例文で解説!「be known to」と「be familiar to」と「be familiar with」のニュアンスと意味の違いと使い方!
今回の記事では「be known to と be familiar to と be familiar with の違い」をまとめてみました!
英語を使いこなすには、日本語の意味だけでなく「語句が文中でどういうニュアンスになるのか?」を理解するのが重要です。
そこで、今回の記事では「be known to と be familiar to と be familiar with のニュアンスの違い」を解説してみたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
「be known to と be familiar to と be familiar with」の違い
語句 | ニュアンス | 主な日本語訳 |
be known to | 知識的に知られている | ~に知られている |
be familiar to | 馴染みがある | ~に馴染みがある |
よく知られている | ~によく知られている | |
be familiar with | 精通している | ~に精通している |
よく知っている | ~をよく知っている |
「be known to 」のニュアンス
「be known to」の意味:(~に知られている)
・The ghost story is known to school kids.
・その怪談は小学生に知られている
⇒その怪談が小学生に知られているイメージ
be known toのイメージは「知識的に知られている」です。感覚的には「その怪談が小学生の間で普通に知られている感覚」なので、上記の例文の場合は「その怪談は小学生に知られている」という意味になります。
小学生の間で普通に知られている怪談ということですね。
・know ⇒ 知る
・to ⇒ 到達点
「be familiar to」のニュアンス
「be familiar to」の意味:(~に馴染みがある)
・The ghost story is familiar to school kids.
・その怪談は小学生にお馴染みだ
⇒その怪談が小学生によく知られているイメージ
be familiar toのイメージは「馴染みがある・よく知られている」です。感覚的には「その怪談が小学生の間でよく知られている感覚」なので、上記の例文の場合は「その怪談は小学生にお馴染みだ」という意味になります。
小学生の間でよく知られている怪談ということですね。昔からよくある「トイレの花子さん」などの定番の怪談話といったところでしょうか。
尚、「A is familiar to B」の文を作る際は「主語Aには物事、前置詞の目的語Bには人を置く」ようにしましょう。
・familiar ⇒ よく知られて
・to ⇒ 到達点
「be familiar with」のニュアンス
「be familiar with」の意味:(~をよく知っている)
・He is familiar with a lot of ghost stories.
・彼は多くの怪談に精通している
⇒彼が多くの怪談をよく知っているイメージ
be familiar withのイメージは「精通している・よく知っている」です。感覚的には「彼が多くの怪談をよく知っている感覚」なので、上記の例文の場合は「彼は多くの怪談に精通している」という意味になります。
稲川淳二さんのように怪談をよく知っている人ということですね。
尚、「A is familiar with B」の文を作る際は「主語Aには人、前置詞の目的語Bには物事を置くことが多い」です。
・familiar ⇒ よく知られて
・with ⇒ 共に
「be known to と be familiar to と be familiar with」の例文
「be known to」の例文
・Pokemon is known to everyone.
・ポケモンは誰もが知っています
⇒ポケモンがみんなに知られているイメージ
be known toのイメージは「知識的に知られている」です。感覚的には「ポケモンがみんなに知られている感覚」なので、上記の例文の場合は「ポケモンは誰もが知っています」という意味になります。
「be familiar to」の例文
・Pokemon is familiar to him.
・ポケモンは彼にとって馴染みがあります
⇒ポケモンは彼にとって馴染みある生き物だというイメージ
be familiar toのイメージは「馴染みがある・よく知られている」です。感覚的には「ポケモンは彼にとって馴染みある生き物だという感覚」なので、上記の例文の場合は「ポケモンは彼にとって馴染みがあります」という意味になります。
尚、「A is familiar to B」の文を作る際は「主語Aには物事、前置詞の目的語Bには人を置く」ようにしましょう。
「be familiar with」を使った例文
・He is familiar with Pokemon.
・彼はポケモンに精通している
⇒彼はポケモンに詳しいというイメージ
be familiar withのイメージは「精通している・よく知っている」です。感覚的には「彼はポケモンに詳しいという感覚」なので、上記の例文の場合は「彼はポケモンに精通している」という意味になります。
いかがでしたでしょうか?
こうやって例文を並べて比べてみると、微妙な違いですが「同じ知っているを意味する語句」でも「聞き手が受ける印象が異なる」のが分かりますね。
細かいニュアンスの違いを理解して使いこなすためには、それぞれの語句「be known to と be familiar to と be familiar with」のイメージを掴むことが重要です。また、実際に語句が使われている英文や前後の話の流れなども意識することも英語力を伸ばすポイントになります。
ぜひ、もう一度この記事を読み直して「それぞれの語句のニュアンス」を掴むようにしましょう。
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