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これで完璧!前置詞「with」の4つの意味と使い方!英語のイメージで表現の幅を広げよう!

 

 

前置詞の「with」と言えば、一般的には「~と一緒」という意味でお馴染みですよね?

実際、前置詞「with」は日本語で言うところの「~と一緒」という意味で使うことができますが、それは前置詞「with」のイメージから生みだされた意味の1つにすぎません。では、他に「with」には、どのような使い方があるのでしょうか?

今回の記事では「withのイメージと正しい使い方」を例文とイラストでじっくり解説していきます。

 

 

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「withのイメージ」

 

 

前置詞「with」のイメージですが「共に」になります。

この「共に」というイメージは「付随・所有・道具・同意・強調・勤め・状況・原因・関連」など、「何かと何かが共に存在している感覚」があるのであれば、物理的なモノだけでなく、非物理的なモノにも使うことができます。

 

●前置詞「with」は「共に」のイメージ
・go with you⇒ あなたと一緒に行く
・agree with you ⇒ あなたに賛成
・write it down with a pen ⇒ ペンでそれを書き取る
・take a day off with a flu ⇒ インフルエンザで休む
・covered with snow ⇒ 雪で覆われる
・talk to me with smile ⇒ 笑顔で話す
・be angry with you ⇒ あなたに腹を立てる
※共にのイメージから「付随・所有・道具・同意・強調・勤め・状況・原因・関連」などを表現できます。

 

さて、そんな風に「共に」というイメージがある前置詞「with」ですが、大きく4つの用途に分けることができます。

1.所有・同伴・関連を表す「with」
2.道具・原因を表す「with」
3.状況を表す「with」
4.対象・対立・対比を表す「with」

では、せっかくなので、それぞれのか使い方を例文とイラストを交えながら見ていきましょう。

 

 

所有・同伴・関連を表す「with」

 

 

1つ目の「with」は「所有・同伴・関連を表すwith」です。具体的な例をあげると「傘を持っていく」や「あなたと一緒に行く」や「ネクタイとシャツがよく似合う」といった感じで「方所有・同伴・関連」を表します。

 

 

・Take an umbrella with you.
・傘を持っていきなさい

⇒傘と共に(所有)

・I’ll go with you.
・あなたと一緒に行きます

⇒あなたと共に(同伴)

・I like the girl with long hair.
・私はロングヘア―の子が好きです

⇒長い髪と共に(所有)

・I agree with you.
・君に賛成です

⇒君の意見と共に(同意)

・Your tie goes well with the white shirt.
・君のネクタイは白いシャツとよく合うね

⇒白いシャツと共に(関連)

前置詞「with」のイメージは「共に」なので、文字通り「持っていく」や「一緒に行く」などの「所有」や「同伴」はもちろん、「長い髪の女性」のような「付随」、更には「ネクタイと白いシャツ」といった「関係性・関連性」まで表現できます。

上記の文からも、お互いがお互いに「共にいる・ある」という感覚が伝わってきますよね。

 

 

道具・原因を表す「with」

 

 

2つ目の「with」は「道具・原因を表すwith」です。具体的な例をあげると「ペンでそれを書いた」や「怒りによって爆発した」や「インフルエンザで休んだ」といった感じで「道具・原因」を表現できます。

 

 

・I wrote it down with a pen.
・私はペンでそれを書きとりました

⇒ペンを使って(道具)

・The thief broke the window with a hammer.
・泥棒はハンマーで窓を割った

⇒ハンマーを使って(道具)

・He took some photos by his new comera.
・彼は新しいカメラで何枚か写真を撮った

⇒カメラを使って(道具)

・He exploded with anger.
・彼は怒りで爆発した

⇒怒りによって(原因)

・He took a day off with a flu.
・彼はインフルエンザで休んだ

⇒インフルエンザで(原因)

前置詞「with」のイメージは「共に」なので、これらの意味になるのも分かりますね。何か道具を使う際は「共に存在」していますし、何か原因がある場合も「原因と結果は共に存在する」ので簡単だと思います。

 

前置詞「with」と前置詞「by」の違い

前置詞「with」も「by」と同じように「手段・方法」を表現ことができますが。以下のようにニュアンスが異なります。

●by ⇒ すぐ側(手段・方法)
・I came here by train.
・電車でここに来ました
⇒その状態に至るまでの手段・方法
※手段(手段なので「train」は無冠詞)
※話者の頭の中に他の選択肢がある(バスでもタクシーでもOK)

前置詞「by」のイメージは「すぐ側」なので「何かに近寄った結果、ある状態に至るまでの手段」を表現します。

●with ⇒ 共に(道具)
・Please write with this pen.
・こちらのペンでお書きください
⇒使い手と道具という主従関係がある
※道具(道具なので「pen」には冠詞が必要)
※話者の頭の中に他の選択肢はない(頭の中で使う道具を決めている)

一方、前置詞「with」のイメージは「共に」なので、それを利用するものとの主従関係があり、その結果、手段や方法ではなく「道具」を表現します。

 

 

状況を表す「with」

 

 

3つ目の「with」は「状況を表すwith」です。具体的な例をあげると「雪に覆われている」や「出版社に勤めている」や「馬が髪をなびかせて走る」といった感じで「状況」が表現できます。

 

 

・The villege is covered with heaviy snow.
・村は大雪に覆われています

⇒雪と共に(状況)

・She is satisfied with her salary.
・彼女は自分の給料に満足しています

⇒給料と満足感が共に(感情)

・He talked to me with smile.
・彼は微笑んで私に話しかけました

⇒表情と感情が共に(感情)

・He is with a publishing company.
・彼は出版社に勤めています

⇒彼と出版社が共にある(勤め先)

・The horse was running with it’s hair waving.
・馬が髪をなびかせて走っていた

⇒走っている動作と髪をなびかせる様子が共に(状況)

・She was thinking with her arms folded.
・彼女は腕を組みながら考えていた

⇒考える動作と腕を組んでいる様子が共に(状況)

前置詞「with」のイメージは「共に」なので、周囲をとりまく「感情・状況」を表現できます。説明するまでもなく「感情・状況」は「周囲に共にあるモノ」なので、感覚的にも掴みやすいですね。

 

 

対象・対立・対比を表す「with」

 

 

4つ目の「with」は「対象・対立・対比を表すwith」です。具体的な例をあげると「隣人トラブル」や「ウクライナとロシアの対立」や「自分の子供に厳しい」といった感じで「対象・対立・対比」を表現します。

 

 

・What’s wrong with you.
・何かお困りですか?

⇒困りごと(対象)

・I have a trouble with neighbor.
・私は隣人とトラブルをかかえている

⇒隣人とのトラブル(対立)

・I’m angry with you.
・あなたに腹を立てています

⇒相手の対する怒りの気持ち(対立)

・Ukraine fights with Russia.
・ウクライナはロシアと戦っています

⇒ウクライナとロシアの対立(対立)

・She is strict with her child.
・彼女は自分の子供には厳しい

⇒自分の子供へのしつけ(対象)

・He is always compete with me.
・彼はいつも私と張り合っている

⇒彼の張り合う相手(対象)

前置詞「with」のイメージは「共に」なので、一見すると「仲間」のように感じられますが、同じ場を共有する者同士が敵対関係にある場合も使うことがあります。

なので、上の例文のように「fights with Russia」であれば、ロシアと共に戦うではなく「ロシアを相手に戦う(対立)」になりますし、「a fight with a friend」であれば「友達と喧嘩をする」になります。

 

 

「動画で復習しよう」

 

 

いかがでしたか?「withのイメージ」は掴めましたでしょうか?

前置詞「with」は一般的には「~と一緒」という意味で使われていますが、それは「共に」のイメージから生まれています。

この「共に」というイメージは、文字通り「持っていく」や「一緒に行く」のように「所有」や「同伴」を表現することができますが、それだけではなく「ネクタイとシャツがよく似合う」といった「関連」や「ペンでそれを書く」といった「道具」など、様々な使い方をすることができます。

前置詞「with」は「人・物・事問わず、何かと何かが共にある・共にする感覚」があれば、幅広く応用することができる単語なので、いろいろな例文に触れながら、使い方をマスターしていってください。

 

 

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