例文で解説!「pray, wish, hope」のニュアンスと意味の違いと使い方!
今回の記事では「pray と wish と hope の違い」をまとめてみました!
英語を使いこなすには、日本語の意味だけでなく「語句が文中でどういうニュアンスになるのか?」を理解するのが重要です。
そこで、今回の記事では「pray と wish と hope のニュアンスの違い のニュアンスの違い」を解説してみたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
「pray と wish と hope」の違い
語句 | ニュアンス | 主な日本語訳 |
pray | 祈る ※祈祷 ※宗教的 |
祈る 懇願する 嘆願する |
wish | 願う・望む ※願い・願い事 ※非現実的・可能性が低い ※過去の後悔 |
祈る 願う 望む 切望する |
hope | 希望する ※希望・期待 ※現実的・可能性が高い ※未来の出来事 |
望む 期待する 信じる ~したい・であればいいと思う |
「pray」のニュアンス
「pray」の意味:(祈る・懇願する・嘆願する)
・She is praying.
・彼女は祈っている
⇒彼女が祈っているイメージ
・They are praying for peace.
・彼らは平和を祈っている
⇒彼らが平和を祈っているイメージ
・We prayed for him to get well.
・私たちは彼が良くなるように祈った
⇒私たちは彼が良くなるように祈ったイメージ
prayのイメージは「祈る」になります。宗教的な意味合いが強く、神や仏の祈りをささげる感覚です。
※祈祷
※宗教的
「wish」のニュアンス
「wish」の意味:(祈る・願う・切望する・望む)
・We wish you a Merry Christmas.
・素敵なクリスマスを
⇒素敵なクリスマスを祈っているイメージ
・I wish I were a bird.
・鳥だったら良かったのに
⇒鳥だったら良かったのにと思っているイメージ
・I wish you had come with us.
・君も一緒に来れば良かったのに
⇒相手も一緒に来れば良かったのにと思っているイメージ
wishのイメージは「願う・望む」です。単純な願望を述べる際にも使われますが、非現実なことや実現の可能性が低い願い願望を表現する際にも用いられます。
可能性の低さを表現するために過去形になることが多く、過去形にすることで現実との距離を表現しているというわけですね。
※願い・願い事
※非現実的・可能性が低い
※過去の後悔
「hope」のニュアンス
「hope」の意味:(望む・期待する・信じる・~したい)
・I hope to see you soon.
・またすぐに会えるといいな
⇒またすぐに会えると望んでいるイメージ
・They are still hoping.
・彼はまだ希望を捨てていない
⇒彼がまだ希望を持ち続けているイメージ
・I hope you will pass your entrance exam.
・入学試験に合格することを祈っています
⇒入学試験に合格することを祈っているイメージ
hopeのイメージは「希望する」です。未来志向の願望を表すことが多く、実現の可能性が高い願望を表現します。文字通り「希望」ですね。
※希望・期待
※現実的・可能性が高い
※未来の出来事
「pray と wish と hope」の例文
「pray」の例文
・We pray for a good harvest.
・豊作を祈っています
⇒豊作を祈っているイメージ
・She prayed for pardon.
・彼女は許しを請うた
⇒彼女が許しを懇願したイメージ
・He prayed for the victims.
・彼は犠牲者のために祈った
⇒彼が犠牲者のために祈ったイメージ
神様など大きな存在への祈りです。そのため「手を合わせたり・目をつむったり」といった動作が連想されます。
「wish」の例文
・I wish you a safe trip.
・安全な旅をお祈りします
⇒安全な旅を祈っているイメージ
・I wish I had a lot of money.
・お金がたくさんあれば良かったのに
⇒お金がたくさんあれば良かったのに思っているイメージ
・I wish it would be sunny tomorrow.
・明日は晴れたらいいのに
⇒明日は晴れたらいいなと思っているイメージ
※晴れる見込みが少ない
実現の可能性が低い願望を表現する際によく使われます。そのため仮定法が使われることが多く、過去形にすることで実現の可能性の低さを表現しています。日本語の感覚でいうところの「~だったとしたら」といった感じですね。
「hope」の例文
・I hope everything goes well.
・全てが上手くいくことを祈っています
⇒全てが上手くいくことを祈っているイメージ
・We have hoped for this day to come.
・この日が来ることを待ち望んでいました
⇒この日が来ることを待ち望んでいたイメージ
・I hope it will be sunny tomorrow.
・明日は晴れるといいな
⇒明日は晴れるといいなと思っているイメージ
※晴れる見込みが高い
実現の可能性が高い願望を表現する際によく使われます。日本語の感覚でいうところの「~になるといいな」といった感じですね
いかがでしたでしょうか?
こうやって例文を並べて比べてみると「祈る・望むを意味する語句」でも単語によってニュアンスが異なるのが分かりますね。
細かいニュアンスの違いを理解して使いこなすためには、それぞれの語句「pray と wish と hope」のイメージを掴むことが重要です。また、実際に語句が使われている英文や前後の話の流れなども意識することも英語力を伸ばすポイントになります。
ぜひ、もう一度この記事を読み直して「それぞれの語句のニュアンス」を掴むようにしましょう。
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