英語でエールを贈ろう!シーン別に使える「頑張れ」の表現6選
スポーツや仕事、勉強にプライベート、何かと「頑張らなくてはならない事」って多いですよね?
日本語だと、どんなシーンでも「がんばれ」の一言で済ますことができるのですが、英語の場合「がんばれ」は「意図した状況に合わせて表現するのが難しいフレーズの1つ」と言えます。
そこで、今回は状況別に一言で「がんばれ」と伝えることができるシンプルな英語表現を6つ紹介しようと思います。
この記事の目次
「踏ん張れ」状況が厳しい時の応援
今回、最初にご紹介する「がんばれ」の表現は「Hang in there.」です。
こちらの表現は、窮地に追い込まれている相手に使う表現です。辞書で「がんばれ」と調べると、真っ先にこの表現が出てくるので、「がんばれ=Hang in there.」と思っている人が多いのですが、厳しい状況の時にしか使わない表現なので注意が必要です。
元々「Hang」には「ぶら下がる」というイメージがあるので、直訳すると「Hang in there.(そこでぶら下がれ)」という意味に訳せるので、そこから「踏ん張れ」というイメージが派生しています。日本語の感覚的には「へこたれるな」「もう少しだ」「諦めるな」「踏ん張れ」といった感じの意味になります。
・I know you are worried, but hang in there. You will find a better job.
・心配なのはわかるよ、でも頑張って。もっといい仕事が見つかるさ
・If you hang in there a bit longer, you will be promoted.
・あとちょっと踏ん張れば、君は昇進されるだろう
・It’s almost there. Just hang in there.
・>ともう少しだ。頑張れ!
「がんばれ」挑戦する人を応援する時の表現
つづいての「がんばれ」の表現は「Go for it.」です。
この表現は「これから何かに挑戦する人に向けて贈る言葉」になります。感覚的には「後押しする」イメージで、実際、私もスピーチコンテストに参加した際に、ネイティブの先生に「Go for it girl.(がんばれ)」と言われたことがあります。
・Go for it girl, you can do it!
・頑張れ!君ならできる!
・I know I have to go for it now.
・今頑張らなきゃいけないってことは分かってる
・Aさん : Can I use the bathroom?
・Aさん : トイレ借りていい?
・Bさん : Go for it.
・Bさん : どうぞ
※躊躇することなく、ことを成し遂げるニュアンスも表す
「やってしまえ」後押しをしたい時に使える表現
つづいての「がんばれ」の表現は「Just do it!」です。
この表現は、直訳すると「Just do it!(やってみろ!)」という意味なのですが、そこから派生して「がんばれ」という意味です。先ほどの「Go for it!」に近いイメージですが、こちらは「挑戦することに物怖じしてる人」やに使うのにピッタリな表現になります。
感覚としては「ゴチャゴチャ言ってないで頑張らんかい!」といった感覚ですね。
・Don’t sweat the details. Just do it.
・細かいことばかり気にするな。とにかくやってみろ
・Make your dreams come true. Just do it now.
・夢を実現するんだ。今こそやるのさ
「幸運を」相手の幸運を祈る表現
つづいての「がんばれ」の表現は「Good luck!」です。
こちらの表現は、直訳すると「幸運を」になるのですが、そこから派生して「幸運を⇒がんばれ」という意味になっています。
スポーツの試合やゲームなどの「短期的な挑戦をする人」に対しても使えますが、これから新天地で新しい生活をする人などの「長期的な挑戦をする人」に対しても使うことができます。そういった意味では今回紹介する表現の中でも、特に応用が利く表現と言えますね。
・Good luck on your exam!
・試験がんばってね
・Good luck with your work.
・お仕事頑張ってね
・Good luck in your hometown.
・故郷でも頑張れよ
「頼むよ」ミスなどをした時に応援する表現
つづいての「がんばれ」の表現は「Come on!」です。
こちらの表現は、これまで紹介した「がんばれ」とは少し感覚が違い、例えば「スポーツなどでひいきの選手がミスをしてしまった時」などに「もう、頼むよ、頑張ってくれよ~」という感じで使います。
感情を込めずに「Come on.」と言うと「おいで」という意味なのですが、言い方に感情を込めて「Come on!〔動画:3分2秒辺り〕」と言うと「応援の意味を持たせること」ができます。
・Go! Come on!
・いけ!頑張れ!
・Come on! Naomi!
・ナオミ頑張れ!
・Come on! Mariners! Let’s go!
・マリナーズ頑張れ!いけ!
「ベストを尽くせ」教え子などを励ます時
最後の「がんばれ」の表現は「Do your best!」です。
こちらの表現は、直訳すると「ベストを尽くせ」になるのですが、そこから派生して「がんばれ」という意味になっています。松岡修造さんが教え子に言いそうなイメージですね。
この他に「You can do it.(君ならできる)」や「Believe in yourself.(自分を信じて)」などのポジティブなフレーズも、結局は日本語に訳すと「がんばれ」とエールを贈っていることと同じ意味になります。
・Do your best with your work.
・仕事頑張ってね
・Do your best in everything you do.
・やることすべてにベストを尽くしなさい
・She did her best to make him comfortable.
・彼女は、彼が快適であるようベストを尽くした
「動画で復習しよう」
いかがでしたでしょうか?
日本語だと、一言「がんばれ」だけで表現できる細かなニュアンスですが、英語だと状況や相手との関係性などによって、様々な表現がありますね。そう考えると日本語の「がんばれ」は凄く便利な表現ですが、結局のところ伝えたい気持ちは同じです。
何かに挑戦する人、何かを頑張っている人、ひいきの選手やチーム、いろいろな「がんばれ」の表現を状況に合わせて使い分けてみてくださいね。
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