イメージでとらえる「around」を使った句動詞や語句の意味と使い方!
今回の記事では「aroundの句動詞や語句」をまとめてみました!
英語で「around」と言えば「~の周り」という意味で知られていますが、それ以外にも様々な意味があります。更に動詞とくっつけることで句動詞となり、爆発的に応用できる範囲を広げることができます。
そんな句動詞を使いこなすには、意味をひとつひとつ覚えていくのも大事ですが、イメージで覚えるのも大事です。
そこで、今回の記事では「句動詞(aroundが使われている語句)」をまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
aroundのイメージ
「around」のイメージ
「ぐるっと囲む(周辺・広まって・巡って・向きを変えて・迂回)」
1.周囲・周辺
2.広まって・巡って
3.向きを変えて・迂回
主に使われているイメージは上記の3つイメージです。この3つのイメージを掴むことで「文脈に合わせて句動詞を使いこなすこと」ができます。
句動詞を扱う上で、ポイントになるのは2つの語句のイメージです。なので「動詞のイメージ」と「副詞や前置詞のイメージ」を理解し、それぞれのイメージの組み合わせを意識するのが重要です。
aroundのイメージ①「周囲・周辺」
bring under「下に置く・押さえつける」
・The medicine brought him around.
・薬のおかげで彼は意識を取り戻した
⇒意識が彼の周りに戻ってきたイメージ
・Energy drink will bring you around.
・エナジードリンクを飲めば元気が出るよ
⇒エナジードリンクが元気をもたらす(持ってくる)イメージ
bring around「連れてくる・持ってくる」
・I’ll bring the car around.
・車を回してきます
⇒車をある場所へ持ってくるイメージ
・I’ll bring the book around tomorrow.
・明日その本を持って行きます
⇒ある場所へレコードを持っていくイメージ
・aroundのイメージ ⇒ 「周囲・周辺」
get around「歩き回る・動き回る」
・We need a car to get around town.
・街を動き回るには車が必要ですよ
⇒街を車であちこちを動き回るイメージ
・She got around using the bike.
・彼女は自転車を使って移動した
⇒彼女が自転車を使ってあちこちを動いたイメージ
・aroundのイメージ ⇒ 「周囲・周辺」
go around「~を回る・~を巡る」
・The moon goes around the earth.
・月は地球の周りを巡る
⇒月が地球の周りを進行しているイメージ
・The parade is going around the city.
・パレードが市内を回っています
⇒パレードが市内を進行しているイメージ
・I like to go around Ueno.
・上野周辺を歩くのが好きです
⇒上野周辺を歩くのを好んでいるというイメージ
・aroundのイメージ ⇒ 「周囲・周辺」
look around「見回す・見張る・探し回る」
・I’m going to look around the shop a little more.
・もう少し店内を見て回ってみます
⇒もう少し店内を見て回るイメージ
・I was just looking around.
・ちょっと見て回っていたところです
⇒ちょっと周り見て回っていたイメージ
・aroundのイメージ ⇒ 「周囲・周辺」
move around「動き回る」
・The earth move around the sun.
・地球は太陽のまわりを公転している
⇒地球が太陽の周りをぐるっと動き回るイメージ
・She moved around by herself.
・彼女は一人であちこち動き回った
⇒彼女が一人であちこちをぐるっと動き回ったイメージ
・aroundのイメージ ⇒ 「周囲・周辺」
show around「案内する」
・She showed me around the city.
・彼女は私に街を案内してくれました
⇒彼女が私に街を見せて回ったイメージ
・I need someone to show me around NY.
・ニューヨークを案内してくれる人が必要です
⇒ニューヨークを私に見せて回ってくれる人を探してるイメージ
・aroundのイメージ ⇒ 「周囲・周辺」
stand around「ぼーっと立つ」
・They are standing around in front of the convenience store.
・彼らはコンビニの前でたむろしています
⇒彼らがコンビニの前でぼーっと立っているイメージ
・aroundのイメージ ⇒ 「周囲・周辺」
aroundのイメージ②「広まって・巡って」
get around「広まる」
・The news got around fast.
・そのニュースはすぐに広まりました
⇒ニュースが周りに広がった状態になったイメージ
・The rumor got around instantly on Twitter.
・噂はツイッターで瞬時に広まった
⇒噂が周りに広がった状態になったイメージ
・aroundのイメージ ⇒ 「広まって・巡って」
go around「広がる・行き渡る」
・Bad rumor went around.
・悪い噂が広まりました
⇒悪い噂が周辺に広まったイメージ
・The flu is going around.
・インフルエンザが流行っている
⇒インフルエンザが周辺に広まっているイメージ
・There are enough drinks to go around.
・全員に行き渡るだけの飲み物があります
⇒全員に飲み物が広まる(行き渡る)イメージ
・aroundのイメージ ⇒ 「広まって・巡って」
aroundのイメージ③「向きを変えて・迂回」
bring around「説き伏せる」
・She managed to bring him around.
・彼女は何とか彼を説得することができた
⇒彼女が彼の考えを反転させて持ってきたイメージ
・He tried to bring me around to his point of view.
・彼は私を自分の考えに導こうとした
⇒彼が私の視点を反転させて彼の視点へと持ってきたイメージ
・aroundのイメージ ⇒ 「向きを変えて・迂回」
get around「上手く避ける」
・They got around the problem.
・彼らは問題を回避した
⇒彼らが問題の核心に触れない(迂回した)イメージ
・He found the way of getting around the law.
・彼は法律を回避する方法を見つけた
⇒彼が法律に触れない(迂回する)方法を見つけたイメージ
・aroundのイメージ ⇒ 「向きを変えて・迂回」
talk around「~を説得する」
・I talked them around to leave there.
・そこから立ち去るように彼らを説得しました
⇒話すことによって彼らの考えを変えさせるイメージ
・I will talk her around.
・僕が彼女を説得するよ
⇒話すことによって彼女の視点を変えさせるイメージ
talk around「~を避けて話す」
・Don’t talk around it.
・回りくどく話すな
⇒本質を避けて周辺を話すイメージ
・They talked around the issue.
・彼らはその問題を回りくどく話した
⇒彼らがその問題の核心を避けて周辺を話すイメージ
・aroundのイメージ ⇒ 「向きを変えて・迂回」
turn around「(業績などを)好転させる」
・The strategy turned around ailing companies.
・その戦略は経営不振の企業を好転させた
⇒その戦略が経営状態をくるりと変えたイメージ
turn around「向きを変える(自動詞)」
・She turned around and left.
・彼女は背を向けて立ち去った
⇒彼女がくるりと背を向けたイメージ
・aroundのイメージ ⇒ 「向きを変えて・迂回」
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では「aroundが使われている表現」をまとめてみました。
aroundは「~の周り」という意味でお馴染みですが、英語本来のイメージは「ぐるっと囲む(周辺・広まって・巡って・向きを変えて・迂回)」になります。
もちろん、イメージですので、今回紹介したイメージ意外にも紹介しきれていないイメージもあります。ですが、上記のイメージをベースに句動詞の意味を考えると、実際に使う際に応用が利くので、ぜひ、参考にしてみてくださいね。
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