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徹底解説!giveと基本文型!よく使われる熟語やイディオムを例文で紹介!

 

 

今回の記事では「giveの文型」や「giveを使った熟語やイディオム」をまとめてみました。

英語は動詞ひとつとっても「全体の構造や文脈や他の単語との組み合わせ」で意味が変わるので、慣れていないと難しいですよね?

この記事では、そんなモヤモヤを払拭できるように「giveを使った表現」を徹底的に解説してみたので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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giveのコアイメージ

 

 

まず、giveの英語本来のイメージは「(何か)を与える」です。

感覚的には、そのまま「何かを与える感覚」なのですが、その与えるモノは「物でも、事でも、概念でも、何でもOK」です。

日本語で「与える」と言えば「何かに何かを与える」といった意味ですが、英語で「give」と言えば、「与える・欲しい・電話をする・手助けをする・時間や割引などが欲しい・教える・うつす」など、広い意味で使うことができます。

 

 

■下記の動詞は「give」の仲間

・tell ⇒ 伝える
・send ⇒ 送る
・pay ⇒ 払う
・teach ⇒ 教える
・ask ⇒ 尋ねる
・show ⇒ 見せる など

なので、上記のように「何かに何かを与える(施す)」を表現する動詞は「全てgiveの仲間」と言えます。日本語にすると多くの意味を生み出す動詞なので、日本語の意味は1つずつ覚えるようにしましょう。

 

give:物理的なモノを与える

 

 

giveのイメージは「(何か)を与える」なので、そこから「与える・あげる・欲しい」などの意味を表現することができます。

・He gave his father the picture.
・彼は父親にその絵をあげた
⇒彼が父にその絵(物理的なモノ)を与えたイメージ

・She gave the deer some food.
・彼女は鹿に餌をあげた

⇒彼女は鹿に餌(物理的なモノ)をあげたイメージ

・Give me something to drink.
・何か飲み物をください

⇒何か飲み物(物理的なモノ)をあげるイメージ

 

give:非物理的なモノを与える

 

 

giveのイメージは「(何か)を与える」なので、そこから「与える・あげる・欲しい」などの意味を表現することができます。

・I’ll give you a call after work.
・仕事が終わったら電話します
⇒電話(非物理的なモノ)をあげるイメージ

・Could you give me a hand?
・手を貸してくれませんか?

⇒助け(非物理的なモノ)をあげるイメージ

・She gave me a smile.
・彼女は私に笑顔をくれました

⇒笑顔(非物理的なモノ)をあげたイメージ

・Give me a second.
・ちょっと待ってください

⇒時間(非物理的なモノ)をあげるイメージ

・Could you give me a discount?
・割引してもらえますか?

⇒割引(非物理的なモノ)をあげるイメージ

 

giveは「与える・あげる」などの意味でお馴染みですが、上記のように「物理的なモノ」だでなく「非物理的なモノ(動作・概念など)」も与えることができます。

 

giveのイメージ ⇒ giveのイメージを掴んで英会話の幅を広げよう!

 

giveの基本は第四文型

 

 

英語は、意味が分かりづらくなるため「長い語句ほど後ろに置かれる傾向」があります。

giveを使った文は「何か(S)が何か(O1)に何か(O2)を与える」という意味の文を作るため、語句が短くなりがちな「O1:与えられる側(代名詞)」1つ目、語句が長くなりがちな「O2:与えられるモノ」は2つ目の目的語となります。

●giveは基本的に第四文型(長い語句は後ろ)

・He gave her a birthday present.
・彼は彼女に誕生日プレゼントをあげた
※代名詞は基本的に短いのでO1の位置に置かれやすい

・He gave a birthday present to her.
・彼は彼女に誕生日プレゼントをあげた
※長い目的語をO1の位置に置くのはイレギュラーな形
※第三文型した場合は「到達点(her)」に焦点が当たっている

giveが基本的に第四文型になるのには、上記のように「短い語句は前、長い語句は後ろ」といった英語特有の理由があるのですね。

第三文型にする場合は、全体を通して「到達点(何かが何かに何かを)に焦点が当たる」ので覚えておきましょう。

 

 

giveの文型

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第一文型
(S+V)
give たわむ・しなる・弾むなど
※やわらぐ系の意味
第三文型
(S+V+O)
give + 名詞
give + 名詞2 + to 名詞1
Oを与える
O1にO2を与える
第四文型
(S+V+O1+O2)
give + 名詞1 + 名詞2 O1にO2を与える

 

giveは「第一文型、第三文型、第四文型」に使うことができます。どの文型になるにせよ、基本は第四文型を基にしています。

 

第一文型(S+V)

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第一文型
(S+V)
give たわむ・しなる・弾むなど
※やわらぐ系の意味

 

第一文型は「主語の単純な動作を表現する文」を作ります。

giveを第一文型で使うと「たわむ・しなる・弾む・やわらぐ」などの意味になります。

なぜ、そういう意味になるのか?には諸説ありますが、「元々占めていたスペースを与えることにる空け渡す感覚」から、そのような意味が生まれています。文字通り「主語の単純な動作」ですね。

第一文型にgiveを使うことは稀ですが、例外的な使い方として覚えておきましょう。

 


give「たわむ・しなる・弾む・やわらぐ」など

 

 

・The frost is giving.
・寒さが和らいできている
⇒元々占めていたスペースを空け渡す

・The new soccer ball gives very well.
・新しいサッカーボールはよく弾む
⇒元々占めていたスペースを空け渡す

・The building is starting to give.
・建物は崩壊しかけている
⇒元々占めていたスペースを空け渡す

・The ice gave under his foot.
・足もとの氷が割れた
⇒元々占めていたスペースを空け渡す

・This mattress gives too much.
・このマットレスはふかふかしすぎる
⇒元々占めていたスペースを空け渡す

基本的に「give(第一文型)」で「たわむ・しなる・弾む・やわらぐ」などの意味になります。数は多くないので1つずつ覚えるようにしましょう。

 

第三文型(S+V+O)

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第三文型
(S+V+O)
get + 名詞
get + 名詞2 + to 名詞1
Oを与える
O1にO2を与える

 

第三文型は「主語が何かに動詞の動作の影響を与える文」を作ります。

giveは「(何か)を与える」というイメージなので、第三文型に使った場合は基本的に「Oを与える/O1にO2を与える」といった意味になり、文字通り「Oに影響を与える文を作ること」ができます。

 


give + 名詞「Oを与える」

 

 

・The president gave a speech.
・大統領がスピーチをした
⇒スピーチ(非物理的なモノ)をあげたイメージ

・He gave $1,000 for that watch.
・彼はその時計に1000ドル払った
⇒お金(物理的なモノ)をあげたイメージ

・My teacher gives an interesting questions.
・先生は面白い問題を出した
⇒問題(非物理的なモノ)をあげたイメージ

giveのコアイメージは「(何か)を与える」なので、文字通り「何かを与える」という意味になります。第三文型で「O2(何に)」を省略する場合は、対象相手が想像できる場合になります。

 


give + 名詞2 + to 名詞1「O1にO2を与える」

 

 

・He gave a present to her.
・彼は彼女にプレゼントをあげた

⇒プレゼント(物理的なモノ)をあげたイメージ

・He gave directions to the station to her.
・彼は彼女に駅までの道順を教えた

⇒情報(非物理的なモノ)をあげたイメージ

・This book gave some inspiration to me.
・この本は私にインスピレーションを与えてくれました

⇒インスピレーション(非物理的なモノ)をあげたイメージ

giveのコアイメージは「(何か)を与える」なので、文字通り「O1を与える」という意味になります。

対象相手「to O2」を後ろに置き、第三文型の文にする場合は「何か:受け手(to 目的語)」に焦点が当たるニュアンスが強くなります。

 

第四文型(S+V+O1+O2)

 

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第四文型
(S+V+O1+O2)
give + 名詞1 + 名詞2 O1にO2を与える

 

第四文型は「主語が何かを何かに授受する文」を作ります。

giveは「(何か)を与える」というイメージなので、第四文型に使った場合、基本的に「O1にO2を与える」といった意味になり、文字通り「O1をO2に授受する文を作ること」ができます。基本的には第四文型がほとんどですね。

 


get + 名詞1 + 名詞2「O1にO2をあげる」

 

 

・She gives her parents a letter.
・彼女は両親に手紙を渡します
⇒手紙(物理的なモノ)をあげるイメージ

・I don’t want to give you a cold.
・あなたに風邪をうつしたくありません
⇒風邪(非物理的なモノ)をあげるイメージ

・He gave us a speech.
・彼は私たちにスピーチをした
⇒スピーチ(非物理的なモノ)をあげるイメージ

 

giveのコアイメージは「(何か)を与える」なので、文字通り「何かが何かに何かを与える」という意味になります。

おすすめの関連記事 ⇒ 第四文型から第三文型への書き換えの法則を徹底解説!

 

第四文型から第三文型への書き換え

 

 

この書き換えに関しては学校の授業でも習ったので、そこまで難しくはないのですが、実は動詞によって方向を表す前置詞を使い分ける必要があります。

●書き換えの際に前置詞「to」を使う場合

○ He gave me a watch.
○ He gave a watch to me.
⇒前置詞「to」が使われる動詞は「give型」と呼ばれる
※あげる動作「give」には受け取る相手が必要

●書き換えの際に前置詞「for」を使う場合

○ He bought me a watch.
○ He bought a watch for me.
⇒前置詞「for」が使われる動詞は「buy型」と呼ばれる
※買う動作「buy」には受け取る相手は必ずしも必要ではない

・to ⇒ 到達地点(到達が前提なので相手が必要な動作)
・for ⇒ 目的地(目的地なので相手が必要ない動作)

この前置詞の違いは、上記のように前置詞のイメージの違いからきており、単純に「相手が必要な動作であればto、一人でできる動作であればforになる」と覚えておきましょう。

 

この他に前置詞「of」を使うケースもあります。数は多くないので覚えてしまいましょう。

●書き換えの際に前置詞「of」を使う場合

○ May I ask you a favor?
○ May I ask a favor of you?
・お願いがあるのですが
⇒動詞「ask」の書き換えの場合は前置詞「of」が使われる

上記の動詞「ask」は代表例ですね。試験でも非常によく見かける書き換えなので覚えておくと便利ですよ。

 

 

giveを使った熟語やイディオム

 

 

熟語・イディオム geyの表現 一般的な日本語訳
give give away
give out
give back
give in (to)
give up (on)
give off
give over
配る・ (秘密など)が漏れるなど
配る・衰える・疲れ果てる・尽きるなど
返すなど
~に屈する・提出するなど
~に見切りをつける・諦めるなど
(におい・熱・光など)を発する
~を引き渡す・我を忘れるなど

 

最後に、よく使われる「giveを使った熟語」をまとめてみました。せっかくなので、例文とイラストを交えてご紹介しようと思います。

 

give away「配る・寄付する・譲る・ (秘密など)が漏れる」など

1.give away「配る・寄付する・譲る」

 

 

・She gave the clothes away.
・彼女はその服を手放した

⇒服を(物理的なモノ)を手放したイメージ

・He gave away the books.
・彼は本を寄付した

⇒本を(物理的なモノ)を手放したイメージ

・The shop gives away some sweets on Halloween day.
・その店はハロウィンにお菓子を配布している

⇒お菓子を(物理的なモノ)を手放したイメージ

2つのイメージ「give:(何か)を与える」+「away:離れる」で「配る・寄付する・譲る」などの意味になります。感覚的には「離れた場所に(何か)を与える感覚」です。

ニュアンスとしては「無料でないモノを無料であげる」が近いです。サンプル品とか景品といった感じですね。

 


2.give away「(秘密など)が漏れる」

 

 

・Don’t give away the secret.
・秘密を漏らしてはいけません

⇒秘密を(非物理的なモノ)を与えたイメージ

・She gave away the ending to the movie.
・彼女は映画の結末を教えてくれた

⇒映画の結末を(非物理的なモノ)を与えたイメージ

2つのイメージ「give:(何か)を与える」+「away:離れる」で「(秘密など)が漏れる」などの意味になります。感覚としては「離れた場所に(何か)を与える感覚」です。

 

give out「動かなくなる・衰える・疲れ果てる・尽きる」など

1.give out「動かなくなる・衰える・疲れ果てる・尽きる」

 

 

・The old clock finally gave out.
・古時計はついに壊れた

⇒時計の動作(非物理的なモノ)が切れたイメージ

・The engine gave out.
・エンジンが壊れてしまった
⇒エンジン(物理的なモノ)が切れたイメージ

・Her legs gave out.
・彼女は足が動かなくなった

⇒足を動かす気力・体力(非物理的なモノ)が切れたイメージ

2つのイメージ「give:(何か)を与える」+「out:消えて・切れて・最後まで」で「動かなくなる・衰える・疲れ果てる・尽きる」などの意味になります。感覚的には「エネルギー・気力・体力などが切れる感覚」です。

 


2.give out「発表する」

 

 

・He was given out to be dead.
・彼が死んだという発表があった

⇒情報を(非物理的なモノ)を外へあげたイメージ

・They gave out the detail of new product.
・彼らは新製品の詳細を発表した

⇒情報を(非物理的なモノ)を外へあげたイメージ

2つのイメージ「give:(何か)を与える」+「out:内から外へ」で「発表する」などの意味になります。感覚的には「外へ(何か)を与える感覚」ですね。

 


3.give out「~を配る」

 

 

・She is giving out pocket tissues.
・彼女はティッシュを配っている

⇒ティッシュを(物理的なモノ)を外へあげたイメージ

・They gave out free meals to victims.
・彼らは被災者に無料の食事を配った

⇒無料の食事を(物理的なモノ)を外へあげたイメージ

・She gave out sample food.
・彼女は試食品を配った

⇒試食品を(物理的なモノ)を外へあげたイメージ

2つのイメージ「give:(何か)を与える」+「out:内から外へ」で「~を配る」などの意味になります。感覚的には「外へ(何か)を与える感覚」ですね。

 

「give away」と「give out」の違い

 

 

句動詞「give away」と「give out」は、どちらも「配る」という意味がありますが、ニュアンスが若干異なります。

●give away(無料ではないモノを無償で配る)

・The shop gives away some sweets on Halloween day.
・その店はハロウィンにお菓子を配布している

⇒離れた場所に(何か)を与える感覚
※有料のモノを(サンプルや景品として)配る

●give out(無料で配る)

・She is giving out pocket tissues.
・彼女はティッシュを配っている

⇒外へ(何か)を与える感覚
※有料か無料かは関係なくモノを配る

この違いは「away(離れて):out(内から外へ)」のイメージの違いから来ています。

 

give back「返す」など

1.give back「返す」

 

 

・He gave the book back to the library.
・彼はその本を図書館に返した

⇒本を(物理的なモノ)を元の場所へあげたイメージ

・When will you give my money back?
・いつお金を返してくれる?

⇒お金を(物理的なモノ)を元の場所へあげるイメージ

2つのイメージ「give:(何か)を与える」+「back:後ろ」で「返す」などの意味になります。感覚的には「元の場所へ(何か)を与える感覚」ですね。

 

give in (to)「~に屈する・負ける・提出する」など

1.give in (to)「~に屈する・負ける」

 

 

・We will not give in to terrorism.
・我々はテロに屈しない

⇒主語(物理的なモノ)を中へあげるイメージ

・I give in.
・降参です

⇒主語(物理的なモノ)を中へあげるイメージ

・I have given in to authority.
・私は権威に屈してしまった

⇒主語(物理的なモノ)を中へあげたイメージ

3つのイメージ「give:(何か)を与える」+「in:~の中」+「to:到達点」で「~に屈する・負ける」などの意味になります。感覚的には「主語を中へあげる感覚」です。何かの中に自分自身を入れる、つまり「屈する」といった感じですね。

ニュアンス的には「どうしようもなくて屈してしまう」といったニュアンスになります。

 


2.give in (to)「提出する」

 

 

・He gave in his resignation to his boss.
・彼は上司に辞表を提出した

⇒辞表(物理的なモノ)を上司に渡したイメージ

・She has to give in her homework.
・彼女は宿題を提出しなければなりません

⇒職代(物理的なモノ)を教師に渡すイメージ

2つのイメージ「give:(何か)を与える」+「in:~の中」で「提出する」などの意味になります。感覚的には「相手(中へ)与える感覚」です。

 

give up (on)「諦める・やめる・終わる」など

1.give up (on)「諦める・やめる・終わる」

 

 

・He finally gave up smoking.
・彼はついに喫煙をやめた

⇒喫煙の終わり(非物理的なモノ)を与えたイメージ

・He never gives up.
・彼は決して諦めません

⇒行動などの終わり(非物理的なモノ)を与えないイメージ

2つのイメージ「give:(何か)を与える」+「up:終わりまで」で「諦める・やめる・終わる」などの意味になります。感覚的には「終わりを与える感覚」です。

 

「give in」と「give up」の違い

 

 

句動詞「give in:負けを認める」と「give up:諦める」は、どちらも「屈服する」という意味ですが、若干ニュアンスが異なります。

●give in(相手に屈して負けを認める)

・We will not give in to terrorism.
・我々はテロには屈しない

⇒相手に屈して負けを認めるニュアンス
※受け入れる・相手の軍門に下る

●give up(努力を途中でやめる)

・He gave up his career.
・彼はキャリアを諦めた

⇒終わりを与えるニュアンス
※自身の努力や行動に自分自身で終わりを与える

この違いは「in(中へ):up(終わりまで)」のイメージの違いから来ています。

・give in ⇒ 相手や外部からの影響でやめる
・give up ⇒ 自身の努力や行動に自分自身で終わりを与える

同じ「負けを認める・諦める」でも上記のように何の影響によるものかが変わるので、覚えておきましょう。

 

give over「~を引き渡す・我を忘れる」など

1.give over「~を引き渡す」など

 

 

・He gave over the company to his daughter.
・彼は会社を娘に譲った

⇒会社(非物理的なモノ)を娘へあげたイメージ

・He gave the suspect over to the police.
・彼は容疑者を警察に引き渡した

⇒容疑者(物理的なモノ)を警察へあげたイメージ

・She has given over the document.
・彼女はその書類を渡しました

⇒書類(物理的なモノ)をあげたイメージ

2つのイメージ「give:(何か)を与える」+「over:上に弧」で「~を引き渡す」などの意味になります。感覚的には「孤を描いた先へ与える感覚」です。

 


2.give over「我を忘れる」など

 

 

・He is given over to gambling.
・彼はギャンブルにふけっている

⇒ギャンブル(非物理的なモノ)を上からを与えるイメージ

・She gives herself over to drink.
・彼女は酒に溺れている

⇒酒(非物理的なモノ)を上からを与えるイメージ

・He gives himself over to his work.
・彼は仕事にふけっている

⇒仕事(非物理的なモノ)を上からを与えるイメージ

2つのイメージ「give:(何か)を与える」+「over:上に弧」で「我を忘れる」などの意味になります。感覚的には「上から覆われるように与えられる感覚」です。

 

いかがでしたでしょうか?

 

今回の記事では「giveが使われている表現」をまとめてみましたが、こうやって改めてまとめると、giveを使った表現って、思ったより多いですよね?

ですが、どのような文にせよ、giveのイメージ「(何か)を与える」という感覚は常に生きています。主語とgiveの後ろにつづく語句が、どんなに複雑になろうとも「(何か)を与える」を意識することで、文全体の意味も理解しやすくなります。

英語はイメージが非常に重要な言語ですので、日本語の意味だけでなく、英語本来のイメージも覚えるようにしましょう。

 

 

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