ある特徴・様相などに接触した状態を取るイメージ
・Take on a flavor of curry.
・カレーの匂いがする
⇒ある特徴・様相などに接触した状態を取るイメージ
2つのイメージ「take:ひょいっと手に取る」+「on:接触(進行中・続けて)」で「(特徴・様相などを)帯びる」などの意味になります。感覚としては「接触した状態を取る感覚」です。
3.take on「挑戦する・挑む」など
・I will take on the TOEIC next week.
・来週TOEICに挑戦します
⇒TOEICに取り組んでいる状態を取るイメージ
・We are going to take on Mt. Everest.
・私たちはエベレストに挑戦するつもりです
⇒エベレストの登頂に取り組んでいる状態を取るイメージ
2つのイメージ「take:ひょいっと手に取る」+「on:接触(対象・前方・~に向かって)」で「挑戦する・挑む」などの意味になります。感覚としては「物ごとに向かっている状態を取る感覚」です。
4.take on「乗せる」など
・The ship takes on fuel.
・その船は燃料を積んでいます
⇒船に燃料が接触している状態(燃料をひょいっと取る)イメージ
・The train takes on a lot of passengers everyday.
・その電車は毎日たくさんの乗客を乗せています
⇒電車に客が接触している状態(乗客をひょいっと取る)イメージ
2つのイメージ「take:ひょいっと手に取る」+「on:接触(進行中・続けて)」で「乗せる」などの意味になります。感覚としては「接触した状態を取る感覚」です。
この他にも様々な意味で使われているので、コツコツ覚えていくようにしましょう。
take out「取り出す・持ち出す・借りる・取り除く・殺す」など
1.take out「取り出す・持ち出す・借りる」など
・She took some money out for shopping.
・彼女は買い物のためにお金を下ろした
⇒預け先からお金を外へ取ったイメージ
・He took me out last night.
・昨夜彼は私を(デートへ)連れ出してくれた
⇒家から私を外へ取ったイメージ
・He took out a book from the library.
・彼は図書館から本を借りた
⇒図書館から本を外へ取ったイメージ
・He took my tooth out.
・彼は私の歯を抜きました
⇒口から歯を外へ取ったイメージ
2つのイメージ「take:ひょいっと手に取る」+「out:内から外へ」で「取り出す・連れ出す・持ち出す・借りる・取り除く」などの意味になります。感覚的には「外に取る感覚」ですね。
2.take out「(人を)やっつける・殺す」など
・They took out all of enemies.
・彼らは敵をすべて排除した
⇒敵を消えた状態にした(排除した)イメージ
・My team took out the championship.
・私のチームは優勝を勝ち取りました
⇒敵チームを消えた状態にした(排除した)イメージ
2つのイメージ「take:ひょいっと手に取る」+「out:消えて・切れて・最後まで」で「(人を)やっつける・殺す」などの意味になります。感覚的には「消えた状態(倒した状態)を取る感覚」です。
3.take out「(保険に)加入する・(ローンを)組む」など
・We took out a housing loan.
・私たちは住宅ローンを組みました
⇒外へお金を引き出すから派生したイメージ
・I took out a life insurance.
・生命保険に加入しました
⇒外へお金を引き出すから派生したイメージ
2つのイメージ「take:ひょいっと手に取る」+「out:内から外へ」で「(保険に)加入する・(ローンを)組む」などの意味になります。この意味は「take out:お金を引き出す」といった意味から派生しています。
take to「~に熱中する・習慣にする・移動する」など
1.take to「~に熱中する・好きになる・習慣にする」など
・I don’t take to ball game.
・私は球技が好きではありません
⇒to以下(球技)をひょいっと取るイメージ
・She has taken to her new school.
・彼女は新しい学校が好きになった
⇒to以下(新しい学校)をひょいっと取るイメージ
・She took to drink.
・彼女は酒の味を覚えた(飲酒の癖がつく)
⇒to以下(酒の味)をひょいっと取るイメージ
・She’s taken to walking after working.
・彼女は仕事の後にウォーキングを始めた
⇒to以下(ウォーキング)をひょいっと取るイメージ
2つのイメージ「take:ひょいっと手に取る」+「to:到達点」で「~に熱中する・好きになる・習慣にする」などの意味になります。感覚的には「到達点(to以下を)取る感覚」です。
2.take to「(避難所)に移動する」など
・The snake took to the bushes.
・蛇は茂みに隠れた
⇒to以下(茂み)をひょいっと取るイメージ
・They took to the lifeboat.
・彼らは救命ボートに乗りました
⇒to以下(救命ボート)をひょいっと取るイメージ
2つのイメージ「take:ひょいっと手に取る」+「to:到達点」で「(避難所)に移動する」などの意味になります。感覚的には「到達点(to以下を)取る感覚」です。
take up「取り上げる・取る・始める・再開する」など
1.take up「取り上げる」など
・We should take up the issue.
・私たちはその問題を取り上げるべきです
⇒問題をひょいっと上へあげるイメージ
・They took up his idea.
・彼らは彼のアイデアを取り上げた
⇒アイデアをひょいっと上へあげたイメージ
2つのイメージ「take:ひょいっと手に取る」+「up:上へ・上に・昇って・高い所に・増える」で「取り上げる」などの意味になります。感覚的には「何かを取り上げる感覚」ですね。
2.take up「(場所・時間・空間)を取る」など
・A lot of photos take up space on my Iphone.
・多くの写真がアイフォンの容量を占めています
⇒データが空間を終わりまで占めたイメージ
・The TV takes up a lot of space in my room.
・テレビが部屋の場所をとっている
⇒テレビが空間を終わりまで占めているイメージ
・I’m sorry to take up your time.
・お時間を割いてしまって申し訳ありません
⇒相手の時間を終わりまで占めたイメージ
2つのイメージ「take:ひょいっと手に取る」+「up:すっかり・完全に・終わりまで」で「(場所・時間・空間)を取る」などの意味になります。感覚的には「終わりまで取るイメージ」です。
3.take up「始める・着手する」
・She took up surfing as a new hobby.
・彼女は新しい趣味としてサーフィンを始めた
⇒趣味としてサーフィンをひょいっと取ったイメージ
・He took up writing blogs.
・彼はブログを書き始めた
⇒ブログを書くという行動をひょいっと取ったイメージ
・They have taken up running to their health.
・彼らは健康のためにランニングを始めました
⇒健康のためにランニングをひょいっと取ったイメージ
2つのイメージ「take:ひょいっと手に取る」+「up:上へ・上に・昇って・高い所に・増える」で「始める・着手する」などの意味になります。感覚的には「いくつかある行動の中から1つを取る感覚」ですね。
この他にも、辞書で調べてみると50以上もの意味が掲載されています。多すぎて全て紹介するのは難しいので、新しい意味に出会ったら、その都度覚えていくようにしましょう。
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では「takeが使われている表現」をまとめてみましたが、紹介しきれないほど様々な意味があります。
ですが、どのような意味になるにせよ、takeのイメージ「ひょいっと手に取る」という感覚は常に活きています。主語とtakeの後ろにつづく語句が、どんなに複雑になろうとも「ひょいっと手に取る」を意識することで、文全体の意味も理解しやすくなります。
英語はイメージが非常に重要な言語ですので、日本語の意味だけでなく、英語本来のイメージも覚えるようにしましょう。
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