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徹底解説!便利だけど間違えやすい「go」を使った6つの表現!

 

 

今回ご紹介する「動詞(go)」といえば、「~へ行く」という意味で使われるのが一般的ですが、その他に「副詞」「動名詞」「前置詞」などを後ろに置くことで、より多くの意味を持たせることができます。

実際、日常会話でも頻繁に使われる表現なので、何気なく使われていることが多いのですが、実は意外に細かい部分を間違えている人も少なくありません。

そこで、今回の記事では「動詞(go)を使った表現」と「正しい使い方」をご紹介していきますので、ぜひ、記事を読んでチェックしてみてください。

 

 

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基本的なイメージ:「go」

 

 

まず、「動詞(go)のイメージ」から復習していきますが、「動詞(go)」のイメージは「あるところから去って離れていく・進行する」です。

せっかくなので、例文とイラストを使ってイメージを捉えてみましょう。

・I go to the hospital.
・病院に行きます
⇒今いる場所から病院へ向かって離れていく

・My stomachache has gone.
・腹痛が消えた
⇒痛みが今いる場所(お腹)から離れていく

・My grandmother has gone at the age of 87.
・祖母は87歳で亡くなった
⇒祖母の魂が今いる場所(この世)から離れていった

 

 

学校の授業などでは「行く」という意味で教わった「go」ですが、英語本来のイメージ「あるところから去って離れていく・進行する」で捉えると、様々な意味で使うことができるのがわかりますよね?

辞書で調べて「動詞(go)の意味」をひとつひとつ覚えていくのも勉強になりますが、それらの意味は「あるところから去って離れていく・進行する」というイメージから生まれていると意識すると、更に「動詞(go)」を深い意味で使いこなすことができるようになります。

⇒ 動詞「go」の意味と使い方!英語のイメージを掴んで英会話の幅を広げよう

 

●動詞「go」のイメージ
・あるところから去って離れていく
⇒行く
⇒運行する
⇒消える
⇒亡くなる
⇒運ばれる
⇒動く・作動する
⇒ふるまう
⇒上手くいく・成功する
※イメージからこれらの意味が派生している

 

では、そんな「動詞(go)」のイメージを踏まえて正しい使い方を見ていきましょう。

 

 

使い方1:「go + to ~」の表現

 

 

最初にご紹介する「動詞(go)の表現」は「go to ~」です。

・I go to Tokyo.
・私は東京へ行きます
・I go to the clinic to get a shot.
・私は注射を打つためにクリニックへ行きます
・I go to school today.
・私は今日学校へ行きます

これは一般的な表現なので簡単ですよね?

シンプルに「動詞(go)」の後ろに「前置詞(to)」を置き、その後ろに「名詞(Tokyo, the clinic, school)などの到達地点」を置く表現です。

この使い方をやる際のポイントとして、英語には「前置詞の後ろには名詞を置かなくてはならない」というルールがあるため、必ず「名詞(到達地点)」を置く必要があります。

 

 

使い方2:「go + 副詞」の表現

 

 

次にご紹介する「動詞(go)の表現」は「go + 副詞」です。

・I go home.
・私は帰ります
・I go outside.
・私は外に出ます
・I go there.
・私はそこに行きます

この「go + 副詞の表現」は、意外に間違えている人が多いので注意が必要です。

具体的な例をあげると、例文で使われている「home」という単語は、基本的に「家」という意味で使われることが多い単語ですが、この単語「home(家)」は「名詞」ではなく「副詞」として使われることが多い単語です。

特に「動詞(go)」の後ろに置かれている場合は「家へ」「故郷へ」「母国へ」といった意味の「副詞」になっているので「前置詞」は必要ありません。

 

 

使い方3:「go + 動名詞」の表現

 

 

次にご紹介する「動詞(go)の表現」は「go + 動名詞」です。

・I go shopping.
・私は買い物に行きます
・I go hiking.
・私はハイキングに行きます
・He went fishing.
・彼は釣りに行きます
・He went skiing.
・彼はスキーに行きます

この「go + 動名詞」の肝になるのは、後ろに置かれている「動名詞」は「到達地点ではなく、そういう行為(動作)である」という点です。この場合の「動詞(go)の意味」は「行く」ではなく「行う」という意味に解釈されるため「前置詞」は必要ありません。

よく「I go to shopping.」や「He went to skiing.」など、間違えて「前置詞(to)」を使ってしまうことがあるので注意しましょう。

 

 

使い方4:「go + on ~」の表現

 

 

次にご紹介する「動詞(go)の表現」は「go + on ~」です。

・I go on a trip.
・私は旅行に行きます
・I go on a vacation to New York.
・私は休暇でニューヨークに行きます
・I go on a cruise in summer.
・私は夏にクルーズに行きます

先ほど、「動詞(go)」の後ろに「到達地点(Tokyo, the clinic, school)など」が置かれている場合は「前置詞(to)」を使うとお伝えしましたが、後ろに「旅行系の名詞(trip, vacation, cruise)など」が置かれている場合は「前置詞(on)」が使われます。

似たような文なのに「なぜ、後ろの前置詞がtoとonで異なるのか?」というと、「主語」にとって「Tokyo(東京)は到達地点という点である」のに対し、「trip(旅行)は旅の間、ずっと密着してつづいているから」です。

・I go to Tokyo.
・私は東京に行きます
⇒東京は私にとって到達地点。

・I go on a trip.
・私は旅行に行きます
⇒旅行は私にとってつづいているもの。

なので「旅行系名詞(trip, vacation, cruise)など」には、「到達地点を指し示す前置詞(to)」ではなく「密着を表す前置詞(on)」が使われます。

 

 

使い方5:「go + 動詞」の表現

 

 

次にご紹介する「動詞(go)の表現」は「go + 動詞」です。

Go get it.
・それを取りに行きなさい
・Let’s go eat.
食べに行こう
・I go buy the book.
・その本買いに行ってくる

この表現は「動詞(go)+動詞(get, eat, buy)」といった感じで「動詞」が続いているため、間違っているように感じますが、実は「動詞と動詞の間にある前置詞(to)や接続詞(and)が省略された表現」になります。

・Go get it.
・Go (and) get it.
・Go (to) get it.
⇒動詞と動詞の間の接続詞や前置詞が省略されているだけ。

日常的な会話や口語表現などで、よく使われる表現なので覚えておきましょう。

 

 

使い方6:「go + 形容詞」の表現

 

 

最後にご紹介する「動詞(go)の表現」は「go + 形容詞」です。

・The video went viral.
・その動画はバズった
・He went crazy.
・彼は頭がおかしくなった
・He went blind.
・彼は盲目になった

この「go + 形容詞」は「~になる」という意味で使われる表現になります。

ポイントは「動詞(go)のイメージ(あるところから去って離れていく・進行する)」から派生しているという点で、そこから「形容詞の状態に進行する(つまり、形容詞の状態になる)」という意味になります。

 

 

動画で復習しよう

 

 

 

今回ご紹介した「動詞(go)を使った表現」はいかがでしたでしょうか?。

1.「go + to ~」
2.「go + 副詞」
3.「go + 動名詞」
4.「go + on ~」
5.「go + 動詞」
6.「go + 形容詞」

この6つの表現は、海外の映画やドラマで見聞きしたり、実際に使ったことがある人も多かったと思います。ですが、普段から何気なく触れている表現なので「なぜ、そういう意味になるのか?」といった細かい部分や理由を知らなかった人もいたと思います。

こういった細かい部分やルールを理解することで、試験やテストはもちろんのこと、日常会話でのミスも少なくなりますので、新しい表現に触れる際には「暗記」だけでなく「理由」にも目を向けてチェックするようにしてください。

 

 

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