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動詞「make」の意味と使い方!英語のイメージを掴んで英会話の幅を広げよう!

 

 

動詞の「make」と言えば、一般的には「作る」という意味でお馴染みですよね?

ですが、この「make」という動詞は「作る」の他にも、例えば「2+3=5」「彼は良い演説をした」「彼女は娘に部屋の掃除をさせた」など、様々な意味で使える動詞です。

日本語訳の「作る」という意味だけでは、本当の意味で「make」を使いこなすことは出来ません。というのも、元々、英語は日本語とは全く異なる進化を遂げてきた言語なので、日本語と完璧に一致するという動詞はないからです。

なので、本当の意味で「make」を使いこなすためにはイメージを掴む必要があります。そこで、今回の記事では「makeのイメージと正しい使い方」をご紹介していこうと思います。

 

 

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「makeのイメージ」

 

 

まず、「makeのイメージ」ですが「力を加えて変化させる」になります。

感覚的に捉えると、「物や行動や概念など、あらゆるモノに影響を与えて状態や形状を変化させる」といった感覚です。つまり、代表的な「作る」という意味は「力を加えて変化させるから生まれた意味の1つ」にすぎないということなのですね。

 

では、せっかくなので、例文とイラストを使って、より深く「makeのイメージ」を理解していきましょう。

・She made a cake.
・彼女はケーキを作った
⇒彼女が材料に力を加えてケーキに変化させた

・2 and 3 makes 5.
・2+3=5
⇒材料(2と3)に力を加えて5に変化させる

・This vinegar is made from rice.
・このお酢は米から作られている
⇒材料(米)に力を加えてお酢に変化させた

 

 

どの文も日本語の「作る」で何となく表現できますが、そもそも「何かを作るという動作」は、作られるモノに対して「何かしらの力が加わる動作」とも言えますよね?

こんな風に、英単語、特に動詞には「辞書に載っている日本語の意味を生み出すイメージ」が必ず存在します。なので、「日本度の意味」と一緒に「ネイティブが感じる英語本来のイメージ」を覚える必要があります。

 

 

「makeの使い方(基本編)」

 

 

では、makeの本来のイメージ「力を加えて変化させる」を意識して、簡単な例文を見ながら「正しい使い方」を理解していきましょう。

 

make(作る)

・Cheese is made from milk.
・チーズは牛乳から作られる
⇒材料(牛乳)に力を加えてチーズに変化させた

・They made a plan for  this weekend.
・彼らは今週末の予定を立てた
⇒彼らがアイデアを練って今週末の計画へと変化させた

 

make(生じる・起こす)

・They made a big noise.
・彼らは大きな音を立てた
⇒彼らが力を加えて状況(音)を変化させた

・They always make trouble.
・彼らはいつも騒ぎを起こす
⇒彼らが力を加えて状況(日常)を変化させた

・They made  a fire.
・彼らは火を起こした
⇒彼らが力を加えて状態を変化させた

 

make(~する)

・He made a good speech.
・彼は素晴らしい演説をした
⇒彼が自身の考えを素晴らしいスピーチに変化させた

・We made it.
・我々はそれをやり遂げた
⇒私たちがそれに力を加えてに成功した状態へ変化させた

・She made a mistake at work.
・彼女は仕事でミスをしてしまった
⇒彼女が仕事(作業)をミスの状態に変化させてしまった

 

 

make(準備をする・整える)

・She made her bed.
・彼女はベッドを整えた
⇒彼がベッドの状態をキレイな状態へ変化させた

・She made a tea.
・彼女は紅茶を入れた
⇒彼女が紅茶を持っていない状態を持っている状態へ変化させた

・She made a time to meet me.
・彼女は私に会うために時間を作ってくれた
⇒彼女がスケジュールを会える状態に変化させてくれた

 

make(進む・向かう)

・He made for home.
・彼は家に向かった
⇒彼が目的地を家へと変化させた

・They made for the top of the mountain.
・彼らはその山の頂上を目指して進んだ
⇒彼らが目的地をその山の山頂へと変化させた

 

このように、動詞「make」には「力を加えて変化させるイメージ」があるため、「作る」というお馴染みの意味だけでなく、「~する」「準備をする」「整える」など、いろいろな意味を生み出すことができます。中でも「作る」以外に特によく使うのが「状態や状況を変化させる表現」です。

 

 

「makeの使い方(応用編)」

 

 

では、makeの本来のイメージ「力を加えて変化させる」を意識して、もう少し複雑な例文を見ながら「正しい使い方」を理解していきましょう。

 

第四文型:make(S+V+O+O)

・She made him a cup of tea.
・彼女は彼にお茶を入れた
⇒彼女が彼が紅茶を持っていない状態から持っている状態へ変化させた

・She made me clean the room.
・彼女は私にその部屋の掃除をさせた
⇒彼女が私を部屋の掃除をしていない状態から掃除した状態へ変化させた

動詞「make」は「力を加えて変化させるイメージ」があるため、第四文型で使うと「誰かに何かをさせる使役の感覚」を文に持たせることができます。実際「She made me clean the room.(彼女は私にその部屋の掃除をさせた)」という文では、「彼女が私に働きをかけて掃除をさせた」と強制力を発揮していますよね?

もちろん、使役だけでなく「She made him a cup of tea.(彼女は彼にお茶を入れた)」のように、「誰かに何かをあげる」という通常の第四文型の文も作ることができます。

 

第五文型:make(S+V+O+C)

・He made me mad.
・彼は私を怒らせた
⇒彼が私を怒っていない状態から起こっている状態へ変化させた

 

 

また、第五文型では「She made me mad.(彼女は私を怒らせた)」のように、「誰かが誰かをある状態にする」という意味の文を作れます。

このように、動詞「make」は「力を加えて変化させるイメージ」があるため、一般的に知られている「作る」という意味の他にも、様々な意味を生み出すことができるので、しっかりとイメージを掴んで使いこなしていきましょう。

 

 

「動画で復習しよう」

 

 

いかがでしたか?「makeのイメージ」は掴めましたでしょうか?

この「make」という動詞には「力を加えて変化させるというイメージ」があります。その結果として、何かを作ったり、状態や状況や行動を変化させたり、と様々な日本語の意味を生み出すことができるので、日本語訳の「作る」だけに囚われずに、英語本来の「makeのイメージ」を膨らませて応用できるように練習してみてくださいね。

 

 

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