例文で解説!「hurry, rush, quickly, faster」のニュアンスと意味の違いと使い方!
今回の記事では「hurry と rush と quickly と faster の違い」をまとめてみました!
英語を使いこなすには、日本語の意味だけでなく「語句が文中でどういうニュアンスになるのか?」を理解するのが重要です。
そこで、今回の記事では「hurry と rush と quickly と faster のニュアンスの違い のニュアンスの違い」を解説してみたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
「hurry と rush と quickly と faster」の違い
語句 | ニュアンス | 主な日本語訳 |
hurry | 純粋に急ぐ ※短期的な急ぎ |
急いでする 急がせる |
rush | 緊急で急ぐ ※長期的な急ぎ ※緊急性や危険度が高い |
急いでする 急がせる 急行する |
quickly | 素早く | 素早く 急いで |
faster | より速く | 急いで もっと速く |
「hurry」のニュアンス
「hurry」の意味:(急いでする・急がせる)
・Hurry up to the airport.
・急いで空港へ行ってください
⇒急いで空港へ行くイメージ
・We hurried home.
・私たちは急いで家に帰りました
⇒私たちが急いで家に帰るイメージ
・I’m in a hurry.
・急いでます
⇒私が急いでいる状態であるというイメージ
hurryのイメージは「純粋に急ぐ」です。急ぐという意味の単語の中では最も一般的な単語で、文字通り「純粋に急いでいる時」に使われます。
※短期的な急ぎ
「rush」のニュアンス
「rush」の意味:(急いでする・急がせる)
・The rescue rushed to the site.
・救助隊は現場に急行した
⇒救助隊が現場に急いで行ったイメージ
・We hurried home.
・私たちは急いで家に帰りました
⇒私たちが急いで家に帰るイメージ
・I’m in a rush.
・急いでます
⇒私が急いでいる状態であるというイメージ
rushのイメージは「緊急で急ぐ」です。hurryと比べると「緊急性や危険度が高い」のがポイントです。
・I’m in a hurry.
・急いでます
⇒私が急いでいる状態であるというイメージ
※純粋に急いでいる
・I’m in a rush.
・急いでます
⇒私が急いでいる状態であるというイメージ
※hurryよりも切迫感がある
hurryとrushは「ほぼ同じニュアンス」ですが、rushの方が勢いがあるため「緊急性や切迫感を強調すること」ができます。
※長期的な急ぎ
※緊急性や危険度が高い
「quickly」のニュアンス
「quickly」の意味:(素早く・急いで)
・He ran away quickly.
・彼は急いで逃げた
⇒彼が急いで逃げたイメージ
・He made it quickly.
・彼は急いでそれを作った
⇒彼が急いでそれを作ったイメージ
・She quickly finished her work.
・彼女は急いで仕事を終えた
⇒急いで準備をするように伝えているイメージ
quicklyのイメージは「素早く」です。一般的には「素早く・すぐに」などの意味で使われますが、話の流れ次第で「急いで」という意味でも使えます。
「faster」のニュアンス
「faster」の意味:(急いで・もっと速く)
・He is living his life too fast.
・彼は人生を生き急いでいる
⇒彼が人生を生き急いでいるイメージ
・You should do that so fast.
・君はそれをすぐに行うべきだ
⇒相手にそれを急いで行うべきだと伝えているイメージ
・Can you drive a bit faster please?
・もう少し速く運転してもらえますか?
⇒もう少し速く運転してもらえるように頼んでいるイメージ
fasterのイメージは「より速く」です。動作の速度を上げる際に使わえる票田ですが、文脈によっては「急いで」という意味でも使うことができます。
「hurry と rush と quickly と faster」の例文
「hurry」の例文
・She has to hurry to the school.
・彼女は学校へ急がなければならない
⇒彼女が学校へ急がなければならないというイメージ
・Is there any hurry?
・何か急ぐことでもあるのですか?
⇒何か急ぐことがあるのかを尋ねているイメージ
・He has to finish his work in a hurry.
・彼は急いで仕事を終わらせなければならない
⇒彼が急いで仕事を終わらせるというイメージ
使い方としては「自動詞:主語が急ぐ」や「他動詞:目的語を急がせる」や「名詞:大急ぎ」などで使われます。
「rush」の例文
・He has to finish his work in a rush.
・彼は急いで仕事を終わらせなければならない
⇒彼が急いで仕事を終わらせるイメージ
・We rushed the project to completion.
・私たちはプロジェクトを急いで完了させた
⇒私たちがプロジェクトを急いで完了させたイメージ
・I have a rush job.
・急ぎの仕事があります
⇒急ぎの仕事があるというイメージ
使い方としては「自動詞:主語が急ぐ」や「他動詞:目的語を急がせる」や「名詞:殺到」や「形容詞:急ぎの」などで使われます。
「quickly 」の例文
・He came quickly.
・彼は急いで来た
⇒彼が急いで来たイメージ
・Finish the work as quickly as you can.
・できるだけ早く仕事を終わらせてください
⇒できるだけ急いで仕事を終わらせるイメージ
・Be quick.
・急いでください
⇒急いでくれと伝えるイメージ
quickは「素早い」という意味の形容詞として知られていますが、「素早く」という副詞としての意味もあるため、quicklyと同じように使うことができます。(quicklyの方が少しフォーマルなニュアンスになる)
「faster」の例文
・She is a fast talker.
・彼女は早口だ
⇒彼女は急いで話す人だというイメージ
・I’ll go as fast as I can.
・できるだけ早く行きます
⇒できるだけ急いで行くイメージ
・Could you please go a little faster?
・もう少し急いでもらえますか?
⇒もう少し早く行くように頼んでいるイメージ
fasterはfastの比較級として知られていますが、比較表現以外にも「より速く」というニュアンスで使うことができるため、そこから「急いで」という意味でも使えます。
いかがでしたでしょうか?
こうやって例文を並べて比べてみると「同じ急いでを意味する語句」でもニュアンスが異なるのが分かりますね。
細かいニュアンスの違いを理解して使いこなすためには、それぞれの語句「hurry と rush と quickly と faster」のイメージを掴むことが重要です。また、実際に語句が使われている英文や前後の話の流れなども意識することも英語力を伸ばすポイントになります。
ぜひ、もう一度この記事を読み直して「それぞれの語句のニュアンス」を掴むようにしましょう。
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