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徹底解説!listenと基本文型!よく使われる熟語やイディオムを例文で紹介!

 

 

今回の記事では「listenの文型」や「listenを使った熟語やイディオム」をまとめてみました。

英語は動詞ひとつとっても「全体の構造や文脈や他の単語との組み合わせ」で意味が変わるので、慣れていないと難しいですよね?

この記事では、そんなモヤモヤを払拭できるように「listenを使った表現」を徹底的に解説してみたので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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listenのコアイメージ

 

 

まず、listenの英語本来のイメージは「意識して聞く・注意を向けて聞く」です。

この「意識・注意を向けて聞く」というイメージから、よく使われる「聴く」という意味が生まれています。また、その他にも「耳を貸す・従う・聞こうとする・聞き耳を立てる」など「意識・注意を向けて聞く感覚」があれば、使うことができます。

ポイントは「主語が自発的に音を聞きにいく」という点にあります。その結果、「相手の意見に耳を傾けるや従う」などのニュアンスを生み出すことが可能です。

 

 

●意識して聞く・注意を向けて聞く

1.聴く
2.耳を貸す・従う
3.聞こうとする・聞き耳を立てる

その中でも特によく使われるのが上記の3つです。もちろん、コアイメージの「意識・注意を向けて聞く」が適用できるのであれば、上記の日本語訳以外にも使うことができます。

 

listen(聴く)

 

 

listenのイメージは「意識・注意を向けて聞く」なので、そこから「聴く」などの意味になります。

・I listened to the music.
・私は音楽を聴きました

⇒注意を向けて音楽を聞いたイメージ

・His story listens reasonable.
・彼の話は理にかなっています

⇒彼の話が合理的に聞こえるイメージ

・Listen to the daialogue and answer the questions.
・会話を聴いて質問に答えてください

⇒会話に耳を傾けるイメージ

 

listen(耳を貸す・従う)

 

 

listenのイメージは「意識・注意を向けて聞く」なので、そこから「耳を貸す・従う」などの意味になります。

・Listen to his advice.
・彼の助言に従いなさい

⇒彼の助言を聞き入れろというイメージ

・Listen to me!
・話を聞いてよ!

⇒私の話に耳を貸してほしいというイメージ

・She doesn’t listen to me.
・彼女は私の言うことを聞きません

⇒彼女が私の言うことに耳を貸さないイメージ

 

listen(聞こうとする・聞き耳を立てる)

 

 

listenのイメージは「意識・注意を向けて聞く」なので、そこから「聞こうとする・聞き耳を立てる」などの意味になります。

・Listen up, everyone!
・皆さん、よく聞いてください

⇒話を聞こうとするイメージ

・Listen! What’s that sound?
・聞いてみて、何の音だろう?

⇒音を聞こうとするイメージ

・I listened carefully to the sound.
・その音に注意深く耳を傾けた

⇒その音を注意深く聞こうとするイメージ

 

「hear」と「listen」の違い

 

 

そんな動詞「listen」ですが、同じような意味を持つ動詞に「hear」がありますが、ニュアンスが異なります。

●「hear」と「listen」のニュアンスの違い

・hear ⇒ 自然と聞こえてくる(聞く)
・listen ⇒ 意識して聞く(聴く)

 

 

・I hear the song.
・その歌が聞こえた

⇒意識しせずに自然と聞こえてくるイメージ

・I listen to the song.
・その歌を聴いた

⇒歌を聴こうとして聴いているイメージ

つまり、受動的に音が聞こえてくるのか?能動的に音を聞くのか?の違いがあるという訳なのですね。

 

listenのイメージ ⇒ listenのイメージを掴んで英会話の幅を広げよう!

 

 

listenの文型

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第一文型
(S+V)
listen
listen to
聴く・耳を貸すなど
~を聴く・~に耳を貸すなど
第二文型
(S+V+C)
listen + 形容詞 ~に聞こえるなど
第五文型
(S+V+O+C)
listen to + 名詞 + 動詞の原型
listen to + 名詞 + 動詞のing形
OがVするのを聞くなど
OがVしているのを聞くなど

 

listenは第一文型、第二文型、第五文型に使うことができます。どの文型に使うにせよ「意識・注意を向けて聞く」を意識するようにしましょう。

 

第一文型(S+V)

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第一文型
(S+V)
listen
listen to
聴く・耳を貸すなど
~を聴く・~に耳を貸すなど

 

第一文型は「主語の単純な動作を表現する文」を作ります。

listenは「意識・注意を向けて聞く」というイメージです。第一文型に使った場合は「聴く・耳を貸す」などの意味になり「主語自身の単純な動作」を表します。

 


listen「聴く・耳を貸す」など

 

 

・We listened carefully.
・我々は注意深く耳を傾けた

⇒注意して耳を傾けるイメージ

・Listen, I got something to tell you.
・聞いて、あなたに伝えたいことがあります

⇒耳を傾けて聴いて欲しいというイメージ

主な訳し方としては「聴く・耳を貸す」などになります。イメージ通り「意識・注意を向けて聞く感覚」ですね。

 


listen to「~を聴く・~に耳を貸す」など

 

 

・She listens to the radio.
・彼女はラジオを聴いている

⇒彼女がラジオを聴いているというイメージ

・He listened closely to the news.
・彼はくぎ付けになってニュースを聞いた

⇒彼が耳を傾けてそのニュースを聴いているイメージ

主な訳し方としては「~を聴く・~に耳を貸す」などになります。イメージ通り「意識・注意を向けて聞く感覚」ですね。

 

第二文型(S+V+C)

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第二文型
(S+V+C)
listen + 形容詞 ~に聞こえるなど

 

第二文型は「主語の状態を説明する文」を作ります。

listenは「意識・注意を向けて聞く」というイメージです。第二文型に使った場合は「~に聞こえる」などの意味になり、「何かが~に聞こえるという文」を作ることができます。

 


listen + 形容詞「~に聞こえる」など

 

 

・His story listened exaggerated.
・彼の話は大袈裟に聞こえた

⇒彼の話が大げさに聞こえたイメージ

・His explanation listens reasonable.
・彼の説明は理にかなっています

⇒彼女の説明が合理的に聞こえたイメージ

主な訳し方としては「~に聞こえる」などになります。イメージ通り「意識・注意を向けて聞く感覚」ですね。

 

第五文型(S+V+O+C)

 

 

基本5文型 品詞(句・節など) 一般的な日本語訳
第五文型
(S+V+O+C)
listen to + 名詞 + 動詞の原型
listen to + 名詞 + 動詞のing形
OがVするのを聞くなど
OがVしているのを聞くなど

 

第五文型は「主語が何かを何かとみなす文」を作ります。

listenは「意識・注意を向けて聞く」というイメージです。第五文型に使った場合は「目的語が~するのを聞く」などの意味になり「目的語が動詞の動作している状態」を表現します。

 


listen to + 名詞 + 動詞の原型「OがVするのを聞く」など

 

 

・I listened to him speak English.
・彼が英語を話すのを聞いた

⇒彼が英語を話すのを聞いたイメージ

・We listened to her play the piano.
・私たちは彼女がピアノを弾くのを聞いた

⇒彼が彼女がピアノを弾くのを聞いたイメージ

主な訳し方としては「OがVするのを聞く」などになります。イメージ通り「意識・注意を向けて聞く感覚」ですね。

 


listen to + 名詞 + 動詞のing形「OがVしているのを聞く」など

 

 

・I listened to the bird singing.
・鳥のさえずりが聞こえた

⇒鳥がさえずるのを聞いたイメージ

・I listened to someone coming upstairs.
・誰かが上に上がってくるのを聞いた

⇒誰かが上階に上がってくるのを聞いたイメージ

主な訳し方としては「OがVしているのを聞く」などになります。イメージ通り「意識・注意を向けて聞く感覚」ですね。

 

基本的に「listen」は自動詞

解釈が非常に難しいのですが、基本的に「listen」は「自動詞」です。「自動詞なので第五文型の文を作ることができない」はずなのですが、第五文型に使う場合は「listen to(他動詞)」として扱われます。

そうなると、第一文型に使われた場合も「listen toは他動詞になるのでは?」と思われますが、そちらは「自動詞+前置詞」として扱われます。

動詞「lieten」は「基本的には自動詞ですが、第五文型に使う場合は他動詞扱いになる珍しい動詞」なので覚えておきましょう。

 

 

listenを使った熟語やイディオム

 

 

熟語・イディオム listenの表現 一般的な日本語訳
listen listen for
listen in
listen in on
listen up
~に耳を澄ます・~に聞き耳を立てるなど
話や放送などを聴くなど
聞き耳を立てるなど
よく聞いてなど

 

最後に、よく使われる「listenを使った熟語」をまとめてみました。せっかくなので、例文とイラストを交えてご紹介しようと思います。

 

listen for「~に耳を澄ます・~に聞き耳を立てる」など

1.listen for「~に耳を澄ます・~に聞き耳を立てる」など

 

 

・I listened for the radio.
・私はラジオに耳を澄ました

⇒私がラジオの方に耳を澄ますイメージ

・She listened closely for someone’s footsteps.
・彼女は何者かの足音に耳を澄ました

⇒彼女が何者かの足音の方に耳を澄ますイメージ

2つのイメージ「listen:意識・注意を向けて聞く」+「for:向かう・目の前の方向」で「~に耳を澄ます・~に聞き耳を立てる」などの意味になります。感覚としては「そちらの方向に注意を向けて効く感覚」です。

 

「listen to」と「listen for」の違い

 

 

そんな句動詞「listen for」ですが「listen to」に明確の違いがあり、その違いは使われてる前置詞のイメージによって生まれています。

●「for」と「to」のニュアンスの違い

・for ⇒ 方向(そちらに向かう)
・to ⇒ 到達(そちらに到達している)

 

 

その結果、以下のように句動詞にも意味の違いが生まれます。

●「listen for」と「listen to」の意味の違い

・listen for ⇒ 耳を澄ます(音の方へ耳を向ける)
・listen to ⇒ 聴く(音が到達している)

 

 

つまり、実際に「音が到達しているか?していないか?の違い」があるため、下記のような意味の違いが生まれます。

・I am listening for the music.
・音楽に耳を澄ましている

⇒聴こうとして音楽(for:方向)に耳を向けるイメージ

・I am listening to the music.
・音楽を聴いている

⇒音楽を聴いている(to:到達)イメージ

極端な話にをすると「listen for」の方は、あくまで「for:方向」なので「音楽が鳴っていない可能性」もあるわけです。実際、同じく「for」を使う句動詞「look for(探す)」も、探しているので「その場所に探し物があるかないかは分からない(到達はしていない)」ですよね。

 

listen in「話や放送などを聴く」など

1.listen in「話や放送などを聴く」など

 

 

・She likes to listen in to the radio.
・彼女はラジオを聴くのが好きです

⇒彼女がラジオを聴くのが好きというイメージ

・We listen in to the Parliamentary debate.
・私たちは国会の議論を傍聴しています

⇒彼の存在を聞いたことがあるか尋ねているイメージ

2つのイメージ「listen:意識・注意を向けて聞く」+「in:ある空間の中」で「話や放送などを聴く」などの意味になります。感覚としては「ある空間の中の音を聴く感覚」です。

 

listen in on「聞き耳を立てる」など

1.listen in on「聞き耳を立てる」など

 

 

・We listen in on his phone.
・我々は彼の電話を盗聴しています

⇒彼の電話という空間に接触して聴くイメージ

・He was listening in on our conversation.
・彼は私たちの会話に聞き耳を立てていました

⇒私たちの会話という空間に接触して聴くイメージ

3つのイメージ「listen:意識・注意を向けて聞く」+「in:ある空間の中」+「on:接触」で「聞き耳を立てる」などの意味になります。感覚としては「ある空間に接触して聴く感覚」です。

 

listen up「よく聞いて」など

1.listen up「よく聞いて」など

 

 

・Listen up!
・よく聞きなさい!

⇒最後までしっかり聞くイメージ

・Listen up, everybody!
・みんなよく聞いて

⇒最後までしっかり聞くイメージ

2つのイメージ「listen:意識・注意を向けて聞く」+「up:上へ」で「よく聞いて」などの意味になります。ポイントは「upには上へだけでなく終わりまで」というニュアンスがあるという点です。感覚としては「最後までしっかり聞く感覚」ですね。

●前置詞「up:終わりまで」が後ろに付いた句動詞の例

・break up ⇒ 別れる・解散する
・bring up ⇒ 育て上げる
・catch up ⇒ 追いつく
・eat up ⇒ 食い尽くす・使い尽くす
・meet up ⇒ 出会う

同じように、動詞の後ろに「up」が付くことによって「終わりまで」を連想させる句動詞はたくさんありますね。

 

いかがでしたでしょうか?

 

今回の記事では「listenが使われている表現」をまとめてみました。

listenは「聴く」という意味でお馴染みですが、英語本来のイメージは「意識して聞く・注意を向けて聞く」です。そのことから「聴く・耳を貸す・従う・聞こうとする・聞き耳を立てる」などの意味になります。

ポイントは「自発的に聞きにいく」という点です。同じような意味で「hear」という動詞がありますが、そちらは「受動的に聞こえてくる」という感じで、同じ訳語でもニュアンスが異なるので注意しましょう。

 

 

 

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