1. TOP
  2. 英語のイメージ
  3. 徹底解説!callと基本文型!よく使われる熟語やイディオムを例文で紹介!
Sponsored Link

徹底解説!callと基本文型!よく使われる熟語やイディオムを例文で紹介!

 

 

今回の記事では「callの文型」や「callを使った熟語やイディオム」をまとめてみました。

英語は動詞ひとつとっても「全体の構造や文脈や他の単語との組み合わせ」で意味が変わるので、慣れていないと難しいですよね?

この記事では、そんなモヤモヤを払拭できるように「callを使った表現」を徹底的に解説してみたので、ぜひ参考にしてみてください。

 

Sponsored Link

この記事の目次

callのコアイメージ

 

 

まず、callの英語本来のイメージは「大きな声で呼ぶ・発する」です。

この「大きな声で呼ぶ・発する」というイメージから、よく使われる「呼ぶ」という意味が生まれています。

その他にも「叫ぶ・名づける・みなす・判定する・電話をする・召集する・要求する」など、「大きな声で呼ぶ・発する感覚」があれば使うことができます。

 

 

●大きな声で呼ぶ・発する

1.呼ぶ・叫ぶ
2.電話をする
3.呼び出す・召集する
4.要求する
5.訪れる・立ち寄る

その中でも特によく使われるのが上記の5つです。もちろん、コアイメージの「大きな声で呼ぶ・発する」が適用できるのであれば、上記の日本語訳以外にも使うことができます。

 

call(呼ぶ・叫ぶ)

 

 

callのイメージは「大きな声で呼ぶ・発する」なので、そこから「呼ぶ・叫ぶ」などの意味になります。

・He called his son’s name.
・彼は息子の名前を呼んだ

⇒彼が大きな声で息子の名前を呼ぶイメージ

・He called for help.
・彼は助けてくれと叫んだ

⇒彼が大きな声で助けを呼ぶイメージ

・I heard somebody calling.
・誰かが呼んでいるのが聞こえた

⇒誰かが大きな声で呼ぶイメージ

 


call(名づける)

 

 

また「呼ぶ・叫ぶ」の派生から「名づける」という意味にもなります。

・We call the cat Kuro.
・私たちはその猫をクロと呼んでる

⇒その猫をクロと呼ぶイメージ

・Call me Ken.
・ケンと呼んでください

⇒相手をケンと呼ぶイメージ

・What do you call this in English?
・英語でこれはなんと言いますか?

⇒これを英語で何と呼ぶか尋ねるイメージ

 


call(みなす・判定する・思う)

 

 

その他にも「みなす・判定する・思う」という意味にもなりますが、こちらは「呼ぶ」を意訳しただけのものになります。

・He called me chicken.
・彼は私を臆病者と呼んだ

⇒彼が私を臆病者と呼ぶイメージ

・The umpire called the ball strike.
・審判はボールをストライクと宣告した

⇒審判がストライクと発するイメージ

 

call(電話をする)

 

 

callのイメージは「大きな声で呼ぶ・発する」なので、そこから「電話をする」などの意味になります。

・You can call me anytime.
・いつでも電話してください

⇒いつでも呼んでと言ったイメージ

・I’ll call you at noon.
・私は正午に君に電話します

⇒正午に電話をすると言ったイメージ

・She called in sick.
・彼女は病欠の電話を入れた

⇒彼女が病欠すると発したイメージ

 

call(呼び出す・召集する)

 

 

callのイメージは「大きな声で呼ぶ・発する」なので、そこから「呼び出す・召集する」などの意味になります。

・They call a press conference.
・彼らは記者会見を開きます

⇒彼らが記者会見で声を発するイメージ

・She called her friend to supper.
・彼女は友人を夕食に招いた

⇒彼女が友人に夕食への招待を発したイメージ

・The flight to LA was called.
・ロサンゼルス行きの便がコールされた

⇒ロサンゼルス行きの便が発せられてイメージ

 


call(呼び起こす)

 

 

また「呼び出す・召集する」の派生から「呼び起こす」という意味にもなります。頭の中に埋まっているイメージを表面に呼び出している感覚ですね。

・She can still call the scene to mind.
・彼女は今でもそのシーンを思い出せる

⇒あるシーンが呼び起こされるイメージ

・The news called forth an echo among the people.
・そのニュースは人々の間に反響を呼んだ

⇒そのニュースによって人々の声が呼び起こされたイメージ

 

call(要求する)

 

 

callのイメージは「大きな声で呼ぶ・発する」なので、そこから「要求する」などの意味になります。イメージの「大きな声で」という部分が要求を生み出している感じですね。

・We called him to account.
・我々は彼に説明を求めました

⇒我々が彼に声を発することを求めたイメージ

・We called for a reduction in taxes.
・我々は減税を求めた

⇒我々が減税を求めたイメージ

・The shareholders called for the president resignation.
・株主らは社長の辞任を要求した

⇒株主達が所長の辞任を声を出した求めたイメージ

 

call(訪れる・立ち寄る)

 

 

callのイメージは「大きな声で呼ぶ・発する」なので、そこから「訪れる・立ち寄る」などの意味になります。イメージの「大きな声で呼ぶ」から派生した意味ですね。

・We’ll call on you on Sunday.
・日曜日にお伺いします

⇒日曜日に相手の家を訪れて呼ぶイメージ

・He called into the bank.
・彼は銀行に立ち寄った

⇒彼が銀行に立ち寄って呼ぶイメージ

・The ship calls at the port.
・その船はその港に寄港します

⇒大きな船が港を訪れて呼ぶイメージ

 

callは「大きな声で呼ぶ・発する」というイメージです。なので「呼ぶ・叫ぶ・電話する・呼び出す・要求する」など、発信に関する動作を表現するのが得意です。

 

callのイメージ ⇒ callのイメージを掴んで英会話の幅を広げよう!

 

 

callの文型

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第一文型
(S+V)
call
call + 前置詞/副詞
呼ぶ・叫ぶ・電話をするなど
呼ぶ・叫ぶ・立ち寄るなど
第三文型
(S+V+O)
call + 名詞 Oを呼ぶ・呼び出す
Oを要求する・呼び起こす
Oに電話をするなど
第四文型
(S+V+O+O)
call + 名詞1 + 名詞2 O1のためにO2を呼ぶなど
第五文型
(S+V+O+C)
call + 名詞1 + 名詞2
call + 名詞 + 形容詞
O1をCと呼ぶ
O1をCとみなすなど

 

callは第一文型、第三文型、第四文型、第五文型に使うことができます。どの文型に使うにせよ「大きな声で呼ぶ・発する」を意識するようにしましょう。

 

第一文型(S+V)

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第一文型
(S+V)
call
call + 前置詞/副詞
呼ぶ・叫ぶ・電話をするなど
呼ぶ・叫ぶ・立ち寄るなど

 

第一文型は「主語の単純な動作を表現する文」を作ります。

callは「大きな声で呼ぶ・発する」というイメージです。第一文型に使った場合は「呼ぶ・叫ぶ・電話をする」などの意味になり「主語自身の単純な動作」を表します。

 


call「呼ぶ・叫ぶ・電話をする」など

 

 

・I’ll call later.
・後で電話します

⇒電話で相手を呼ぶイメージ

・The police called to the driver to stop.
・警察は運転手に停止するように言った

⇒警察が大きな声で相手を呼ぶイメージ

主な訳し方としては「呼ぶ・叫ぶ・電話をする」などになります。感覚的には文字通り「大きな声で呼ぶ・発する感覚」ですね。

 


call + 前置詞/副詞「呼ぶ・叫ぶ・電話する・立ち寄る」など

 

 

・He called for help.
・彼は助けてくれと叫んだ

⇒彼が大きな声で助けを呼ぶイメージ

・He called into the laibrary.
・彼は図書館に立ち寄った

⇒彼が図書館に立ち寄って呼ぶイメージ

主な訳し方としては「呼ぶ・叫ぶ・電話する・立ち寄る」などになります。よく使われる呼ぶなどの意味は「大きな声で呼ぶ・発するのまま」なので、イメージしやすいと思います。

一方の「訪問する」に関しては、昔はインターホンやドアベルがなかったため「相手の家に訪問した際に直接(callしていた)呼んでいた」というところから来ています。

 

第三文型(S+V+O)

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第三文型
(S+V+O)
call + 名詞 Oを呼ぶ・呼び出す
Oを要求する・呼び起こす
Oに電話をするなど

 

第三文型は「主語が何かに動詞の動作の影響を与える文」を作ります。

callは「大きな声で呼ぶ・発する」というイメージです。第三文型に使った場合は「Oを呼ぶ・呼び出す・要求する・呼び起こす・Oに電話をする」などの意味になり「主語がOを呼ぶなどの影響を与える文を作ること」ができます。

 


call + 名詞「Oを呼ぶ・呼び出す・要求する・呼び起こす・Oに電話をする」など

 

 

・The teacher called the roll.
・先生は出欠を取った

⇒先生が大きな声で生徒を呼んだイメージ

・We call a meeting.
・会議を招集します

⇒大きな声で会議に呼んだイメージ

・He called the doctor.
・彼は医者を呼んだ/医者に電話した

⇒彼が大きな声で医者を呼んだイメージ

主な訳し方としては「Oを呼ぶ・呼び出す・要求する・呼び起こす・Oに電話をする」などになります。感覚的には「大きな声で呼ぶ・発する感覚」ですね。

 

第四文型(S+V+O+O)

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第四文型
(S+V+O+O)
call + 名詞1 + 名詞2 O1のためにO2を呼ぶなど

 

第四文型は「主語が何かを何かに授受する文」を作ります。

callは「大きな声で呼ぶ・発する」というイメージです。第四文型に使った場合は「O1のためにO2を呼ぶ」などの意味になり、文字通り「O1にO2を授受する動作」を表します。

 


call + 名詞1 + 名詞2「O1のためにO2を呼ぶ」など

 

 

・He called me a taxi.
・彼は私にタクシーを呼んでくれました

⇒彼が私のためにタクシーを大きな声で呼んだイメージ

主な訳し方としては「O1のためにO2を呼ぶ」などになります。文字通り「大きな声で呼ぶ・発する感覚」ですね。

 

第五文型(S+V+O+C)

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第五文型
(S+V+O+C)
call + 名詞1 + 名詞2
call + 名詞1 + 名詞2/形容詞
O1をCと呼ぶ
O1をCとみなすなど

 

第五文型は「主語が何かを何かとみなす文」を作ります。

callは「大きな声で呼ぶ・発する」というイメージです。第五文型に使った場合は「O1をCと呼ぶ・みなす」などの意味になり、文字通り「O1をCとみなす動作」になります。

 


call + 名詞1 + 名詞2「O1をCと呼ぶ」など

 

 

・I call my cat Tama.
・私は私の猫をタマと呼んでいます

⇒私が猫をタマと呼んでいるイメージ

・What do you call this fish?
・この魚は何という名前ですか?

⇒この魚が何と呼ばれているかを尋ねるイメージ

主な訳し方としては「O1をCと呼ぶ」などになります。感覚的には「大きな声で呼ぶ・発する感覚」ですね。

 


call + 名詞1 + 名詞2/形容詞「O1をCとみなす」など

 

 

・We call that irresponsible.
・我々はそれを無責任だと思っている

⇒我々はそれは無責任だと言っているイメージ

・We wouldn’t call her a friend.
・私たちは彼女を友達とはみなしていません

⇒私達が彼女を友人とはみなしていないイメージ

主な訳し方としては「OをCとみなす」などになります。感覚的にも「大きな声で呼ぶ・発する感覚」ですね。

 

 

callを使った表現

 

 

callの用法 callの表現 一般的な日本語訳
callを使った表現 call + to 名詞 + to 動詞の原型 ~に~するように言うなど

 

call + to 名詞 + to 動詞の原型(~に~するように言う)

 

 

callを使った表現は「call + to 名詞 + to 動詞の原型」です。

・We called them to run away from the sandbank.
・私たちは彼らに砂州から逃げるように呼びかけた

⇒私達が彼らに大きな声で呼びかけたイメージ

・The police called to the driver to stop.
・警察は運転手に停止するように言った

⇒警察が運転手に大きな声で呼びかけたイメージ

こちらの表現は「~に~するように言う」という意味になります。文字通り「~に~するように大きな声で発する」なので、分かりやすいですね。

 

 

callを使った熟語やイディオム

 

 

熟語・イディオム callの表現 一般的な日本語訳
call call for
call in
call off
call on
call out
call up
必要とする・要求する・迎えにいく・予報するなど
電話する・呼び込む・召集する・出動させるなど
中止する・取りやめるなど
求める・要求する・訪問するなど
呼ぶ・叫ぶ・呼び出す・召集する・出動させるなど
電話をかける・召集する・選抜するなど

 

最後に、よく使われる「callを使った熟語」をまとめてみました。せっかくなので、例文とイラストを交えてご紹介しようと思います。

 

call for「必要とする・要求する・迎えにいく・予報する」など

1.call for「必要とする・求める・要求する」など

 

 

・He called for help.
・彼は助けを求めた

⇒彼が助けを求めて大きな声で呼んだイメージ

・She called for him a comment about it.
・彼女はそれについて彼にコメントを求めた

⇒彼女がそれについて彼に声を発するように求めたイメージ

・He is calling for government support.
・彼は政府の支援を求めている

⇒彼が大きな声で政府に支援を求めて声を発したイメージ

2つのイメージ「call:大きな声で呼ぶ・発する」+「for:向かう・目の前の方向」で「必要とする・求める・要求する」などの意味になります。感覚としては「求めて大きな声を発する感覚」です。

 


2.call for「迎えにいく」など

 

 

・I’ll call for you at 8.
・8時に迎えに行くよ

⇒相手を求めて声を発したイメージ

・Let’s call for her.
・彼女を誘いましょう

⇒彼女を求めて声を発するイメージ

2つのイメージ「call:大きな声で呼ぶ・発する」+「for:向かう・目の前の方向」で「迎えにいく」などの意味になります。感覚としては「求めて大きな声を発する感覚」です。

 


3.call for「(天気などを)予報する」など

 

 

・The weather report calls for typhoons.
・天気予報では台風が来ると予報している

⇒天気予報が向かっている方向(台風)を伝えているイメージ

2つのイメージ「call:大きな声で呼ぶ・発する」+「for:向かう・目の前の方向」で「(天気などを)予報する」などの意味になります。感覚としては「向かっている方向を予報する感覚」です。

この「call for:(天気などを)予報する」は天気に使われることが多いので覚えておきましょう。

 

call in「電話する・呼び込む・召集する・出動させる」など

1.call in「電話をする」など

 

 

・She called in sick.
・彼女は病欠の電話を入れた

⇒病気の状態であると大きな声で発するイメージ

2つのイメージ「call:大きな声で呼ぶ・発する」+「in:ある空間の中」で「電話をする」などの意味になります。感覚としては「ある空間の中(ある状態であること)を発する感覚」です。

 


2.call in「呼び込む・召集する・出動させる」など

 

 

・I was called in to repair the roof.
・屋根の修理に呼ばれました

⇒屋根の修理の中に呼ばれるイメージ

・We called in the expert who can explain it.
・私たちはそれを説明できる専門家を呼びました

⇒それを説明できる専門家を大きな声で呼んだイメージ

2つのイメージ「call:大きな声で呼ぶ・発する」+「in:ある空間の中」で「呼び込む・召集する・出動させる」などの意味になります。感覚としては「ある空間の中に呼ばれて行く感覚」や「ある空間を説明できる人を呼ぶ感覚」です。

この他にも「訪問する(ある空間の中に立ち寄る)」といった意味でもよく使われます。

 

call off「(計画・予定などを)中止する・取りやめる」など

1.call off「(計画・予定などを)中止する・取りやめる」など

 

 

・The game was called off.
・試合は中止となった

⇒分離・停止・休止を大きな声で発したイメージ

・They called off the wedding.
・彼らは結婚式を取りやめた

⇒分離・停止・休止を大きな声で発したイメージ

・We called off the meeting.
・私たちは会議を中止した

⇒分離・停止・休止を大きな声で発したイメージ

2つのイメージ「call:大きな声で呼ぶ・発する」+「off:離れている(分離・停止・休止)」で「(計画・予定などを)中止する・取りやめる」などの意味になります。感覚としては「大きな声で分離・停止・休止を発する感覚」です。

尚、「call offは計画や予定を取りやめる」のに使われるのに対し、「cancelは予約を取りやめる」のに使われます。

 

call on「求める・要求する・訪問する」など

1.call on「求める・要求する」など

 

 

・I called on him for advice.
・私は彼にアドバイスを求めました

⇒彼に向かってアドバイスを求めたイメージ

・We called on the president to leave the school.
・私たちは学長に学校を去るよう求めた

⇒学長に向かって学校を去るように求めたイメージ

・The government called on all citizens to stay home.
・政府は国民に家にいるよう呼び掛けた

⇒国民に向かって家にいるように求めたイメージ

2つのイメージ「call:大きな声で呼ぶ・発する」+「on:対象・前方・~に向かって」で「求める・要求する」などの意味になります。感覚としては「~に向かって大きな声で求める感覚」です。

 


2.call on「(人を)訪問する」など

 

 

・She called on them.
・彼女は彼らを訪れました

⇒大きな声で呼ぶ・発する

2つのイメージ「call:大きな声で呼ぶ・発する」+「on:接触」で「(人を)訪問する」などの意味になります。

句動詞「call on」が「訪問する」という意味になるのは、先ほど解説したように「昔は相手の家に訪問した際に直接(callしていた)呼んでいた」のが理由です。

因みに「call on」には「on:接触のイメージ」が加わっているため、「場所を訪問するのではなく、人を訪問する(直接相手に接触する)時」に使われます。

 

「call on」と「call at」と「call in」の違い

 

 

■「call on」と「call at」と「call in」のニュアンスの違い

・call on ⇒ 人を訪ねる(on:接触)
・call at ⇒ 場所を訪ねる(at:地点)
・call in/into ⇒ ある空間を訪問する(in:ある空間の中)

 

 

実際に例文を見ると以下のようになります。

・She called on him.
・彼女は彼を訪れました

⇒人を訪問する(on:接触)

・She called at his office.
・彼女は彼のオフィスを訪れました

⇒場所を訪問する(at:地点)

・She called in his office.
・彼女は彼のオフィスに立ち寄った

⇒ある空間を訪問する(in:ある空間の中)

それぞれの前置詞のイメージのとおりなので簡単ですね。

 

call out「呼ぶ・叫ぶ・呼び出す・召集する・出動させる」など

1.call out「呼ぶ・叫ぶ」など

 

 

・The children called out their name.
・子供たちは彼らの名前を呼んだ

⇒子供たちが彼らを大きな声を出した呼んだイメージ

・I heard someone call out for help.
・誰かが助けを求める声が聞こえました

⇒誰かが助けを求めて大きな声を出したイメージ

2つのイメージ「call:大きな声で呼ぶ・発する」+「out:内から外へ」で「呼ぶ・叫ぶ」などの意味になります。感覚としては「大きな声を外へ出す感覚」です。

 


2.call out「呼び出す・召集する・出動させる」など

 

 

・I was called out to repair the roof.
・屋根の修理に呼ばれました

⇒呼ばれて今いる場所の外へ行くイメージ

・We called out the expert who can explain it.
・私たちはそれを説明できる専門家を呼びました

⇒私たちが大きな声で専門家を外へ呼んだイメージ

2つのイメージ「call:大きな声で呼ぶ・発する」+「out:内から外へ」で「呼び出す・召集する・出動させる」などの意味になります。感覚としては「呼ばれて今いる場所の外へ行く感覚」です。

 

「call in」と「call out」の違い

 

 

■「call in」と「call out」のニュアンスの違い

・call in ⇒ ~するためにその場所へ集まる(in:ある空間の中)
・call out ⇒ ~するために今いる場所を離れる(out:内から外へ)

 

 

実際に例文を見ると以下のようになります。

・I was called in to repair the roof.
・屋根の修理に呼ばれました
⇒屋根の修理をするために集まる(in:ある空間の中)

・I was called out to repair the roof.
・屋根の修理に呼ばれました
⇒屋根の修理をするために出る(out:内から外へ)

それぞれの前置詞のイメージのとおりなので簡単ですね。

 

call up「電話をかける・召集する・選抜する」など

1.call up「電話をかける」など

 

 

・I’ll call you up later.
・後で電話します

⇒相手を大きな声で呼ぶイメージ

2つのイメージ「call:大きな声で呼ぶ・発する」+「up:話者のいる方へ」で「電話をかける」などの意味になります。感覚としては「大きな声で呼ぶ・発する感覚」です。

元々「call」には「呼ぶ・電話する」という意味がありますが、前置詞「up」がつくいた方が、明確に電話だと分かるようになります。

 


2.call up「召集する・選抜する」など

 

 

・We call up a meeting.
・会議を招集します

⇒会議に大きな声で呼ぶイメージ

・They called up reserve forces.
・彼らは予備軍を招集した

⇒彼らが大きな声で予備軍を呼んだイメージ

2つのイメージ「call:大きな声で呼ぶ・発する」+「up:近づいて」で「召集する・選抜する」などの意味になります。感覚としては「大きな声で呼びよせる感覚」です。

 


3.call up「(力・勇気・感情・記憶などを)呼び起こす」など

 

 

・She called up her courage.
・彼女は勇気を振り絞った

⇒彼女が自身の勇気を大きな声で呼び起こしたイメージ

・She called up her childhood memories.
・彼女は幼少期の記憶を呼び起こした

⇒彼女が幼少期の記憶を大きな声で呼び起こしたイメージ

・He called up the program.
・彼はプログラムを呼び出した

⇒彼がプログラムを呼び起こしたイメージ

2つのイメージ「call:大きな声で呼ぶ・発する」+「up:近づいて」で「(力・勇気・感情・記憶などを)呼び起こす」などの意味になります。感覚としては「大きな声で呼びよせる感覚」です。

こちらも注目 ⇒ callの句動詞や熟語10選!

 


 

いかがでしたでしょうか?

 

今回の記事では「callが使われている表現」をまとめてみました。

callは「呼ぶ」という意味でお馴染みですが、英語本来のイメージは「大きな声で呼ぶ・発する」です。そのことから「叫ぶ・名づける・みなす・判定する・電話をする・召集する・要求する」などを表現するのが得意です。

また「呼ぶ」から派生して「感情や記憶などを呼び起こす・思い出す」や「勇気などを奮い立たせる」なども表現できます。この辺は「心や頭の中に埋まっているものを表面に呼び出す・呼び起こす感覚」ですね。

どのような意味になるにせよ、イメージの「大きな声で」が生きており、強い発声の意識があるので覚えておきましょう。

 

 

 

【学校では教えてくれない英語のイメージを知りたい方へ】

 

 

英語の本来のイメージを『ネイティブ感覚インストール講座』にてお伝えしております。当サイトではお伝えしていない内容も動画で配信中。  
 
オリジナル英会話教材 ⇒ ネイティブ感覚インストール講座   
 
長い間英語を勉強してきて、英単語もたくさん覚えてきたはずなのに、「英語を話す際に言葉に詰まってしまう」、そんなお悩みがある方にお薦めの講座です。ご興味のある方はぜひご覧ください。   
  
  
 
Sponsored Link

\ SNSでシェアしよう! /

英語チャンネルの注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

英語チャンネルの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

コメントを残す

*

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.

関連記事

  • これで完璧!前置詞「until」の意味と使い方!英語のイメージで表現の幅を広げよう!

  • 例文で解説!「concerned about」と「concerned with」のニュアンスと意味の違いと使い方!

  • 例文で解説!「agree to」と「agree with」と「agree on」のニュアンスと意味の違いと使い方!

  • 徹底解説!turnと基本文型!よく使われる熟語やイディオムを例文で紹介!

  • 例文で解説!「watch over」と「look after」と「take care of」のニュアンスと意味の違いと使い方!

  • 動詞「pass」の意味と使い方!英語のイメージを掴んで英会話の幅を広げよう!