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自動詞と他動詞の概念をわかりやすく解説!見分け方とニュアンスの違い!

 

 

今回は「自動詞」と「他動詞」についてお話します。

英語を勉強したことがある人なら一度は耳にしたことがある「自動詞」と「他動詞」という言葉、あなたはその違いが分かりますか?

この自動詞と他動詞は「英語を使いこなすためには絶対にマスター」しなくてはいけません。というのも、英語において「自動詞と他動詞は文中に必要な語句を決める重要な概念だから」です。

そこで今回は、そんな自動詞と他動詞について解説してみました。ぜひ、最後まで読んでみてくださいね。

 

 

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「自動詞」と「他動詞」の見分け方

 

 

英語を勉強していると必ず耳にする「自動詞」と「他動詞」ですが、簡単に解説すると以下の特徴があります。

●自動詞 ⇒ 主語の動作が何にも影響しない動詞

・例:彼は部屋にいる
・例:彼女は泣いた
・例:彼らは眠った
※主語の動作が何にも影響しない動詞なので目的語が必要ない

●他動詞 ⇒ 主語の動作が何かに影響を与える動詞

・例:彼は猫が好き
・例:彼は彼女に指輪をあげた
・例:彼らはその猫をタマと名づけた
※主語の動作が何かに影響を与える動詞なので目的語が必要

せっかくなので、それぞれの特徴を見ながら「自動詞と他動詞の見分け方」をチェックしていきましょう。

 

見分け方①:主語の動作の影響の有無

 

 

1つ目の見分け方は「主語の動作の他者への影響の有無」です。実際に具体的な例文を見ながら、自動詞と他動詞を見分ると以下のようになります。

●自動詞 ⇒ 主語の動作が何にも影響しない動詞

・She is in his room.
・彼女は部屋にいる
⇒「彼女の現状の説明」なので他者への影響がない

・She cried.
・彼女は泣いた
⇒「彼女自身の動作」なので他者への影響がない

上記の例文「彼女は部屋にいる」や「彼女は泣いた」を見てみても「主語の動作が何にも影響していない」のが分かりますよね?なので、文中の動詞は「自動詞」に分類されます。

 


 

●他動詞 ⇒ 主語の動作が何かに影響を与える動詞

・He likes cats.
・彼は猫が好き
⇒彼の気持ちが「猫」に向かっている

・He gave her a ring.
・彼は彼女に指輪をあげた
⇒彼のあげるという動作が「彼女と指輪に影響」を与えている

・They named the cat Tama.
・彼らはその猫をタマと名づけた
⇒彼の名づけるという動作が「猫に影響」を与えている

上記の例文「彼は猫が好き」や「彼は彼女に指輪をあげた」や「彼らはその猫をタマと名づけた」を見てみると「主語の動作が何かに影響している」のが分かります。なので、文中の動詞は「他動詞」に分類されます。

 

●自動詞と他動詞の見分け方①
主語の動作が何にも影響を与えていない場合は「自動詞」、主語の動作が何かに影響を与えている場合は「他動詞」になります。つまり「文中で使われている動詞が他動詞なのか?それとも自動詞なのか?」は「主語の動作の他者への影響の有無」で判断することができます。

 

 

見分け方②:目的語(主語の動作の影響を受ける語句)の有無

 

 

自動詞と他動詞の2つ目の見分け方は「目的語(主語の動作の影響を受ける語句)の有無」です。実際に具体的な例文を見ながら、自動詞と他動詞を見分ると以下のようになります。

●自動詞 ⇒ 主語の動作が何にも影響しない動詞

・He is in his room.
・彼は部屋にいる
⇒彼が部屋にいること自体は他者に何の影響も与えていない
※つまり、目的語が要らない(目的語が使えない)

・She cried.
・彼女は泣いた
⇒彼女の泣くという動作は他者に何の影響も与えていない
※つまり、目的語が要らない(目的語が使えない)

上記の例文「彼は部屋にいる」や「彼女は泣いた」は「主語の動作が何の影響も与えていない」ので、「目的語が要らない」ということになります。

 

もし、仮に「自動詞を使った文に無理やり目的語を入れる」と、下記の文のような意味不明な文になってしまいます。

× He is his room.
× 彼は彼の部屋です
⇒彼は彼の部屋では意味がわからない

× She cried him.
× 彼女は彼を泣いた
⇒彼女は彼を泣いたでは意味がわからない

このように「自動詞と他動詞」と「目的語」には理屈的にも深い関係があります。

 


 

●他動詞 ⇒ 主語の動作が何かに影響を与える動詞

・He likes cats.
・彼は猫が好き
⇒彼の好きという気持ちは「猫」に向けられている
※つまり、目的語が必要(目的語を使わないといけない)

・He gave her a ring.
・彼は彼女に指輪をあげた
⇒彼のあげるという動作は「彼女」と「指輪」に影響を与えている
※つまり、目的語が必要(目的語を使わないといけない)

・They named the cat Tama.
・彼らはその猫をタマと名づけた
⇒彼らの名づけるという動作は「猫」に影響を与えている
※つまり、目的語が必要(目的語を使わないといけない)

上記の例文「彼は猫が好き」や「彼は彼女に指輪をあげた」や「彼らはその猫をタマと名づけた」は「主語の動作の影響を受ける対象が必要になる」ので「目的語が必要」ということになります。

もし、仮に「他動詞を使った文から目的語を外す」と、下記の文のように不完全な文になってしまいます。

・He likes.
・彼は好き
⇒「彼は好き」だけでは何が好きなのかが分からない

・He gave.
・彼は彼女に指輪をあげた
⇒「彼はあげた」だけでは誰に何をあげたのかが分からない

・They named.
・彼らは名づけた
⇒「彼らは名づけた」だけでは何に名づけたのかが分からない

このように「自動詞と他動詞」と「目的語」には理屈的にも深い関係があります。

 

●「自動詞」と「他動詞」の見分け方②
文中に目的語がない場合は「その文に使われている動詞は自動詞」、文中に目的語がある場合は「その文に使われている動詞は他動詞」に分類される。つまり「文中で使われている動詞が他動詞なのか?それとも自動詞なのか?」は「目的語の有無」からも判断することができる。

 

 

見分け方③:基本5文型

 

 

自動詞と他動詞の3つ目の見分け方は「基本5文型」です。実際に具体的な例文を見ながら、自動詞と他動詞を見分ると以下のようになります。

●自動詞 ⇒ 主語の動作が何にも影響しない動詞

・She / cried.
・彼女は泣いた
⇒主語S+動詞V(第一文型)
※第一文型は「主語の単純な動作」を表す

・She / is / an English teacher.
・彼女は英語の先生です
⇒主語S+動詞V+補語C(第二文型)
※第二文型は「主語の状態」を表す

このように「第一文型」と「第二文型」の文は「他の何かに影響を与えない意味の文」を作るため、動詞は「自動詞」になります。

 


 

●他動詞 ⇒ 主語の動作が何かに影響を与える動詞

・He / likes / cats.
・彼は猫が好き
⇒主語S+動詞V+目的語O(第三文型)
※第三文型は「主語の動作が何かに影響」を及ぼしている

・He / gave / her / a ring.
・彼は彼女に指輪をあげた
⇒主語S+動詞V+目的語O+目的語O(第四文型)
※第四文型は「主語が何かに何かを授与」している

・They / named / the cat / Tama.
・彼らはその猫をタマと名づけた
⇒主語S+動詞V+目的語O+補語C(第五文型)
※第五文型は「主語が何かを何か」にみなしている

このように「第三文型」と「第四文型」と「第五文型」の文は「他の何かに影響を与える意味の文」を作るため、動詞は「他動詞」になります。

 

●「自動詞」と「他動詞」の見分け方③
英語の性質上「第一文型」や「第二文型」は「自動詞の文」になる。逆に「第三文型」や「第四文型」や「第五文型」は「他動詞の文」になる。つまり、「文中で使われている動詞が他動詞なのか?自動詞なのか?」は単純に「基本5文型」からも判断することができます。

 

 

「基本5文型」と「自動詞&他動詞」の基本

 

 

さて、ここまで「自動詞と他動詞の3つの見分け方」を解説してきましたが、実はこの3つの見分け方を意識すると、英語の理解力だけでなく「英文を組み立てる能力」を飛躍的に向上させることができます。

1.主語の動作の他者への影響の有無
2.目的語(主語の動作の影響を受ける語句)の有無
3.基本5文型

せっかくなので、この3点に注目しながら、更に深く自動詞と他動詞の感覚を掴んでいきましょう。

 

第一文型(S+V):完全自動詞

 

 

第一文型は「主語の単純な動作を表現する文(主語の動作が何にも影響しない文)」を作ります。具体的な例文をあげると「彼は死んだ」「雨が降っている」「彼は東京に住んでいる」などがあげられます。

・He / died.
・彼は死んだ
※主語の動作の他者への影響の有無⇒無し
※目的語の有無⇒無し
※補語の有無⇒無し

・It / is raining.
・雨が降っている
※主語の動作の他者への影響の有無⇒無し
※目的語の有無⇒無し
※補語の有無⇒無し

・He / lives [in Tokyo].
・彼は東京に住んでいる
※主語の動作の他者への影響の有無⇒無し
※目的語の有無⇒無し
※補語の有無⇒無し

これらの文は「主語の単運な動作を表す文」なので、文中で使われている動詞は「自動詞」に分類されます。そんな自動詞の中でも「補語を必要としない自動詞」は「完全自動詞」と呼ばれ、第一文型の動詞は「不完全自動詞」になります。

 

第二文型(S+V+C):不完全自動詞

 

 

第二文型は「主語の状態を説明する文(主語の動作が何にも影響しない文)」を作ります。具体的な例文をあげると「彼女は英語の先生です」「それは甘い」「彼女はテニスが上手い」などがあげられます。

・She / is / an English teacher.
・彼女は英語の先生です
※主語の動作の他者への影響の有無⇒無し
※目的語の有無⇒無し
※補語の有無⇒有り

・It / tastes / sweet.
・それは甘い
※主語の動作の他者への影響の有無⇒無し
※目的語の有無⇒無し
※補語の有無⇒有り

・She / is / good at plaing tennis.
・彼女はテニスが上手い
※主語の動作の他者への影響の有無⇒無し
※目的語の有無⇒無し
※補語の有無⇒有り

これらの文は「主語の状態の説明をしている文」なので、文中で使われている動詞は「自動詞」に分類されます。そんな自動詞の中でも「補語を必要とする自動詞」は「不完全自動詞」と呼ばれ、第二文型の動詞は「不完全自動詞」になります。

 

第三文型(S+V+O):完全他動詞

 

 

第三文型は「主語の動作が何かに影響を与える文」を作ります。具体的な例文をあげると「彼は猫が好き」「彼女は歌うのが好きです」「どうすればいいのかわからない」などがあげられます。

・He / likes / cats.
・彼は猫が好き
※主語の動作の他者への影響の有無⇒有り
※目的語の有無⇒有り
※補語の有無⇒無し

・She / likes / to sing.
・彼女は歌うのが好きです
※主語の動作の他者への影響の有無⇒有り
※目的語の有無⇒有り
※補語の有無⇒無し

・I / don’t know / what to do.
・どうすればいいのかわからない
※主語の動作の他者への影響の有無⇒有り
※目的語の有無⇒有り
※補語の有無⇒無し

これらの文は「主語の動作が何かに影響を与えている文」なので、文中で使われている動詞は「他動詞」に分類されます。そんな他動詞の中でも「補語を必要としない他動詞」は「完全他動詞」と呼ばれており、第三文型の動詞は「完全他動詞」になります。

 

第四文型(S+V+O+O):完全他動詞

 

 

第四文型は「主語が何かに何かを授与する文(主語の動作が何かに影響を与える文)」を作ります。具体的な例文をあげると「彼は彼女に指輪を渡した」「彼は息子に車を買った」「彼女は娘にケーキを作った」などがあげられます。

・He / gave / her / a ring.
・彼は彼女に指輪を渡した
※主語の動作の他者への影響の有無⇒有り
※目的語の有無⇒有り
※補語の有無⇒無し

・He / bought / his son / a car.
・彼は息子に車を買った
※主語の動作の他者への影響の有無⇒有り
※目的語の有無⇒有り
※補語の有無⇒無し

・She / made / her daughter / a cake.
・彼女は娘にケーキを作った
※主語の動作の他者への影響の有無⇒有り
※目的語の有無⇒有り
※補語の有無⇒無し

これらの文は「主語が何かに何かを授与する文」なので、文中で使われている動詞は「他動詞」に分類されます。そんな他動詞の中でも「補語を必要としない他動詞」は「完全他動詞」と呼ばれ、第四文型の動詞もて「完全他動詞」になります。

 

第五文型(S+V+O+C):不完全他動詞

 

 

第五文型は「主語が何かを何かとみなす文(主語の動作が何かに影響を与える文)」を作ります。具体的な例文をあげると「彼女はその猫をタマと名づけた」「彼女は私に部屋の掃除をさえた」「彼女は彼がサッカーをするのを見た」などがあげられます。

・She / named / the cat / Tama.
・彼女はその猫をタマと名づけた
※主語の動作の他者への影響の有無⇒有り
※目的語の有無⇒有り
※補語の有無⇒有り

・She / made / me / clearn my room.
・彼女は私に部屋の掃除をさせた
※主語の動作の他者への影響の有無⇒有り
※目的語の有無⇒有り
※補語の有無⇒有り

・She / saw / him / playing soccer.
・彼女は彼がサッカーをやっているのを見た
※主語の動作の他者への影響の有無⇒有り
※目的語の有無⇒有り
※補語の有無⇒有り

これらの文は「主語が何かを何かとみなす文」なので、文中で使われている動詞は「他動詞」に分類されます。そんな他動詞の中でも「補語を必要とする他動詞」は「不完全他動詞」と呼ばれ、第五文型の動詞は「不完全他動詞」になります。

 

 

「基本5文型」と「自動詞&他動詞」の関係

 

基本5文型 主語の動作の影響 目的語 補語 動詞の種類
第一文型「S+V」
(主語の単純な動作)
× × × 完全自動詞
第二文型「S+V+C」
(主語の状態)
× × 不完全自動詞
第三文型「S+V+O」
(主語が何かに影響)
× 完全他動詞
第四文型「S+V+O+O」
(主語が何かに何かを授与)
× 完全他動詞
第五文型「S+V+O+C」
(主語が何かを何かとみなす文)
不完全他動詞

※自動詞 ⇒ 主語の動作が何にも影響しない動詞
※他動詞 ⇒ 主語の動作が何かに影響を与える動詞

 

こうやって見ると「基本5文型と自動詞&他動詞には深い繋がりがある」のが分かりますね。ポイントは「動詞が自動詞になるか?他動詞になるか?」は「基本5文型がベースになっている」ということです。

もちろん「arrive」のように元々自動詞としてしか使えない動詞、「enjoy 」のように元々他動詞としてしか使えない動詞もいくつか存在しますが、ほとんどの動詞は自動詞としても他動詞としても使うことができ、「その動詞が自動詞なのか?それとも他動詞なのか?」、そして「文中でどのような意味になるのか?」は「基本5文型」にゆだねられています。

 

というわけで、最後は「基本5文型と自動詞&他動詞の関係」を意識しながら、英文の構造や意味を考えてみましょう。

 

自動詞と他動詞の理解①

 

 

まずは、以下の2つ例文をご覧ください。

・He didn’t move.
・He didn’t move the desk.

非常に簡単な文なので、いちいち「基本5文型」や「自動詞&他動詞」などは考えないと思いますが、あえて深く考えてみると、英語の仕組みが見えてきます。

・He didn’t move.
・彼は動かなかった。
⇒第一文型(主語の単純な動作)
⇒第一文型の動詞は完全自動詞になる

上記の文は第一文型です。第一文型は「主語の単純な動作を表す文を作る」ので、この文は「彼は動かなかった」という意味になります。

・He didn’t move the desk.
・彼は机を動かさなかった。
⇒第三文型(主語の動作が何かに影響)
⇒第三文型の動詞は完全他動詞になる

上記の文は第三文型です。第三文型は「主語の動作が何かに影響する文を作る」ので、この文は「彼は机を動かなかった」という意味になります。

このように、動詞は自動詞にも他動詞にもなれるものが多く、「動詞が自動詞なのか?他動詞なのか?」や「文がどのような意味になるのか?」は「基本5文型の影響」を大きく受けているのが分かります。

 

自動詞と他動詞の違い②

 

 

では、次に以下の2つ例文をご覧ください。

・He runs the park.
・He runs in the park.

これらの文も簡単な文なので、いちいち「基本5文型」や「自動詞&他動詞」など考えないと思いますが、あえて深く考えると、更に英語の仕組みがよく分かります。

・He runs the park.
・彼は公園を運営している
⇒第三文型(主語の動作が何かに影響)
⇒第三文型の動詞は完全他動詞になる

上記の文は第三文型です。第三文型は「主語の動作が何かに影響する文を作る」ので、この文は「彼は公園を運営している」という意味になります。

・He runs in the park.
・彼は公園を走っている。
⇒第一文型(主語の単純な動作)
⇒第一文型の動詞は完全自動詞になる

上記の文は第一文型です。第一文型は「主語の動作が何かにも影響しない文を作る」ので、この文は「彼は公園を走っている」という意味になります。

この2つの例文は、同じ動詞「run」を使っているのに「文全体の意味」が大きく異なっています。「なぜ、同じ動詞なのに意味が全然違うのか?」、その理由は「基本5文型の特性と自動詞&他動詞の特性」にあります。

・He runs the park.
・彼は公園を運営している
⇒第三文型(主語の動作が何かに影響)
⇒つまり、彼の動作が公園に影響を与える

・He runs in the park.
・彼は公園を走っている。
⇒第一文型(主語の単純な動作)
⇒つまり、彼の動作は公園に影響を与えない

これらの特徴から、同じ動詞「run」を使っていても「動詞の意味」が大きく異なり、曳いては「文全体の意味」も待った区別のものになります。

 

自動詞と他動詞の違い③

 

 

では、最後に以下の2つ例文をご覧ください。

・He shot the bird.
・He shot at the bird.

この2つの例文は、一見すると同じ意味に感じられますが、実はニュアンスが全く異なります。

・He shot the bird.
・彼は鳥を撃った(当たった)
⇒第三文型(主語の動作が何かに影響)
⇒第三文型の動詞は完全他動詞になる

上記の文は第三文型です。第三文型は「主語の動作が何かに影響する文を作る」ので、この文は「彼は鳥を撃った(弾が鳥に当たった)」という意味になります。

・He shot at the bird.
・彼は鳥を撃った(狙って撃ったが当たってはいない)
⇒第一文型(主語の単純な動作)
⇒第一文型の動詞は完全自動詞になる

上記の文は第一文型です。第一文型は「主語の動作が何にも影響を与えない文を作る」ので、この文は「彼は鳥を撃った(弾は撃ったが鳥には当たっていない)」という意味になります。その理由は第一文型なので「彼の動作は鳥へ影響を与えないから」です。

なので、ニュアンスとしては「彼は鳥を狙って弾を撃ったが外れた」か「彼は鳥を狙って弾を撃ったが、まだ鳥までは行き着いていないか」のどちらかになります。

 

すごく微妙な違いですが「このニュアンスの差を理解して意味を汲み取れた方」や「このニュアンスの違いを伝えられる文を自分で組み立てることができた方」は、英語マスターだと思います。

 

 

いかがでしたか?

今回の記事では「自動詞と他動詞の概念」と「自動詞&他動詞と基本5文型の関係」までお伝えしましたが、動詞は語句の組み合わせによっても、自動詞になったり他動詞になったり変化します。

ですが、どんな動詞であれ「自動詞と他動詞の概念」は以下の通りです。

自動詞 ⇒ 主語の動作が何にも影響しない動詞
他動詞 ⇒ 主語の動作が何かに影響を与える動詞

この概念を覚えておくことで「その動詞が自動詞なのか?他動詞なのか?」や「英文を組み立てる際にどの文型を使えば良いのか?」など、いろいろなことが見えてきます。

ボクシングの「左を制する者は。。。」ではないですが、「自動詞と他動詞を制するものは英語を制す」と言っても過言ではないので、今回の記事をしっかり読み込んでマスターしてみてくださいね。

 

 

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その結果、それまで「曖昧だった表現」や「ネイティブが使い分けている細かい言葉選び」などの違いが分かるようになり、現在はそのノウハウをまとめて、英語コーチとして英語を学びたい大人の方に向けた指導を行っております。

 

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