例文で解説!「express, represent, show, indicate」のニュアンスと意味の違いと使い方!
今回の記事では「express と represent と show と indicate の違い」をまとめてみました!
英語を使いこなすには、日本語の意味だけでなく「語句が文中でどういうニュアンスになるのか?」を理解するのが重要です。
そこで、今回の記事では「express とrepresent と show と indicate のニュアンスの違い のニュアンスの違い」を解説してみたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
「express とrepresent と show と indicate」の違い
語句 | ニュアンス | 主な日本語訳 |
express | 感情や考えを言葉や行動で表す | 表す 表現する 述べる |
show | 目に見える形で表す | 見せる 示す 表す・現す |
represent | 象徴や代理として表す ※象徴や代理として表す ※公式に認められている |
表す 象徴する 代理する |
indicate | 特定の傾向を表す | 表す 示す 暗示する |
「express」のニュアンス
「express」の意味:(表す・表現する・述べる)
・His attitude expressed his anger.
・彼の態度は彼の怒りを表していた
⇒彼の態度が彼の怒りを表していたイメージ
・She expressed her thought in a few words.
・彼はことば少なに自分の意見を述べた
⇒彼がことば少なに自分の意見を表したイメージ
・She expressed how grateful she is.
・彼女は感謝の気持ちを表した
⇒彼女が感謝の気持ちを表したイメージ
expressのイメージは「言葉や行動で感情や考えを表す」です。感覚的には「自己表現をする」といった感覚ですね。
「show」のニュアンス
「show」の意味:(集まる・寄せ集める・拾い集める)
・He showed his impatience.
・彼はいらだちを見せた
⇒彼がいらだちを表したイメージ
・He showed his happiness.
・彼は幸せそうな様子を見せた
⇒彼が幸せそうな様子を表したイメージ
・He showed respect towards the fallen soldiers.
・彼は戦死した兵士たちに敬意を示した
⇒彼が戦死した兵士たちに敬意を表したイメージ
showのイメージは「目に見える形で表す」です。感覚的には「感情などを目に見える形で見せる」といった感覚ですね。物理的に見せるというのがポイントです。
「represent」のニュアンス
「represent」の意味:(表す・象徴する・代理する・代表する)
・The stars in the American flag represent the States.
・アメリカの国旗の星は州を表わしています
⇒アメリカの国旗の星は各州を表現しているというイメージ
・This painting represents a history of America.
・この絵はアメリカの歴史を表しています
⇒この絵がアメリカの歴史を表現しているというイメージ
representのイメージは「象徴や代理として表す」です。ポイントは「何かの代わりとして何かを表す点」にあります。
※象徴や代理として表す
※公式に認められている
「indicate」のニュアンス
「indicate」の意味:(示す・表す・暗示する)
・The compass indicates the north.
・コンパスは北を指しています
⇒コンパスが北を表しているイメージ
・The map indicates the location of the treasure.
・地図には宝物の場所が示されています
⇒地図が宝物の場所を表しているイメージ
・The dark clouds indicates that a storm is coming.
・暗い雲は嵐が来ることを示しています
⇒暗い雲が嵐が来ることを表しているイメージ
indicateのイメージは「特定の傾向を表す」です。ポイントは「直接的にも間接的にも示すことができる点」にあります。
「express とrepresent と show と indicate」の例文
「express」の例文
・He always expresses his opinions honestly.
・彼はいつも自分の意見を正直に表現する
⇒彼がいつも自分の意見を正直に表しているイメージ
・I expressed my gratitude to him.
・彼に感謝の意を表した
⇒私が彼に感謝の意を表したイメージ
語源としては「ex:外に+press:押す」になります。文字通りの意味なので感覚的にも掴みやすいですね。
「show」の例文
・His face showed disappointment.
・彼の顔には失望が表れていた
⇒彼の顔に失望が表れていたイメージ
・She showed interest in the news.
・彼女はそのニュースに興味を示した
⇒彼女がそのニュースに興味を示したイメージ
・This chart shows the sales over the years.
・グラフは年ごとの売上を表している
⇒グラフが年ごとの売上を表しているイメージ
一般的に「見せる」という意味で知られている動詞ですが、他者に見えるようにする感覚から「表す・示す」などの意味が生まれています。
「represent」の例文
・The maple leaf represents Canada.
・楓の葉はカナダを象徴している
⇒楓の葉はカナダを象徴するマークであるというイメージ
※公式に象徴として認められている
・The skull mark on this book represents poison.
・この本のドクロマークは毒を表しています
⇒この本のドクロマークが毒を表しているというイメージ
※公式に代理として認められている
基本的に「何かの代わりに何かで表す」といったニュアンスになります。そのため「何かの象徴となっているモノに使われることが多い」です。
「indicate」の例文
・Statistics indicate that the economy has improved.
・統計は経済が上向いたことを表している
⇒統計が経済が上向いたことを表しているイメージ
※統計が経済の上向きを暗示
・The red point on the map indicates where we are.
・地図上の赤い点は私たちの位置を示しています
⇒地図上の赤い点は私たちの位置を表しているイメージ
※計器が居場所をはっきりと示す
indicateのポイントは「間接的に暗示することも直接的にはっきり示すこともできる点」にあります。因みに、暗示している場合は「トレンド(傾向)を表していること」が多くなります。
いかがでしたでしょうか?
こうやって例文を並べて比べてみると「同じ表すを意味する語句」でもニュアンスが異なるのが分かりますね。
細かいニュアンスの違いを理解して使いこなすためには、それぞれの語句「express とrepresent と show と indicate」のイメージを掴むことが重要です。また、実際に語句が使われている英文や前後の話の流れなども意識することも英語力を伸ばすポイントになります。
ぜひ、もう一度この記事を読み直して「それぞれの語句のニュアンス」を掴むようにしましょう。
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