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いまさら聞けない!英語の主語・動詞・目的語・補語・修飾語を徹底解説!

英文法
 

 

 

英語の勉強をしていると「主語・動詞・目的語・補語・修飾語」という言葉を耳にしますよね?

学校の授業や参考書などでも、当たり前のように使われている「主語・動詞・目的語・補語・修飾語」という言葉ですが、あまりピンとこないという方も多いのではないでしょうか?実際、これらの言葉を使う機会は、英語の勉強をするときくらいですし、日本語を話す際に意識したことはないと思います。

私も生徒さんに英語を教える際に、主語や目的語という言葉を使って教えることもあるのですが、英文が長くなったり複雑になってきたりすると「どれが主語でどれが目的語なのか?どれが目的語でどれが修飾語なのか?」など、混乱してしまう人も少なくありません。

そこで、今回の記事では、いまさら聞けない「英語の主語・動詞・目的語・補語・修飾語」について、わかりやすく解説していきます。

 

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文の要素とは?

 

 

英語を学ぶ際によく聞く「主語・動詞・目的語・補語」という言葉、これらは「文の主要素」と呼ばれるモノで、文の中での位置が決まっており、簡単に言うと「文の中でのポジション」を指します。

文の中のポジション?

そう言われても、なんかよくわからないという人もいると思いますが、昔、学校の授業で基本五文型というのを教わった方も多いのではないでしょうか?

先程の「主語・動詞・目的語・補語」というのは、その基本五文型でのポジションのことです。

 

 

上記の図のようなポジションですね。

基本的に全ての英文は「基本五文型のどれかに当てはまる」のですが、「主語・動詞・目的語・補語」には、それぞれの役割があり、その役割を掴むことが英文を組み立てたり、理解する上で重要になります。

では、せっかくなので「主語・動詞・目的語・補語」の役割について見ていきましょう。

 

文の主要素①:主語(subject)

 

 

主語とは「その文の動作や状態を行う語句」が置かれるポジションで、基本的には文の先頭に置かれます。

I like music.
私は音楽が好きです。
She is a teacher.
彼女は先生です。
They can speak English.
彼らは英語を話せます。

上記の文では、主語は「I(私)」「She(彼女)」「They(彼ら)」になります。

 

そんな主語なのですが、基本的に英語は主語を省略することはできません。

例えば、先程の「I like music.」という文、これを日本語で表現する際は、「(私は)音楽が好きです」のように、主語を省略することができます。ですが、英語では主語を省略して「like music.」にしてしまうと、意味の通じない不完全な文になってしまいます。

I like music.
× Like music.
(私は)音楽が好きです。

海外の映画などを観ていると、たまに主語を省略して話している場面もありますが、ぶっきらぼうに聞えることを分かって使い分けられるようなよほどの上級者でもない限り、普段づかいの英語としてはおススメできません。

なので、英語は文を組み立てる際にも話す際にも「主語が必要」と覚えておいてください。

 

日本語と英語の感覚的な違い

 

 

さて、そんな主語ですが、英語と日本語では文の捉え方に決定的な違いがあります。

その違いは何かと言うと、日本語の場合「感覚的に文の中心に来るのは主題である」のに対し、英語の場合「文の中心は主語である(主語の位置にある単語)」という点になります。

 

少し難しいので、例をあげると、日本語で「雪が降っています」という場合、この文の主題は「雪が降っている」ということになるので、感覚的に中心に来ている単語は「雪」ですよね?

なので一見すると、この文「雪が降っています」の主語は「雪」のように感じられますが、この「雪」は「現在の状況の説明」であって主語ではありません。

・雪が降っています。
⇒この文の「雪」は状況の説明であって主語ではない

 

では、「雪が降っています」という文の主語は、何なのかというと…

主語は「雪が降っているという状況」つまり「現在の状況」になるので、この文を英語にする場合は「雪(snow)を主語の位置に置くのではなく、現在の状況(it)を主語の位置に置く必要」があります。

主語は「雪」ではなく「現在の状況」なので、主語は「it」になる。

・雪が降っています。
⇒この文の「雪」は状況の説明であって主語ではない

・It is snowing.
⇒この文の「雪」は状況の説明であって主語ではない
⇒主語は「現在の状況」になる

このように、英語と日本語では感覚的な違いがあるので、日本語の感覚のまま英語に置き換えて主語を考えてしまうと、正しい文が作れなくなってしまうことがあります。

 

 

なので、日本語から英語を組み立てる際には、日本語的な感覚ではなく「主語の位置に来るべき単語」を意識して文を組み立てるようにしましょう。

 

文の主要素②:動詞(verb)

 

 

動詞とは「主語が行う動作を表す語句」や「主語を状況と=で結びつける語句」が置かれるポジションで、基本的には主語の後ろに置かれます。

・I like music.
・私は音楽が好きです
・She is a teacher.
・彼女は先生です
・They can speak English.
・彼らは英語を話せます

上記の文では、動詞は「like(好き)」「is(=)」「speak(話す)」になります。

 

そんな動詞ですが、大きく分けて2種類「一般動詞」と「be動詞」に分けることができます。

■一般動詞の例文
・She runs fast.
・彼女は速く走る
・She watched the movie.
・彼女はその映画を観た
・She had lunch.
・彼女は昼食をとった

■be動詞の例文
・She is a teacher.
・彼女は先生です
・I am a student.
・私は生徒です
・He is in the room.
・彼は部屋にいます

動詞は主語の後ろに置かれる語句で「主語が行う動作を表す語句」や「主語を状況と=で結びつける語句」なので、難しくないですね。

もちろん、深く追求すると細かい概念や捉え方はありますが、そちらに関しては別の記事にて詳しく紹介します。

 

文の主要素③:目的語(object)

 

 

目的語とは「主語が行う動作の影響を受ける語句」が置かれるポジションで、動詞の後ろに置かれます。

・I like music.
・私は音楽が好きです。
・She had lunch.
・彼女は昼食をとった。
・They can speak English.
・彼らは英語を話せます。

上記の文では、目的語は「music(音楽)」「lunch(昼食)」「English(英語)」になります。

 

実際、例文を詳しく見てみると、1つ目の文では「主語の好きという感情の影響」を「音楽」が受けていますし、2つ目の文では「主語の食べるという動作の影響」を「昼食」が受けていますし、3つ目の文では「主語の話せるという動作の影響」を「英語」が受けていますよね?

このように、主語の動作の影響を受ける語句が目的語の位置に置かれます。

そんな目的語なのですが、目的語を正しく捉える上で重要になるのが「自動詞」と「他動詞」です。自動詞と他動詞は、英語を学ぶ上では避けて通れない概念になりますので、ここで詳しく見ていきましょう。

 

自動詞と他動詞とは?

 

 

英語を勉強していると、よく「自動詞は目的語をとらない」「他動詞は目的語をとる」などという説明を目にしますよね?

この「自動詞と他動詞というのが何なのか?」というとこうなります。

自動詞 = 主語の動作が何にも影響しない動詞
他動詞 = 主語の動作が何かに影響を与える動詞

なんだか難しいですが、この自動詞と他動詞の概念を捉えないと英語を習得することはできません。

 

では、実際に自動詞と他動詞の違いを英文を見ながら概念を感じ取ってみましょう。

まずは、自動詞の例文からです。

■自動詞の例文
・I can swim.
・私は泳げます。
・She sleeps at nine.
・彼女は9時に寝ます
・She cried in her room.
・彼女は部屋で泣いた

上記の例文は自動詞を使った例文なのですが、1つ目の文は「私は泳げる」、2つ目の文は「彼女は9時に寝る」、3つ目の文は「彼女は部屋で泣いた」となっており、主語の動作が何にも影響を与えていないですよね?

このように「主語の動作が何にも影響を与えない動詞」を「自動詞」と呼びます。

つまり「何にも影響を与えない=影響を受ける何か(目的語)がいらない」ということになるので、「自動詞は目的語をとらない」という説明になる訳です。

 

つづいて、他動詞の例文を見てみましょう。

■他動詞の例文
・I can play the piano.
・私はピアノが弾けます。
・She gives me a nice watch.
・彼女は私に素敵な時計をくれた
・They call the cat Tama.
・彼らはその猫をタマと呼んでいる

上記の例文は他動詞を使った例文なのですが、1つ目の文は「私はピアノが弾ける」、2つ目の文は「彼女は私に時計をくれた」、3つ目の文は「彼らはその猫をタマと呼ぶ」となっており、主語の動作が何かに影響を与えていますよね?

このように「主語の動作が何かに影響を与える動詞」を「他動詞」と呼びます。

つまり「何かに影響を与えなる=影響を受ける何か(目的語)がいる」ということになるので、「他動詞は目的語をとる」という説明になる訳です。

 

少し難しかったですかね?

ですが、英語を理解し習得する上で「自動詞と他動詞」は避けて通ることができない項目ですし、今回お話ししている「目的語というものがいったい何者なのか?」を理解する上でも、この自動詞と他動詞にとても重要な概念になります。

自動詞 = 主語の動作が何にも影響しない動詞
動作の影響を受けないので、影響を受ける何か(目的語)がいらない

他動詞 = 主語の動作が何かに影響を与える動詞
動作の影響を受けるので、影響を受ける何か(目的語)がいる

 

自動詞と他動詞の理解を深めよう

 

 

さて、ではダメ押しで更に自動詞と他動詞について見ていきましょう。こういう難しい概念は習うより慣れろです。

以下の2つ例文が自動詞なのか他動詞なのか考えてみてください。

・He didn’t move.
・He didn’t move the desk.

もし分からない場合は、文全体の意味や基本五文型を基に考えると分かるかと思います。ヒントは「自動詞は目的語をとらない」「他動詞は目的語をとる」です。

・He didn’t move.
・彼は動かなかった。
・He didn’t move the desk.
・彼は机を動かさなかった。

日本語訳を考えると簡単ですね。1つ目の文が自動詞を使った文で、2つ目の文が他動詞を使った文です。

・He / didn’t move.
・彼は動かなかった。
⇒主語の動作が何にも影響しない(目的語がいらない自動詞)
・He / didn’t move / the desk.
・彼は机を動かさなかった。
⇒主語の動作が何かに影響を与えている(目的語が必要な他動詞)
⇒机は彼の動かすという動作の影響を受けるので目的語

この2つの文は簡単でしたね。

お伝えした通り「自動詞は主語の動作が何にも影響しない動詞」で「他動詞は主語の動作が何かに影響を与える動詞」です。なので、自動詞の文には「主語の動作の影響受ける目的語が不要」ですが、他動詞の文には「主語の動作の影響受ける目的語が必要」になります。

 

では、どんどん見ていきましょう。以下の2つ例文が自動詞なのか他動詞なのか考えてみてください。

・She runs in the park.
・She runs the park.

もし分からない場合は、文全体の意味や基本五文型を基に考えると分かるかと思います。ヒントは「自動詞は目的語をとらない」「他動詞は目的語をとる」です。

・She runs in the park.
・彼女は公園で走る。
・She runs the park.
・彼女は公園を運営している。

日本語訳と基本五文型から考えると簡単ですね。1つ目の文が自動詞を使った文で、2つ目の文が他動詞を使った文です。

・She / runs [in the park].
・彼女は公園で走る。
⇒主語の動作が何にも影響しない(目的語がいらない自動詞)
⇒公園は彼女が走っている場所なので修飾語
・She / runs / the park.
・彼女は公園を運営している。
⇒主語の動作が何かに影響を与えている(目的語が必要な他動詞)
⇒公園は運営するという動作の影響を受けているので目的語

 

この2つの文は、先程の文より難しかったのではないでしょうか?

お伝えした通り「自動詞は主語の動作が何にも影響しない動詞」で「他動詞は主語の動作が何かに影響を与える動詞」です。なので、他動詞の文は「主語の動作の影響受ける目的語が必要」になります。

この2つの文は「run」という単語の意味がそれぞれ異なっていて、1つ目の文では「run=走る」という意味ですが、2つ目の文では「run=運営する」という意味になっています。単語の意味を知らないと少し難しく感じるかもしれませんが、基本五文型から見分けることが可能です。

・She / runs [in the park].
・彼女は公園で走る。
⇒第一文型「主語+動詞+修飾語」なので目的語がない(自動詞の文)
・She / runs / the park.
・彼女は公園を運営している。
⇒第三文型「主語+動詞+目的語」なので目的語がある(他動詞の文)

つまり、逆を言えば「基本五文型を理科していれば、少しくらい単語の意味が分からなくても文全体の意味は想像できる」ということになります。

⇒基本五文型の上手な使い方

基本五文型の正しい理解と使い方については上記のリンクに記事がありますので、チェックしてみてください。

 

では、次の例文を見ていきましょう。以下の2つ例文が自動詞なのか他動詞なのか考えてみてください。これが分かったら、あなたは自動詞&他動詞マスターです!

・He shot at the bird.
・He shot the bird.

もし分からない場合は、文全体の意味や基本五文型を基に考えると分かると思います。しつこいようですが、ヒントは「自動詞は目的語をとらない」「他動詞は目的語をとる」です。

・He / shot [at the bird].
・彼はその鳥を狙って撃った。
・He / shot / the bird.
・彼はその鳥を撃った。

日本語訳だけで考えると難しいですが、基本五文型も使って考えると分かりますね。1つ目の文が自動詞を使った文で、2つ目の文が他動詞を使った文です。

・He / shot [at the bird].
・彼はその鳥を狙って撃った。
⇒第一文型なので目的語がない
⇒主語の動作が何にも影響しない(目的語がいらない自動詞)
⇒鳥は彼に狙われて撃たれただけなので修飾語
・He / shot / the bird.
・彼はその鳥を撃った。
⇒第三文型なので目的語が必要
⇒主語の動作が何かに影響を与えている(目的語が必要な他動詞)
⇒鳥は彼に撃たれたので目的語

 

この2つの文は、かなり難しかったのではないでしょうか?

ポイントは基本五文型です。1つ目の文の構造を見てみると、この文は第一文型の文なので文中に目的語がありません。つまり「彼の撃つという動作」は「彼自身が鳥を狙って撃つという単純な動作であって、鳥には影響を与えていない」ということになります。

・He / shot [at the bird].
・彼はその鳥を狙って撃った。
⇒第一文型なので目的語がない
⇒主語の動作が何にも影響しない(目的語がいらない自動詞)
⇒鳥は彼に狙われて撃たれただけなので修飾語

文中に目的語がないんですから、そういうことになりますね。

なので、この文から読み取れる内容としては、彼の撃った弾は「まだ鳥まで届いていないのか、或は外れてしまったか」ということになります。

つづいて、2つ目の文の構造を見てみると、この文は第三文型の文なので文中に目的語があります。つまり、彼の撃つという動作は「鳥に影響を与えている」ということになります。

・He / shot / the bird.
・彼はその鳥を撃った。
⇒第三文型なので目的語が必要
⇒主語の動作が何かに影響を与えている(目的語が必要な他動詞)
⇒鳥は彼に撃たれたので目的語

なので、この文から読み取れる内容としては、彼の撃った弾は「確かに鳥に当たり、影響を与えた」ということになります。

 

 

最後の例文は、すごく難しかったかと思いますが、自動詞と他動詞の違いや概念を掴むのに役に立ったのではないでしょうか?

自動詞と他動詞の概念はこうです

自動詞 = 主語の動作が何にも影響しない動詞
動作の影響を受けないので、影響を受ける何か(目的語)がいらない
第一文型か第二文型の文になる

他動詞 = 主語の動作が何かに影響を与える動詞
動作の影響を受けるので、影響を受ける何か(目的語)がいる
第三文型か第四文型か第五文型の文になる

目的語とは、「主語が行う動作の影響を受ける語句」で、動詞の後ろに置かれます。

 

いかがですか?

こうやって見ると「基本五文型」や「自動詞・他動詞」が分かると、英文全体の感覚がより深く理解できるようになりますし、「目的語が何者なのか?」もより鮮明になります。

なので、ぜひ、何度も読み返して「目的語と自動詞・他動詞の関係」を掴んでみてくださいね。

 

文の主要素④:補語(complement)

 

 

補語とは「主語や目的語の状態を表す語句」が置かれるポジションで、第二文型では動詞の後ろ、第五文型では目的語の後ろに置かれます。

まずは、第二文型の例文を見てみましょう。

■第二文型
・She is a teacher.
・彼女は教師です。
・She got happy.
・彼女は幸せになった。
・They kept silent.
・彼らは沈黙を保った。
・That sounds good.
・それは良さそうだ。
・He seems angry.
・彼は怒っているようだ。

上記の文では、補語は「teacher(教師)」「happy(幸せ)」「silent(沈黙)」「good(良い)」「angry(起こる)」になります。

 

第二文型の補語のポイントとしては「主語=補語」が成り立つので、補語が分からないという方は「主語=補語」が成り立っているかを確認してみるのがおススメです。

■第二文型
・She is a teacher.
・彼女は教師です。
・She got happy. ⇒ She = happy.
・彼女は幸せになった。
・They kept silent. ⇒ They = silent.
・彼らは沈黙を保った。
・That sounds good. ⇒ That = good.
・それは良さそうだ。
・He seems angry. ⇒ He = angry.
・彼は怒っているようだ。

実際、例文を見てみると、1つ目の文では「彼女=教師」、2つ目の文では「彼女=幸せな状態」、3つ目の文では「彼ら=静かな状態」、4つ目の文では「それ=良い」、5つ目の文では「彼=怒っている状態」が成り立ちます。

このように、第二文型では主語の状態を表す語句が補語になります。

 

つづいて、第五文型の例文を見てみましょう。

■第五文型
・She called the cat Tama.
・彼女はその猫をタマと呼んだ。
・I found the movie interesting.
・私はその映画が面白いと気づいた。
・She makes me happy.
・彼女は私を幸せにした。

上記の文では、補語は「Tama(タマ)」「interesting(面白い)」「happy(幸せ)」になります。

 

第五文型の補語のポイントとしては「目的語=補語」が成り立つので、補語が分からないという方は「目的語=補語」が成り立つか確認してみるのがおススメです。

■第五文型
・She called the cat Tama. ⇒ The cat = Tama.
・彼女はその猫をタマと呼んだ。
・I found the movie interesting. ⇒ The movie = interesting.
・私はその映画が面白いと気づいた。
・She makes me happy. ⇒ I = angry.
・彼女は私を幸せにした。

実際、例文を見てみると、1つ目の文では「猫=タマ」、2つ目の文では「映画=面白い」、3つ目の文では「私=幸せな状態」が成り立ちます。

このように、第五文型では目的語の状態を表す語句が補語になります。

 

目的語と補語の違い

 

 

さて、そんな目的語と補語なのですが、よく違いが分からないという話を聞きます。

というのもそれは当然で英語は以下の基本五文型に当てはめて文が作られるのですが、以下のように目的語と補語が使われる文の配置はよく似ています。

第一文型 主語+動詞
第二文型 主語+動詞+補語
第三文型 主語+動詞+目的語
第四文型 主語+動詞+目的語+目的語
第五文型 主語+動詞+目的語+補語

 

目的語と補語が使われている文型は、それぞれ単語の配置が同じなので、慣れていないと見分けがつきにくいのは確かです。そういう時は、まず目的語と補語の条件を振り返ってみましょう。

目的語 主語が行う動作の影響を受ける語句が置かれる
補語  主語や目的語の状態を表す語句が置かれる

この条件を基に文を読んでみて「主語が行う動作の影響を受けている場合は目的語」「主語や目的語の状態を表している場合は補語」ということになります。

 

それでも目的語と補語の区別がつかない場合は、「be動詞」を使って「主語=補語」「目的語=補語」が成り立っているかをチェックしてみてください。

■第二文型と第三文型の違い
・She became a singer. ⇒ She is = a singer
⇒彼女=歌手なので補語
・She likes the singer. ⇒ She is ≠ the singer
⇒彼女≠その歌手なので目的語

■第四文型と第五文型の違い
・She made her son a cake. ⇒ her son ≠ a cake
⇒彼女の息子≠ケーキなので目的語
・She made her son a doctor. ⇒ her son = a doctor
⇒彼女の息子=医者なので補語

この目的語や補語は、基本五文型のうち「第二文型・第三文型・第四文型・第五文型」に絡んでいる重要な要素です。文全体の方向性を決める「動詞(自動詞・他動詞)」にも深くかかわってくる要素ですので、しっかりと違いを把握して基礎を固めるようにしましょう。

 

文の要素:修飾語(modifier)

 

 

当記事では、文の主要素「主語・動詞・目的語・補語」について解説してきましたが、いかがでしたか?

各主要素のポイントをもう一度振り返ってみるとこうです。

主語  その文の動作や状態を行う語句が置かれる
動詞  主語が行う動作を表す語句・主語を状況と=で結びつける語句が置かれる
目的語 主語が行う動作の影響を受ける語句が置かれる
補語  主語や目的語の状態を表す語句が置かれる

そんな分の主要素に置いて忘れてはいけないことがあるのですが、その忘れてはいけないことというのは「主語・動詞・目的語・補語」というのは「あくまで文中でのポジション・配置のこと」を指します。

文中での配置なので、基本的には自由に並べ替えることはできず、基本五文型の通りの配置になります。

 

英文は、この基本五文型の配置通りに相応しい単語を当てはめていけば作ることができるのですが、英語には「文の主要素(主語・動詞・目的語・補語)」で作られた文に、さらに詳しい情報を付け加えることができる「文の要素(修飾語)」というものがあります。

この「修飾語」は名前の通り「文章に説明を加えたり、詳しい情報を付与する効果がある」のですが、「文の主要素(主語・動詞・目的語・補語)」とは異なり、ある程度自由に文中に配置することができます。

 

具体的な例をあげるとこうです。

・I can see a cat.
・I can see a black cat under the tree.

上記の文では「黒い(black)」と「木の下(under the tree)」が修飾語になります。

ポイントとしては英語は「修飾語」がない状態でも「文の主要素(主語・動詞・目的語・補語)」さえ揃っていれば、1つ目の文のような意味のある文を作ることができます。ですが、文に「修飾語」を加えることによって、聞き手により詳しい情報を伝えることができるようになります。

このように「修飾語」は「文に情報を加える働き」があり、「主語・動詞・目的語・補語」とは違って、ある程度自由に配置することができると覚えておきましょう。

 

 

いまさら聞けない「英語の主語・動詞・目的語・補語・修飾語」について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?英語を学ぶ際によく聞く言葉ですが、どういうものなのかあまり深く考えたことはなかったですよね?

英語は勉強し経験を積んでいくことで、これらの要素を意識することなく、自由自在に操ることができるようになりますが、慣れるまでは意味を理解できなかったり、英文を組み立てることが上手くできなかったりすると思います。

主語  その文の動作や状態を行う語句が置かれる
動詞  主語が行う動作を表す語句・主語を状況と=で結びつける語句が置かれる
目的語 主語が行う動作の影響を受ける語句が置かれる
補語  主語や目的語の状態を表す語句が置かれる

そんな時は、今回お伝えした「文の要素(主語・動詞・目的語・補語・修飾語)」、そして「基本五文型」を思い出して丁寧に考えてみてください。そうすることで、あなたの頭の中で英語の回路が繋がっていき、今まで分からなかった英語を理解できたり、組み立てることができなかった英文を作ることができるようになります。

また、今後学ぶであろう関係詞や不定詞といた難しい文法項目も、全てこの「文の要素」と「基本五文型」を振り返ると理解しやすくなりますので、しっかりと基礎から学んでいってくださいね。

 

練習問題2-1

 

 

以下の文章の中から、「主語」を全て抜き出してください。

The Adventures of Tom Sawyer is set in the fictitious town of St. Petersburg, Missouri Tom lives with his aunt Polly, and his brother Sid.

 

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永沢りょうこ

永沢りょうこ

英語コーチの永沢りょうこです。中高英語教員免許保有。留学なしで英検1級 TOEIC965点。翻訳学校講師および映像翻訳コンテスト審査員経験あり。初中級英会話・ビジネス英語・TOEIC対策などを指導しています。映画やドラマなどの翻訳家として培った「口語表現」や「自然な英語表現」を交え、英語だけでなく学習に対するモチベーション維持から、時間管理や体調管理、メンタルの保ち方など、コーチング理論を用いて幅広く指導を行っています。

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