例文で解説！「hear」と「listen to」と「listen for」のニュアンスと意味の違いと使い方！

 

 

今回の記事では「hear と listen to と listen for の違い」をまとめてみました！

英語を使いこなすには、日本語の意味だけでなく「語句が文中でどういうニュアンスになるのか？」を理解するのが重要です。

そこで、今回の記事では「hear と listen to と listen for のニュアンスの違い」を解説してみたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

 

 

「hear と listen to と listen for」の違い

 

語句	ニュアンス	主な日本語訳
hear	耳に入ってきた音を聞く	～が聞こえる
listen to	意識して聴く	～を聴く
listen for	意識して聴こうとする	～に耳を澄ます

 

 

 

「hear」のニュアンス

 

 

「hear」の意味：（～が聞こえる）

・I heard the music.
・音楽が聞こえた
⇒自然と音楽が聞こえてきたイメージ

hearのイメージは「耳に入ってきた音楽を聞く」です。感覚的には「自然と音楽が聞こえてきた感覚」なので、上記の例文の場合は「音楽が聞こえた」という意味になります。

音楽を聞こうとして聞いたのではなく、自然と音楽が耳に入ってきたニュアンスですね。

 

 

 

 

「listen to」のニュアンス

 

 

「listen to」の意味：（～を聞く）

・I listened to the music.
・音楽を聴きました
⇒意識して音楽を聴いたイメージ

listen toのイメージは「意識して音楽を聴く」です。感覚的には「意識して音楽を聴いた感覚」なので、上記の例文の場合は「音楽を聴きました」という意味になります。

自然と音楽が耳に入ってきたのではなく、音楽を聴こうとして聴いたニュアンスですね。

 

 

 

 

「listen for」のニュアンス

 

 

「listen for」の意味：（～に耳を澄ます）

・I listened for the music.
・音楽に耳を傾けた
⇒意識して音楽を聴こうとしたイメージ

listen forのイメージは「意識して聴こうとする」です。感覚的には「意識して音楽を聴こうとする感覚」なので、上記の例文の場合は「音楽に耳を傾けています」という意味になります。

音楽を聴こうとして耳を傾けているニュアンスですね。音楽に耳を傾けてはいますが「音が到達（to）はしていない」ので。まだ「音楽は聞こえてきていない状況（for）」です。

 

 

 

 

「hear と listen for」の例文

 

 

 

「listen for」の例文

 

 

・I listened for the song but I couldn’t hear that.
・歌に耳を傾けましたが聴こえませんでした
⇒歌を聴こうとしてみたが聴くことができなかったイメージ

listen forのイメージは「耳に入ってきた音を聴く」です。感覚的には「歌に耳を傾けてみた感覚」なので、上記の例文の場合は「歌に耳を傾けましたが」という意味になります。

・I listened for the song.
・歌に耳を傾けた
⇒歌を聴こうとしたイメージ
※歌を聴こうとしているがまだ聴こえてはいない

ポイントは「歌を聴こうとしている（まだ歌は聴こえてい）」という点にあります。なので「到達（listen to）」ではなく「方向（listen for）」が使われます。

 

 

「hear」の例文

 

 

・I listened for the song but I couldn’t hear that.
・歌に耳を傾けましたが聴こえませんでした
⇒歌を聴こうとしてみたが聴くことができなかったイメージ

hearのイメージは「耳に入ってきた音を聞く」です。感覚的には「歌を意識して聴こうとした感覚」なので、上記の例文の場合は「歌は聴こえませんでした」という意味になります。

・I couldn’t hear that.
・歌は聴こえませんでした
⇒歌が耳に入ってこなかったイメージ
※実際に歌は耳に入ってきていない

ポイントは「歌が耳に入ってこなかった」という点にあるため、上記のように「自然と聞こえてくる（hear）」が使われます。

 

 

いかがでしたでしょうか？

 

こうやって例文を並べて比べてみると「同じ会うを意味する語句」でもニュアンスが異なるのが分かりますね。

細かいニュアンスの違いを理解して使いこなすためには、それぞれの語句「meet と run into と come across」のイメージを掴むことが重要です。また、実際に語句が使われている英文や前後の話の流れなども意識することも英語力を伸ばすポイントになります。

ぜひ、もう一度この記事を読み直して「それぞれの語句のニュアンス」を掴むようにしましょう。

 

 

 

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