これであなたも英語の達人!第五文型の動詞一覧と例文!特長と見分け方!
英語を勉強していると「基本5文型」って耳にしますよね?実際、学校の授業で最初に習った方も多いのではないでしょうか?
ですが、最初に習った「基本5文型」を真の意味で理解し、会話や実生活で活用できている人は多くありません。
そこで、今回の記事では、そんな「基本5文型」のひとつ「第五文型」について徹底的に解説してみました。この記事を読めば、第五文型の基本的な特徴や使い方を理解できるだけでなく、実際の会話や生活の中で活かす方法も学ぶことができますので、ぜひ、英語の学習に役立ててくださいね。
この記事の目次
英語は5つの型しかない
英語には基本となる型が5つあるのはご存知ですよね?
いわゆる「基本5文型」と呼ばれているものなのですが、その「基本5文型」を使いこなすことによって「自由自在に正しく英文を組み立てること」がでるようになります。
具体的には、以下の5つの型が「基本5文型」なのですが、実は「基本5文型」には「それぞれの文型ごとに生み出すことができる話の流れ(文の意味)」があります。
■基本5文型
第一文型 S+V
主語の単純な動作を表現する文を作る
第二文型 S+V+C
主語の状態を説明する文を作る
第三文型 S+V+O
主語が何かに動詞の動作の影響を与える文を作る
第四文型 S+V+O+O
主語が何かを何かに授受する文を作る
第五文型 S+V+O+C
主語が何かを何かとみなす文を作る
※主語が目的語を補語の状態にする
もちろん、疑問文や感嘆文などの例外はありますが、英語はどんなに長い文でも基本5文型のどれかに則して作られており「基本的には上記の5つの型以外の語順で英文を作ること」はできません。
なので、例えば「彼女は猫をタマと名づけた」といった「主語が何かを何かとみなす文(主語が目的語を補語の状態にする文)を作る場合」は「第五文型に正しい単語を配置しないと作ることができない」ということになります。
●第五文型(S+V+O+C)
・She named the cat Tama.
・彼女はその猫をタマと名づけた
⇒主語が何かを何かとみなす文を作る
※主語が目的語を補語の状態にする文を作る
つまり、逆を言うと英語は「基本5文型」の通りに英単語を並べないと、意味の通じる英文を組み立てることができないという訳なのですね。
文の要素(主語・動詞・目的語・補語・修飾語)
さて、そんな基本5文型を学ぶ際に重要なポイントになるのが「文の要素」です。
英語の文には「主語・動詞・目的語・補語・修飾語」の5つの文の要素があり、中でも「主語・動詞・目的語・補語」の4つは「文の主要素」と呼ばれ「基本5文型を形成する重要な要素」です。
■文の要素
●主語 (S:Subject)
文の主人公、文中の動作を行う動作主を表す
日本語にすると「~は、~が」に当たる部分になることが多い
●動詞「述語動詞」( V :Verb)
主語の状態・主語の動作や行為を表す
日本語にすると「~する、~です」に当たる部分になることが多い
●目的語 (O:Object)
動詞の動作や行為の対象を表す(動詞の影響を受ける)
日本語にすると「~に、~を」に当たる部分になることが多い
●補語 (C:Complement)
主語や目的語の性質や状態を説明する(主語や目的語を補う)
●修飾語 M(Modifier)
文の主要素や文全体に情報を付加する
修飾語は情報を付加する役割のため無くてもOK
あくまで追加情報であり、修飾語がなくても意味が通じる文を作ることができる
英文はこれら5つの文の要素からできており、中でも「文の主要素(主語・動詞・目的語・補語)」は「基本5文型を構成する要素」になるため、それらがないと文を作ることができません。
それに対して「修飾語」は「補足情報を与える役割」になるため、主語などの文の主要素と異なり、無くても問題なく意味の通じる文を作ることができ、定位置もないため、ある程度自由に配置することが可能です。
第五文型とは?
では、ここまでを踏まえて、今回の記事の命題である「第五文型」について掘り下げていきましょう。
まずは、第五文型の特徴です。
第五文型は「主語と動詞と目的語と補語の4つの主要素で構成されている文」で、主語が何かを何かとみなす文(主語が目的語を補語の状態にする文)を作る際に用いる文型です。
●第五文型の特徴
・S+V+O+Cだけで意味の通じる文を構成
・主語が何かを何かとみなす
※主語が目的語を補語の状態にする
●第五文型の例文
実際に第五文型の例文を見ると、先ほどお伝えした第五文型の特徴どおりなのが分かると思います。
1.I / named / my dog / Pochi.
1.私は犬をポチと名づけた
⇒私が犬をポチとみなしている
2.The news / made / me / happy.
2.私はその知らせを聞いて喜びました
⇒その知らせが私を幸せへな状態にしている
3.She / found / the book / too difficult [to read].
3.彼女はその本が読むのが難しいと気づいた
⇒彼女がその本を読むのが難しいモノだとみなしている
4.We / elected / him / the captain [of the team].
4.我々は彼をチームのキャプテンに選んだ
⇒我々が彼をチームのキャプテンとみなしている
5.My mother / [always] keeps / the living room / clean.
5.母はリビングをいつもきれいに保っている
⇒母はリビングをいつもきれいな状態にしている
実際、1と2の例文は主語と動詞と目的語だけで文が完成していますし、3と4と5の例文は修飾語がなくても意味が通じる文になっています。
「第五文型とは?」のまとめ
第五文型は「主語と動詞と目的語と補語」の4つの主要素だけで構成されている文で、文全体で「主語が何かを何かとみなす文(主語が目的語を補語の状態にする文)」を作ることができる。
●第五文型の構成
・主語と動詞と目的語と補語だけで文を作れる
・修飾語がつくことがある
第五文型は「主語+動詞+目的語+補語」で構成される、そこに修飾語が加わることがあるが、どんなに修飾語が加わっても「文全体の意味(主語が何かを何かとみなす・主語が目的語を補語の状態にする)」は変わらない。
第五文型と他動詞
そんな第五文型ですが、第五文型で使える動詞は他動詞のみです。
他動詞とは「主語の動作が他の何かに影響を与える動詞」で、主語の動作が他の何かに影響を与えるため、文中に動作の影響を受ける目的語を使わなければなりません。
具体的には以下のような動詞です。
・think(~を○○だと思う)
・name(~を○○と名づける)
・see(~が○○するのを見る)
・make(~に○○させる)
・get(~を○○にする)
実際、上記の動詞「think(~を○○だと思う)」は、主語が何かを何かとみなす動詞なので、主語の動作が「何か(目的語)を何か(補語)とみなす」といった感じで影響を与えていますよね?
このような動詞を「他動詞」と呼び、他動詞は「第三文型と第四文型と第五文型で使われる動詞」になります。
そんな他動詞ですが、他動詞と対となる動詞に自動詞があります。
自動詞とは「主語の動作が他の何かに影響を与えない動詞」で、主語の動作が他の何かに影響を与えないため、文中に動作の影響を受ける目的語を使うことができません。
具体的には以下のような動詞ですね。
・be(~である)
・go(~になる)
・get(~になる)
・feel(~に感じる)
・taste(~の味がする)
実際、上記の動詞「go(~になる)」は主語の変化を表現しているだけなので、主語の動作は他の何にも影響を与えていません。その結果、影響受ける目的語を文中に置いてしまうと意味不明になってしまいます。
このような動詞を「自動詞」と呼び、自動詞は「第一文型と第二文型で使われる動詞」になります。
ここまでが自動詞と他動詞の基本的なポイントなのですが、厄介なことに「英語には同じ単語なのに自動詞にも他動詞にもなれる単語」が多く存在し、更に「自動詞として使うか?他動詞として使うか?によって意味が変わる動詞」がたくさんあります。
具体的な動詞をひとつあげると「get」のような動詞です。
・He got sick.(第二文型)
・He got his hair cut.(第五文型)
実際、上記の2つの文は同じ動詞が使われていますが、実は「文全体の意味」も「動詞の意味」も全く異なります。
・He got sick.
・彼は病気になった
⇒第二文型は主語の状態を説明する文型
※主語の状態の説明なので「get」は自動詞で「~になる」という意味
・He got his hair cut.
・彼は髪を切ってもらった
⇒第五文型は主語が何かを何かとみなす文を作る文型
⇒主語が目的語を補語の状態にする文を作る文型
※主語の動作が何かに影響を与えているので「get」は他動詞で「~を○○にする」という意味
このように、英語は単語自体にも意味がありますが、その単語の意味は「基本5文型の影響を受ける」という特徴があります。
なので、英語をマスターし使いこなすためには、まずは「基本5文型を軸に文を作る感覚」を養う必要があり、更にその文型に相応しい「動詞(自動詞・他動詞)」を選択して文に組み込む必要があります。
自動詞と他動詞 ⇒ 自動詞と他動詞の概念をわかりやすく解説!
今回の記事は「第五文型」について掘り下げているので、自動詞や他動詞については、ここまでにしておきますが、英語は「基本文型と動詞と文全体の意味が密接に結びついている」と覚えておきましょう。
「第五文型と他動詞」のまとめ
第五文型は「主語が何かを何かとみなす文(主語が目的語を補語の状態にする文)を作る文型」なので「他動詞」しか使うことができません。
●他動詞の例
・think(~を○○だと思う)
・name(~を○○と名づける)
・see(~が○○するのを見る)
・make(~に○○させる)
・get(~を○○にする)
他動詞とは、主語の動作が他の何かに影響を与える文に使われる動詞で、他の何かに影響を与えるため、文中に主語の動作の影響を受ける目的語を置かなければなりません。
動詞には、他動詞の対となるものとして自動詞があるのですが「多くの動詞は自動詞にも他動詞にもなれる」ため、文中で使われている動詞が「自動詞なのか?他動詞なのか?」は、文全体の意味や基本5文型から判断するようにしましょう。
第五文型で使われやすい動詞一覧
第五文型で使われる動詞は全て他動詞ですが、ほとんどの動詞は自動詞にも他動詞にもなれるため、文の意味に合わせて動詞を選ぶ必要があります。
文全体の意味として「主語が何かを何かとみなす文(主語が目的語を補語の状態にする文)」になるので、それを踏まえて相応しい動詞を選んでいきましょう。
第五文型の一般動詞
第五文型に使われやすい動詞をいくつかのタイプに分けると、主に以下の5つのタイプに分けることができます。
1.思考系の動詞
2.状態変化系の動詞
3.命名・任命系の動詞
4.使役動詞
5.知覚動詞
1.思考系の動詞
consider O + C | O=Cだと思う | believe O + C | O=Cだと信じる |
find O + C | O=Cだと分かる | think O + C | O=Cだと思う |
※文や話の流れ次第で上記の意味以外で使われることもあります。
・I believe him honest.
・ 彼は正直だと信じている
・He found us not his friends.
・彼は私たちを友達として見なかった
・She thought him honest.
・彼女は彼は誠実だと思っていた
2.状態変化系の動詞
color O + C | OをCに塗る | cut O + C | OをCの状態に切る |
drive O + C | OをCの状態にする | get O + C | OをCの状態にする |
keep O + C | OをCの状態に保つ | lay O + C | OをC(横)にする |
leave O + C | OをCのままにする | hold O + C | OをCの状態にしておく |
paint O + C | OをCに塗る | push O + C | OをCの状態にする |
set O + C | OをCの状態にする | turn O + C | OをCの状態に変える |
※文や話の流れ次第で上記の意味以外で使われることもあります。
・She colored her hair pink.
・彼女は髪をピンクに染めた
・Please leave the light off.
・ライトは切ったままにしてください
・Can you push the door open?
・ドアを押し開けられますか
3.命名・任命系の動詞
appoint O + C | OをCに任命する | call O + C | OをCと呼ぶ |
elect O + C | OをCに選ぶ | name O + C | OをCと名づける |
※文や話の流れ次第で上記の意味以外で使われることもあります。
・We appointed him chairman.
・私たちは彼を会長に任命した
・They elected her the mayor.
・彼らは彼女を市長に選んだ
・She named her new puppy Max.
・彼女は新しい子犬にマックスと名付けました
4.使役動詞
make O + C | OにCをさせる | let O + C | OにCをさせる |
have O + C | OにCをさせる |
※文や話の流れ次第で上記の意味以外で使われることもあります。
・This movie made him a famous actor.
・この映画が彼を有名な俳優になった
・They had their house painted.
・彼らは家を塗ってもらった
5.知覚動詞
feel O + C | OがCの状態だと感じる | hear O + C | OがCの状態だと聞く |
listen O + C | OがCの状態だと聴く | see O + C | Cの状態のOを見る |
watch O + C | Cの状態のOを観る |
※文や話の流れ次第で上記の意味以外で使われることもあります。
・He feels it wonderful.
・彼はそれが素晴らしいと感じた
・She heard her name called.
・彼女は自分の名前が呼ばれるのを聞いた
この他にも、他動詞として第五文型に用いられる動詞はたくさんあります。また、動詞の意味も上でご紹介した意味だけでなく「話の流れや文脈などによって変化」します。
ご紹介した動詞や動詞の意味や区分けは、あくまで一例にすぎないので、今後いろいろな例文に触れ、新たな使われ方を覚えていくようにしましょう。
第五文型の例文
では、第五文型の特徴や動詞を踏まえた上で、例文を見ながら感覚を養ってみましょう。
1.思考系の動詞の例文
●思考系の動詞
・consider O + C O=Cだと思う
・believe O + C O=Cだと信じる
・find O + C O=Cだと分かる
・think O + C O=Cだと思う
主語が何かを何かとみなす動詞(主語が目的語を補語の状態にする動詞)は、第五文型に使われます。
・They consider him a genius.
・彼らは彼が天才だと思っている
・She doesn’t belive his word to be true.
・彼女は彼の言葉が真実だとは信じていません
・We thought him to be so nice .
・私たちは彼をとても素敵だと思った
・I found this book interesting.
・私はこの本はおもしろいと思った
・We find it dangerous that a woman walking alone at night.
・夜に女性が一人で歩くのは危険です
これらの文を確認すると「主語と動詞と目的語と補語で成り立っている」のがわかりますよね?第五文型の特徴どおりですし、動詞も第五文型の他動詞の特徴「主語が何か何かとみなす(主語が目的語を補語の状態にする)」に当てはまっています。
2.状態変化系の動詞の例文
●状態変化系の動詞
・color O + C OをCに塗る
・cut O + C OをCの状態に切る
・leave O + C OをCのままにする
・hold O + C OをCの状態にしておく
・set O + C OをCの状態にする
主語が何かを何かとみなす動詞(主語が目的語を補語の状態にする動詞)は、第五文型に使われます。
・She colored the bowl red.
・彼女はお椀を赤く染め上げた
・She got her hair cut.
・彼は髪を切った
・She left the water running
・彼女は水を出しっぱなしにした
・He held the door open.
・彼はドアを開けたままにした
・Can you set the machine working?
・その機械を動かせますか?
これらの文を確認すると「主語と動詞と目的語と補語で成り立っている」のがわかりますよね?第五文型の特徴どおりですし、動詞も第五文型の他動詞の特徴「主語が何か何かとみなす(主語が目的語を補語の状態にする)」に当てはまっています。
3.命名・任命系の動詞の例文
●命名・任命系の動詞
・appoint O + C OをCに任命する
・call O + C OをCと呼ぶ
・elect O + C OをCに選ぶ
・name O + C OをCと名づける
主語が何かを何かとみなす動詞(主語が目的語を補語の状態にする動詞)は、第五文型に使われます。
・They appointed him chairman.
・彼らは彼を議長に任命した
・We call him Mike.
・私たちは彼をマイクと呼んでいます
・She asked him to bring the book.
・彼女は彼にその本を持ってくるように頼んだ
・He named the Robot Osmo.
・彼はそのロボットをオスモと名付けた
これらの文を確認すると「主語と動詞と目的語と補語で成り立っている」のがわかりますよね?第五文型の特徴どおりですし、動詞も第五文型の他動詞の特徴「主語が何か何かとみなす(主語が目的語を補語の状態にする)」に当てはまっています。
4.使役動詞の例文
●使役動詞
・make O + C OにCをさせる
・let O + C OにCをさせる
・have O + C OにCをさせる
主語が何かを何かとみなす動詞(主語が目的語を補語の状態にする動詞)は、第五文型に使われます。
・They made him work till late at night.
・彼らは彼を夜遅くまで働かせた
・She let her dog run in the yard.
・彼女は庭で犬を走らせた
・She had her daughter clean the room.
・彼女は娘に部屋を掃除させた
これらの文を確認すると「主語と動詞と目的語と補語で成り立っている」のがわかりますよね?第五文型の特徴どおりですし、動詞も第五文型の他動詞の特徴「主語が何か何かとみなす(主語が目的語を補語の状態にする)」に当てはまっています。
因みに下記の例文は、使役動詞と同じ動詞「make・let・have」が使われていますが、分類的には使役動詞ではありません。というのも、使役動詞は補語に動詞の原型を取るからです。
・The movie made me moved.
・その映画は私を感動させた
・The news let me down.
・そのニュースを見てがっかりした
・I had my car fixed.
・私は車を直してもらった
上記の例文の場合、補語が動詞の原型ではなく、形容詞としての働きをしているため、単純な第五文型の文になります。
5.知覚動詞の例文
●知覚動詞
・feel O + C OがCの状態だと感じる
・hear O + C OがCの状態だと聞く
・listen O + C OがCの状態だと聴く
・see O + C Cの状態のOを見る
・watch O + C の状態のOを観る
主語が何かを何かとみなす動詞(主語が目的語を補語の状態にする動詞)は、第五文型に使われます。
・She felt it wonderful.
・彼女はそれが素晴らしいと感じた
・He felt the ground shake.
・彼は地面が揺れるのを感じた
・They felt their heart beating.
・彼らは心臓がドキドキしているのを感じた
・She saw him enter the room.
・彼女は彼がその部屋に入るのを見た
・I saw him scolded by his father.
・私は彼が父親に叱られているのを見た
これらの文を確認すると「主語と動詞と目的語と補語で成り立っている」のがわかりますよね?第五文型の特徴どおりですし、動詞も第五文型の他動詞の特徴「主語が何か何かとみなす(主語が目的語を補語の状態にする)」に当てはまっています。
第五文型の特徴は何と言っても「O(目的語)=C(補語)が成り立っている」という点です。文の内容としては「主語と述語の関係になっている(○○は××だ)」という文になります。
第四文型と第五文型の見分け方
では、次は「第四文型と第五文型の見分け方」を見ていきましょう。以下の文をご覧ください。
・She made her son a doctor.
・She made her son happy.
・She made her son a hamburger steak.
上記の文は、1つ目の文は第五文型の文、2つ目の文は第五文型の文、3つ目の文は第四文型の文です。
●第五文型 S+V+O+C
・She made her son a doctor.
・彼女は息子を医者にした
⇒主語が何かを何かとみなす文を作る
※補語になれる品詞は名詞か形容詞
●第五文型 S+V+O+C
・She made her son happy.
・彼女は息子を幸せにした
⇒主語が何かを何かとみなす文を作る
※補語になれる品詞は名詞か形容詞
●第四文型 S+V+O+O
・She made her son a hamburger steak.
・彼女は息子にハンバーグを作った
⇒主語が何かに何かを授受する文を作る
※目的語になれる品詞は名詞
第四文型と第五文型の大きな違いは「文中の補語の有無」です。第四文型には目的語が2つあり、第五文型には目的語と補語があります。
第四文型と第五文型は形が似ているため見分けるのが難しいですが、「目的語=補語が成り立つか否か」で判断することができます。
●第五文型 S+V+O+C
・She / made / her son / a doctor.
・彼女は息子を医者にした
⇒主語が何かを何かとみなす文を作る
※目的語=補語が成り立つため第五文型になる
●第五文型 S+V+O+C
・She / made / her son / happy.
・彼女は息子を幸せにした
⇒主語が何かを何かとみなす文を作る
※目的語=補語が成り立つため第五文型になる
●第四文型 S+V+O+O
・She / made / her son / a hamburger steak.
・彼女は息子にハンバーグを作った
⇒主語が何かに何かを授受する文を作る
※目的語=補語が成り立たないため第四文型になる
また、目的語には名詞しか使うことができないですが、補語には名詞と形容詞を使うことができるので、4つ目の要素が形容詞の場合は、有無を言わさず第五文型になります。
いかがでしたでしょうか?
こうやって第五文型について深く掘り下げていくと「英語という言語の細かいルールや構造、文型と動詞の相性や特徴」など、さまざまなことが見えてきたのではないでしょうか?
少し難しく感じるかもしれませんが、英語の構造を論理的に理解し「正しい語順と正しい単語の組み合わせを自分で判断」できるようになると、自由に伝えたいことを英語で表現できるようになります。
もちろん、理解するだけでなく、実際に英語を組み立てる練習も必要ですが、英文を組み立てる第一歩として、ぜひ、基本5文型の使い方や特徴を掴んで、自分の中に落とし込んでみてくださいね。
【一生使える本物の英語力を身につけたい方へ】
これまでいろいろな英語学習法を試してきたけど「英語の上達が実感できない」、英会話スクールやオンライン英会話をやっているのに「全然英語を話せるようにならない」、そんな経験したことないですか?
実は英語力って、なんとなくフワフワした感じでも、ある一定のレベルまでは上げることができるのですが、実践で使える本物の英語力を身につけるには「基礎からしっかり積み上げないとダメ」なのです。
私も大学を卒業後、海外のドラマや映画を翻訳する仕事に就きましたが、仕事の場で使う英語では「なんとなくの英語力」では通じず、大人になってから英文法の基礎、それこそ「基本5文型」から勉強をやり直しました。
その結果、それまで「曖昧だった表現」や「ネイティブが使い分けている細かい言葉選び」などの違いが分かるようになり、現在はそのノウハウをまとめて、英語コーチとして英語を学びたい大人の方に向けた指導を行っております。
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