英語で「終わる」は何?病気や戦争など何かが終息する際に使えるフレーズ!
今回は「終息」に関する英語表現です。
そもそも「終息」という単語は「物事が完全に終わる」という意味で、疫病や戦争などが完全に終わる時に使われます。実際、大きな戦争などが終わった際には、歴史的にも「終息宣言」が出されたりするので、比較的なじみ深い単語ですよね?
日本語では「病気」も「戦争」も「終息する」で表現できますが、英語では同じ「終息する」でも「何が終息するのか?」による使い分けが必要です。
そこで、今回の記事では「終息する」に関する英語表現と使い方をお伝えします。
この記事の目次
「疫病や病気が終息する際の英語表現(動詞)」
最初にお伝えする「終息の英語表現」は「go away(終息する)」です。この表現は「疫病や流行りの病」などが終息する際に使われる表現」になります。
ここで使われている動詞「go」には、元々「その場から離れていく」というイメージがあり、更に、その後ろに使われている副詞「away」には「遠くへ」というイメージがあるため、この2つを合わせて「go away(遠くへ離れていく)」=「go away(終息する)」という意味になります。
関連記事 ⇒ 動詞「go」のイメージ!意味と使い方!
具体的な例文を上げると「I hope the virus will go away soon.(ウイルスが早く終息すると良いな)」のような文を作ることができます。
実際、「疫病や病気などが終息する」は、感覚的に「それらがどこかへ行く」といった感覚なので、分かりやすいですよね。
・I hope the virus will go away soon.
・そのウイルスはが早く終息すると良いな。
・The itch will go away without medicine.
・痒みは薬を使わなくても無くなります。
・The pain will go away by itself in a minute.
・痛みは1分もすれば自然に消えます。
・Aさん : I wish I could go abroad .
・Aさん : 海外に行けたらいいのに
・Bさん : Where do you want to go?
・Bさん : どこに行きたいの?
・Aさん : I want to go to Paris.
・Aさん : パリよ。
・Aさん : I can’t go there now because the virus is spreading.
・Aさん : ウイルスが広がってるから今は行けないの。
・Bさん : I hope it will go away soon.
・Bさん : すぐに終息するといいね。
「疫病や病気が終息させる際の英語表現(動詞)」
次にお伝えする「終息の英語表現」は「be stamped out(終息する)」です。
この表現では、動詞「stamped(踏む)」が「be stamped(踏まれる)」という受動態として使われており、直訳すると「be stamped(踏みつぶす)」という意味になるのですが、そのイメージから「be stamped out(終息する)」という意味が生まれています。
日本語でも、何かをなかったことにする際に「もみ消す」だとか「踏みつぶす」という表現が使われることがありますが、それと似たようなイメージですね。特に疫病や病気などが終息する際には、治療などを経て消失させるイメージが強いので、この「be stamped out(終息する)」がよく使われます。
具体的な例文を上げると「Smallpox was stamped out.(天然痘は終息した)」のような文になりますね。
・Smallpox was stamped out.
・天然痘は終息した
・They stamped out the epidemic.
・彼らは流行り病を撲滅した
・Aさん : The government lifted the state of emergency.
・Aさん : 政府は緊急事態宣言を解除した
・Bさん : Really? Was the virus stamped out?
・Bさん : ホント? ウイルスは終息したの?
・Aさん : Not yet. But Covid-19 has passed its peak.
・Aさん : まだだよ、でも新型コロナは流行のピークは過ぎたよ
「戦争などが終息する際の英語表現(動詞)」
次にお伝えする「終息の英語表現」は「end(終息する)」です。
この「end」という表現は、日本でも「end(終わり)」という名詞で使われることが多いですが、動詞で「end(終わる)」という意味もあります。
具体的な例文をあげると「The war period ended at last.(戦乱の時代はついに終息した)」のようになります。
・The war period ended at last.
・戦乱の時代はついに終息した
・The game ended in a draw.
・その試合は引き分けになった
・Winter will end.
・冬が終わる
・Aさん : When did the war end ?
・Aさん : いつその戦争は終息したの?
・Bさん : It’s in 1945.
・Bさん : 1945年よ
・Aさん : How low did it take?
・Aさん : その戦争どのくらい続いたの?
・Bさん : I’m not sure. I have to check the history text book.
・Bさん :どうだったかな。歴史の教科書見てみないと。
「戦争などが終息する際の英語表現(名詞)」
最後にお伝えする「終息の英語表現」は「come to an end(終息する)」です。
こちら表現で使われている動詞「come」には、元々「話題の中心に何かがやって来る」というイメージがあるので、それと名詞「end(終わり)」を組み合わせることで「come to an end(終息する)」という表現を作ることができます。
関連記事 ⇒ 動詞「come」のイメージ!意味と使い方!
具体的な例文をあげると「When will the war come to an end?(いつその戦争は終わるのだろうか?)」のようになります。
・When will the war come to an end?
・いつその戦争は終わるのだろうか?
・The battle has come to an end at last.
・ついにその戦いも終わりを告げた。
・The first term came to an end.
・一学期は終わった。
・Aさん : They finally stopped fighting .
・Aさん : やっと彼らは戦いを辞めたのね。
・Bさん : Yeah. But I think they will do it again.
・Bさん : ああ、でもまたやるんじゃないかな。
・Aさん : Why are you so pessimistic? It came to an end actually.
・Aさん : なんでそんな悲観的なわけ?これでちゃんと終わったのよ。
・Bさん : Uhh.. I don’t think so.
・Bさん : ウーン、そう思わないけどね。
「動画で復習しよう」
いかがでしたでしょうか?
今回の「終息する」という言葉は、日本語では病気や疫病が終息する時でも、戦争が終息する時でも、同じ「終息する」で表現することができますが、英語では使い分けが必要です。
病気の場合は「終わりが来る」といった感覚が強いので、表現方法としては「go away(遠くへ離れていく)」「be stamped out(踏んで潰す)」のような表現になり、戦争の場合は「その期間が終わる」といった感覚が強いので「end(終わり)」が使われます。
実際、戦争などの場合は「go away(遠くへ離れていく)」「be stamped out(踏んで潰す)」といった終わり方ではないですよね?
このように、同じ「終息する」でも使い分けが必要になってくるので、日本語訳だけで理解するのではなく、イメージも大事理解して使い分けていきましょう。
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