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徹底解説!putと基本文型!よく使われる熟語やイディオムを例文で紹介!

 

 

今回の記事では「putの文型」や「putを使った熟語やイディオム」をまとめてみました。

英語は動詞ひとつとっても「全体の構造や文脈や他の単語との組み合わせ」で意味が変わるので、慣れていないと難しいですよね?

この記事では、そんなモヤモヤを払拭できるように「putを使った表現」を徹底的に解説してみたので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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この記事の目次

putのコアイメージ

 

 

まず、「putのイメージ」ですが「何かをどこかに位置させる」になります。

説明上「何かをどこかに位置させる」と堅苦しく表現しましたが、明確に「特定の場所に位置させる」という感じではなく「気軽にポンと置くような感覚」です。

なので、一般的によく知られている「置く」という意味の他にも、位置させることを表す「入れる・貼る」などの意味でも使うことができます。

 

 

このように、putは「何かをどこかに位置させる」というイメージなので、日本語で言う「置く・入れる・貼る」などの「何かをどこかへ位置させるという意味」で使うことができるのですが、putが表現する位置は、物理的なモノだけではなく「状態や評価」などにも用いることが可能です。

●ポンッと置く感覚があればOK

1.置く・入れる・貼る
2.ある状態にする
3.表現する・言い表す
4.見積もる・評価する
5.記入する・書く

実際、上記のように「位置させる感覚」があれば、様々な使い方が可能です。

 

put(置く・入れる・貼る)

 

 

putのイメージは「何かをどこかに位置させる」なので、そこから「置く・入れる・貼る」などを表現することができます。

・She put the box on the fridge.
・彼女は冷蔵庫の上に箱を置いた
⇒彼女は冷蔵庫の上に箱をポンと置いたイメージ

・I put suger in the coffee.
・コーヒーに砂糖を入れた
⇒コーヒーに砂糖をポンと置いたイメージ

・He put a stamp on the letter.
・彼は手紙に切手を貼った
⇒彼が手紙の表面に切手をポンと置いたイメージ

 

put(ある状態にする)

 

 

putのイメージは「何かをどこかに位置させる」なので、そこから「ある状態にする」という意味を表現することができます。

・He put his tie straight.
・彼はネクタイを真っ直ぐに直した
⇒彼がネクタイを真っすぐな状態へ置いたイメージ

・He put the novel into Japanese.
・彼はその小説を日本語に翻訳した
⇒彼がその小説を日本語の状態へ置いたイメージ

・They put a tax on alcohol.
・彼らは酒類に税金を課した
⇒彼らが酒類を税金を置いたイメージ

 

put(表現する・言い表す)

 

 

putのイメージは「何かをどこかに位置させる」なので、そこから「表現する・言い表す」という意味を作ることができます。

・She put the point well.
・彼女は要点をうまく表現した
⇒彼序が要点をうまく表現できている状態へ置いたイメージ

・Can you put it into easy English?
・簡単な英語で言ってもらえますか?
⇒話の内容を簡単な英語の状態へ置き直してもらいたいイメージ

・Let me put it in another way.
・別な言い方で言わせて
⇒話の内容を別な言い方へと置き直したいイメージ

 

put(見積もる・評価する)

 

 

putのイメージは「何かをどこかに位置させる」なので、そこから「見積もる・評価する」という意味を作ることができます。

・He put the losses at 1 million yen.
・彼はその損失を1億円とみている
⇒彼がその損失を1億円という評価に置いたイメージ

・We put a high value on her ability.
・我々は彼女の能力を高く評価している
⇒我々が彼女の能力を高い評価というランクに置いたイメージ

 

put(記入する・書く)

 

 

putのイメージは「何かをどこかに位置させる」なので、そこから「記入する・書く」という意味を作ることができます。

・Could you put your name on the sheet.
・シートに名前を書いていただけますか?
⇒名前をシートの上に置くイメージ

・He put his signature to the conntract.
・彼はその契約書に署名をした
⇒彼が名前を契約書の上に置いたイメージ

このように、putは「何かをどこかに位置させるイメージ」から、数多くの意味を生み出します。なので、日本語訳の「置く」だけに囚われていると使いこなすのが難しくなってしまいます。

 

 

また、それとは逆に「日本語で置く」という意味だとしても、putを使わないこともあります。

・Do you have alcohol ?
・お酒は置いてありますか?
⇒所有しているイメージなのでhaveを使う

・I left my umbrella at the convenience store.
・コンビニに傘を置いてきてしまった
⇒残して去るイメージなのでleaveを使う

日本語訳は、あくまで「その単語のイメージに近い日本語」を語訳として付けているだけにすぎません。真の意味で英語を理解するためには語訳だけでなく、元々の英語のイメージも掴むようにしましょう。

putのイメージ ⇒ putのイメージを掴んで英会話の幅を広げよう!

 

 

putの文型

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第一文型
(S+V)
句動詞
例:put back(句動詞)
例:put out(句動詞)
※方向を表す句動詞
Sが進む・向かう
第三文型
(S+V+O)
put  + 名詞 SがOを置くなど
※前後の語句による
句動詞
例:put on + 名詞
例:put in + 名詞
SがOを~する
※句動詞による
第五文型
(S+V+O+C)
put + 名詞 + 副詞(※形容詞) SがOをCにする
句動詞
例:put + 名詞 + on + 名詞
例:put + 名詞 + in + 名詞
例:put + 名詞 + to + 名詞
※ほとんどの前置詞が使える
SがOをCにする
※名詞や前置詞に応じて変化

 

putは「第一文型、第三文型、第五文型」で使うことができます。ただし、実際に「putと基本5文型」を考える際は気をつけなければいけません。

というのも、putは後ろの語句とくっついて「句動詞として意味を作ることが多い動詞」だからです。なので、実際に英文を作る際には「put + 前置詞なのか?」それとも「句動詞(2つの単語で1つの動詞)なのか?」を判断する必要があります。

 

第一文型(S+V)

 

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第一文型
(S+V)
例:put back(句動詞)
例:put out(句動詞)
※方向を表す句動詞
Sが進む・向かう

 

第一文型は「主語の単純な動作を表現する文」を作ります。

putは「何かをどこかに位置させる」というイメージです。第一文型に使った場合は「主語が進む・向かう」といった意味になります。ポイントは「put back」や「put out」といった句動詞で使われることが多いという点です。

 


put back / put out(句動詞)「Sが進む・向かう」

 

 

・The ship put out to sea.
・船が出港した

⇒船を海に位置させる

・The ship put back to the port.
・船は港に戻りました

⇒船を港に位置させる

基本的に「put」は他動詞なので、通常であれば第一文型を取りません。ですが、上記のように句動詞にして使う際には、第一文型を取ることができます。

上記以外にも「putを使った句動詞が第一文型を取る場合がある」ので、文の構造から判断するようにしましょう。

 

第三文型(S+V+O)

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第三文型
(S+V+O)
put  + 名詞 SがOを置くなど
※前後の語句による
句動詞
例:put on + 名詞
例:put in + 名詞
SがOを~する
※句動詞による

 

putは「何かをどこかに位置させる」というイメージです。第三文型に使った場合は「主語が何かをどこかに置く・記入する」など意味になります。一方、putの句動詞を使った文は「前後の語句によって日本語訳が変化」します。

また、第三文型は「主語が何かに動詞の動作の影響を与える文を作る」ので、その点も意識しながら例文を見ていきましょう。

 


put  + 名詞「SがOを置く・記入する」

 

 

・He put his signature to the conntract.
・彼はその契約書に署名をした
⇒彼が名前を契約書の上に置いたイメージ

・He put it in his memo.
・彼はそれをメモに書き残した
⇒彼が情報をメモの上に置いたイメージ

・He put a letter in the mailbox.
・彼はポストに手紙を入れた
⇒彼が手紙をポストの中に置いたイメージ

putは「何かをどこかに位置させる」というイメージなので、前置詞と一緒に使うことで「主語が何かをどこかへ置く・記入する」などの意味になります。

 


put on / put in(句動詞) + 名詞「SがOを着る / SがOを費やす」

 

 

・She puts on a kimono.
・彼女は着物を着ています

⇒着物を自分に位置させる

・He put in a lot of work on the project.
・彼はプロジェクトに多くの労力を費やした

⇒労力をプロジェクトに位置させる

putは「句動詞として使われることが多い動詞」です。今回の例文の場合は「~を着る」や「~を費やす」という意味になるため、文型としては、目的語が必要な第三文型になっています。

上記以外にも「putを使った句動詞が第三文型を取る場合がある」ので、文の構造から判断するようにしましょう。

 

基本的にputは前置詞とセット!

 

動詞「put」は少し変わった動詞です。

というのも「何かをどこかに位置させる」というコアイメージがあるものの「動詞単体で使われることがほとんどない動詞」だからです。

そのため、他の語句とくっついて「句動詞として使われるか?」、後ろに前置詞を置いて「どこかへ位置させるか?」の2択になることが多くなります。

 

 

つまり、putの「何かをどこかに位置させる」というイメージは「前後の語句」とセットになることで、その力を発揮することが多くなります。

■句動詞として使われる

・put across ⇒ 考えなどをうまく伝える
・put away ⇒ 片づける
・put in ⇒ 費やす
・put on ⇒ 着る
・put off  ⇒ 延期する

■どこかに位置させる

・She put a letter on the desk.
・彼女は手紙をその机の上に置いた
・She put a letter into an envelope.
・彼女は手紙を封筒に入れた
・She put a stamp on the envelope.
・彼女が切手をその封筒に貼った

※動詞「put」は単体で使われることはほとんどない

よく考えてみれば、動詞「put」のイメージは「何かをどこかに位置させる」というイメージなんですから、元々「前置詞(位置を表す語句)」との相性は抜群なんですよね。

というか、位置を指示しないと「どこに位置させるか?」が分からなくなってしまうので「前置詞や副詞とくっついて句動詞になったり、後ろに前置詞を置いて位置を表す」のも必然とも言えます。

 

第五文型(S+V+O+C)

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第五文型
(S+V+O+C)
put + 名詞 + 副詞(※形容詞) SがOをCにする
句動詞
例:put + 名詞 + on + 名詞
例:put + 名詞 + in + 名詞
例:put + 名詞 + to + 名詞
※ほとんどの前置詞が使える
SがOをCにする
※名詞や前置詞に応じて変化

 

第五文型は「主語が何かを何かとみなす文」を作ります。

基本的に、副詞は補語にすることができないのですが、putの場合は「目的語の後ろに置かれる副詞が位置」を表します。それが「主語が目的語が補語の状態を作る」という感覚に当たるため、本来は補語になれない副詞を補語として捉えることができます。

 


put + 名詞 + 副詞(※形容詞)「SがOをCにする」

 

 

・He put his tie straight.
・彼はネクタイを真っ直ぐに締めた

⇒ネクタイを真っ直ぐな状態に置く

・I put the plug in.
・プラグを差し込みました

⇒プラグを刺さった状態に置く

・Put your hands up!
・手を挙げろ!

⇒手を上げた状態に置く

前述したとおり、普通は副詞を補語として使うことはできません。ですが「その位置にある=その位置にある状態」と捉えることで、副詞を補語として捉えることができます。

実際、第五文型の補語の条件として「O = C(O be C)が成り立つ」というのがありますが、上記の例文でもそれが成り立っています。

 


put + 名詞 + on + 名詞(句動詞)「SがOをCにする」

 

 

・He put his loss at a million yen.
・彼は損失を100万円と見積もった

⇒損失を100万円の状態に置く

・She put his words into Japanese.
・彼女は彼の言葉を日本語に翻訳した

⇒彼の言葉を日本語の状態に置く

putは句動詞として使われることが多い動詞です。句動詞の意味によっては第一文型や第三文型だけでなく、第五文型にも使うことが可能です。

前置詞が入っているので、一見すると第三文型に感じますが「putと前置詞のセットで1つの動詞」として機能しています。また、第五文型の補語の条件の「O = C(O be C)が成り立つ」もクリアしているため、第五文型に分類することができます。(SがOをCの状態にすると考えるのが自然)

 

 

putを使った熟語やイディオム

 

 

 

熟語・イディオム putの表現 一般的な日本語訳
put put across
put away
put aside
put forward
put in
put off
put on
put out
put through
put together
put up
上手に伝えるなど
片付ける・施設に入れる・蓄えるなど
片付ける・無視する・取っておくなど
提案する・押し出すなど
入れる・言葉を挟む・取り付けるなど
延期する・言い逃れをするなど
着る・装う・増すなど
消す・外に出す・・追い出す・解雇するなど
やり遂げる・受けさせる・つなぐなど
まとめる・寄せ集める・組み立てるなど
建てる・掲示する・泊めるなど

 

最後に、よく使われる「putを使った熟語」をまとめてみました。せっかくなので、例文とイラストを交えてご紹介しようと思います。

 

put across「上手に伝える」など

1.put across「上手に伝える」など

 

 

・She put her opinion across well.
・彼女は上手に意見を伝えた

⇒意見などを広く横切って位置させる

・I couldn’t put my idea across to them.
・考えを彼らに伝えることができませんでした
⇒意見などを広く横切って位置させる

2つのイメージ「put:何かをどこかに位置させる」+「across:平面を横切る」で「上手に伝える」などの意味になります。感覚としては「意見などを広く横切って位置させる」といった感覚ですね。

 

put away「片付ける・入れる・蓄える・放棄する・食べる」など

1.put away「片付ける」など

 

 

・He put his toys away.
・彼はおもちゃを片付けた

⇒物を離れた場所に置く

・Those files are put away in this hard disk.
・それらのファイルはこのハードディスクに保管されます

⇒物を離れた場所に置く

2つのイメージ「put:何かをどこかに位置させる」+「away:離れる」で「片付ける」などの意味になります。感覚的には「物を離れた場所に置く」といった感覚ですね。

 


2.put away「施設(刑務所・精神病院など)入れる」など

 

 

・They put him away for 15 years.
・彼は15年の懲役刑に処された

⇒人を離れた場所に置く

・The judge put him away for life.
・裁判官は裁判官を終身刑に処した

⇒人を離れた場所に置く

2つのイメージ「put:何かをどこかに位置させる」+「away:離れる」で「施設(刑務所・精神病院など)入れる」などの意味になります。感覚的には「人を離れた場所に置く」といった感覚ですね。

 


3.put away「(お金など)蓄える」など

 

 

・She is putting some money away for her dream.
・彼女は夢のためにお金を貯めています

⇒お金を離れた場所に置く

・She put a little money away.
・彼女は少しお金を蓄えた

⇒お金を離れた場所に置く

2つのイメージ「put:何かをどこかに位置させる」+「away:離れる」で「(お金など)蓄える」などの意味になります。感覚的には「お金を離れた場所に置く」といった感覚ですね。

 


4.put away「(考えなど)放棄する・見捨てる」など

 

 

・He should put away such prejudices.
・彼はそのような偏見を捨てるべきだ

⇒意見や考えなどを離れた場所に置く

・Put away your worries.
・心配事は捨ててください

⇒意見や考えなどを離れた場所に置く

2つのイメージ「put:何かをどこかに位置させる」+「away:離れる」で「(考えなど)放棄する・見捨てる」などの意味になります。感覚的には「意見や考えなどを離れた場所に置く」といった感覚ですね。

 


5.put away「(食べ物など)たくさん食べる」など

 

 

・She put away a whole cake in one sitting.
・彼女はホールケーキを一度に食べた

⇒食べ物を遠くに置いたかのように消す

・He put all of hot dogs away.
・彼はホットドックを全て平らげた

⇒食べ物を遠くに置いたかのように消す

2つのイメージ「put:何かをどこかに位置させる」+「away:離れる」で「(考えなど)放棄する・見捨てる」などの意味になります。感覚的には「食べ物を遠くに置いたかのように消す」といった感覚ですね。この感覚は少しトリッキーなので、言われてみないと分からないですね。

 

put aside「片付ける・脇へやる・無視する・取っておく」など

1.put aside「(物や考など)片付ける・脇へやる・無視する」など

 

 

・He put aside my luggage.
・彼は私の荷物を脇に置いてくれた

⇒物や考えなどをわきへ置く

・He couldn’t put aside his pride.
・彼はプライドを捨てることができなかった

⇒物や考えなどをわきへ置く

・Put your work aside and relax a little.
・仕事は置いておいてリラックスしてください

⇒物や考えなどをわきへ置く

2つのイメージ「put:何かをどこかに位置させる」+「aside:何かをわきにやる」で「(物や考など)片付ける・脇へやる・無視する」などの意味になります。感覚的には「物や考えなどをわきへ置く」といった感覚ですね。

 


2.put aside「(金・時間など)取っておく」など

 

 

・He should put aside some money.
・彼はいくらかお金を取っておくべきだ

⇒お金や時間をわきへ置いておく

・She puts aside time every night to read to her son.
・彼女は毎晩息子に本を読む時間を取っています

⇒お金や時間をわきへ置いておく

・He puts aside an hour every morning to study English.
・彼は毎朝 1時間を英語の勉強のために確保している

⇒お金や時間をわきへ置いておく

2つのイメージ「put:何かをどこかに位置させる」+「aside:何かをわきにやる」で「(金・時間など)取っておく」などの意味になります。感覚的には「お金や時間をわきへ置いておく」といった感覚ですね。

 

put forward「提案する・前面に押し出す・目立たせる」など

1.put forward「提案する」など

 

 

・She put forward her ideas at the meeting.
・彼女は会議で自分のアイデアを提案した

⇒意見などを前に置く・出す

・She put forward a hypothesis.
・彼女は仮説を提示した

⇒意見などを前に置く・出す

2つのイメージ「put:何かをどこかに位置させる」+「forward: 前に向かって」で「提案する」などの意味になります。感覚的には「意見などを前に置く・出す」といった感覚ですね。

 


2.put forward「(人)前面に押し出す・目立たせる」など

 

 

・They put her name forward as their candidate.
・彼らは彼女の名前を候補者として挙げた

⇒人を前面に置く・出す

・We put him forward for leader.
・我々は彼をリーダーに推した

⇒人を前面に置く・出す

2つのイメージ「put:何かをどこかに位置させる」+「forward: 前に向かって」で「(人)前面に押し出す・目立たせる」などの意味になります。感覚的には「人を前面に置く・出す」といった感覚ですね。

この他にも「目立たせる・周知させる、時計を進める」などの意味もあります。

 

put in「入れる・言葉をはさむ・取り入れる・費やす・提出する」など

1.put in「入れる・差し込む」など

 

 

・She put gas in a car.
・彼女は車にガソリンを入れた

⇒ある空間の中へ入れる・差し込む

・He put in a nail.
・彼は釘を打ち込んだ

⇒ある空間の中へ入れる・差し込む

・He put in a million yen.
・彼は100万円つぎ込んだ(投資した)

⇒ある空間の中へ入れる・差し込む

2つのイメージ「put:何かをどこかに位置させる」+「in:ある空間の中」で「入れる・差し込む」などの意味になります。感覚的には「ある空間の中へ入れる・差し込む」といった感覚ですね。

 


2.put in「言葉をはさむ」など

 

 

・She put in a word to help him out.
・彼女は彼に助け舟を出した

⇒ある空間の中へ口を挟む

・He put in a good word for her to win the match.
・彼は彼女が試合に勝てるように言葉をかけた

⇒ある空間の中へ口を挟む

2つのイメージ「put:何かをどこかに位置させる」+「in:ある空間の中」で「言葉をはさむ」などの意味になります。感覚的には「ある空間の中へ口を挟む」といった感覚ですね。

 


3.put in「取り付ける・取り入れる」など

 

 

・He put an air conditioner in.
・彼はエアコンを設置した

⇒ある空間の中へ置く

・They put in a new system.
・彼らは新しいシステムを導入した

⇒ある空間の中へ置く

2つのイメージ「put:何かをどこかに位置させる」+「in:ある空間の中」で「取り付ける・取り入れる」などの意味になります。感覚的には「ある空間の中へ置く」といった感覚ですね。

 


4.put in「(時間や力)費やす」など

 

 

・He put in much time learning English.
・彼は英語の勉強に多くの時間を費やした

⇒時間や労力をある空間の中に置く・使う

・He is putting in a lot of overtime recently.
・彼は最近残業が多いです

⇒時間や労力をある空間の中に置く・使う

・They put in a lot of work on this.
・彼らはこれに多くの労力を費やした

⇒時間や労力をある空間の中に置く・使う

2つのイメージ「put:何かをどこかに位置させる」+「in:ある空間の中」で「(時間や力)費やす」などの意味になります。感覚的には「時間や労力をある空間の中に置く・使う」といった感覚ですね。

 


5.put in「提出する・申請する」など

 

 

・She put in a document.
・彼女は書類を提出した

⇒ある空間の中に置く・出す

・She put her order in yesterday.
・彼女は昨日注文を入れました

⇒ある空間の中に置く・出す

2つのイメージ「put:何かをどこかに位置させる」+「in:ある空間の中」で「提出する・申請する」などの意味になります。感覚的には「ある空間の中に置く・出す」といった感覚ですね。

この他にも「仕入れる・行う・果たす・仕上げる・預ける」など10以上の意味があります。新しい意味に出会ったら、イメージと照らし合わせて覚えるようにしましょう。

 

put off「延期する・言い逃れをする・うんざりさせる」など

1.put off「延期する・後回しにする」など

 

 

・The game has been put off till tomorrow.
・試合は明日に延期された

⇒離れている場所に置く

・He put off doing his homework.
・彼は宿題を先延ばしにした

⇒離れている場所に置く

2つのイメージ「put:何かをどこかに位置させる」+「off:離れている(分離)」で「延期する・後回しにする」などの意味になります。感覚的には「離れている場所に置く」といった感覚ですね。

 


2.put off「言い逃れをする・言い抜ける」など

 

 

・He tried to put off with words.
・彼は言葉で言い逃れようとした

⇒離れている場所に分離する・置く

・Don’t put it off!
・はぐらかすな!

⇒離れている場所に分離する・置く

・He will put you off mere promises.
・彼は口約束だけで君をはぐらかすつもりだ

⇒離れている場所に分離する・置く

2つのイメージ「put:何かをどこかに位置させる」+「off:離れている(分離)」で「言い逃れをする・言い抜ける」などの意味になります。感覚的には「離れている場所に分離する・置く」といった感覚ですね。

 


3.put off「うんざりさせる・気をそぐ・嫌がらせる」など

 

 

・It puts me off.
・もう、うんざりだよ

⇒気持ちや気分を離れている場所に置かせる

・The smell put him off.
・その匂いは彼を不快にした

⇒気持ちや気分を離れている場所に置かせる

・They are put off by his attitude.
・彼らは彼の態度にうんざりしている

⇒気持ちや気分を離れている場所に置かせる

2つのイメージ「put:何かをどこかに位置させる」+「off:離れている(分離)」で「言い逃れをする・言い抜ける」などの意味になります。感覚的には「気持ちや気分を離れている場所に置かせる」といった感覚ですね。

この他にも「片付ける・逃れる・接触を避ける・物を片付ける・妨げる・取り去る・捨てる・出かける・出発する」など10以上の意味があります。

 

put on「装う」など

1.put on「ふりをする・気取る・装う」など

 

 

・She put on an innocent air.
・彼女は無邪気なフリをしていた

⇒状態などを別の状態に接触させる・置く

・She put on a brave face.
・彼女は平静を装っていた

⇒状態などを別の状態に接触させる・置く

2つのイメージ「put:何かをどこかに位置させる」+「on:接触」で「ふりをする・気取る・装う」などの意味になります。感覚的には「状態などを別の状態に接触させる・置く」といった感覚ですね。

 


2.put on「(体重などが)増す・(スピードを)出す」など

 

 

・Did you put on some weight?
・ちょっと太りました?

⇒体重やスピードなどを置いていく

・He put on full speed.
・彼は全速力で走った

⇒体重やスピードなどを置いていく

2つのイメージ「put:何かをどこかに位置させる」+「on:接触」で「体重などが)増す・(スピードを)出す」などの意味になります。感覚的には「体重やスピードなどをどんどん置いていく」といった感覚ですね。

 


3.put on「(音楽やレコードなど)かける」など

 

 

・Could you put some music on?
・音楽をかけてくれますか?

⇒レコードなどの音源がオン(接触した状態)になっている

・Can I put on some music?
・音楽をかけていい?

⇒レコードなどの音源がオン(接触した状態)になっている

2つのイメージ「put:何かをどこかに位置させる」+「on:接触」で「(音楽やレコードなど)かける」などの意味になります。感覚的には「レコードなどの音源がオン(接触した状態)になっている」といった感覚ですね。オンになった状態へ置くですね。

 


4.put on「着る」など

 

 

・He put on his shoes.
・彼は靴を履きました

・She put some lipstick on.
・彼女は口紅を塗りました

⇒服やアクセサリーなどを接触した状態にする

・She puts on a kimono.
・彼女は着物を着ています

⇒服やアクセサリーなどを接触した状態にする

2つのイメージ「put:何かをどこかに位置させる」+「on:接触」で「着る」などの意味になります。感覚的には「服やアクセサリーなどを接触した状態にする」といった感覚ですね。

 

「put on」と「wear」の違い

 

 

句動詞「put on」も動詞「wear」も「着る」という意味ですがニュアンスが異なります。

■句動詞「put on」と動詞「wear」のニュアンスの違い

・put on ⇒ ~を身につける(動作)
・wear ⇒ ~を身につけている(状態)

 

 

■句動詞「put on」と動詞「wear」の例文

・She puts on a kimono.
・彼女は着物を着ています

・She wears a kimono.
・彼女は着物を着ています

つまり、putの「何かをどこかに位置させる」というイメージは「前後の語句」とセットになることで、その力を発揮することが多くなります。

 

この他にも「上演する・劇などに出す・物を乗せる・積み込む・からかう」など多くの意味があります。

 

put out「消す・外に出す・追い出す・解雇する」など

1.put out「(火や明かりを)消す・(視力を)失わせる」など

 

 

・I put out my cigarette.
・タバコを消しました

⇒あったものが外へ出て無くなる

・The firemen put out the fire.
・消防士は火を消し止めた

⇒あったものが外へ出て無くなる

2つのイメージ「put:何かをどこかに位置させる」+「out:内から外へ」で「(火や明かりを)消す・(視力を)失わせる」などの意味になります。感覚的には「あったものが外へ出て無くなる」といった感覚ですね。

 


2.put out「外に出す・追い出す・解雇する」など

 

 

・She put out the trash.
・彼女はゴミを出した

⇒中にあったものを外へ出す

・He has put out many books.
・彼はたくさんの本を出してきました

⇒中にあったものを外へ出す

・They have put out a new album.
・彼らは新しいアルバムをリリースした

⇒中にあったものを外へ出す

・She is supposed to put out.
・彼女は解雇されたと考えられる

⇒中にあったものを外へ出す

・He put out the work.
・彼は仕事を外注した
・彼は作品をリリースした

⇒中にあったものを外へ出す

2つのイメージ「put:何かをどこかに位置させる」+「out:(中との対比)外に」で「外に出す・追い出す・解雇する」などの意味になります。感覚的には「中にあったものを外へ出す」といった感覚ですね。

この他にも「生産する・製造する・お金を出す・外注する・予測や結果を狂わせる・てこずらせる」など10以上の意味があります。

 

put through「やり遂げる・通過させる・受けさせる・つなぐ」など

1.put through「やり遂げる・やり通す・達成する・(法案など)通過させる」など

 

 

・He must put through the work.
・彼はその仕事をやり遂げなければならない

⇒何かが何かを通過させて置く

・The bill put through yesterday.
・その法案は昨日通過した

⇒何かが何かを通過させて置く

2つのイメージ「put:何かをどこかに位置させる」+「through:始めから終わりまで通り抜ける」で「やり遂げる・やり通す・達成する・(法案など)通過させる」などの意味になります。感覚的には「何かが何かを通過させて置く」といった感覚ですね。

 


2.put through「受けさせる」など

 

 

・He put me through hard training.
・彼は私をみっちりしごいた

⇒何かを通してある状況に配置させる

・We need to put this machine through testing.
・我々はこの機械をテストする必要があります

⇒何かを通してある状況に配置させる

2つのイメージ「put:何かをどこかに位置させる」+「through:始めから終わりまで通り抜ける」で「受けさせる」などの意味になります。感覚的には「何かを通してある状況に配置させる」といった感覚ですね。

 


3.put through「(学校を)卒業させる」など

 

 

・He put himself through the college.
・彼は自力でその大学を出た

⇒何かを通してある状況に配置させる

・My brother put me through school.
・兄が学校に行かせてくれた

⇒何かを通してある状況に配置させる

2つのイメージ「put:何かをどこかに位置させる」+「through:始めから終わりまで通り抜ける」で「受けさせる」などの意味になります。感覚的には「何かを通してある状況に配置させる」といった感覚ですね。

 


4.put through「(電話で人に)をつなぐ」など

 

 

・I’ll put you through.
・おつなぎします

⇒誰かを通して位置させる

・Could you put me through to the sales manager?
・営業部長につないでもらえますか?

⇒誰かを通して位置させる

2つのイメージ「put:何かをどこかに位置させる」+「through:始めから終わりまで通り抜ける」で「(電話で人に)をつなぐ」などの意味になります。感覚的には「誰かを通して位置させる」といった感覚ですね。

 

put together「まとめる・寄せ集める・組み立てる・構成する」など

1.put together「まとめる・寄せ集める」など

 

 

・Don’t put these medicine together.
・これらの薬を一緒にしないでください

⇒一緒に置く(まとめる)

・They put those items together and ordered.
・彼らはそれらの商品をまとめて注文した

⇒一緒に置く(まとめる)

・We have to put together a plan for the business.
・我々はビジネスの計画をまとめなければならない

⇒一緒に置く(まとめる)

2つのイメージ「put:何かをどこかに位置させる」+「together:一緒に・集まる」で「まとめる・寄せ集める」などの意味になります。感覚的には「一緒に置く(まとめる)」といった感覚ですね。

 


2.put together「組み立てる・構成する」など

 

 

・He is putting the puzzle together.
・彼はパズルを組み立てている

⇒一緒に置く(組み立てる・構成する)

・He put together a model ship.
・彼は船の模型を組み立てた

⇒一緒に置く(組み立てる・構成する)

・They put together a team for a project.
・彼らはプロジェクトのためにチームを結成した

⇒一緒に置く(組み立てる・構成する)

2つのイメージ「put:何かをどこかに位置させる」+「together:一緒に・集まる」で「組み立てる・構成する」などの意味になります。感覚的には「一緒に置く(組み立てる・構成する)」といった感覚ですね。

 

put up「建てる・掲示する・飾る・泊める・宿泊する」など

1.put up「建てる・掲示する・飾る」など

 

 

・I put up a fence.
・柵を建てた

⇒上に置く(見えるところに置く)

・They put up the jolly roger.
・彼らは海賊旗を掲げた

⇒上に置く(見えるところに置く)

・We put up Christmas decorations.
・クリスマスの飾り付けをしました

⇒上に置く(見えるところに置く)

・They put this notice up on the wall.
・彼らはその通知を壁に貼り出しました

⇒上に置く(見えるところに置く)

・She put up a website to sell handmade accessories.
・彼女は手作りアクセサリーを販売するサイトを立ち上げました

⇒上に置く(見えるところに置く)

2つのイメージ「put:何かをどこかに位置させる」+「up:上へ」で「建てる・掲示する・飾る」などの意味になります。感覚的には「上に置く(見えるところに置く)」といった感覚ですね。

 


2.put up「泊める・宿泊する」など

 

 

・I put up my friends for the night.
・私は友達を一晩泊めた

⇒上に置く(家に上げて置く)

・We put up at the hotel for the night.
・私たちはその夜ホテルに泊まりました

⇒上に置く(家に上げて置く)

2つのイメージ「put:何かをどこかに位置させる」+「up:上へ」で「泊める・宿泊する」などの意味になります。感覚的には「上に置く(家に上げて置く)」といった感覚ですね。

この他にも「資金を出す・発表する・提出する・立候補する・候補者に推薦する・価格を上げる・缶詰にする・片付ける」など20以上の意味があります。

 


3.put up with「我慢する・耐える」

 

 

・I put up with his bad attitude.
・私は彼の悪い態度を我慢した

⇒with A(Aを受け入れて)put up(上に置く)

・He has to put up with his boss.
・彼は上司に我慢しなければならない

⇒with A(Aを受け入れて)put up(上に置く)

3つのイメージ「put:何かをどこかに位置させる」+「up:上へ」+「with:共にある」で「我慢する・耐える」などの意味になります。感覚的には「with A(Aを受け入れて)put up(上に置く)」といった感覚です。

ちょっと難しい感覚ですが、受け入れたくないものを受け入れて上に置くから「我慢する」といった感じになります。

 

いかがでしたでしょうか?

 

今回の記事では「putが使われている表現」をまとめてみましたが、紹介しきれないほど様々な意味があります。

putは「何かをどこかに位置させる」というイメージなので、前置詞との相性が抜群です。その結果、句動詞で使われることも多く、後ろに続く前置詞や副詞によって、様々な意味を生み出します。

なので、日本語の意味を覚えるだけでなく、英語本来のイメージの組み合わせから意味を掴むようにしましょう。

 

 

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