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英語で「かわいそう」は?状況別「お気の毒」の表現いろいろ

脱マンネリ英会話  

 

 

英語にしづらい表現の1つに「かわいそう」があります。

辞書などで調べると「poor」という単語がよく出てくるのですが、実際に使おうとすると「なんとなくしっくりこない気がする」なんてことありませんか?

それは、英語の場合「相手に起こった不幸の度合いや状況」に応じて「使うべき表現が異なるから」です。また英語の「かわいそう」の表現は、そういった状況だけでなく「相手に直接伝えるのか否か」でも変わってきます。

そこで今回の記事では、英語の「かわいそう」や「お気の毒」についてご紹介していきます。

 

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「かわいそう」本人には直接使えない表現

 

 

今回、最初にご紹介する「かわいそう」の表現は「I feel sorry for ~.(~をかわいそうに思う)」です。

こちらの表現は、可愛そうな相手がいない状況「第三者から聞いた状況」などの時に使う表現になります。具体的な例をあげると、例えば「ケンが会社をクビになった」とトムから聞いた場合、トムに「I feel sorry for Ken.(ケンがかわいそうだ)」という感じで使います。

なので、直接ケンに向かって「I feel sorry for you.(あなたはかわいそう)」のようには使いません。もし仮に「I feel sorry for ~.」と本人に言ってしまうと失礼なので、この表現は第三者との会話の中で使うようにしましょう。

まぁ、でも、たまに海外ドラマや映画などでは「相手に直接言っている場合」がありますね。それは悪いことをした相手に「あなたはかわいそうな人だ」とワザと言っていることが多いです。もし、そういうシーンを見る機会があったらチェックしてみてくださいね。

 

●「I feel sorry for ~.」を使った例文
・I feel really sorry for the typhoon victims.
・台風の被災者が本当に気の毒だ
・I feel sorry for Jun. Her favorite mug was broken.
・ジュンかわいそうに。彼女のお気に入りのマグカップが割れちゃったわ
●「I feel sorry for ~.」を使った会話文
・Aさん : Ken was fired.
・Aさん : ケンがクビになったんだって
・Bさん : I feel sorry for Ken. Is he OK?
・Bさん : それは気の毒に、彼は大丈夫?

 

 

「残念ですね」本人にも直接使える表現

 

つづいての「かわいそう」の表現は「I’m sorry to hear ~.(~は残念だね)」です。海外ドラマや映画などを観ていても耳にする表現なので、聞いたことがある人も多いですよね?

こちらの表現は、相手から何か残念なことを直接聞いた場合などに「その返答として使う」のがポイントです。なので、例えば「ケンが会社をクビになった」と、ケンから直接聞いた場合、ケンに直接「I’m sorry to hear that.(それは気の毒に)」と言う時に使います。

先程の「I feel sorry for ~.= 第三者に気の毒だと伝える表現」で、今回の「I’m sorry to hear ~.= 本人に直接気の毒にだ伝える表現」になるので、使い分けに注意してください。

 

●「I’m sorry to hear ~.」を使った例文
・I’m sorry to hear that.
・それはお気の毒に
・I’m sorry to hear about your sister.
・妹さんのことお気の毒です
・I’m sorry to hear that you uncle is unwell.
・おじさまの具合が悪いそうでお気の毒です(悪いと聞いてお気の毒に思います)
●「I’m sorry to hear ~.」を使った会話文
・Aさん : I was fired.
・Aさん : クビになったよ
・Bさん : I’m sorry to hear that. Are you OK?
・Bさん : それは気の毒ですね、大丈夫ですか?

 

 

「かわいそうな」同情する時にも使える表現

 

つづいての「かわいそう」の表現は「poor ~」です。

基本的に「poor」と聞くと、「貧しい」という意味を思い浮かべる人が多いと思いますが、「かわいそうな~」や「気の毒な~」という意味で使うこともできます。具体的な例をあげると、例えば「ケンが会社をクビになった」とトムから聞いた場合、トムとの会話でトムに「Oh, poor Ken.(ああ、かわいそうなケン)」のように使います。

また、こちらの表現は、クビになったケンの前で使うこともでき、その場合は「Oh, poor thing.(ああ、それはかわいそうに)」のように本人にではなく出来事にフォーカスさせるのがポイントです。

 

●「poor ~」を使った会話文1
・Aさん : Ken was fired.
・Aさん : ケンがクビになったんだって
・Bさん : Oh, poor Ken.
・Bさん : ああ、かわいそうに
●「poor ~」を使った会話文2
・Cさん : I fell at the station.
・Cさん : 駅で転んじゃったんだ
・Dさん : Poor you. Are you okay?
・Dさん : かわいそうに、大丈夫かい?
●「poor ~」を使った会話文3
・Eさん : I had my iPhone stolen.
・Eさん : 昨日iPhone盗まれちゃってさ
・Fさん : Poor thing.
・Fさん : それは気の毒に

 

 

「それはお気の毒に」軽い出来事に対する表現

 

 

最後の「かわいそう」の表現は「That’s too bad.」です。

こちらの表現は、先程お伝えした3つの表現とは異なり「出来事にフォーカスする」のが特徴で、「軽めの出来事に対する返事」として使われます。

なので、例えば「駅でハンカチを落としてしまった」と聞いた場合、「I’m sorry to hear that.」という返答では、少々深刻過ぎる感じがしてしまうので、そういう場合に「That’s too bad.」と返答するのが適していると言えます。

 

●「That’s too bad.」を使った会話文1
・Aさん : I failed the test last week.
・Aさん : 先週テストに落ちちゃったんだ
・Bさん : That’s too bad.
・Bさん : 気の毒にな
●「That’s too bad.」を使った会話文2
・Cさん : I lost my wallet yesterday.
・Cさん : 昨日財布なくしちゃったの
・Dさん : That’s too bad.
・Dさん : それは残念ね

 

 

「動画で復習しよう」

 

 

いかがでしたでしょうか?

相手への同情は、会話の中ではよく使うと思いますが、同情の仕方によっては「上から目線になってしまう」のは、英語も日本語と同じです。なので「不幸の度合いや状況」「相手が目の前にいるかいないか」など、その場面に合わせて出来るだけ相応しい表現を選択する必要があります。

この記事を読んで、基本的な表現を覚えたら、実際に海外ドラマや映画などで「どのようなシーンで使われているのか?」をチェックして、自分の言葉として落してこんでくださいね。

 

 

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