例文で解説!「deal」と「deal in」と「deal with」のニュアンスと意味の違いと使い方!
今回の記事では「deal と deal in と deal with の違い」をまとめてみました!
英語を使いこなすには、日本語の意味だけでなく「語句が文中でどういうニュアンスになるのか?」を理解するのが重要です。
そこで、今回の記事では「deal と deal in と deal with のニュアンスの違い」を解説してみたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
「deal と deal in と deal with」の違い
語句 | ニュアンス | 主な日本語訳 |
deal | 取引をする | ~を取り扱う ~を販売する |
配る・分配する | ~を配る・分け与える | |
deal in | 商いを行う | ~を取り扱う ~を販売する |
deal with | 対応する | ~と取引をする ~に対処する |
「deal」のニュアンス
「deal」の意味:(~を販売する)
・We deal Apple products.
・我々はアップル製品を販売しています
⇒我々がアップル製品の取引をしているイメージ
dealのイメージは「取引をする」です。感覚的には「我々がアップル製品の取引をしている感覚」なので、上記の例文の場合は「我々はアップル製品を販売しています」という意味になります。
ただし「deal=物を売る」という意味で使う場合は「代理店業務(仕入れをして販売をするお店)での販売限定」になります。具体的には「アップル製品の取り扱い店」や「トヨタのカーディーラー」などですね。
単純にお店で服を売るなどの場合は、代理店ではないので「deal」を使うことはできません。
「deal in」のニュアンス
「deal in」の意味:(~を取り扱う)
・We deal in Apple products.
・我々はアップル製品を取り扱っています
⇒我々がアップルの製品で商いをしているイメージ
deal inのイメージは「商いを行う」です。感覚的には「我々がアップルの製品で商いをしている感覚」なので、上記の例文の場合は「我々はアップル製品を取り扱っています」という意味になります。
こちらの表現「deal in」は「deal」単体とは異なり、代理店業務だけでなく「単純にお店で服を売る」などの売買にも使うことができます。
× We deal clothes.
〇 We deal in clothes.
感覚としては「in clothes(服飾の世界)でdeal(商いを行う)」といった感じですね。
・in ⇒ ある空間の中
「deal with」のニュアンス
「deal with」の意味:(~と取引をする)
・We deal with a lot of clients.
・我々は多くの顧客と取引しています
⇒我々が多くの顧客に対応しているイメージ
deal withのイメージは「対応する」です。感覚的には「我々が多くの顧客に対応している感覚」なので、上記の例文の場合は「我々は多くの顧客と取引しています」という意味になります。
ポイントは「対処する」というイメージにあり、顧客に対応するということは「顧客と取引をすること」も含みますし「顧客のクレームに対応すること」も含みますよね?
そういった意味で、使える範囲が幅広いのが「deal with」の特徴です。
・with ⇒ 共に
「deal と deal in と deal with」の例文
「deal」の例文
・He deals used cars.
・彼は中古車を売っています
⇒彼が中古車の取引をしているイメージ
dealのイメージは「取引をする」です。感覚的には「彼が中古車の取引をしている感覚」なので、上記の例文の場合は「彼は中古車を売っています」という意味になります。
・He dealt the cards for a game.
・彼はゲームのためにカードを配った
⇒彼がゲームのためにカードを分配したイメージ
dealのイメージは「配る・分配する」です。感覚的には「彼がゲームのためにカードを分配する感覚」なので、上記の例文の場合は「彼はゲームのためにカードを配った」という意味になります。
「deal in」の例文
・He deals in used cars.
・彼は中古車を売っています
⇒彼が中古車で商いをしているイメージ
deal inのイメージは「商いを行う」です。感覚的には「彼が中古車で商いをしている感覚」なので、上記の例文の場合は「彼は中古車を売っています」という意味になります。
「deal with」の例文
・He is dealing with the company.
・彼はその会社と取引している
⇒彼がその会社に対応しているイメージ
deal withのイメージは「対応する」です。感覚的には「彼がその会社に対応している感覚」なので、上記の例文の場合は「彼はその会社と取引している」という意味になります。
・He is dealing with the problem.
・彼はその問題に取り組んでいる
⇒彼がその問題に対応しているイメージ
deal withのイメージは「対応する」です。感覚的には「彼がその問題に対応している感覚」なので、上記の例文の場合は「彼はその問題に取り組んでいる」という意味になります。
・He is dealing with cancer.
・彼は癌と闘っています
⇒彼が癌に対応しているイメージ
deal withのイメージは「対応する」です。感覚的には「彼が癌に対応している感覚」なので、上記の例文の場合は「彼は癌と闘っています」という意味になります。
・His speech dealt with the economy.
・彼のスピーチは経済を取り上げていた
⇒彼のスピーチが経済に対応していたイメージ
deal withのイメージは「対応する」です。感覚的には「彼のスピーチが経済に対応していた感覚」なので、上記の例文の場合は「彼のスピーチは経済を取り上げていた」という意味になります。
・He is dealing with stress well.
・彼はストレスと上手に付き合っている
⇒彼がストレスに上手く対応しているイメージ
deal withのイメージは「対応する」です。感覚的には「彼がストレスに対応している感覚」なので、上記の例文の場合は「彼はストレスと上手に付き合っている」という意味になります。
日本語でもそうですが「対応する」は、いろいろな意味に変換できるため、上記の例文のように商売以外にも汎用性があるのがポイントです。
いかがでしたでしょうか?
こうやって例文を並べて比べてみると「同じ取引を意味する語句」でもニュアンスが異なるのが分かりますね。
細かいニュアンスの違いを理解して使いこなすためには、それぞれの語句「deal と deal in と deal with」のイメージを掴むことが重要です。また、実際に語句が使われている英文や前後の話の流れなども意識することも英語力を伸ばすポイントになります。
ぜひ、もう一度この記事を読み直して「それぞれの語句のニュアンス」を掴むようにしましょう。
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