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動詞「move」の意味と使い方!英語のイメージを掴んで英会話の幅を広げよう!

 

 

動詞の「move」と言えば、一般的には「動く」という意味でお馴染みですよね?

実際、動詞「move」は日本語で言うところの「動く」という意味で使われていますが、それは「move」のイメージから生みだされた意味の1つにすぎません。

では、他に「move」には、どのような使い方があるのでしょうか?

今回の記事では「moveのイメージと正しい使い方」を解説していきます。

 

 

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「moveのイメージ」

 

 

まず、「move」のイメージですが「ある地点からある地点へ動かす」になります。

この「ある地点からある地点へ動かす」というイメージから、よく使われる「動く」という意味が生まれています。そんな「move」ですが、自動詞としての使い方「主語(自分)が動く」、他動詞としての使い方「主語が何かを動かす」の2つの使い方があります。

 

●動詞「move」の2つの使い方
・自動詞・・・主語が動く
・他動詞・・・主語が動かす

 

自動詞とは「主語の単純な動作を表す動詞」なので「主語の動き」を表現し、他動詞とは「主語の動作が目的語に影響を与える動詞」なので「主語が何かを動かす」という表現になるわけです。

 

自動詞「主語が動く」

 

 

●自動詞「主語が動く」

・I moved around.
・私は動き回った
⇒私があちこち動くイメージ

・The train moved.
・その電車は動いた
⇒その電車が動いたイメージ

・I moved from Hokkaido to Osaka.
・私は北海道から沖縄へ引っ越しました
⇒私が北海道から沖縄に動いたイメージ

・I’m moving with the time.
・私は時代に乗っています
⇒私が時代と一緒に動いているイメージ

このように、自動詞になる場合は「主語が動く」というイメージで使われます。

 

他動詞「主語が何かを動かす」

 

 

●他動詞「主語が何かを動かす」

・I moved the whiteboard closer to the wall.
・私はホワイトボードを壁に近づけた
⇒私がホワイトボードをある地点から壁に近い地点に動かすイメージ

・This button moves the whole machine.
・このボタンが機械全体を動かす
⇒このボタンが動いてない状態の機械を動かすイメージ

・The president’s speech moved people.
・その大統領の演説は民衆を感動させた
⇒その大統領の演説が民衆の心を動かしたイメージ

・I was moved by the movie.
・私はその映画で感動した
⇒その映画が私の心を動かすイメージ

このように、他動詞になる場合は「主語が何かを動かす」というイメージで使われます。

 

 

「moveの使い方(基本編)」

 

 

ここからは、動詞「move」の本来のイメージ「ある地点からある地点へ動かす」を意識して、簡単な例文を見ながら「正しい使い方」を理解していきましょう。

 

move(動く・移動する)

・Don’t move!
・動くな!
⇒動かないように命令するイメージ

・The moon moves round the earth.
・月は地球の周りを周る
⇒月が地球の周りを動いているイメージ

・The leaves are moving in the breeze.
・そよ風に木の葉が揺れている
⇒そよ風が木の葉っぱを動かしているイメージ

 

move(動かす・移動させる)

・He moved his leg.
・彼は足を動かした
⇒彼が足を動かすイメージ

・The wind moved the branches of the trees.
・風は木々の枝を揺り動かした.
⇒風が木々の枝を動かしているイメージ

・She moved the refrigerator into the kitchen.
・彼女はその冷蔵庫を台所へ運び込んだ
⇒彼女がその冷蔵庫を台所へ動かしたイメージ

 

move(引っ越す・転職する)

・He moved to Osaka.
・彼は大阪に引っ越しました
⇒彼が大阪へ動いたイメージ

・They are moving next week.
・彼らは来週引越しをします
⇒彼らが来週ある地点へ動くイメージ

・He moves to a new position.
・彼は新たな地位(職)に就きます
⇒彼が新たな地位(職)へ動くイメージ

 

move(感動させる「~させる」)

・I was moved to tears.
・私は感動して涙した
⇒私が感動して泣く方へ動いたイメージ

・I was moved by the music.
・その音楽に感動した
⇒音楽が私の心を動かしたイメージ

・Our new product will move our customers.
・私たちの新製品はお客様を感動させるだろう
⇒私たちの新製品がお客様の心を動かすイメージ

 

このように、動詞「move」には「ある地点からある地点へ動かす」というイメージがあり、多くの意味を生み出すことができます。そして、実際に動くのは、人や物などの「物理的なモノ」だけでなく、状態や意識などの「物理的じゃないモノ」でもOKです。

 

 

「moveの使い方(応用編)」

 

 

動詞「move」は「ある地点からある地点へ動かすイメージ」から、さまざまな単語と組み合わせることによって意味を広げることができます。

 

move on(前進める・乗り越える)

・Let’s move on to the next topic.
・次のトピックに移りましょう
⇒今のトピックから次のトピックへと動くイメージ

・She moved on from a heartbreak.
・彼女は失恋から立ち直った
⇒彼女の心が失恋から動いたイメージ

・They will move on with the plan.
・彼らはその計画を推し進めるつもりです
⇒彼らがその計画を動かしていくイメージ

動詞「move」の「ある地点からある地点へ動かす」に「on」の「接触」が加わって「前へ進める」「乗り越える」などの意味になります。

 

感覚としては「何かを前に進める」という感覚なのですが、大きく3つのニュアンスがあります

・Let’s move on to the next topic.
・次のトピックに移りましょう
⇒今のトピックから次のトピックへと動くイメージ
※話題の転換

・She moved on from a heartbreak.
・彼女は失恋から立ち直った
⇒彼女の心が失恋から動いたイメージ
※気持ちの切り替え

・They will move on with the plan.
・彼らはその計画を推し進めるつもりです
⇒彼らがその計画を動かしていくイメージ
※単純に物理的に何かを進める

どのニュアンスにしろ、「move on」は「何かを前へ進める」という感覚なので、その感覚を意識して触れてみてください。

 

move to(引っ越す・~にさせる)

・He moved to Osaka.
・彼は大阪へ引っ越した
⇒彼が大阪へ動くイメージ

・I was moved to tears.
・私は感動して涙した
⇒私が感動して泣く方へ動いたイメージ

・He was moved to anger.
・彼は腹を立てた
⇒私の心が怒りの方へ動いたイメージ

動詞「move」の「ある地点からある地点へ動かす」に「to」の「~向かって」が加わって「引っ越す」「~させる」などの意味になります。

 

一見「引越しする」と「~させる」は全く違う意味なので混乱すると思いますが、動詞と前置詞のイメージに従い、それぞれの意味を生み出しています。

・He moved to Osaka.
・彼は大阪へ引っ越した
⇒彼が大阪へ動くイメージ
※物理的な移動「move(動く)+to(~に向かう)」

・He was moved to anger.
・彼は腹を立てた
⇒私の心が怒りの方へ動いたイメージ
※心理的な移動「move(動く)+to(~に向かう)」

それぞれの単語のイメージ「move(動く)+to(~に向かう)」はそのまま生きているので、文脈から意味を考えれば感覚が掴めると思います。

 

 

「動画で復習しよう」

 

 

いかがでしたか?「moveのイメージ」は掴めましたでしょうか?

この「move」という動詞には「ある地点からある地点へ動かすイメージ」があり、自動詞の場合は「主語が動く」、他動詞の場合は「主語が何かを動かす」という意味の文を作ります。

動詞のイメージ自体は難しくないですし、自動詞の場合の意味と他動詞の場合の意味も、それぞれの概念を掴んでいれば、容易に想像できるので簡単だと思います。

動詞「move」は、今回ご紹介した意味以外にも使われることがありますが、決して難しい単語ではないので、イメージと自動詞と他動詞を意識しつつ触れていくようにしましょう。

 

 

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