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動詞「give」の意味と使い方!英語のイメージを掴んで英会話の幅を広げよう!

 

 

動詞の「give」と言えば、一般的には「あげる」という意味でお馴染みですよね?

実際、動詞「give」は日本語で言うところの「あげる」や「与える」と同じ意味で使われることが多い動詞なのですが、その「あげる」や「与える」といった意味は、動詞「give」のイメージから生まれた意味になります。

そこで、今回の記事では「giveのイメージと正しい使い方」をご紹介していきます。

 

 

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「giveのイメージ」

 

 

まず、「giveのイメージ」ですが「(何か)を与える」になります。

感覚的に捉えると「何かが何かに何かを与える」といった感覚になるのですが、その与えるモノは「物でも、事でも、概念でも、何でもOK」です。

また、実際に何かを与えるだけでなく、「何かが何かに何かを施す」という意味でも使うことができます。

 

では、せっかくなので、例文とイラストを使って、より深く「giveのイメージ」を理解していきましょう。

・I gave him a chocolate.
・私は彼にチョコレートをあげた
⇒私が彼にチョコレートという物を与えた

・I gave her a glance.
・私は彼女をチラッと見た
⇒私が彼に「チラ見」という行為を与えた

・He gave her  a lift on his bike.
・彼は彼女をバイクに乗せてあげた
⇒彼が彼女に「バイクの乗せてあげる」という行為を与えた

 

 

こんな感じで、形のあるモノから形の無いモノ、更には行為に至るまで、「何かが何かに何かを与える」というのが「giveのイメージ」になります。

なので、動詞「give」を使う際には、まず「何かが(主語:与える側)」、そして「何かに(目的語:与えられる側)」、更に「何かを(目的語:与えられるモノ)」を文中に組み込むのが基本の形になります。

A(主語:何かが)+ give + B(目的語:何かに) + C(目的語:何かを)

※基本的な文の形は「主語+動詞+目的語+目的語」の「第4文型」になる

 

 

「giveの使い方(基本編)」

 

 

では、giveの本来のイメージ「(何か)を与える」を意識して、簡単な例文を見ながら「正しい使い方」を理解していきましょう。

 

give(あげる・与える)

・She gave him a present.
・彼女は彼にプレゼントをあげた
⇒彼女が彼にプレゼントという括りの物を与えた

・I will give you 50 dollars for this watch.
・その時計を50ドルで買います
⇒その時計のために私はあなたに50ドルを与えます

 

give(提供する)

・Can you give me a hand here?
・これに手を貸してくれませんか?
⇒あなたは私に「手を貸す」という行為を与えてくれますか?

・I can give you two double beds.
・ダブルの部屋が2つ空いています
⇒私はあなたにダブルの部屋を2つ与えられます

・I’ll give you ten minutes to solve the quiz.
・そのクイズを解くのに10分あげます
⇒私はあなたに10分間そのクイズを解く時間を与えます

 

 

give(もたらす・うつす)

・This tree gives fruit.
・この木には実がなる
⇒この木は(周囲に:省略されている)に実を与える

・Does your arm give you pain?
・腕が痛みますか?
⇒あなたの腕はあなたに痛みを与えますか?

・He gave me his cold.
・彼が私に風邪をうつした
⇒彼が私に風邪を与えた

 

give(生み出す)

・2 times 3 gives 6.
・2×3は6
⇒2×3は(私たちに:省略されている)6という結果を与える

・Cows give (us) milk.
・牛は牛乳を出す
⇒牛が(私たちに)に牛乳を与える

・She gave me two kids.
・彼女は私との間に2人の子供をもうけた
⇒彼女が私に2人の子供を与える(産む・もうける)

 

 

 

「giveの使い方(第四文型から第三文型へ)」

 

 

さて、動詞「give」ですが、「(何か)を与える」というイメージの性質上、「主語+動詞+目的語+目的語」の「第四文型」が基本の形になります。

ですが、語順を変えて「第三文型」の文を作ることもできます。

・He gave me a stuffed animal.(第四文型)
・彼は私にぬいぐるみをくれた
⇒He gave a stuffed animal to me.(第三文型)
⇒彼は私にぬいぐるみをくれた

この例文を文法的に分けると、主語は「He(彼は)」、動詞は「give(与える)」、目的語は「me(私に)」「a stuffed animal(ぬいぐるみを)」になるのですが、目的語の語順を入れ替えることによって「He gave a stuffed animal to me.(彼は私にぬいぐるみをくれた)」という文を作ることができます。

その際は、目的語「me(私に)」は、修飾語「to me(私に)」にするのがポイントで、その結果として「第四文型」から「第三文型」への書き換えが成立します。

 

 

「giveの使い方(受動態)」

 

 

また、動詞「give」は「目的語」が2つあるため、2種類の「受動態」の文を作ることができます。

・He gave me a stuffed animal.
・彼は私にぬいぐるみをくれた
⇒I was given a stuffed animal by him.
・私は彼にぬいぐるみを与えられた
⇒A stuffed animal was given to me by him.
・本は彼によってぬいぐるみに与えられた

その際、「目的語(人)を主語にする場合」と「目的語(物)を主語にする場合」とで、前置詞「to」の有無が重要になるのですが、それには理由があります。

せっかくなので、その理由を見ていきましょう。

英語を理解する上で、重要になるのが語順なのですが、英語は情報を付け加えていく言語なので、聞き手には「語順通りに情報」が入ってきます。

なので、受動態にした際にも「情報の流れ」を意識する必要があり、その結果として、物を主語にした際には前置詞が必要になります。

 

どういうことか「3つの文の情報の流れ」を比べながら見てみましょう。

・He gave me a stuffed animal.
・彼は私にぬいぐるみをくれた
⇒情報の流れは「人(me)」から「物(a stuffed animal)」になっている

I was given a stuffed animal by him.
・私は彼にぬいぐるみを与えられた
⇒情報の流れは「人(I)」から「物(a stuffed animal)」になっている

A stuffed animal was given to me by him.
・ぬいぐるみは彼によって私に与えられた
⇒情報の流れは「物(a stuffed animal)」から「人(me)」になっている

見比べてみると「情報の流れ」が「人を主語の受動態を作った時」と「物を主語に受動態を作った時」とで、変わってしまっているのが分かりますよね?

この「情報の流れ」を正しい流れに戻すために、前置詞が一役買っているという訳なのですね。

少し難しい理論なのですが、前置詞が必要な理由が分かっていれば、理論的に説明することができるので、理解が深まると思います。

英語は語順がとても重要な言語です。語順によって情報の伝わり方が変わってきますので、語順には気を配っていくようにしましょう。

 

 

「動画で復習しよう」

 

 

いかがでしたか?「giveのイメージ」は掴めましたでしょうか?

この「give」という動詞は「何かが何かに(何かを)与えるというイメージ」があります。そんなに難しいイメージではないので、基本動詞としては、比較的簡単な部類に入る動詞ですが、「第四文型から第三文型に書き換える場合」や「物を主語に受動態を作る場合」には「情報の流れ」を意識するようにしましょう。

 

 

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