イメージでとらえる「about」を使った句動詞や語句の意味と使い方!
今回の記事では「aboutの句動詞や語句」をまとめてみました!
英語で「about」と言えば「平面を横切」という意味で知られていますが、それ以外にも様々な意味があります。更に動詞とくっつけることで句動詞となり、爆発的に応用できる範囲を広げることができます。
そんな句動詞を使いこなすには、意味をひとつひとつ覚えていくのも大事ですが、イメージで覚えるのも大事です。
そこで、今回の記事では「句動詞(aboutが使われている語句)」をまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
- 1 aboutのイメージ
- 1.1 aboutのイメージ①「数値:およそ・約」
- 1.2 aboutのイメージ②「位置:その辺り・周辺・あちこち」
- 1.2.1 be about to「まさに~しようとする」
- 1.2.2 bring about「もたらす・引き起こす」
- 1.2.3 come about「起こる・生じる」
- 1.2.4 get about「(ニュース・噂さなどが)広まる」
- 1.2.5 get about「動き回る・歩き回る」
- 1.2.6 go about「歩き回る」
- 1.2.7 go about「(病気・噂などが)広まる」
- 1.2.8 knock about「打ちまくる・虐待する・手荒に扱う」
- 1.2.9 knock about「あちこち見て歩く・放浪する」
- 1.2.10 leave about「散らかしたままにする・放置する」
- 1.2.11 look about「見回す・見張る・探し回る」
- 1.2.12 set about「取りかかる・着手する」
- 1.3 aboutのイメージ③「関係:~について・関連」
aboutのイメージ
「about」のイメージ
「だいたいその周り(約・その周辺・あちこち・関連)」
1.数値:およそ・約
2.位置:その辺り・周辺・あちこち
3.関係:~について・関連
主に使われているイメージは上記の3つです。この3つのイメージを掴むことで「文脈に合わせて句動詞を使いこなすこと」ができます。
句動詞を扱う上で、ポイントになるのは2つの語句のイメージです。なので「動詞のイメージ」と「副詞や前置詞のイメージ」を理解し、それぞれのイメージの組み合わせを意識するのが重要です。
aboutのイメージ①「数値:およそ・約」
be about「およそ~・約~」
・There were about 8.000 spectators.
・観客はおよそ8千人でした
⇒観客の人数がおよそ8000人
・It’s about 8 p.m.
・8時くらいです
⇒時間が8時周辺
・He is about 180cm.
・彼は180cmくらいです
⇒彼はだいたい180cmくらい
・aboutのイメージ ⇒ 「数値:およそ・約」
aboutのイメージ②「位置:その辺り・周辺・あちこち」
be about to「まさに~しようとする」
・The movie is about to begin.
・映画はもうすぐ始まります
⇒映画がもうすぐが始まる辺りにあるイメージ
・I was about to go out.
・出かけるところでした
⇒私がちょうど出かける辺りだったイメージ
・She is just about to eat the cake.
・彼女はちょうどケーキを食べようとしているところです
⇒彼女がちょうどケーキを食べる辺りにいるイメージ
・aboutのイメージ ⇒ 「位置:その辺り・周辺・あちこち」
bring about「もたらす・引き起こす」
・The problem brought about the war.
・その問題が戦争を引き起こした
⇒その問題が周辺に結果(戦争)を持ってきたイメージ
・The tsunami brought about a lot of damage.
・津波は大変な被害を引き起こした
⇒津波が周辺に結果(大変な被害)を持ってきたイメージ
・Internet has brought about a great change in our lives.
・インターネットは我々の生活に大きな変化をもたらした
⇒インターネットが我々の生活に大きな変化を持ってきたイメージ
・aboutのイメージ ⇒ 「位置:その辺り・周辺・あちこち」
come about「起こる・生じる」
・How did it come about that you stopped smoking?
・タバコをやめたきっかけは何ですか?
⇒タバコを辞めたきっかけが周辺に来たイメージ
・How did that come about?
・どうしてそうなったの?
⇒そうなったのか理由が周辺に来たイメージ
・aboutのイメージ ⇒ 「位置:その辺り・周辺・あちこち」
get about「(ニュース・噂さなどが)広まる」
・A rumor got about that he had been arrested.
・彼が逮捕されたという噂が流れた
⇒彼が逮捕されたという噂が周辺にある状態になったイメージ
・The gossip about their relationship got about fast.
・彼らの関係についての噂話は急速に広まりました
⇒彼らの関係についての噂話が周辺にある状態になったイメージ
get about「動き回る・歩き回る」
・They prefer getting about by train.
・彼らは電車で旅をすることを好みます
⇒彼らが電車であちこち動き回るイメージ
・He gets about with his broken leg.
・彼は骨折した足で歩き回っている
⇒彼が骨折した足であちこち歩き回っているイメージ
・aboutのイメージ ⇒ 「位置:その辺り・周辺・あちこち」
go about「歩き回る」
・He goes about the park everyday.
・彼は毎日公園を散歩します
⇒彼が公園をあちこち歩き回っているイメージ
go about「(病気・噂などが)広まる」
・The flu has been going about.
・インフルエンザが流行してきた
⇒インフルエンザがあちこちに広まるイメージ
・There’s a rumour going about that they broke up.
・彼らが別れたという噂が流れている
⇒彼らが別れたという噂があちこちに広まるイメージ
・aboutのイメージ ⇒ 「位置:その辺り・周辺・あちこち」
knock about「打ちまくる・虐待する・手荒に扱う」
・He were badly knocked about.
・彼はひどく打ちのめされた
⇒彼や彼ら周辺も含めてひどく打たれたイメージ
knock about「あちこち見て歩く・放浪する」
・He knocked about all over the world.
・彼は世界中を放浪した
⇒彼が世界中を転々としたイメージ
・aboutのイメージ ⇒ 「位置:その辺り・周辺・あちこち」
leave about「散らかしたままにする・放置する」
・Don’t leave your toys lying about.
・おもちゃを散らかしっぱなしにしないで
⇒おもちゃをその辺に残して離れるイメージ
・She left her papers lying about.
・彼女は書類をその辺に放置した
⇒書類をその辺に残して離れるイメージ
・aboutのイメージ ⇒ 「位置:その辺り・周辺・あちこち」
look about「見回す・見張る・探し回る」
・She looked about nervously.
・彼女は緊張した面持ちであたりを見回した
⇒彼女が緊張した面持ちで周辺に目を向けたイメージ
・He looks about for a job.
・彼は仕事を探しています
⇒彼が求人に目を向けているイメージ
・aboutのイメージ ⇒ 「位置:その辺り・周辺・あちこち」
set about「取りかかる・着手する」
・We set about the work.
・我々は作業に取りかかりました
⇒我々が作業を周囲に設置したイメージ
・They set about investigating of the matter.
・彼らはその問題の調査に着手した
⇒彼らが問題の調査を周囲に設置したたイメージ
・aboutのイメージ ⇒ 「位置:その辺り・周辺・あちこち」
aboutのイメージ③「関係:~について・関連」
ask about「~について尋ねる」
・I asked question about new product.
・新商品について質問しました
⇒新商品についての情報を求めたイメージ
・I was asked about my past experience.
・これまでの経験を聞かれました
⇒これまでの経験についての情報を求められたイメージ
・aboutのイメージ ⇒ 「関係:~について・関連」
go about「(状態で)過ごす・(仕事・生活)続ける」
・She went about in a costume.
・彼女はコスチュームを着ていました
⇒彼女がコスチュームと関係を続けているイメージ
・People are going about their daily lives.
・人々はいつも通りに生活をおくっています
⇒人々はいつも通りの生活との関係を続けているイメージ
go about「(仕事・問題に)取りかかる」
・He has gone about his work diligently.
・彼は熱心に仕事に取り組んできた
⇒彼が熱心に仕事との関係を続けているイメージ
・We are going about solving the problem.
・私たちはその問題の解決に取り組んでいます
⇒私たちがその問題の解決と関係を続けているイメージ
・aboutのイメージ ⇒ 「関係:~について・関連」
hear about「~について聞く」
・I hear about you all the time.
・あなたのことはいつも聞いています
⇒あなたに関することをいつも耳にしているイメージ
・Have you heard about him?
・彼のことを聞いたことありますか?
⇒彼に関することを聞いたことがあるか尋ねているイメージ
・aboutのイメージ ⇒ 「関係:~について・関連」
learn about「~について学ぶ・~について知る」
・The kids learned about solar system.
・子供たちは太陽系について学びました
⇒子供たちが太陽系や太陽系に関することを学んだイメージ
・aboutのイメージ ⇒ 「関係:~について・関連」
see about「取り計らう」
・I’ll see about getting the tickets.
・チケットの手配しとくよ
⇒チケットに関することを視界に入れておくイメージ
・I’ll see about our hotel.
・ホテルは手配しておきます
⇒ホテルに関することを視界に入れておくイメージ
see about「考慮する・検討する」
・I’ll see about it.
・考えておきます
⇒それに関することを視界に入れておくイメージ
・aboutのイメージ ⇒ 「関係:~について・関連」
speak about「~について話す」
・He spoke about her private life.
・彼は私生活について語った
⇒彼が自分の私生活に関して声に出して言うイメージ
・He spoke about his school days.
・彼は彼の学生時代について語った
⇒彼が彼の学生時代について声に出して言うイメージ
・aboutのイメージ ⇒ 「関係:~について・関連」
talk about「~について話す」
・He talked his experience about the war.
・彼は戦争についての自分の経験を語った
⇒彼が戦争についての自分の経験を話したイメージ
・They talked about movies.
・彼らは映画について話した
⇒彼らは映画に関することを話したイメージ
・aboutのイメージ ⇒ 「関係:~について・関連」
think about「~について考える・思う」
・We must think about global warming.
・私たちは地球温暖化について考えなければなりません
⇒地球温暖化を取りまくものごとについて考えるイメージ
・I think about you.
・君のことを考えています
⇒相手とその周辺について考えているイメージ
・aboutのイメージ ⇒ 「関係:~について・関連」
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では「aboutが使われている表現」をまとめてみました。
aboutは「だいたい」という意味でお馴染みですが、英語本来のイメージは「だいたいその周り(約・その周辺・あちこち・関連)」になります。
もちろん、イメージですので、今回紹介したイメージ意外にも紹介しきれていないイメージもあります。ですが、上記のイメージをベースに句動詞の意味を考えると、実際に使う際に応用が利くので、ぜひ、参考にしてみてくださいね。
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