例文で解説!「appear, show up, turn up, come out」のニュアンスと意味の違いと使い方!
今回の記事では「appear とshow up と turn up と come out の違い」をまとめてみました!
英語を使いこなすには、日本語の意味だけでなく「語句が文中でどういうニュアンスになるのか?」を理解するのが重要です。
そこで、今回の記事では「appear とshow up と turn up と come out のニュアンスの違い のニュアンスの違い」を解説してみたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
「appear とshow up と turn up と come out」の違い
語句 | ニュアンス | 主な日本語訳 |
appear | 突然現れる ※なかったものの出現 ※見えてくる |
現れる 出現する 世に出る 姿を見せる |
show up | やって来る ※約束した場所などへの出現 |
現れる 出る 際立つ 明らかにする |
turn up | ひょっこり現れる ※予想外の出現 |
現れる ひょっこりやってくる |
モノが偶然出てくる ※予想外の発見 |
出てくる 発見する |
|
come out | 外に出てくる ※出現・出版など |
現れる 出てくる 世に出る |
明らかになる ※秘密などの表面化 |
出てくる 明らかになる |
「appear」のニュアンス
「appear」の意味:(現れる・出現する・世に出る・姿を見せる)
・A bear appeared in front of me.
・目の前にクマが現れた
⇒目の前にクマの姿が現れたイメージ
・He appeared in court.
・彼は法廷に出廷した
⇒法廷に彼の姿が現れたイメージ
appearのイメージは「突然現れる」です。感覚的には「なかったもモノが姿を見せる」といった感覚になります。
・His latest book appeared.
・彼の最新の本が出版された
⇒彼の最新の本が世に現れたイメージ
そのため「人や動物などが姿を現す場合」だけでなく、本や新聞の記事などが「世の中に出る場合(出版)」にも使えます。
※なかったものの出現
※見えてくる
「show up」のニュアンス
「show up」の意味:(現れる・出る・際立つ・明らかにする)
・She shows up as a ghost every night.
・彼女は夜な夜な幽霊となって現れる
⇒夜な夜な幽霊となった彼女の姿が現れるイメージ
・He did not show up.
・彼は現れなかった
⇒彼の姿が現れなかったイメージ
show upのイメージは「やって来る」です。感覚的には「約束した場所などに姿を見せる」といった感覚ですね。apearとは異なり「あらかじめ現れる予定がある」のがポイントですね。
・Her costume really showed up at the event.
・彼女の衣装はイベントで本当に目立っていた
⇒イベントで彼女の衣装が本当に目立っていたイメージ
・The mistake showed up in the report.
・その間違いは報告書で明らかになった
⇒報告書でその間違いが姿を現したイメージ
また、2つの語句「show:見せる+up:上がる」の組み合わせで「際立つ・明らかにする」といった意味にもなります。感覚的には「浮かび上がる感覚(現れる)」ですね。
※約束した場所などへの出現
「turn up」のニュアンス
「turn up」の意味:(現れる・ひょっこりやってくる・出てくる)
・He turned up here.
・彼はここへ現れた
⇒ここへ彼がひょっこり姿を現したイメージ
・She did not turn up after all.
・結局彼女は現れなかった
⇒結局彼女が姿を現さなかったイメージ
turn upのイメージは「ひょっこり現れる」です。感覚的には「予想外の出現」といった感覚ですね。ポイントは「出現を事前に予期していない」という点になります。
・The hidden treasure were turned up finally.
・埋蔵金がついに発見されました
⇒ついに埋蔵金が発見されたイメージ
・We turned up a new clue.
・新たな手がかりが見つかった
⇒新しい手がかりが見つかったイメージ
また、物に使った場合は「偶然出てくる」といったイメージになります。その場合も「発見を事前に予期していない」のがポイントです。
※予想外の出現・予想外の出現
「come out」のニュアンス
「come out」の意味:(現れる・出てくる・世に出る・明らかになる)
・The sun came out.
・太陽が出てきた
⇒太陽が姿を現したイメージ
・A snake came out from the bush.
・茂みから蛇が出てきた
⇒茂みから蛇が姿を現したイメージ
・His new book comes out next summer.
・彼の新しい本は来年の夏に出版されます
⇒彼の新しい本は来年の夏に出版されるというイメージ
come outのイメージは「外に出てくる」です。ポイントは「何かが外に出てくる点」にあります。そこから「出版される」などの意味も生み出します。
・The result will come out tomorrow.
・結果は明日出るでしょう
⇒結果は明日出てくるというイメージ
・My secret came out.
・秘密がバレた
⇒秘密が明らかになったイメージ
また、結果や秘密など「非物理的なモノが明らかになる」といった意味にもなります。
※出現・出版など・秘密などの表面化
「appear とshow up と turn up と come out」の例文
「appear」の例文
・A wild Pikachu appeared!
・野生のピカチュウが現れた!
⇒野生のピカチュウが突然姿を現したイメージ
・The human race appeared about 7 million years ago.
・人類は約700万年前に出現した
⇒人類が約700万年前に姿を現したイメージ
・The symptoms appeared suddenly.
・症状は突然現れた
⇒症状が突然姿を現したイメージ
人や物や現象など「なかったものが姿を見せる」といったニュアンスです。
「show up」の例文
・The error didn’t show up in the investigation.
・調査ではエラーは検出されませんでした
⇒調査ではエラーが検出されなかったイメージ
・He showed up there on time.
・彼は時間通りにそこに現れた
⇒時間通りに彼がそこに姿を現したイメージ
・She showed up 10 minutes late for the meeting.
・彼女は会議に10分遅れて現れた
⇒会議に10分遅れて彼女が姿を現したイメージ
ニュアンスは「見えなかったものが近づいてきて見えるようになる(show:現れる+up:近づく)」といった感じですね。
「turn up」の例文
・The ring still hasn’t turned up?
・指輪はまだ見つからないの?
⇒まだ指輪が見つかっていないのかを尋ねるイメージ
・He didn’t turn up until nine.
・彼は9時まで現れなかった
⇒9時まで彼が姿を現さなかったイメージ
turn upのイメージは「ひょっこり現れる」です。そのため「人に使った場合は予想外の出現、物に使った場合は偶然の発見といった感覚」になります。
「come out」の例文
・The truth finally came out.
・真実がやっと明らかになった
⇒やっと真実が明らかになったイメージ
・A squirrel came out from behind a tree.
・木の後ろからリスが出てきた
⇒木の後ろからリスが姿を現したイメージ
・The movie will come out next month.
・その映画は来月公開されます
⇒来月その映画が公開されるイメージ
文字通り「何かが外へ現れる(出てくる)」なのでイメージは掴みやすいですね。人物事などすべてのモノに使うことが可能です。
いかがでしたでしょうか?
こうやって例文を並べて比べてみると「同じ現れるを意味する語句」でもニュアンスが異なるのが分かりますね。
細かいニュアンスの違いを理解して使いこなすためには、それぞれの語句「appear とshow up と turn up と come out」のイメージを掴むことが重要です。また、実際に語句が使われている英文や前後の話の流れなども意識することも英語力を伸ばすポイントになります。
ぜひ、もう一度この記事を読み直して「それぞれの語句のニュアンス」を掴むようにしましょう。
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