英語「テレワーク」や「在宅勤務」はなんて言う?ネイティブが日常的に使う表現!
今回は「テレワーク」の英語表現です。
最近では、インターネットの普及によって、通勤せずに自宅で仕事ができる環境が整ってきましたよね。時間の短縮はもちろん、家で仕事をすることができると通勤ラッシュも緩和されますし、何より仕事に関する疲れも軽減することができます。
また、最近では「新型コロナウイルスの影響」で、外出自粛要請も出されたことによって、更に「テレワーク」の需要が増えてきました。
そこで、今回は「英語でテレワークはなんと言うのか?」についてお伝えいたします。
英語で「テレワーク」は何て言う?①
よく聞く「telework(テレワーク)」という言葉なのですが、こちらは和製英語ではなく、英単語として存在します。
語源として「tele」という言葉は「far(遠く)」を意味する接頭辞で、「work」が「仕事」を意味する単語なので、その2つを繋げて「telework(テレワーク)」、つまり「遠くで仕事する」ということを意味します。日本語でも「テレパシー」なんていう言葉があるので、イメージしやすいですよね?
・Many employers have discovered the benefits of telework
・多くの経営者はテレワークの利点を発見した。
・Is it possible to balance telework while the kids are at home?
・子供が家にいる間、テレワークとのバランスを保つ事は可能なのだろうか。
英語で「テレワーク」は何て言う?②
そして、もう一つ「telework(テレワーク)」に近い意味がある言葉として、英語では「remote work(リモートワーク)」という言葉が存在ます。
こちらで使われている「remote」という言葉なのですが、これも「remote(遠くで)」を意味する言葉になります。日本語でも「リモコン(テレビのリモコンなど)」という言葉があるので、イメージしやすいですね。
では、実際に文の中で使う場合、何と言ったら良いのかというと「I work remotely.(私はテレワークします)」といった文になります。私の印象では、ネイティブは「remote work」という言葉を使うことが多いです。
さて、そんな「telework(テレワーク)」なのですが、他の言い方を考えると「I work from home.(私は家で働きます)」のようなシンプルな表現で伝える事も可能です。この表現は一般的でな表現で、メールなどでは略して「WFH」と書かれることが多いです。なので、もし、ネイティブの同僚などが「WFH」と送ってきた場合などは、「telework(テレワーク)をするんだな」と覚えておくと良いでしょう。
・Does remote work actually work?
・リモートワークって実際機能してるの?
・Remote working can increase quality of life due to less travelling time
・移動時間がないためリモートワークで生活の質が向上する。
・Aさん : Why are you at home today?
・Aさん : なんで今日家にいるの?
・Bさん : I’m working remotely.
・Bさん : リモートワークなんだよ。
・Aさん : I also have a job interview on Zoom
・Aさん : 私も今日ズームで仕事の面接なんだ
・Bさん : Go for it.
・Bさん : がんばれよ。
英語の「telework」と「remote work」の違い
そんな「telework(テレワーク)」なのですが、「telework(テレワーク)」と「remote work(リモートワーク)」は細かく分けると、若干「ニュアンス」が異なります。
どういう事かというと、「telework(テレワーク)」は、あくまで「職場(オフィス)」をメインの仕事場としている人が使う言葉で、「基本的にはオフィスで働くが、オフィス以外で働くこともある場合」の言葉です。
なので、具体的には「1週間のうち月曜日から木曜日までは通勤し、金曜日は在宅で勤務する」といった働き方が「telework(テレワーク)」です。
一方の「remote work(リモートワーク)」は、基本的に「職場(オフィス)以外」をメインの仕事場としている人が使う言葉で、「基本的にはオフィス以外で働くが、たまにオフィスで働くことがある場合」の言葉です。
なので、具体的には「1ヶ月のうち、数日ははオフィスに行って仕事をする」といった働き方が「remote work(リモートワーク)」になります。
とはいえ、最近では、英語のネイティブの間でも、明確に使い分けられることもないですし、「職場以外の場所で仕事をすること」に代わりはないので、特に意識せずに雑学程度に、ニュアンスの違いを覚えておくと良いでしょう。
尚、会話では「telework(テレワーク)」という単語よりも、先ほどご紹介した「work remotely」や「work from home」が使われることが多いです。一応「I’m teleworking」と言うこともできますが、実際にはほとんど使われません。耳で聞いて一発で意味が分かる「work remotely」や「work from home」の方が、はるかに会話では使いやすいと言えます。
「動画で復習しよう」
いかがでしたでしょうか?
働き方改革の影響もあって、会社だけでなく、政府も「telework(テレワーク)」を推奨していますよね。今後は「次世代高速インターネット(5G)」も始まりますし、以前にも増して「telework(テレワーク)」や「remote work(リモートワーク)」といった言葉が身近になってくると思います。
なので、そんな時に自然に使えるように、しっかり覚えておくようにしましょう。
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