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徹底解説!hearと基本文型!よく使われる熟語やイディオムを例文で紹介!

 

 

今回の記事では「hearの文型」や「hearを使った熟語やイディオム」をまとめてみました。

英語は動詞ひとつとっても「全体の構造や文脈や他の単語との組み合わせ」で意味が変わるので、慣れていないと難しいですよね?

この記事では、そんなモヤモヤを払拭できるように「hearを使った表現」を徹底的に解説してみたので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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hearのコアイメージ

 

 

まず、hearの英語本来のイメージは「耳に入ってきた音を聞く」です。

この「耳に入ってきた音を聞く」というイメージから、よく使われる「聞く」という意味が生まれています。また、その他にも「聞こえる・耳にする・聞いて知る」など「耳に入ってきた音を聞く感覚」があれば、使うことができます。

ポイントは「音を聞こうとして聞くのではなく、音が自然に耳に入ってくる」という点にあります。

 

 

●耳に入ってきた音を聞く

1.聞く・聞こえる
2.耳にする・聞いて知る

その中でも特によく使われるのが上記の2つです。もちろん、コアイメージの「耳に入ってきた音を聞く」が適用できるのであれば、上記の日本語訳以外にも使うことができます。

 

hear(聞く・聞こえる)

 

 

hearのイメージは「耳に入ってきた音を聞く」なので、そこから「聞く・聞こえる」などの意味になります。

・We heard his explanation.
・私たちは彼の説明を聞きました

⇒彼の説明を聞くイメージ

・Can you hear the sound?
・あの音が聞こえてる?

⇒音が聞こえるか尋ねるイメージ

・I can hear the bird singing.
・鳥が鳴くのが聞こえる

⇒鳥の鳴き声が聞こえるイメージ

 

hear(耳にする・聞いて知る)

 

 

hearのイメージは「耳に入ってきた音を聞く」なので、そこから「耳にする・聞いて知る」などの意味になります。

・They heard the news.
・彼らはそのニュースを耳にした

⇒彼らがそのニュースを耳にしたイメージ

・I heard from him last week.
・先週、彼から連絡がありました

⇒彼からの連絡を聞いたイメージ

・I heard that he left the company.
・彼が会社を退職したと聞いた

⇒彼が会社を退職したという情報を耳にしたイメージ

 

「hear」と「listen」の違い

 

 

そんな動詞「hear」ですが、同じような意味を持つ動詞に「listen」がありますが、ニュアンスが異なります。

●「hear」と「listen」のニュアンスの違い

・hear ⇒ 自然と聞こえてくる(聞く)
・listen ⇒ 意識して聞く(聴く)

 

 

・I hear the song.
・その歌が聞こえた

⇒意識しせずに自然と聞こえてくるイメージ

・I listen to the song.
・その歌を聴いた

⇒歌を聴こうとして聴いているイメージ

つまり、受動的に音が聞こえてくるのか?能動的に音を聞くのか?の違いがあるという訳なのですね。

 

hearのイメージ ⇒ hearのイメージを掴んで英会話の幅を広げよう!

 

 

hearの文型

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第一文型
(S+V)
hear
hear of / hear about
hear from
聞く・聞こえるなど
~について聞くなど
~から連絡がある・話を聞くなど
第三文型
(S+V+O)
hear + 名詞
hear + that SV
~を聞くなど
~ということを聞くなど
第五文型
(S+V+O+C)
hear + 名詞 + 動詞の原型
hear + 名詞 + 動詞のing形
hear + 名詞 + 動詞の過去分詞形
OがVするのを聞くなど
OがVしているのを聞くなど
OがVされるのを聞くなど

 

hearは第一文型、第三文型、第五文型に使うことができます。どの文型に使うにせよ「耳に入ってきた音を聞く」を意識するようにしましょう。

 

第一文型(S+V)

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第一文型
(S+V)
hear
hear of / hear about
hear from
聞く・聞こえるなど
~について聞くなど
~から連絡がある・話を聞くなど

 

第一文型は「主語の単純な動作を表現する文」を作ります。

hearは「耳に入ってきた音を聞く」というイメージです。第一文型に使った場合は「聞く・聞こえる」などの意味になり「主語自身の単純な動作」を表します。

 


hear「聞く・聞こえる」など

 

 

・She doesn’t hear well.
・彼女は耳がよく聞こえない

⇒音が聞き取りづらいイメージ

・Cats can hear much better than us.
・猫は私たちよりもはるかに優れた聴覚を持っている

⇒よく音が聞こえるイメージ

主な訳し方としては「聞く・聞こえる」などになります。イメージ通り「耳に入ってきた音を聞く感覚」ですね。

 


hear of / hear about「~について聞く」など

 

 

・I’ve heard much of you.
・君のことはよく聞いています

⇒相手の活躍はよく聞いているイメージ

・She wants to hear about it.
・彼女はそれについ知りたがった

⇒彼女がそれについて聞きたがるイメージ

主な訳し方としては「~について聞く」などになります。イメージ通り「耳に入ってきた音を聞く感覚」ですね。

 


hear from「~から連絡がある・話を聞く」など

 

 

・I haven’t heard from him.
・彼からの連絡がありません

⇒彼からの連絡がないイメージ

・He heard the news from her.
・彼は彼女からその知らせを聞いた

⇒彼は彼女から話(その知らせ)を聞いたイメージ

主な訳し方としては「~から連絡がある・話を聞く」などになります。イメージ通り「耳に入ってきた音を聞く感覚」ですね。

 

第三文型(S+V+O)

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第三文型
(S+V+O)
hear + 名詞
hear + that SV
~を聞くなど
~ということを聞くなど

 

第三文型は「主語が何かに動詞の動作の影響を与える文」を作ります。

hearは「耳に入ってきた音を聞く」というイメージです。第三文型に使った場合は「~を聞く」などの意味になり、「主語が何かを聞くという文」を作ることができます。

 


hear + 名詞「~を聞く」など

 

 

・She heard the song.
・彼女はその歌を聞いた

⇒彼女がその歌を聞いたイメージ

・We heard his lecture.
・私たちは彼の講義を聞いた

⇒私たちが彼の講義を聞いたイメージ

主な訳し方としては「~を聞く」などになります。イメージ通り「耳に入ってきた音を聞く感覚」ですね。

 


hear + that SV「~ということを聞く」など

 

 

・I heard that she got married.
・彼女が結婚したと聞きました

⇒彼女が結婚したという情報を聞いたイメージ

・I hear that you’re leaving.
・あなたが出発すると聞きました

⇒相手が出発するという情報を聞いたイメージ

主な訳し方としては「~ということを聞く」などになります。イメージ通り「耳に入ってきた音を聞く感覚」ですね。

 

第五文型(S+V+O+C)

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第五文型
(S+V+O+C)
hear + 名詞 + 動詞の原型
hear + 名詞 + 動詞のing形
hear + 名詞 + 動詞の過去分詞形
OがVするのを聞くなど
OがVしているのを聞くなど
OがVされるのを聞くなど

 

第五文型は「主語が何かを何かとみなす文」を作ります。

hearは「耳に入ってきた音を聞く」というイメージです。第五文型に使った場合は「主語が目的語が~するのを聞く」などの意味になり「目的語が動詞の動作をしている状態」を表現します。

 


hear + 名詞 + 動詞の原型「OがVするのを聞く」など

 

 

・We heard the window close.
・窓が閉まる音が聞こえました

⇒窓が閉まる音を聞いたイメージ

・I heard someone knock on the door.
・誰かがドアをノックするのが聞こえた

⇒誰かがドアをノックする音を聞いたイメージ

主な訳し方としては「OがVするのを聞く」などになります。イメージ通り「耳に入ってきた音を聞く感覚」ですね。

 


hear + 名詞 + 動詞のing形「OがVしているのを聞く」など

 

 

・We heard somebody crying.
・誰かが泣いているのが聞こえました

⇒誰かが泣いている音を聞いたイメージ

・I heard the birds singing.
・鳥が鳴いているのが聞こえました

⇒鳥が鳴いている音を聞いたイメージ

主な訳し方としては「OがVしているのを聞く」などになります。イメージ通り「耳に入ってきた音を聞く感覚」ですね。

 


hear + 名詞 + 動詞の過去分詞形「OがVされるのを聞く」など

 

 

・She heard her name called.
・彼女は自分の名前が呼ばれるのを聞いた

⇒彼女が自分の名前を呼ばれているのを聞いたイメージ

・I heard her interviewed on the radio.
・彼女がラジオでインタビューされているのを聞いた

⇒彼女がインタビューされているのを聞いたイメージ

主な訳し方としては「OがVされるのを聞く」などになります。イメージ通り「耳に入ってきた音を聞く感覚」ですね。

 

 

hearを使った表現

 

 

 

hearの用法 hearの表現 一般的な日本語訳
hearを使った表現 I’m sorry to hear that. それはお気の毒ですね
それは大変ですね
I’m glad to hear that. それは良かったですね
それを聞けて嬉しいです

 

I’m sorry to hear that.「それはお気の毒ですね」など

 

 

1つ目のhelpを使った表現は「I’m sorry to hear that.」です。

・I’m sorry to hear that.
・それはお気の毒ですね
・それは大変ですね

こちらの表現は「それはお気の毒ですね」や「それは大変ですね」などの意味になります。

 

I’m glad to hear that.「それは良かったですね」など

 

 

2つ目のhelpを使った表現は「I’m glad to hear that.」です。

・I’m glad to hear that.
・それは良かったですね
・それを聞けて嬉しいです

こちらの表現は「それは良かったですね」や「それを聞けて嬉しいです」などの意味になります。

 

 

hearを使った熟語やイディオム

 

 

熟語・イディオム hearの表現 一般的な日本語訳
hear hear about
hear of
hear from
~について聞く(主に情報)
~について聞く(主に存在)
~から連絡がある・話を聞く

 

最後に、よく使われる「hearを使った熟語」をまとめてみました。せっかくなので、例文とイラストを交えてご紹介しようと思います。

 

hear about「~について聞く」など

1.hear about「~について聞く」など

 

 

・I hear about them all the time.
・彼らのことはいつも聞いています

⇒彼に関することをいつも耳にしているイメージ

・Have you heard about him?
・彼のことを聞いたことありますか?

⇒彼に関することを聞いたことがあるか尋ねているイメージ

2つのイメージ「hear:耳に入ってきた音を聞く」+「about:ざっくり・だいたいその周り」で「~について聞く」などの意味になります。感覚としては「何かに関する情報を聞いて知る感覚」です。

 

hear of「~について聞く」など

1.hear of「~について聞く」など

 

 

・Where did you hear of them?
・どこで彼らを知りましたか?

⇒どこで彼らの存在を知ったのか尋ねているイメージ

・Have you heard of him?
・彼のことを聞いたことありますか?

⇒彼の存在を聞いたことがあるか尋ねているイメージ

2つのイメージ「hear:耳に入ってきた音を聞く」+「of:切っても切れない繋がり(分離・所属)」で「~について聞く」などの意味になります。感覚としては「何かの存在を聞いて知る(分離)感覚」です。

 

「hear of」と「hear about」の違い

 

 

日本語では「~について聞く」という訳語になる「hear of」と「hear about」ですが、ニュアンスが異なります。

●「hear of」と「hear about」のニュアンスの違い

・hear of ⇒ ~について聞く(聞いて存在を知る)
・hear about ⇒ ~について聞く(聞いて情報を知る)

・Have you heard of him?
・彼のことを聞いたことありますか?

⇒存在もあまり知らない人というイメージ
※「of」は「全体から部分を引き抜く(存在)」といった感覚

・Have you heard about him?
・彼のことを聞いたことありますか?

⇒存在は既に知っている人というイメージ
※「about」は「彼と彼の回りに関する情報」といった感覚

 

 

どのように異なるのかというと「hear of(存在を聞く)」なのに対し「hear about(関する情報を聞く)」という感覚になります。

・I haven’t hear of such a strange animal.
・そんな奇妙な動物は聞いたことがありません
⇒存在を聞いたことがない動物のことを聞く

・I have heard about the strange animal.
・奇妙な動物について聞いた
⇒既に存在は知っている奇妙な動物のことを聞く

なので「存在について聞く」の場合は、上記の例文のように「hear of」が使われます。

 

hear from「~から連絡がある・話を聞く」など

1.hear from「~から連絡がある・話を聞く」など

 

 

・Have you heard from her?
・彼女から連絡がありましたか?

⇒彼女からの連絡があったかを尋ねているイメージ

・I heard from him that she passed away.
・私は彼から彼女が亡くなったと聞きました

⇒彼から彼女が亡くなったという情報を聞いたイメージ

2つのイメージ「hear:耳に入ってきた音を聞く」+「from:何かの起点」で「~から連絡がある・話を聞く」などの意味になります。感覚としては「誰か(起点)から何かを聞く感覚」です。

 

「hear」と「hear about / of」の違い

 

 

最後にそんな動詞「hear」と「hear about / of」のニュアンスの違いを見てみましょう。

●「hear」と「hear about / of」のニュアンスの違い

・hear ⇒ 直接耳にする
・hear about / of ⇒ 間接的に耳にする

 

 

・I heard the news.
・そのニュースを聞いた

⇒直接そのニュースを耳にする

・I heard about the news.
・そのニュースについて聞いた

⇒間接的にそのニュースを耳にする

似たような訳語でも、ほんの少しだけニュアンスが異なる訳ですね。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

今回の記事では「hearが使われている表現」をまとめてみました。

hearは「聞く」という意味でお馴染みですが、英語本来のイメージは「耳に入ってきた音を聞く」です。そのことから「聞く・聞こえる・耳にする・聞いて知る」などの意味になります。

ポイントは「自然と耳に入ってくる」という点です。同じような意味で「listen」という動詞がありますが、そちらは「能動的に聞く」という感じで、同じ訳語でもニュアンスが異なるので注意しましょう。

 

 

 

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