seeの句動詞や熟語9選!よく使われる英語表現や例文(フレーズ)まとめ!
今回の記事では「seeの句動詞や熟語やフレーズ」をまとめてみました!
英語は主語と動詞が基本のルールですが、実際の会話では動詞単体でだけではなく、動詞と副詞などが結びついた句動詞や熟語、イディオムやフレーズなどの英語表現が多く使われています。
そこで、今回の記事では「seeを使った英語表現を例文付き」で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
seeのイメージ
seeのイメージは「視界に入る(自然に見える)」です。
そのイメージから「見る・見える・確かめる・確認する・会う・訪ねる・観光する・経験する・理解する・気づく」などの意味になりますが、それらは全て「視界に入る(自然に見える)」というイメージから生まれています。
ポイントは「自発的に見るのではなく自然と視界に入る感覚」になるという点です。
・Owls can see in the dark.
・フクロウは暗闇でも目が見える
⇒フクロウは暗闇でも目が見える(自然に見える)イメージ
・Let me see your ticket.
・チケットを見せてください
⇒チケットを視界に入れるイメージ
・I’m glad to see you.
・お会いできて嬉しいです
⇒相手を視界に入れることができたイメージ
・He has seen the Second World War.
・彼は第二次世界大戦を経験した
⇒彼が第二次世界大戦を視界に入れたイメージ
・I see why he left her.
・どうして彼が彼女と別れたのか分かる
⇒彼が彼女と別れた理由が視界に入った(理解した)イメージ
上記のように「物理的に見える」だけでなく、経験するや理解するなど「非物理的に視界に入る」という時でも使うことができます。どのような訳になるにせよ「自然と見えてくる感覚がある」のがポイントですね。
こちらも注目 ⇒ seeのイメージを掴んで英会話の幅を広げよう!
seeの句動詞・熟語・イディオム・英語表現 9選
see about | 考える 手配をする 取り計らう |
see someone about | ~について人に聞く |
see after | 世話をする |
see A in B | BにAを見る |
see into | 調べる 調査する 見抜く 見通す |
see off | 追い払う やっつける 見送る(駅や空港などまで) |
see out | 見送る(玄関まで) 最後まで見る 最後までもちこたえる |
see through | 見抜く(本質など) 見透かす(本質など) 通して見る やり遂げる |
see to | 世話をする 引き受ける 気を付ける |
seeの句動詞・熟語・イディオム・英語表現 例文
see aboutの例文
see about「~について考える・~を手配をする・~を取り計らう」
・I have to see about getting flight ticket.
・航空券の手配をしなくちゃ
⇒航空券の手配をする(視野に入れる)イメージ
・I’ll see about that.
・ちょっと調べてみます
⇒それについて調べようとするイメージ
※それについての問題点などを調査してみる
・aboutのイメージ ⇒ 「関係:~について・関連」
see someone aboutの例文
see someone about「~について人に聞く」
・I need to see him about it.
・それについては彼に聞く必要がある
⇒それについては彼に聞く(会う)必要があるイメージ
・aboutのイメージ ⇒ 「関係:~について・関連」
see afterの例文
see after「~の世話をする」
・He saw after the children.
・彼は子供たちの世話をした
⇒彼が子供たちを後ろから見守ったイメージ
・I saw after her cat for a week.
・私は一週間彼女の猫の世話をしました
⇒私は一週間彼女の猫を後ろから見守ったイメージ
・afterのイメージ ⇒ 「後ろ・追跡」
see A in Bの例文
see A in B「BにAを見る」
・I saw something special in her work.
・私は彼女の作品に何か特別なものを見た
⇒私が彼女の作品の中に何か特別なものを感じたイメージ
・We saw the fun in that.
・私たちはそこに楽しさを見出しました
⇒私たちがそこに楽しさを見出したイメージ
・inのイメージ ⇒ 「中に」
see intoの例文
see into「~を見抜く・~を見通す」
・She can see into the future.
・彼女は未来を見ることができます
⇒彼女が未来を見通すことができるイメージ
・We see into his ulterior motive.
・私たちは彼の魂胆を見抜いている
⇒私たちが彼の魂胆を見抜いているイメージ
・intoのイメージ ⇒ 「追求」
see into「~を調べる・~を調査する」
・We should see into the accident.
・私たちはその事故を詳しく調べるべきです
⇒私たちがその事故の内部まで詳しく見るイメージ
・intoのイメージ ⇒ 「追求」
see offの例文
see off「~を追い払う・~をやっつける」
・The dog saw off a thief.
・犬は泥棒を追い払った
⇒犬が泥棒を追い払うイメージ
・She saw a salesman off at the door.
・彼女は玄関でセールスマンを追い払った
⇒彼女が玄関でセールスマンが離れていくのを見たイメージ
・He saw off the challenger.
・彼は挑戦者を打ち破った
⇒彼が挑戦者が離れていくのを見たイメージ
・offのイメージ ⇒ 「分離して・離れて」
see off「~を見送る」
・We saw him off to Australia.
・私たちは彼がオーストラリアへ向かうのを見送った
⇒私たちが彼がオーストラリアへ向かうのを見るイメージ
・offのイメージ ⇒ 「分離して・離れて」
see outの例文
see out「玄関まで見送る」
・She saw her husband and child off.
・彼女は夫と子供を見送った
⇒彼女は夫と子供が外へ行くのを見たイメージ
・outのイメージ ⇒ 「外へ」
see out「~を最後まで見る」
・I could not see his show out.
・彼のショーを最後まで見ることができなかった
⇒彼のショーを最後まで見ることができなかったイメージ
・outのイメージ ⇒ 「最後まで・すっかり・完全に」
see out「最後までもちこたえる」
・He will never see the winter out.
・彼は冬いっぱいまでもたないだろう
⇒彼が冬を越すことはない(見ることができない)イメージ
・outのイメージ ⇒ 「最後まで・すっかり・完全に」
see throughの例文
see through「(本質などを)見抜く・見透かす」
・She saw through his lie.
・彼女は彼の嘘を見抜いた
⇒彼女が彼の嘘を見抜いたイメージ
・I can see right through you.
・あなたのことは見抜いています
⇒相手の腹の内まで見抜いているイメージ
・throughのイメージ ⇒ 「通して・初めから終わりまで」
see through「~を通して見る」
・I could see it through the microscope.
・顕微鏡を通して見ることができた
⇒顕微鏡を通して視界に入れることができたイメージ
・We saw her through the car window.
・私たちは車の窓越しに彼女を見た
⇒私たちが車の窓を通して彼女を見たイメージ
・throughのイメージ ⇒ 「通過・貫通・通り抜ける」
see through「~をやり遂げる」
・Let’s see this through!
・最後までやり遂げよう!
⇒最後まで通り抜けた結果を見ようイメージ
・He decide to see the job through to the end.
・彼はその仕事を最後までやり遂げることに決めた
⇒彼がその仕事を最後までやり遂げることに決めたイメージ
・throughのイメージ ⇒ 「終了・最後」
see toの例文
see to「~の世話をする・~を引き受ける・~に気を付ける」
・Can you see to my children for a while?
・しばらく子供たちを見ていてくれる?
⇒子供たちの方を見ていてくれるか尋ねるイメージ
・You should have see to your health.
・あなたは健康に気を配るべきだった
⇒あなたは健康に気を配るべきだったと伝えたイメージ
・toのイメージ ⇒ 「到達・方向・対象」
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では「seeが使われている英語表現」をまとめてみました。
seeのイメージは「視界に入る(自然に見える)」です。なので、そこから「見る・見える・確かめる・確認する・会う・訪ねる・観光する・経験する・理解する・気づく」などを表現することができます。
これらの訳は全て「視界に入る(自然に見える)」というイメージから生まれた訳になりますが、ポイントは「見ようとして見にいったのではなく、向こうから視界に入って来た」という点になります。
句動詞や熟語の意味はもちろんのこと、イディオムやフレーズなどの意味も、「seeのイメージと前後に続く語句のイメージの組み合わせになる」ので、それぞれの語句のイメージを意識して意味を捉えるようにしましょう。
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