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徹底解説!callと基本文型!よく使われる熟語やイディオムを例文で紹介!

 

 

今回の記事では「callの文型」や「callを使った熟語やイディオム」をまとめてみました。

英語は動詞ひとつとっても「全体の構造や文脈や他の単語との組み合わせ」で意味が変わるので、慣れていないと難しいですよね?

この記事では、そんなモヤモヤを払拭できるように「callを使った表現」を徹底的に解説してみたので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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この記事の目次

callのコアイメージ

 

 

まず、callの英語本来のイメージは「大きな声で呼ぶ・発する」です。

この「大きな声で呼ぶ・発する」というイメージから、よく使われる「呼ぶ」という意味が生まれています。

また、その他にも「叫ぶ・名づける・みなす・判定する・電話をする・召集する・要求する」など、「大きな声で呼ぶ・発する感覚」があれば使うことができます。

 

 

●大きな声で呼ぶ・発する

1.呼ぶ・叫ぶ
2.電話をする
3.呼び出す・召集する
4.要求する
5.訪れる・立ち寄る

その中でも特によく使われるのが上記の5つです。もちろん、コアイメージの「大きな声で呼ぶ・発する」が適用できるのであれば、上記の日本語訳以外にも使うことができます。

 

call(呼ぶ・叫ぶ)

 

 

callのイメージは「大きな声で呼ぶ・発する」なので、そこから「呼ぶ・叫ぶ」などの意味になります。

・He called his son’s name.
・彼は息子の名前を呼んだ

⇒大きな声で呼ぶ・発する

・He called for help.
・彼は助けてくれと叫んだ

⇒大きな声で呼ぶ・発する

・I heard somebody calling.
・誰かが呼んでいるのが聞こえた

⇒大きな声で呼ぶ・発する

 


call(名づける)

 

 

また「呼ぶ・叫ぶ」の派生から「名づける」という意味にもなります。

・We call the cat Kuro.
・私たちはその猫をクロと呼んでる

⇒大きな声で呼ぶ・発する

・Call me Ken.
・ケンと呼んでください

⇒大きな声で呼ぶ・発する

・What do you call this in English?
・英語でこれはなんと言いますか?

⇒大きな声で呼ぶ・発する

 


call(みなす・判定する・思う)

 

 

その他にも「みなす・判定する・思う」という意味にもなりますが、こちらは「呼ぶ」を意訳しただけのものになります。

・He called me chicken.
・彼は私を臆病者と呼んだ

⇒大きな声で呼ぶ・発する

・The umpire called the ball strike.
・審判はボールをストライクと宣告した

⇒大きな声で呼ぶ・発する

 

call(電話をする)

 

 

callのイメージは「大きな声で呼ぶ・発する」なので、そこから「電話をする」などの意味になります。

・You can call me anytime.
・いつでも電話してください

⇒大きな声で呼ぶ・発する

・I’ll call you at noon.
・私は正午に君に電話します

⇒大きな声で呼ぶ・発する

・She called in sick.
・彼女は病欠の電話を入れた

⇒大きな声で呼ぶ・発する

 

call(呼び出す・召集する)

 

 

callのイメージは「大きな声で呼ぶ・発する」なので、そこから「呼び出す・召集する」などの意味になります。

・They call a press conference.
・彼らは記者会見を開きます

⇒大きな声で呼ぶ・発する

・She called her friend to supper.
・彼女は友人を夕食に招いた

⇒大きな声で呼ぶ・発する

・The flight to LA was called.
・ロサンゼルス行きの便がコールされた

⇒大きな声で呼ぶ・発する

 


call(呼び起こす)

 

 

また「呼び出す・召集する」の派生から「呼び起こす」という意味にもなります。頭の中に埋まっているイメージを表面に呼び出している感覚ですね。

・She can still call the scene to mind.
・彼女は今でもそのシーンを思い出せる

⇒大きな声で呼ぶ・発する

・The news called forth an echo among the people.
・そのニュースは人々の間に反響を呼んだ

⇒大きな声で呼ぶ・発する

 

call(要求する)

 

 

callのイメージは「大きな声で呼ぶ・発する」なので、そこから「要求する」などの意味になります。イメージの「大きな声で」という部分が要求を生み出している感じですね。

・We called him to account.
・我々は彼に説明を求めました

⇒大きな声で呼ぶ・発する

・We called for a reduction in taxes.
・我々は減税を求めた

⇒大きな声で呼ぶ・発する

・The shareholders called for the president resignation.
・株主らは社長の辞任を要求した

⇒大きな声で呼ぶ・発する

 

call(訪れる・立ち寄る)

 

 

callのイメージは「大きな声で呼ぶ・発する」なので、そこから「要求する」などの意味になります。イメージの「大きな声で」という部分が要求を生み出している感じですね。

・We’ll call on you on Sunday.
・日曜日にお伺いします

⇒大きな声で呼ぶ・発する

・He called into the bank.
・彼は銀行に立ち寄った

⇒大きな声で呼ぶ・発する

・The ship calls at the port.
・その船はその港に寄港します

⇒大きな声で呼ぶ・発する

 

callは「大きな声で呼ぶ・発する」というイメージです。なので「呼ぶ・叫ぶ・電話する・呼び出す・要求する」など、発信に関する動作を表現するのが得意です。

 

callのイメージ ⇒ callのイメージを掴んで英会話の幅を広げよう!

 

 

callの文型

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第一文型
(S+V)
call
call + 前置詞/副詞
呼ぶ・叫ぶ・電話をするなど
呼ぶ・叫ぶ・立ち寄るなど
第三文型
(S+V+O)
call + 名詞 ~を呼ぶ・呼び出す
~を要求する・呼び起こす
~に電話をするなど
第四文型
(S+V+O+O)
call + 名詞1 + 名詞2 SがO1のためにO2を呼ぶなど
第五文型
(S+V+O+C)
call + 名詞1 + 名詞2
call + 名詞 + 形容詞
SがO1をO2と呼ぶ
SがO1をO2とみなすなど

 

callは第一文型、第三文型、第四文型、第五文型に使うことができます。どの文型に使うにせよ「大きな声で呼ぶ・発する」を意識するようにしましょう。

 

第一文型(S+V)

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第一文型
(S+V)
call
call + 前置詞/副詞
呼ぶ・叫ぶ・電話をするなど
呼ぶ・叫ぶ・立ち寄るなど

 

第一文型は「主語の単純な動作を表現する文」を作ります。

callは「大きな声で呼ぶ・発する」というイメージです。第一文型に使った場合は「呼ぶ・叫ぶ・電話をする」などの意味になり「主語自身の単純な動作」を表します。

 


call「呼ぶ・叫ぶ・電話をする」など

 

 

・I’ll call later.
・後で電話します

⇒大きな声で呼ぶ・発する

・The police called to the driver to stop.
・警察は運転手に停止するように言った

⇒大きな声で呼ぶ・発する

主な訳し方としては「呼ぶ・叫ぶ・電話をする」などになります。感覚的には文字通り「大きな声で呼ぶ・発する感覚」ですね。

 


call + 前置詞/副詞「呼ぶ・叫ぶ・電話する・立ち寄る」など

 

 

・He called for help.
・彼は助けてくれと叫んだ

⇒大きな声で呼ぶ・発する

・He called into the laibrary.
・彼は図書館に立ち寄った

⇒大きな声で呼ぶ・発する

主な訳し方としては「呼ぶ・叫ぶ・電話する・立ち寄る」などになります。よく使われる呼ぶなどの意味は「大きな声で呼ぶ・発するのまま」なので、イメージしやすいと思います。

一方の「訪問する」に関しては、昔はインターホンやドアベルがなかったため「相手の家に訪問した際に直接(callしていた)呼んでいた」というところから来ています。

 

第三文型(S+V+O)

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第三文型
(S+V+O)
call + 名詞 ~を呼ぶ・呼び出す
~を要求する・呼び起こす
~に電話をするなど

 

第三文型は「主語が何かに動詞の動作の影響を与える文」を作ります。

callは「大きな声で呼ぶ・発する」というイメージです。第三文型に使った場合は「~を呼ぶ・呼び出す・要求する・呼び起こす・~に電話をする」などの意味になり「主語が何かを呼ぶなどの何かに影響を与える動作」を表します。

 


call + 名詞「~を呼ぶ・呼び出す・要求する・呼び起こす・~に電話をする」など

 

 

・The teacher called the roll.
・先生は出欠を取った

⇒大きな声で呼ぶ・発する

・We call a meeting.
・会議を招集します

⇒大きな声で呼ぶ・発する

・He called the doctor.
・彼は医者を呼んだ/医者に電話した

⇒大きな声で呼ぶ・発する

主な訳し方としては「~を呼ぶ・呼び出す・要求する・呼び起こす・~に電話をする」などになります。感覚的には「大きな声で呼ぶ・発する感覚」です。

 

第四文型(S+V+O+O)

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第四文型
(S+V+O+O)
call + 名詞1 + 名詞2 SがO1のためにO2を呼ぶなど

 

第四文型は「主語が何かを何かに授受する文」を作ります。

callは「大きな声で呼ぶ・発する」というイメージです。第四文型に使った場合は「主語が目的語1のために目的語2を呼ぶ」などの意味になり、文字通り「主語が何かに何かを授受する動作」を表します。

 


call + 名詞1 + 名詞2「SがO1のためにO2を呼ぶ」など

 

 

・He called me a taxi.
・彼は私にタクシーを呼んでくれました

⇒大きな声で呼ぶ・発する

主な訳し方としては「主語が目的語1のために目的語2を呼ぶ」などになります。文字通り「大きな声で呼ぶ・発する感覚」ですね。

 

第五文型(S+V+O+C)

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第五文型
(S+V+O+C)
call + 名詞1 + 名詞2
call + 名詞1 + 名詞2/形容詞
SがO1をO2と呼ぶ
SがO1をO2とみなすなど

 

第五文型は「主語が何かを何かとみなす文」を作ります。

callは「大きな声で呼ぶ・発する」というイメージです。第五文型に使った場合は「主語が目的語1を目的語2と呼ぶ・みなす」などの意味になり、文字通り「主語が何かを何かとみなす動作」になります。

 


call + 名詞1 + 名詞2「SがO1をO2と呼ぶ」など

 

 

・I call my cat Tama.
・私は私の猫をタマと呼んでいます

⇒大きな声で呼ぶ・発する

・What do you call this fish?
・この魚は何という名前ですか?

⇒大きな声で呼ぶ・発する

主な訳し方としては「主語が目的語1を目的語2と呼ぶ」などになります。感覚的には「大きな声で呼ぶ・発する感覚」ですね。

 


call + 名詞1 + 名詞2/形容詞「SがO1をO2とみなす」など

 

 

・We call that irresponsible.
・我々はそれを無責任だと思っている

⇒大きな声で呼ぶ・発する

・We wouldn’t call her a friend.
・私たちは彼女を友達とはみなしていません

⇒大きな声で呼ぶ・発する

主な訳し方としては「主語が目的語を補語とみなす」などになります。感覚的にも「大きな声で呼ぶ・発する感覚」ですね。

 

 

callを使った表現

 

 

callの用法 callの表現 一般的な日本語訳
callを使った表現 call + to 名詞 + to 動詞の原型 ~に~するように言うなど

 

call + to 名詞 + to 動詞の原型(~に~するように言う)

 

 

callを使った表現は「call + to 名詞 + to 動詞の原型」です。

・We called them to run away from the sandbank.
・私たちは彼らに砂州から逃げるように呼びかけた

⇒大きな声で呼ぶ・発する

・The police called to the driver to stop.
・警察は運転手に停止するように言った

⇒大きな声で呼ぶ・発する

こちらの表現は「~に~するように言う」という意味になります。文字通り「~に~するように大きな声で発する」なので、分かりやすいですね。

 

 

callを使った熟語やイディオム

 

 

熟語・イディオム callの表現 一般的な日本語訳
call call for
call in
call off
call on
call out
call up
必要とする・要求する・迎えにいく・予報するなど
電話する・呼び出す・召集する・出動させるなど
中止する・取りやめるなど
求める・要求する・訪問するなど
呼ぶ・叫ぶ・呼び出す・召集する・出動させるなど
電話をかける・召集する・選抜するなど

 

最後に、よく使われる「callを使った熟語」をまとめてみました。せっかくなので、例文とイラストを交えてご紹介しようと思います。

 

call for「必要とする・要求する・迎えにいく・予報する」など

1.call for「必要とする・求める・要求する」など

 

 

・He called for help.
・彼は助けを求めた

⇒大きな声で呼ぶ・発する

・She called for him a comment about it.
・彼女はそれについて彼にコメントを求めた

⇒大きな声で呼ぶ・発する

・He is calling for government support.
・彼は政府の支援を求めている

⇒大きな声で呼ぶ・発する

2つのイメージ「call:大きな声で呼ぶ・発する」+「for:向かう・目の前の方向」で「必要とする・求める・要求する」などの意味になります。感覚としては「目の前の方向に大きな声を発する感覚」です。

 


2.call for「迎えにいく」など

 

 

・I’ll call for you at 8.
・8時に迎えに行くよ

⇒大きな声で呼ぶ・発する

・Let’s call for her.
・彼女を誘いましょう

⇒大きな声で呼ぶ・発する

2つのイメージ「call:大きな声で呼ぶ・発する」+「for:向かう・目の前の方向」で「迎えにいく」などの意味になります。感覚としては「目の前の方向に大きな声を発する感覚」です。

 


3.call for「(天気などを)予報する」など

 

 

・The weather report calls for typhoons.
・天気予報では台風が来ると予報している

⇒大きな声で呼ぶ・発する

・She called for inflation next year.
・彼女は来年はインフレになると主張した

⇒大きな声で呼ぶ・発する

2つのイメージ「call:大きな声で呼ぶ・発する」+「for:向かう・目の前の方向」で「(天気などを)予報する」などの意味になります。感覚としては「目の前の方向に大きな声を発する感覚」です。

 

call in「電話する・呼び出す・召集する・出動させる」など

1.call in「電話をする」など

 

 

・She called in sick.
・彼女は病欠の電話を入れた

⇒大きな声で呼ぶ・発する

2つのイメージ「call:大きな声で呼ぶ・発する」+「in:ある空間の中」で「電話をする」などの意味になります。感覚としては「ある空間の中に大きな声を発する感覚」です。

 


2.call in「呼び出す・召集する・出動させる」など

 

 

・I was called in to repair the roof.
・屋根の修理に呼ばれました

⇒大きな声で呼ぶ・発する

・We called in the expert who can explain it.
・私たちはそれを説明できる専門家を呼びました

⇒大きな声で呼ぶ・発する

2つのイメージ「call:大きな声で呼ぶ・発する」+「in:ある空間の中」で「呼び出す・召集する・出動させる」などの意味になります。感覚としては「ある空間の中に呼ばれて行く感覚」です。この他にも「訪問する」といった意味でもよく使われます。

 

call off「(計画・予定などを)中止する・取りやめる」など

1.call off「(計画・予定などを)中止する・取りやめる」など

 

 

・The game was called off.
・試合は中止となった

⇒大きな声で呼ぶ・発する

・They called off the wedding.
・彼らは結婚式を取りやめた

⇒大きな声で呼ぶ・発する

・We called off the meeting.
・私たちは会議を中止した

⇒大きな声で呼ぶ・発する

2つのイメージ「call:大きな声で呼ぶ・発する」+「off:離れている(分離・停止・休止)」で「(計画・予定などを)中止する・取りやめる」などの意味になります。感覚としては「大きな声で分離・停止・休止を発する感覚」です。

ポイントは「計画や予定を取りやめる際には使われますが、予約を取りやめる際にはあまり使われないという点」です。予約を取りやめる際には「cancel」を使うようにしましょう。

 

call on「求める・要求する・訪問する」など

1.call on「求める・要求する」など

 

 

・I called on him for advice.
・私は彼にアドバイスを求めました

⇒大きな声で呼ぶ・発する

・We called on the president to leave the school.
・私たちは学長に学校を去るよう求めた

⇒大きな声で呼ぶ・発する

・The government called on all citizens to stay home.
・政府は国民に家にいるよう呼び掛けた

⇒大きな声で呼ぶ・発する

2つのイメージ「call:大きな声で呼ぶ・発する」+「on:接触」で「求める・要求する」などの意味になります。感覚としては「接触して大きな声で発する感覚」です。ポイントは「接触する分、要求のイメージが強くなるという点」です。

 


2.call on「(人を)訪問する」など

 

 

・She called on them.
・彼女は彼らを訪れました

⇒大きな声で呼ぶ・発する

2つのイメージ「call:大きな声で呼ぶ・発する」+「on:接触」で「(人を)訪問する」などの意味になります。

句動詞「call on」が「訪問する」という意味になるのは、先ほど解説したように「昔は相手の家に訪問した際に直接(callしていた)呼んでいた」のが理由なのですが、句動詞「call on」には「on:接触」が加わっているため、ただ訪問するのではなく「人を訪問する(直接相手に会う)場合」に使われます。

 

「call on」と「call at」と「call in」の違い

 

 

■「call on」と「call at」と「call in」のニュアンスの違い

・call on ⇒ 人を訪ねる(on:接触)
・call at ⇒ 場所を訪ねる(at:地点)
・call in/into ⇒ 立ち寄る(in:ある空間の中)

 

 

実際に例文を見ると以下のようになります。

・She called on him.
・彼女は彼を訪れました

⇒人を訪問する(on:接触)

・She called at his office.
・彼女は彼のオフィスを訪れました

⇒場所を訪問する(at:地点)

・She called in his office.
・彼女は彼のオフィスに立ち寄った

⇒立ち寄る(in:ある空間の中)

それぞれの前置詞のイメージのとおりなので簡単ですね。

 

call out「呼ぶ・叫ぶ・呼び出す・召集する・出動させる」など

1.call out「呼ぶ・叫ぶ」など

 

 

・The children called out their name.
・子供たちは彼らの名前を呼んだ

⇒大きな声で呼ぶ・発する

・I heard someone call out for help.
・誰かが助けを求める声が聞こえました

⇒大きな声で呼ぶ・発する

2つのイメージ「call:大きな声で呼ぶ・発する」+「out:内から外へ」で「呼ぶ・叫ぶ」などの意味になります。感覚としては「大きな声を外へ出す感覚」です。

 


2.call out「呼び出す・召集する・出動させる」など

 

 

・I was called out to repair the roof.
・屋根の修理に呼ばれました

⇒大きな声で呼ぶ・発する

・We called out the expert who can explain it.
・私たちはそれを説明できる専門家を呼びました

⇒大きな声で呼ぶ・発する

2つのイメージ「call:大きな声で呼ぶ・発する」+「out:内から外へ」で「呼び出す・召集する・出動させる」などの意味になります。感覚としては「今いる場所から呼ばれて外へ行く感覚」です。

 

「call in」と「call out」の違い

 

 

■「call in」と「call out」のニュアンスの違い

・call in ⇒ ~するためにその場所へ集まる(in:ある空間の中)
・call out ⇒ ~するために今いる場所を離れる(out:内から外へ)

 

 

実際に例文を見ると以下のようになります。

・I was called in to repair the roof.
・屋根の修理に呼ばれました
⇒屋根の修理をするために集まる(in:ある空間の中)

・I was called out to repair the roof.
・屋根の修理に呼ばれました
⇒屋根の修理をするために出る(out:内から外へ)

それぞれの前置詞のイメージのとおりなので簡単ですね。

 

call up「電話をかける・召集する・選抜する」など

1.call up「電話をかける」など

 

 

・I’ll call you up later.
・後で電話します

⇒大きな声で呼ぶ・発する

2つのイメージ「call:大きな声で呼ぶ・発する」+「up:上へ」で「電話をかける」などの意味になります。感覚としては「大きな声で呼ぶ・発する感覚」です。

元々「call」には「呼ぶ・電話する」という意味がありますが、前置詞「up」がつくいた方が、明確に電話だと分かるようになります。

 


2.call up「召集する・選抜する」など

 

 

・We call up a meeting.
・会議を招集します

⇒大きな声で呼ぶ・発する

・They called up reserve forces.
・彼らは予備軍を招集した

⇒大きな声で呼ぶ・発する

2つのイメージ「call:大きな声で呼ぶ・発する」+「up:上へ(近づいてくる)」で「召集する・選抜する」などの意味になります。感覚としては「大きな声で呼びよせる感覚」です。

 


3.call up「(力・勇気・感情・記憶などを)呼び起こす」など

 

 

・She called up her courage.
・彼女は勇気を振り絞った

⇒大きな声で呼ぶ・発する

・She called up her childhood memories.
・彼女は幼少期の記憶を呼び起こした

⇒大きな声で呼ぶ・発する

・He called up a program.
・彼はプログラムを呼び出した

⇒大きな声で呼ぶ・発する

2つのイメージ「call:大きな声で呼ぶ・発する」+「up:上へ(近づいてくる)」で「(力・勇気・感情・記憶などを)呼び起こす」などの意味になります。感覚としては「大きな声で呼びよせる感覚」です。

 

いかがでしたでしょうか?

 

今回の記事では「callが使われている表現」をまとめてみました。

callは「呼ぶ」という意味でお馴染みですが、英語本来のイメージは「大きな声で呼ぶ・発する」です。そのことから「叫ぶ・名づける・みなす・判定する・電話をする・召集する・要求する」などを表現するのが得意です。

また「呼ぶ」から派生して「感情や記憶などを呼び起こす・思い出す」や「勇気などを奮い立たせる」なども表現できます。この辺は「心や頭の中に埋まっているものを表面に呼び出す」といった感覚ですね。

どのような意味になるにせよ、イメージの「大きな声で」が生きており、強い発生の意識があるので覚えておきましょう。

 

 

 

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