徹底解説!findと基本文型!よく使われる熟語やイディオムを例文で紹介!
今回の記事では「findの文型」や「findを使った熟語やイディオム」をまとめてみました。
英語は動詞ひとつとっても「全体の構造や文脈や他の単語との組み合わせ」で意味が変わるので、慣れていないと難しいですよね?
この記事では、そんなモヤモヤを払拭できるように「findを使った表現」を徹底的に解説してみたので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
- 1 findのコアイメージ
- 2 findの文型
- 2.1 第三文型(S+V+O)
- 2.2 第四文型(S+V+O1+O2)
- 2.3 第五文型(S+V+O+C)
- 2.3.1 find + 名詞 + 名詞 / 形容詞「SがOが~なのを見つける・~だとわかる・気づく」
- 2.3.2 find + it 形容詞 + to 動詞の原型「SがOが~なのを見つける・~だとわかる・気づく」
- 2.3.3 find + it 形容詞 + that S V「SがOが~なのを見つける・~だとわかる・気づく」
- 2.3.4 find + 名詞 + 動詞のing形「SがOが~なのを見つける・~だとわかる・気づく」
- 2.3.5 find + 名詞 + 動詞の過去分詞形「SがOが~なのを見つける・~だとわかる・気づく」
- 2.3.6 find + 名詞 + 前置詞句(前置詞 + 名詞)「SがOが~なのを見つける・~だとわかる・気づく」
- 3 findを使った表現
- 4 findを使った熟語やイディオム
findのコアイメージ
まず、findの英語本来のイメージは「行動した結果、何かを見つける」です。
この「行動した結果、何かを見つける」というイメージから、よく使われる「見つける」という意味が生まれています。
それなら「見つけるだけで良いんじゃないの?」って思うかもしれませんが、この「行動した結果という感覚」が使い方を理解する上で重要です。なので「行動した結果、何かを見つける」というイメージを頭に残しながら読んでみてくださいね。
代表的な日本語訳としては「見つける」ですが、その他にも「出会う・発見する・気づく・思う・感じる・見られる・生息する・到達する」などの意味にもなります。ポイントは、ただ何か見つけるのではなく「行動した結果」というイメージが伴うのがポイントです。
●行動した結果、何かを見つける
1.見つける・出会う
2.発見する
3.気づく・思う・感じる
4.見られる・生息する
5.到達する
6.工面する・用意する・何とか手に入れる
7.判定する・裁決する
もちろん、コアイメージの「行動した結果、何かを見つける」のであれば、上記の日本語訳以外にも使うことが可能です。
find(見つける・出会う)
findのイメージは「行動した結果、何かを見つける」なので、そこから「見つける・出会う」などの意味を表現することができます。
・She found the easter egg.
・彼女はイースターエッグを見つけた
⇒行動した結果、何かを見つける
・We couldn’t found the cat.
・私たちは猫を見つけることができなかった
⇒行動した結果、何かを見つける
・The server cannot be found.
・サーバーが見つかりません
⇒行動した結果、何かを見つける
find(発見する)
findのイメージは「行動した結果、何かを見つける」なので、そこから「発見する」などの意味を表現することができます。
・He found the answer of the problem.
・彼は問題の答えを見つけた
⇒行動した結果、何かを見つける
・The doctor found his cancer early.
・医者は彼の癌を早期に発見した
⇒行動した結果、何かを見つける
・They found a fossil of dinosaur.
・彼らは恐竜の化石を発見した
⇒行動した結果、何かを見つける
find(気づく・思う・感じる)
findのイメージは「行動した結果、何かを見つける」なので、そこから「気づく・思う・感じる」などの意味を表現することができます。
・I found him kind.
・私は彼が親切だとわかった
⇒行動した結果、何かを見つける
・He found that he didn’t have a talent.
・彼は自分には才能がないとわかった
⇒行動した結果、何かを見つける
find(見られる・生息する)
findのイメージは「行動した結果、何かを見つける」なので、そこから「見られる・生息する」などの意味を表現することができます。
・The animal is only found in Japan.
・その動物は日本にのみ生息する
⇒行動した結果、何かを見つける
・You’ll find this type of fan in electric shop.
・このタイプの扇風機は電気屋さんで売られています
⇒行動した結果、何かを見つける
find(到達する)
findのイメージは「行動した結果、何かを見つける」なので、そこから「到達する」などの意味を表現することができます。
・The arrow found its mark.
・その矢は的に当たった
⇒行動した結果、何かを見つける
・They could find the answer.
・彼らは答えにたどり着いた
⇒行動した結果、何かを見つける
find(工面する・用意する・何とか手に入れる)
findのイメージは「行動した結果、何かを見つける」なので、そこから「工面する・用意する・何とか手に入れる」などの意味を表現することができます。
・He found time to read.
・彼は勉強をする時間を作った
⇒行動した結果、何かを見つける
・He found the money to do it.
・彼はそれをするためのお金を工面した
⇒行動した結果、何かを見つける
find(判定する・裁決する)
findのイメージは「行動した結果、何かを見つける」なので、そこから「判定する・裁決する」などの意味を表現することができます。
・The jury find him guilty.
・陪審員は 彼を有罪とした
⇒行動した結果、何かを見つける
・He was found not guilty.
・彼は無罪の判決を受けた
⇒行動した結果、何かを見つける
・The court found in her favour.
・裁判所は彼女に有利な判決を下した
⇒行動した結果、何かを見つける
findは「行動した結果、何かを見つける」というイメージです。ポイントは「行動した結果」にあります。この行動した結果というのは「努力をして見つけたとしても、偶然見つけたとしてもOK」です。
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「find」と「discover」のニュアンスの違い
findのイメージは「行動した結果、何かを見つける」なのですが、同じような意味を持つ動詞にdiscoverがあります。ですが、findとdiscoverはニュアンスが異なります。
■「find」と「discover」のニュアンスの違い
・find ⇒ 一般的に探し物を見つける
(見つけるを表す際に最も一般的な単語で汎用性が高い)
※感覚としては「見つける・気づく・分かる」といった感覚になります
・discover ⇒ 新しいものを見つける・解明する
(新しい情報や事実などを偶然見つける)
※感覚としては「発見する・解明する」といった感覚になります
findはどちらにも使えるので汎用性が高いのですが「大発見といったニュアンス」を伴いたい場合は、discoverを使うことが多いです。
なので、同じ「見つける」でも「財布を見つけた」などを表現する際に、discoverを使うのは不自然です。
○ She found her lost wallet.
○ 彼女は無くした財布を見つけた
× She discovered her lost wallet.
× 彼女は無くした財布を見つけた
一方、同じ「発見する」でも「化石を見つけた」などを表現する際は、findもdiscoverも両方使えますが、話し手や聞き手が受ける印象が異なります。
○ They found a fossil of dinosaur.
○ 彼らは恐竜の化石を発見した
⇒探していた恐竜の化石を見つけた感覚(探し物)
○ They discovered a fossil of dinosaur.
○ 彼らは恐竜の化石を発見した
⇒偶発的に恐竜の化石を見つけた感覚(大発見)
実際に例文を比べてみると、findとdiscoverのニュアンスの違いが分かりますよね?また比べてみると、見つけるという感覚のfindの汎用性も分かると思います。
findの文型
基本5文型 | 品詞(句・節など) | 一般的な日本語訳 |
第三文型 (S+V+O) |
find + 名詞 find + that SV |
SがOを見つける SがOに気づく SがOと思う |
第四文型 (S+V+O1+O2) |
find + 名詞1 + 名詞2 | SがO1にO2を見つけてあげる |
第五文型 (S+V+O+C) |
find + 名詞 + 名詞 / 形容詞 find + it 形容詞 + to 動詞の原型 find + it 形容詞 + that S V find + 名詞 + 動詞のing形 find + 名詞 + 動詞の過去分詞形 find + 名詞 + 前置詞句(前置詞 + 名詞) |
SがOが~なのを見つける SがOが~だとわかる SがOが~だと気づく |
findは「第三文型、第四文型、第五文型」に使うことができます。どの文型に使うにせよ「行動した結果、何かを見つける」を意識するようにしましょう。
第三文型(S+V+O)
基本5文型 | 品詞(句・節など) | 一般的な日本語訳 |
第三文型 (S+V+O) |
find + 名詞 find + that SV |
SがOを見つける SがOに気づく SがOと思う |
第三文型は「主語が何かに動詞の動作の影響を与える文」を作ります。
findは「行動した結果、何かを見つける」というイメージです。第三文型に使った場合は「主語が目的語を見つける・気づく・思う」などの意味になります。
訳語に関しては、付随する語句や話の流れにあわせて臨機応変に対応しましょう。
find + 名詞「SがOを見つける・に気づく・と思う」
・He couldn’t find wifi.
・彼はWi-Fiを見つけることができなかった
⇒行動した結果、何かを見つける
・She found a nice clothe on the website.
・彼女はサイトで素敵な服を見つけました
⇒行動した結果、何かを見つける
主な訳し方としては「見つける・気づく・思う」になります。ポイントは「行動した結果、何かを見つけるイメージ」なので、その点を踏まえて臨機応変に訳すようにしましょう。
find + that SV「SがOを見つける・に気づく・と思う」
・He found that she told a lie.
・彼は彼女が嘘をついていたことに気づいた
⇒行動した結果、何かを見つける
・I found that it is difficult.
・それは難しいことが分かりました
⇒行動した結果、何かを見つける
主な訳し方としては「見つける・気づく・思う」になります。ポイントは「行動した結果、何かを見つけるイメージ」なので、その点を踏まえて臨機応変に訳すようにしましょう。
第四文型(S+V+O1+O2)
基本5文型 | 品詞(句・節など) | 一般的な日本語訳 |
第四文型 (S+V+O1+O2) |
find + 名詞1 + 名詞2 | SがO1にO2を見つけてあげる |
第四文型は「主語が何かを何かに授受する文」を作ります。
findは「行動した結果、何かを見つける」というイメージです。第四文型に使った場合は「主語が目的語1に目的語2を見つけてあげる」などの意味になります。
find + 名詞1 + 名詞2「SがO1にO2を見つけてあげる」
・He found me a cub.
・彼がタクシーを見つけてくれた
⇒行動した結果、何かを見つける
・My father found me a dragonfly.
・父が私にトンボを見つけてくれた
⇒行動した結果、何かを見つける
主な訳し方としては「見つけてくれる」になります。イメージ通り「行動した結果、何かを見つける」なので簡単ですね。
第五文型(S+V+O+C)
基本5文型 | 品詞(句・節など) | 一般的な日本語訳 |
第五文型 (S+V+O+C) |
find + 名詞 + 名詞 / 形容詞 find + it 形容詞 + to 動詞の原型 find + it 形容詞 + that S V find + 名詞 + 動詞のing形 find + 名詞 + 動詞の過去分詞形 find + 名詞 + 前置詞句(前置詞 + 名詞) |
SがOが~なのを見つける SがOが~だとわかる SがOが~だと気づく |
第五文型は「主語が何かを何かとみなす文」を作ります。
findは「行動した結果、何かを見つける」というイメージです。第五文型に使った場合は「主語が目的語が~なのを見つける・主語が目的語が~だとわかる・気づく」などの意味になります。
find + 名詞 + 名詞 / 形容詞「SがOが~なのを見つける・~だとわかる・気づく」
・She found the book very interesting.
・彼女はその本がとても面白いと思った
⇒行動した結果、何かを見つける
・The jury find him not guilty.
・陪審員は彼を無罪とした
⇒行動した結果、何かを見つける
・We found the project a failure.
・プロジェクトは失敗だと思った
⇒行動した結果、何かを見つける
主な訳し方としては「見つける・わかる・気づく」になります。イメージ通り「行動した結果、何かを見つける」なので簡単ですね。
find + it 形容詞 + to 動詞の原型「SがOが~なのを見つける・~だとわかる・気づく」
・She found it difficult to finish the work alone.
・彼女はその仕事を一人で終えるのは難しい思った
⇒行動した結果、何かを見つける
主な訳し方としては「見つける・わかる・気づく」になります。イメージ通り「行動した結果、何かを見つける」なので簡単ですね。
find + it 形容詞 + that S V「SがOが~なのを見つける・~だとわかる・気づく」
・I find it dangerous that she walks down the street at night.
・彼女が夜道を歩くのは危険だと思います
⇒行動した結果、何かを見つける
主な訳し方としては「見つける・わかる・気づく」になります。イメージ通り「行動した結果、何かを見つける」なので簡単ですね。
find + 名詞 + 動詞のing形「SがOが~なのを見つける・~だとわかる・気づく」
・I found myself having slept on the sofa.
・気が付くとソファで寝ていました
⇒行動した結果、何かを見つける
・They found him dying.
・彼らは彼が瀕死の状態にあるのを発見した
⇒行動した結果、何かを見つける
主な訳し方としては「見つける・わかる・気づく」になります。イメージ通り「行動した結果、何かを見つける」なので簡単ですね。
find + 名詞 + 動詞の過去分詞形「SがOが~なのを見つける・~だとわかる・気づく」
・I found the website closed.
・ウェブサイトが閉鎖されていることがわかった
⇒行動した結果、何かを見つける
・I found my bike abandoned in a vacant land.
・空き地に乗り捨てられた自転車を見つけた
⇒行動した結果、何かを見つける
・He found his train gone.
・彼は電車が行ってしまったことに気づいた
⇒行動した結果、何かを見つける
主な訳し方としては「見つける・わかる・気づく」になります。イメージ通り「行動した結果、何かを見つける」なので簡単ですね。
find + 名詞 + 前置詞句(前置詞 + 名詞)「SがOが~なのを見つける・~だとわかる・気づく」
・I found them under control by him.
・彼らが彼の支配下にあることに気づいた
⇒行動した結果、何かを見つける
・She found the device out of order.
・彼女はデバイスが故障に気づいた
⇒行動した結果、何かを見つける
主な訳し方としては「見つける・わかる・気づく」になります。イメージ通り「行動した結果、何かを見つける」なので簡単ですね。
findを使った表現
findの用法 | findの表現 | 一般的な日本語訳 |
findを使った表現 | find + it 形容詞 + to 動詞の原型 find + it 形容詞 + that S V |
SがOが~なのを見つける SがOが~だとわかる SがOが~だと気づく |
find + it 形容詞 + to 動詞の原型「SがOが~なのを見つける・だとわかる」
1つ目のfindを使った表現は「find + it 形容詞 + to 動詞の原型」です。
・I found it difficult to solve the problem.
・その問題を解決するのは難しいことがわかりました
⇒行動した結果、何かを見つける
・She found it easy to read the English book.
・彼女はその英語の本を読むのが簡単だと思った
⇒行動した結果、何かを見つける
この表現は「主語が目的語が~なのを見つける・~だとわかる・気づく」という意味の文を作ります。
find + it 形容詞 + that S V「SがOが~なのを見つける・だとわかる」
2つ目のfindを使った表現は「find + it 形容詞 + that S V」です。
・She found it true that he was an actor.
・彼女は彼が俳優であることが本当だと気づいた
⇒行動した結果、何かを見つける
・We found it dangerous that children swim in this river.
・私たちは子供たちがこの川で泳ぐのは危険だと思った
⇒行動した結果、何かを見つける
この表現は「主語が目的語が~なのを見つける・~だとわかる・気づく」という意味の文を作ります。
「形式目的語のit」
先ほどご紹介した「find + it 形容詞 + to 動詞の原型」と「find + it 形容詞 + that S V」は、形式目的語が使われた表現になります。
●形式目的語を使った表現
・I found it difficult to solve the problem.
・She found it true that he was a famous movie star.
形式目的語とは、文字通り「目的語にitを置き、文章のうしろに真目的語を置く表現」で、「最初に結論(難しい・簡単など)を伝え、その後で何が難しいのか?簡単なのか?」を付け足す表現です。
なぜ、形式目的語が使われるのかというと「英語の文では、頭(主語)や胴体(目的語)が長い文は理解しづらい文になることが多いから」です。
●形式目的語を使った表現
・I found it difficult to solve the problem.
・She found it true that he was a famous movie star.
※難しいなどの結論を先に述べて、後ろに何が難しいのかを置く
●形式目的語を使わない表現
・I found to solve the problem difficult.
・She found that he was a famous movie star true.
※形式目的語を使わないと理解しづらい文になってしまう
実際、上記の表現を比べてみても、形式目的語を使わないと文全体の意味が理解しづらいですよね?英文の特徴として「長い語句ほど後ろに置かれる傾向があり、そのような形にした方が理解しやすい文になる」という特徴があるので、覚えておきましょう。
findを使った熟語やイディオム
熟語・イディオム | findの表現 | 一般的な日本語訳 |
find | find fault find one’s feet find out |
あらを探す・非難する・とがめるなど 一本立ちする・新しい環境に慣れるなど 発見する・割り出す・解くなど |
最後に、よく使われる「findを使った熟語」をまとめてみました。せっかくなので、例文とイラストを交えてご紹介しようと思います。
find fault「あらを探す・非難する・とがめる」など
1.find fault「あらを探す・非難する・とがめる」など
・He always finds fault with others.
・彼はいつも他人のあら探しをしている
⇒行動した結果、何かを見つける
・They found fault with his action.
・彼らは彼の行いを非難した
⇒行動した結果、何かを見つける
・They found fault with each other.
・彼らは互いに揚げ足を取り合った
⇒行動した結果、何かを見つける
・He finds fault with whatever I do.
・彼は私がすることなすことに文句をつける
⇒行動した結果、何かを見つける
2つのイメージ「find:行動した結果、何かを見つける」+「fault:欠点・短所・落ち度」で「あらを探す・非難する・とがめる」などの意味になります。感覚としては「欠点・短所・落ち度を見つける感覚」ですね。
find one’s feet「一本立ちする・新しい環境に慣れる」など
1.find one’s feet「一本立ちする・新しい環境に慣れる」など
・He’s found his feet in the business world.
・彼は実業界でやっと一本立ちした
⇒行動した結果、何かを見つける
・He’ll find his feet soon.
・彼はきっとすぐになじむよ
⇒行動した結果、何かを見つける
・Were you able to find your feet in Japan?
・日本にはもう慣れましたか?
⇒行動した結果、何かを見つける
2つのイメージ「find:行動した結果、何かを見つける」+「one’s feet:~の足」で「一本立ちする・新しい環境に慣れる」などの意味になります。感覚としては「赤ちゃんが歩き始めて、 自信がついていって、環境に慣れていくといった感覚」ですね。
find out「発見する・割り出す・解く」など
1.find out「発見する・割り出す・解く」など
・I’ll find out his secret.
・彼の秘密を見つけ出します
⇒行動した結果、何かを見つける
・We found out where he hide.
・私たちは彼がどこに隠れているか突き止めた
⇒行動した結果、何かを見つける
・We try to find out the answer.
・我々は答えを見つけ出そうとしている
⇒行動した結果、何かを見つける
2つのイメージ「find:行動した結果、何かを見つける」+「out:内から外へ」で「発見する・割り出す・解く」などの意味になります。文字通り「見つけ出す感覚」ですね。
「find」と「find out」の違い
今回の「find」と「find out」はどちらも同じ「見つける」を意味するのですが、ニュアンスが若干異なります。
■「find」と「find out」の違い
・find ⇒ 見つける(人や物など)
・find out ⇒ 観察などをして見つける(情報:事実・真相・連絡先など)
このニュアンスの違いは、後ろについてる「out」が影響しており、文字通り「find out(見つけ出す)」といったニュアンスです。
●「find」は主に人や物などを見つける時に使う
○ I found a nice restaurant.
○ 素敵なレストランを見つけました
⇒探していたものを見つける感覚
× I found out a nice restaurant.
× 素敵なレストランを見つけました
⇒観察して情報を見つける感覚なのでしっくり来ない
●「find out」は主に情報を見つける時に使う
× I found that my friend liked beer.
× 私は友人がビールが好きだと分かった
⇒探していたものを見つける感覚なのでしっくり来ない
○ I found out that my friend liked beer.
○ 私は友人がビールが好きだと分かった
⇒観察して情報を見つける感覚
なので、上記の例文のように、findは「主に探している人などを見つける」といった文に使われるのに対し、find outは「主に観察した結果、何かを見つける(はっきりする・明らかになる)」といった文に使われます。
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では「findが使われている表現」をまとめてみました。
findは「見つける」という意味でお馴染みですが、英語本来のイメージは「行動した結果、何かを見つける」です。
なので「見つける」という意味よりも、実は「気づく・わかる・思う」という意味で使われることの方が多く、実際の文章でも「第五文型:~が~だと気づく・わかる」のような使われ方がメインだったりします。
訳語に関しては、その時々によって異なりますが、どういう訳になるにせよ「行動した結果、何かを見つける」というイメージは変わらないので、そのイメージを意識しながら使いこなすようにしましょう。
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