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動詞「think」の意味と使い方!英語のイメージを掴んで英会話の幅を広げよう!

 

 

動詞の「think」と言えば、一般的には「思う」という意味でお馴染みですよね?

実際、動詞「think」は日本語で言うところの「思う」という意味で使われていますが、それは「think」のイメージから生みだされた意味の1つにすぎません。では、他に「think」には、どのような使い方があるのでしょうか?

今回の記事では「thinkのイメージと正しい使い方」を解説していきます。

 

 

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「thinkのイメージ」

 

 

まず、「think」のイメージですが「頭の中で何か考える」になります。

この「頭の中で何か考える」のイメージから、よく使われる「思う」という意味が生まれています。

日本語で「思う」と聞くと「何かについて思うこと」を想像しますが、「think」は「考える・想像する・思い出す」など「頭の中で起こっていること全般」を表現することができます。

動詞「think」を使う際には「頭の中で何か考える」というイメージを意識しながら、使ってみてください。

 

では、動詞「think」を使った例文をいくつか見ながらイメージを落とし込んでいきましょう。

・I think that she is right.
・私は彼女は正しいと思う

⇒彼女が正しいと頭の中で考えているイメージ

・I have no time to think.
・考える時間がありません

⇒頭の中で考える時間がないイメージ

・I’ll think about it.
・検討しておきます

⇒頭の中で考えておきますというイメージ

このように、動詞「think」は「頭の中で何か考える」というイメージがあり、そのイメージから「思う・考える・想像する・思い出す」などの意味で使うことができます。

 

 

「thinkの使い方(基本編)」

 

 

ここからは、動詞「think」の本来のイメージ「頭の中で何か考える」を意識して、簡単な例文を見ながら「正しい使い方」を理解していきましょう。

 

think(考える・思う)

・What do you think?
・どう思いますか?

⇒相手が頭の中でどう考えているのかを尋ねるイメージ

・I’m thinking about you.
・君のことを考えています

⇒頭の中で相手のことばかり考えているイメージ

・I was thinking about going to the gym.
・ジムに行こうか考えていました

⇒頭の中でジムに行くかどうかを考えていたイメージ

 

think(思い出す)

・When I watch the movie, I think about when I was young.
・この映画を見ると、自分が若かった頃のことを思い出します

⇒その映画を観ると若い頃のことが頭の中に浮かんでくるイメージ

・Whenever I go there, I think of my childhood.
・そこへ行くといつも子供の頃のことを思い出す
⇒その場所へ行くと子供の頃のことが頭の中に浮かんでくるイメージ

 

think(想像する)

・He thought the worst.
・彼は最悪の事態を想像した

⇒頭の中で最悪の事態のことを考えているイメージ

・I can’t think what they might say.
・私は彼らが何て言うか想像できない

⇒頭の中で彼が言うであろうことを考えているイメージ

・It was more difficult than we thought.
・思っていた以上に難しかった

⇒頭の中で思っていたよりも難しかったイメージ

 

think(みなす)

・I think him a honest person.
・私は彼を誠実な人だと思っている

⇒頭の中で相手のことを考えているイメージ

・She is thought to be a great singer.
・彼女は偉大な歌手だと思われていた

⇒世間一般で偉大な歌手だと思われていたイメージ

 

このように動詞「think」には「頭の中で何か考える」というイメージがあるため「思う・考える・想像する・思い出す」などの意味を生み出すことができます。

 

 

「thinkの使い方と基本文型」

 

 

さて、そんな動詞「think」ですが、扱う上ですごく難しい要素があります。それは「thinkは自動詞なのか?他動詞なのか?」です。これは難しい問題なのですが、結論から言うと「thinkは基本的には自動詞」です。

 

なので、動詞「think」の後ろに名詞や代名詞などを直接置くことは基本的にはできません。

●動詞「think」は自動詞

○ I think about it.
○ 私はそれについて考えた
⇒自動詞なので後ろに直接名詞や代名詞は置けない
× I think it.
× 私はそれを考えた
⇒自動詞なので後ろに直接名詞や代名詞は置けない

動詞「think」の後ろに直接名詞や代名詞を置いてしまうと、それらが目的語ということになってしまうため、自動詞という定義が破綻してしまう。つまり「I think it.」みたいな直接的な使い方はできないという訳なのですね。

 

thinkの文型

ですが、文の形を工夫することで他動詞として使うことは可能です。

第一文型(S+V):主語の単純動作
think
think about 名詞
think of 名詞
思う・考える
名詞について考える
名詞について考える
第三文型(S+V+O):主語の動作が目的語に影響
think O(Oはwh節など)
think that S+V
Oについて考える
that以下だと思う・考える
第五文型(S+V+O+C):主語が目的語を補語とみなす
think O to V
think O (to be) 名詞/形容詞
OはVするものだと思う
Oを名詞/形容詞だと思う

 

第一文型(S+V)

第一文型(S+V):主語の単純動作
think
think about 名詞
think of 名詞
思う・考える
名詞について考える
名詞について考える

・Don’t think, just do.
・考えるな行動しろ

・I think about my future.
・将来について考えます

・We think of you a lot.
・いつもお前のことを考えているよ

 

第三文型(S+V+O)

第三文型(S+V+O):主語の動作が目的語に影響
think O(Oはwh節など)
think that S+V
Oについて考える
that以下だと思う・考える

・I can’t think what they might say.
・私は彼らが何て言うか想像できない

・I think that you are going to be a great actor.
・あなたは偉大な俳優になると思うよ

 

第五文型(S+V+O+C)

第五文型(S+V+O+C):主語が目的語を補語とみなす
think O to V
think O (to be) 名詞/形容詞
OはVするものだと思う
Oを名詞/形容詞だと思う

・I think it difficult for him to solve the problem.
・彼にこの問題を解くことは難しいと思うよ

・I think him to be honest.
・彼は誠実な人だと思う

 

このように、動詞「think」の後ろに直接的に名詞や代名詞は置けないものの、節などを利用し工夫することで、目的語の取れる他動詞として使うことは可能です。

文法の話なので、少し難しかったと思いますが、英語を勉強していく上で「自動詞&他動詞」と「基本文型」は非常に重要な要素になりますので、頭の片隅に置いておいてくださいね。

 

 

「thinkの使い方(応用編)」

 

 

動詞「think」は様々な語句と合わせることで、動詞単体で使うよりも多くの意味を生み出すことができます。

 

think over(~を熟考する・~をよく考える)

動詞「think」の「頭の中で何か考える」に「over(上に弧)」のイメージが加わり「~を熟考する、~をよく考える」という意味になります。

・I’ll think it over again.
・もう一度考え直します

⇒考えるだけでなく上から覆うように更に考えるイメージ

・Please think over what I said.
・私の言ったことをよく考えておいてください

⇒考えるだけでなく上から覆うように更に考えるイメージ

・Let’s think over this proplem again.
・この問題について、もう一度よく考えましょう

⇒考えるだけでなく上から覆うように更に考えるイメージ

イメージとしては「ただ考えるのでなく上から覆うように更に深く考える」というイメージになります。

 

think about(~について考える)

動詞「think」の「頭の中で何か考える」に「about(ざっくり・だいたいその周り)」のイメージが加わり「~について考える」という意味になります。

・I think about you.
・君のことを考えます

⇒相手とその周辺について考えるイメージ

イメージとしては「考える対象と、その対称にまつわることを考える」といったイメージです。文字通りの感覚なので簡単ですね。

 

think of(~について考える)

動詞「think」の「頭の中で何か考える」に「of(全体と部分・切っても切れない関係」のイメージが加わり「~について考える」という意味になります。

・I think of you.
・君のことを考えます

⇒相手について考えるイメージ

イメージとしては「対象のことを考える」といったイメージです。文字通りの感覚なので簡単ですね。

 

●「think about」と「think of」の違い

 

 

今回ご紹介した「think about」と「think of」は誤訳的には全く同じですが、ニュアンスが若干異なります。

・I think about you.
・君のことを考えます

⇒相手とその周辺について

・I think of you.
・君のことを考えます

⇒相手のことについて

1つ目の文「I think about you.」は「相手とその周りもひっくるめて考える」、つまり「相手のことはもちろん、相手の好き嫌いや人間関係のこと、場合によっては相手の飼っている犬のポチのことも考える」のに対し、2つ目の文「I think of you.」は「相手のことだけを考える」といった感覚になります。

 

●「think about」と「think of」のニュアンスの違い
・think about ⇒ 対象とその周辺を含めて考える
・think of ⇒ 対象のことを考える

 

このように動詞「think」には「頭の中で何か考える」というイメージがあるので「頭の中で何か考える」というイメージがあるため「思う・考える・想像する・思い出す」など、脳で行う作業のほぼ全てを表現することができます。

 

 

「動画で復習しよう」

 

 

いかがでしたか?「thinkのイメージ」は掴めましたでしょうか?

動詞「think」は一般的には「思う、考える」という意味で使われていますが、それは根本のイメージである「頭の中で何か考える」から派生した意味になります。

 

 

それだけに「思う・考える・想像する・思い出す・みなす」など「脳で行う作業のほぼ全てを網羅すること」ができます。非常に単純な動詞なので表現自体は難しくないのですが、文の構成が少しトリッキーなのが難点です。

しかし、慣れてしまえば非常に使い勝手が良い動詞ですし、動詞「think」に近い動詞「believe, consider, expect, feel,  suppose, remember」など多くの動詞に応用できる考え方なので、少しずつ慣れていくようにしましょう。

 

 

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