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徹底解説!makeと基本文型!よく使われる熟語やイディオムを例文で紹介!

 

 

今回の記事では「makeの文型」や「makeを使った熟語やイディオム」をまとめてみました。

英語は動詞ひとつとっても「全体の構造や文脈や他の単語との組み合わせ」で意味が変わるので、慣れていないと難しいですよね?

この記事では、そんなモヤモヤを払拭できるように「makeを使った表現」を徹底的に解説してみたので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

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この記事の目次

makeのコアイメージ

 

 

まず、makeの英語本来のイメージは「力を加えて変化させる」です。

ポイントは「力を加えて」という点で、努力や影響など何かしらの「介在」が必要という点になります。

 

make:力を加えて変化させる

 

 

makeのイメージは「力を加えて変化させる」なので、そのイメージから「向かう・なる・作る・させる」など様々な意味が生まれています。

●第一文型(S+V)
・The ship is making for the shore.
・その船は沖へ向かっている

⇒力を加えて船の進路を変化させる

●第二文型(S+V+C)
・He has made a fine doctor.
・彼は立派な医者になった

⇒力を加えて彼を変化させた

●第三文型(S+V+O)
・She makes a teddy bear.
・彼女はテディベアを作っています

⇒力を加えて材料を変化させる

●第四文型(S+V+O+O)
・She made her daughter a teddy bear.
・彼女は娘にテディベアを作りました

⇒力を加えて材料を変化させた

●第五文型(S+V+O+C)
・She made her daughter happy.
・彼女は娘を幸せにした

⇒力を加えて娘を変化させた

makeの「力を加えて変化させるイメージ」は、汎用性あるため、基本5文型全てに使うことができます。意味も後ろに続く語句によって変化するので、イメージに沿って対応するのがポイントになります。

 

makeのイメージ ⇒ makeのイメージを掴んで英会話の幅を広げよう!

 

力を加えるmakeの特徴

 

 

makeを使う際にポイントは「力を加えて変化させる」という点です。

例えば「~する」という意味になる動詞は、他にもたくさんありますが「力を加えて変化」のイメージは他の動詞にはありません。なので、日本語訳には関係なく、イメージで文を作る必要があります。

●make:力を加えて変化

○ I made a promise.
○ 約束をした
× I did a promise.
× 約束をした

○ I made a reservation on Friday.
○ 金曜日に予約を入れました
× I did a reservation on Friday.
× 金曜日に予約を入れました

ゼロから何かを生み出して行う感覚が「make:力を加えて変化」と相性が良い。

●do:物事をちゃんと行う

○ I do my homework.
○ 宿題をする
× I make my  homework.
× 宿題をする

○ I have to do the laundry.
○ 洗濯をしないといけません
× I have to make the laundry.
× 洗濯をしないといけません

元々あるものに対して作業する感覚が「do:物事をちゃんと行う」と相性が良い。

上記の例文を比べてみても、それぞれの動詞のイメージで相性が良い文があるのが分かりますよね?このように動詞にはイメージがあり、文を組み立てる際にはそのイメージにあった動詞を使うのがポイントです。

 

 

makeの文型

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第一文型
(S+V)
make for
make at
Sが○○に向かう
Sが○○に襲い掛かる
第二文型
(S+V+C)
make + 名詞
make + 形容詞
SがCになる
第三文型
(S+V+O)
make + 名詞
make + 名詞 with 材料
make + 名詞 (out) of 材料
make + 名詞 from 原料
make + 原材料 into 名詞
名詞により異なる
Sが材料からOを作る
Sが材料からOを作る
Sが原料からOを作る
Sが原材料をOに変える
第四文型
(S+V+O1+O2
make + 名詞1 + 名詞2 SがO1にO2を作ってあげる
第五文型
(S+V+O+C)
make + 名詞1 + 名詞2
make + 名詞 + 形容詞
make + 名詞 + 原型不定詞
make + 名詞 + 動詞の過去分詞形
SがOをCにする
SがOにCにする
SがOにCさせる
SによってOがCになる

 

makeは第一文型から第五文型まで幅広く使うことができます。そのため「自動詞」としても「他動詞」としても使うことが可能です。

 

第一文型(S+V)

 

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第一文型
(S+V)
make for
make at
Sが○○に向かう
Sが○○に襲い掛かる

 

第一文型は「主語の単純な動作を表現する文」を作ります。

makeを使った第一文型の表現は多くありません。代表的なものは「make for」と「make at」の2つですが、句動詞として覚えてしまった方が速いです。

 


make for「Sが○○に向かう」

 

 

・They got a spacecraft to make for Mars.
・彼らは火星に向かうための宇宙船に乗り込んだ

⇒力を加えて方向を変化させる

・The ship is making for the port.
・船は港に向かって進んでいます

⇒力を加えて方向を変化させる

・She made for the entrance.
・彼女は入り口に向かった

⇒力を加えて方向を変化させる

イメージの掛け合わせ「make:力を加えて変化させる」+「for:向かう・目の前の方向」で「~へ向かって進む」という意味になります。

 


make at「Sが○○に襲い掛かる」

 

 

・The big bull made at him.
・大きな牛が彼に襲い掛かった

⇒力を加えて方向を変化させる

・The crow made at a girl.
・カラスが少女に飛び掛かった

⇒力を加えて方向を変化させる

イメージの掛け合わせ「make:力を加えて変化させる」+「at:点」で「~に襲い掛かる」という意味になります。前置詞のatが標的を指しているイメージですね。

 

第二文型(S+V+C)

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第二文型
(S+V+C)
make + 名詞
make + 形容詞
SがCになる

 

第二文型は「主語の状態を説明する文」を作ります。

makeを使った第二文型の表現は「基本的にはbe動詞と同じ」です。違う点があるとすれば「make:力を加えて変化させる」イメージがあるため、自然とそうなるのではなく「なんとかその状態を成立させる」といった感じが強くなります。

 


make + 名詞「SがCになる」

 

 

・She will make a good player.
・彼女は良い選手になるだろう

⇒力を加えて状態を変化させる

・He will make a good doctor.
・彼は良い医者になるだろう

⇒力を加えて状態を変化させる

イメージとしては「力を加えて元の状態から別の状態へ変化するイメージ」です。感覚的にも掴みやすいので簡単ですね。

 


make + 形容詞「SがCになる」

 

 

・She made good as a pianist.
・彼女はピアニストとして成功した

⇒力を加えて状態を変化させた

・He made merry.
・彼は浮かれていた

⇒力を加えて状態を変化させた

イメージとしては「力を加えて元の状態から別の状態へ変化するイメージ」です。こちらも感覚的に掴みやすいので簡単ですね。

 

第三文型(S+V+O)

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第三文型
(S+V+O)
make + 名詞
make + 名詞 with 材料
make + 名詞 (out) of 材料
make + 名詞 from 原料
make + 原材料 into 名詞
名詞により異なる
Sが材料からOを作る
Sが材料からOを作る
Sが原料からOを作る
Sが原材料をOに変える

 

第三文型は「主語が何かに動詞の動作の影響を与える文」を作ります。

makeを使った第三文型の表現は「後ろに続く名詞によって日本語訳が変化する」のがポイントです。

 


make + 名詞「※名詞によって訳が異なる」

 

 

・Stop making excuses.
・言い訳は辞めなさい

⇒力を加えて状態を変化させる

・I made an appointment with the dentist.
・歯医者に予約を入れました

⇒力を加えて状態を変化させた

・He made a good choice.
・彼は良い選択をしました

⇒力を加えて状態を変化させた

・It’s not easy to make money.
・お金を稼ぐことは簡単ではない

⇒力を加えて状態を変化させる

・I made some room for you.
・あなたのために場所を空けておいたよ

⇒力を加えて状態を変化させる

日本語訳が名詞によって異なるので「どの名詞と相性が良いか」を覚える必要があります。新しい表現に出会う度に覚えてるようにしましょう。

 

make + 名詞の例
make an appointment 予約をする make a bed ベッドをメイキングする
make a call 電話をする make a crack 傷をつける
make a change 変化を起こす make a decision 決断する
make a donation 寄付する make an effort 努力をする
make a fire 火を起こす make a joke 冗談を言う
make a law 法律を制定する make a mistake ミスをする
make a noise 音をたてる make a payment 支払い
make a phone call 電話をする make a plan 計画を立てる
make a reservation 予約をする make a response 反応する
make a smile 微笑む make excuses 言い訳をする
make friends 友達になる make love セックスをする
make money お金を稼ぐ make noise うるさくする
make progress 上手くなる・上達する

・appointment ⇒ 医者・歯医者・弁護士・美容師などの人に対して使う
・reservation ⇒ ホテルやレストランなどの施設や場所に対して使う

 


make + 名詞 with 材料「Sが材料からOを作る」

 

 

・The best home dishes are made with love.
・最高の料理は愛情を込めて作られています

⇒力を加えて状態を変化させた

・This cake is made with flour, egg, cheese and sugar.
・このケーキは小麦粉、卵、チーズ、砂糖で作られています

⇒力を加えて状態を変化させた

・She made a stew with carrot, potato, broccoli and chicken.
・彼女はニンジン、ジャガイモ、ブロッコリー、鶏肉を入れてシチューを作った

⇒力を加えて状態を変化させた

基本的に「材料を組み合わせて作られる時」に用いられます。特に食べ物や飲み物を作る際に使われることが多いです。

 


make + 名詞 (out) of 材料「Sが材料でOを作る」

 

 

●make + 名詞 out of 材料

・She made a dress out of an old kimono.
・彼女は古い着物でドレスを作りました

⇒力を加えて状態を変化させた

・He made a robot out of the cardboard boxes.
・彼は段ボール箱からロボットを作りました

⇒力を加えて状態を変化させた

基本的に「元々、違う目的で使うモノを使って、新しいモノを作り出す時」に使われることが多いです。また「予想外の驚きの材料から作られる時」にもよく使用されます。

●make + 名詞 of 材料

・The plate is made of wood.
・そのお皿は木でできている

⇒力を加えて状態を変化させた

加工されているが「元々の素材が残っている時」に使われます。一目見て材料が分かるといった感じですね。

 


make + 名詞 from 原料「Sが原料からOを作る」

 

 

・She made jam from the strawberry.
・彼女はその苺からジャムを作りました

⇒力を加えて状態を変化させた

・The bread is made from rice.
・そのパンはお米から作られています

⇒力を加えて状態を変化させた

・Wine is made from grapes.
・ワインは葡萄から作られています

⇒力を加えて状態を変化させた

基本的に「原料が変形して元の形がない時」に使われます。何かを製造するための原料といった感じですね。

 


make + 材料 into 名詞「Sが材料をOに変える」

 

 

・They make soy beans into tofu.
・彼らは大豆で豆腐を作る

⇒力を加えて状態を変化させる

・He makes rice into sake.
・彼は米で日本酒を作る

⇒力を加えて状態を変化させる

・He made these eggs into the cream caramel.
・彼はこの卵を使ってプリンを作った

⇒力を加えて状態を変化させた

先ほど解説した「make + 名詞 from 原料」の逆の表現ですね。

・They make tofu from soy beans.
・彼らは大豆で豆腐を作る

⇒力を加えて状態を変化させる

・He makes sake from rice.
・彼は米で日本酒を作る

⇒力を加えて状態を変化させる

・He made the cream caramel from these eggs.
・彼はこの卵を使ってプリンを作った

⇒力を加えて状態を変化させる

意味としては「make + 材料 into 名詞」と「make + 名詞 from 原料」は同じなので、合わせて覚えておきましょう。

 

made ofとmade fromの違い

 

 

いろいろなサイトや参考書などで、made ofとmade fromの違いについて解説されていますよね。

●made ofは基本的に材料に使う

・The plate is made of wood.
・そのお皿は木でできている
⇒加工されているが一目で材料が分かる

●made fromは基本的に原料に使う

・Wine is made from grapes.
・ワインは葡萄から作られています
⇒材料が別のものに変化している

実際、木製のお皿は「パッと見で木でできている」というのが分かりますし、ワインは「材料の葡萄の性質が大きく変化」しています。

 

 

多くの場合、上記のように使い分けができるのですが、材料や原料によっては「どちらにもとれるケース」もあります。

・Tires are made of rubber.
・タイヤはゴムで作られている
⇒加工されているが一目で材料が分かる

・Tires are made from rubber.
・タイヤはゴムから作られている
⇒材料が別のものに変化している

実際、上記の例文の場合は「パッと見で材料が分かる+材料の性質が変化」の両方が成り立っています。このような場合は、どちらを使ってもOKなのですが、どちらを使うかによって「注目される内容」が異なります。

・Tires are made of rubber.
・タイヤはゴムで作られている
⇒加工されているが一目で材料が分かる
※タイヤの材料・原料にフォーカスしている(of:分離・所属)

・Tires are made from rubber.
・タイヤはゴムから作られている
⇒材料が別のものに変化しているときに使う
※タイヤが作られる過程にフォーカスしている(from:起点)

この2つの感覚の違いは、それぞれの前置詞のイメージ「of(分離・所属)」と「from(起点)」から生まれてきています。

・of(分離・所属) ⇒ 材料・原料に注目
・from(起点) ⇒ 過程に注目

こんな話をすると、会話で使う際に迷ってしまうと思いますが、実際の会話ではそんなに深く考えなくても大丈夫です。ネイティブスピーカーでも厳密に区別して使い分けしていない人も多いので、気負わずに気楽に使いこなしていくようにしましょう。

 

第四文型(S+V+O1+O2)

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第四文型
(S+V+O1+O2
make + 名詞1 + 名詞2 SがO1にO2を作ってあげる

 

第四文型は「主語が何かを何かに授受する文」を作ります。

makeを使った第四文型の表現は「O2にO1を作ってあげる」という意味になります。第四文型の文は他の文型と比べると用途が限られているので簡単ですね。

 


make + 名詞1 + 名詞2「SがO1にO2を作ってあげる」

 

 

・She made me some cookies.
・彼女は私にクッキーを作ってくれた

⇒力を加えて状態を変化させた

・He made me a cup of coffee.
・彼は私にコーヒーを入れてくれました

⇒力を加えて状態を変化させた

・I made my mother a meal.
・私は母に食事を作った

⇒力を加えて状態を変化させた

第四文型の文は「SがO1にO2を授受する文」を作ります。makeの場合は「誰かに何かを作ってあげる」という意味になるので覚えておきましょう。

 

第五文型(S+V+O+C)

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第五文型
(S+V+O+C
make + 名詞1 + 名詞2
make + 名詞 + 形容詞
make + 名詞 + 原型不定詞
make + 名詞 + 動詞の過去分詞形
SがOをCにする
SがOにCにする
SがOにCさせる
SによってOがCになる

 

第五文型は「主語が何かを何かとみなす文」を作ります。

第五文型の文では「C(補語)に何が入るか?」が重要なポイントになります。

 


make + 名詞1 + 名詞2「SがOをCにする」

 

 

・We made him a leader.
・私たちは彼をリーダーにした

⇒力を加えて状態を変化させた

・This movie made him a famous singer.
・この映画が彼を有名な監督にした

⇒力を加えて状態を変化させた

make + 名詞1 + 名詞2で「Sが名詞を名詞の状態にする」という意味になります。第五文型では「O=C(名詞)」が成り立つので、「O=C(名詞)の成否」で判断するようにしましょう。

 


make + 名詞 + 形容詞「SがOをCにする」

 

 

・This movie made them happy.
・映画が
彼らを幸せな気持ちにさせた
⇒力を加えて状態を変化させた

・That made things more complicated.
・それがより物事を複雑にした

⇒力を加えて状態を変化させた

・He made me mad.
・彼は私を怒らせた

⇒力を加えて状態を変化させた

make + 名詞 + 形容詞で「SがOを形容詞の状態にする」という意味になります。第五文型では「O=C(形容詞)」が成り立つので、「O=C(形容詞)の成否」で判断するようにしましょう。

 


make + 名詞 + 原型不定詞「SがOにCさせる」

 

 

・She made me promise not to tell.
・彼は私に言わないように約束させた

⇒力を加えて状態を変化させた

・She makes us stand up.
・彼女は私たちを立ち上がらせた
⇒力を加えて状態を変化させる

・She made me clean the room.
・彼女は私に部屋を掃除させた
⇒力を加えて状態を変化させた

make + 名詞 + 原型不定詞で「SがOに~させる」という意味になります。この用法は「使役動詞」と呼ばれており、有名な用法なのでご存知ですよね。

 


make + 名詞 + 動詞の過去分詞形「SによってOがCになる」

 

 

・She could not make herself understood in English.
・彼女の英語は通じなかった

⇒力を加えて状態を変化させた

・He could not make himself heard.
・彼の声は届かなかった

⇒力を加えて状態を変化させた

・I made my plan known to them.
・私は自分の計画を彼らに知らせました

⇒力を加えて状態を変化させた

make + 名詞 + 動詞の過去分詞型で「SによってOがCになる」という意味になります。

・make oneself understood in 言語
・~語で言いたい事を伝える

・make oneself heard
・相手に自分の声を伝える

・make + O + known
・Oを知らせる

この用法はあまり使われる用法ではないので、上記の3つの表現を慣用的に覚えておけば十分です。

 

 

makeを使った表現

 

 

makeの用法 makeの表現 一般的な日本語訳
使役動詞 make + 名詞 + 原型不定詞 SがOにCさせる

 


make+ 名詞 + 原型不定詞「SがOにCさせる(使役動詞)」

 

 

make+ 名詞 + 原型不定詞(使役動詞)で「SがOにCさせる」という意味になります。

・She made her sister clean the room.
・彼女は妹に部屋の掃除をさせました

⇒力を加えて変化させる

・My boss made me work overtime.
・上司に残業させられた
⇒力を加えて変化させる

尚、受動態にする場合は「to」を使います。

・Her sister was made to clean the room by her.
・彼女の妹は彼女によって部屋の掃除をさせられました

⇒力を加えて変化させる

因みに、makeには「力を加えて変化させる」というイメージがあるため、「強制的に~させる」というニュアンスが強くなります。

 

使役動詞

 

使役動詞には、make、have、let、getなどいくつか種類があります。これらの4つの使役動詞は、基本的な使い方はほぼ同じですがニュアンスが若干異なります

●make(強制)

・My boss made me work overtime.
・上司に残業させられた
⇒強制的に残業させられる

こちらは「やりたくなかったけど、やらざるを得なかった」というニュアンスです。

●have(責任・義務)

・I’ll have him call you back.
・彼に電話をかけなおさせます
⇒電話をかけなければならない義務がある

こちらは「折り返しの電話をする義務がある」というニュアンスです。

●get(説得)

・I got him to sign the agreement.
・彼に契約を合意させた
⇒説得して契約に合意させる

こちらは「相手を説得して契約に合意させる」というニュアンスです。

●let(容認)

・He let me go home early.
・彼は私を早く帰らせてくれました
⇒早く帰る許可を与えてくれた

こちらは「早く帰ることを容認する」といったニュアンスです。

 

 

動詞ごとに細かいニュアンスが異なるため、文脈に合わせた使役動詞を選ぶ必要があります。

●make(強制)

○ She made me give up smoking.
○ 彼女に禁煙させられた
⇒主語によって強制的に禁煙させられる

●let(容認)

× She let me give up smoking.
× 彼女に禁煙させられた
⇒主語の許可で禁煙させられる(表現としては不自然)

実際、禁煙をさせられる場合「禁煙を容認される」だとかなり不自然です。なので、使役動詞を使う際はニュアンスに合わせて使い分けるようにしましょう。

 

 

makeを使った熟語やイディオム

 

 

熟語・イディオム makeの表現 一般的な日本語訳
make make at
make away
make off
make off with
make of
make do with
make do without
make for
make fun of
make it
make out
make sure
make sure that S + V
make sure + to V
make sense
make up
make up for
襲い掛かる・飛び掛かる
逃げる・逃亡する
逃げる・脱出する・急ぐなど
持ち逃げする・さらって行く
~だと思う・~と判断する
~で済ます・~で間に合わす
~なしで済ます・~なしで間に合わす
~に向かう・~に役立つ
~をからかう・バカにする
やり遂げる・成功するなど
理解する・見分けるなど
必ず~する・確かめる
確実にSVするようにする
確実に~する
なるほど
~を構成する・作り話をするなど
埋め合わせをするなど

 

最後に、よく使われる「makeを使った熟語」をまとめてみました。せっかくなので、例文とイラストを交えてご紹介しようと思います。

 

make away「逃げる・逃亡する」など

1.make away「逃げる・逃亡する」

 

 

・The robber made away with a watermelon.
・泥棒はスイカを持ち去った
⇒力を加えて変化させる

・The car made away from him.
・彼はこの町から立ち去った
⇒力を加えて変化させる

2つのイメージ「make:力を加えて変化させる」+「away:離れる」で「逃げる・逃亡する」といった意味になります。

 

make off「逃げる・脱出する・急ぐ」など

1.make off「逃げる・脱出する・急ぐ」

 

 

・The getaway car made off at the top speed.
・逃走車は最高速度で逃げて行った

⇒力を加えて変化させる

・He made off without paying.
・彼はお金を払わすに逃げた

⇒力を加えて変化させる

2つのイメージ「make:力を加えて変化させる」+「off:離れている」で「逃げる・脱出する・急ぐ」といった意味になります。

 

make off with「持ち逃げする・さらって行く」など

1.make off with「持ち逃げする・さらって行く」

 

 

・He made off with my bag.
・彼は私のバッグを持って立ち去った

⇒力を加えて変化させた

・The thief made off with my wallet.
・泥棒は私の財布を持って立ち去った

⇒力を加えて変化させた

3つのイメージ「make:力を加えて変化させる」+「off:離れている」+「with:共にある」で「持ち逃げする・さらって行く」といった意味になります。

 

make of「~だと思う・~と判断する」など

1.make of「~だと思う・~と判断する」

 

 

・What do you make of this?
・これどう思う?

⇒力を加えて変化させる

・I don’t know what to make of his behavior.
・彼の行動をどう理解していいのか分かりません

⇒力を加えて変化させる

2つのイメージ「make:力を加えて変化させる」+「of:分離・所属」で「~だと思う・~と判断する」といった意味になります。

 

make do with「~で済ます・~で間に合わす」など

1.make do with「~で済ます・~で間に合わす」

 

 

・He has to make do with his small income.
・彼は少ない収入でやりくりしなければならない

⇒力を加えて変化させる

・We have to make do with what we’ve got.
・持ち合わせているものでなんとかする
⇒力を加えて変化させる

3つのイメージ「make:力を加えて変化させる」+「do:物事をちゃんと行う」+「with:共にある」で「~で済ます・~で間に合わす」といった意味になります。感覚としては「物事を無理やり何とか行う」といった感じですね。

 

make do without「~なしで済ます・~なしで間に合わせる」など

1.make do without「~なしで済ます・~なしで間に合わせる」

 

 

・They made do without foods.
・彼らは食べ物無しでやりくりした

⇒力を加えて変化させた

・She has to make do without smartphone.
・彼女はスマホ無しで過ごさなければならない
⇒力を加えて変化させる

3つのイメージ「make:力を加えて変化させる」+「do:物事をちゃんと行う」+「without:共にない」で「~なしで済ます・~なしで間に合わせる」といった意味になります。

 

make it「やり遂げる・間に合う・到着する・都合が付く」など

1.make it「やり遂げる・成功する」

 

 

・You made it!
・よくやったね!

⇒力を加えて変化させる

・You’re never going to make it.
・絶対にやっちゃだめですよ

⇒力を加えて変化させる

2つのイメージ「make:力を加えて変化させる」+「it:それ」で「やり遂げる・成功する」といった意味になります。

 


2.make it「間に合う・到着する」

 

 

・I barely made it to the train.
・かろうじて電車に間に合った

⇒力を加えて変化させた

・I’m not gonna make it!
・間に合わないよ!

⇒力を加えて変化させる

2つのイメージ「make:力を加えて変化させる」+「it:それ」で「間に合う・到着する」といった意味になります。

 


3.make it「参加できる・都合が付く」

 

 

・I can’t make it to work.
・仕事に行けない

⇒力を加えて変化させる

・Sorry. I can’t make it.
・ごめん、行けないわ

⇒力を加えて変化させる

2つのイメージ「make:力を加えて変化させる」+「it:それ」で「参加できる・都合が付く」といった意味になります。

 

make out「理解する・見分ける・書き上げる」など

1.make out「理解する・分かる」

 

 

・I can’t make out what he says.
・彼が何を言っているのか理解できません

⇒力を加えて変化させる

・I can’t make him out.
・彼が何を考えているのか分からない

⇒力を加えて変化させる

2つのイメージ「make:力を加えて変化させる」+「out:外」で「理解する・分かる」といった意味になります。

 


2.make out「見分ける・見抜く」

 

 

・He can’t make out their faces.
・彼は彼らの顔が見分けらない

⇒力を加えて変化させる

・I can’t make out what this says?
・なんて書いてあるか分からない

⇒力を加えて変化させる

2つのイメージ「make:力を加えて変化させる」+「out:外」で「見分ける・見抜く」といった意味になります。

 


3.make out「書き上げる・記入する」

 

 

・He made out the form.
・彼は申込書に書き込んだ

⇒力を加えて変化させた

・She made out a check.
・彼女は小切手を切った

⇒力を加えて変化させた

2つのイメージ「make:力を加えて変化させる」+「out:外」で「書き上げる・記入する」といった意味になります。

この他にも「主張する」「仄めかす・暗示する」「対処する」「いちゃいちゃする」などの意味にもなるので、合わせて覚えておいてくださいね。

 

make sure「必ず~する」など

1.make sure「必ず~する」

 

 

・He made sure of the facts.
・彼は事実を確かめた

力を加えて変化させる

・Please make sure.
・必ずご確認ください

力を加えて変化させる

2つのイメージ「make:力を加えて変化させる」+「sure:確信」で「必ず~する・確かめる」といった意味になります。

 

make sure that S + V「確実にSがVするようにする」など

1.make sure that S + V「確実にSがVするようにする」

 

 

・Make sure you keep your receipt.
・必ずレシートを保管してください

力を加えて変化させる

・She made sure that the window was shut.
・彼女は窓が閉まっているのを確かめた

力を加えて変化させた

2つのイメージ「make:力を加えて変化させる」+「sure:確信」+「that S + V」で「確実にSVするようにする」といった意味になります。

 

make sure + to V「確実に~する」など

1.make sure+ to V「確実に~する」

 

 

・Make sure to check out the stores online.
・必ずネットでお店を調べておいてください

⇒力を加えて変化させる

・He makes sure to drink water during practice.
・彼は練習中に必ず水を飲むようにしている

⇒力を加えて変化させる

2つのイメージ「make:力を加えて変化させる」+「sure:確信」+「+ to V」で「確実に~する」といった意味になります。

 

make sense「なるほど」など

1.make sense「なるほど」

 

 

・That makes sense.
・なるほどね

力を加えて変化させる

・It doesn’t make sense.
・訳がわからない/つじつまが合わない

⇒力を加えて変化させる

2つのイメージ「make:力を加えて変化させる」+「sense:感覚」で「なるほど」などの意味になります。

 

make up「~を構成する・考え出す」など

1.make up「~を構成する」

 

 

・I have to make up the list by Monday.
・月曜日までにリストを作らなければなりません

力を加えて変化させる

・He’s making up a schedule for the trip.
・彼は旅行の計画を立てているところです

⇒力を加えて変化させる

2つのイメージ「make:力を加えて変化させる」+「up:上」で「~を構成する」などの意味になります。

 


2.make up「作り話をする・考え出す」

 

 

・I made up the story.
・話をでっちあげた

力を加えて変化させる

・He’s always making up excuses.
・彼はいつも言い訳ばかりしている

⇒力を加えて変化させる

2つのイメージ「make:力を加えて変化させる」+「up:上」で「作り話をする・考え出す」などの意味になります。

この他にも「決心をする」「仲直りする」「化粧する」「返済する」「かたづける」「和解する」などの意味にもなるので、合わせて覚えておいてくださいね。

 

make up for「埋め合わせをする・取り戻す」など

1.make up for「埋め合わせをする・取り戻す」

 

 

・Let me make up for this sometime.
・いつか埋め合わせさせてください

力を加えて変化させる

・I must make up for lost time.
・遅れを取り返さなければならない

⇒力を加えて変化させる

3つのイメージ「make:力を加えて変化させる」+「up:上」+「for:方向」などの意味になります。この他に有名な表現として「make up one’s mind(決心する)」という表現もあります。

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

今回の記事では「makeが使われている表現」をまとめてみましたが、こうやって改めてまとめると、makeを使った表現って多いですよね?

ですが、どのような文にせよ、makeのイメージ「力を加えて変化させる」という感覚は常に活きています。主語とmakeの後ろにつづく語句が、どんなに複雑になろうとも「力を加えて変化させる」を意識することで、文全体の意味も理解しやすくなります。

英語はイメージが非常に重要な言語ですので、日本語の意味だけでなく、英語本来のイメージも覚えるようにしましょう。

 

 

【学校では教えてくれない英語のイメージを知りたい方へ】

 

 

英語の本来のイメージを『ネイティブ感覚インストール講座』にてお伝えしております。当サイトではお伝えしていない内容も動画で配信中。  
 
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