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これで完璧!前置詞「behind」の5つの意味と使い方!英語のイメージで表現の幅を広げよう!

 

 

前置詞の「behind」と言えば、一般的には「~の後ろ」という意味でお馴染みですよね?

実際、前置詞「behind」は日本語で言うところの「~の後ろ」という意味で使うことができますが、それは前置詞「behind」のイメージから生みだされた意味の1つにすぎません。では、他に「behind」には、どのような使い方があるのでしょうか?

今回の記事では「behindのイメージと正しい使い方」を例文とイラストでじっくり解説していきます。

 

 

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「behindのイメージ」

 

 

前置詞「behind」のイメージですが「何かの後ろ」になります。

この「何かの後ろ」というイメージから、日本語でお馴染みの「~の後ろ」という意味が生まれたのですが「物理的に何かの後ろ(位置)」を表現できるだけでなく、「何かの背景」や「時間的な遅れ」や「能力的な後れ」なども表現することができます。

 

●前置詞「behind」は「何かの後ろ」のイメージ
・behind the wall ⇒ 壁の後ろ
・behind the news ⇒ ニュースの裏側
・10 minutes behind the schedule ⇒ 予定より10分遅れる
・be behind others ⇒ 他人に後れをとる
・be behind you⇒ あなたを支持する
※何かの後ろから「背後・背景・遅れ・後れ・支持」などを表現できます。

 

さて、そんな「何かの後ろ」というイメージがある前置詞「behind」ですが、大きく5つの用途に分けることができます。

1.背後(位置)を表す「behind」
2.背景(裏側)を表す「behind」
3.遅れ・過去(時間)を表す「behind」
4.後れ(能力)を表す「behind」
5.支持を表す「behind」

では、せっかくなので、それぞれのか使い方を例文とイラストを交えながら見ていきましょう。

 

 

背後(位置)を表す「behind」

 

 

1つ目の「behind」は「背後(位置)を表すbehind」です。具体的な例をあげると「彼女は電柱の後ろにいた」や「山の向こうから太陽が出てきた」や「彼女は茂みの後ろに隠れています」といった感じで「背後(位置)」を表現することができます。

 

 

・She was behind the pole.
・彼女は電柱の後ろにいた

⇒電柱の後ろ(何かの後ろ)

・The sun came out from behind the moutain.
・山の向こうから太陽が出てきた

⇒山の後ろ(何かの後ろ)

・She is hiding behind the bushes.
・彼女は茂みの後ろに隠れています

⇒茂みの後ろ(何かの後ろ)

・He is hiding behind the wall.
・彼は壁の後ろに隠れています

⇒壁の後ろ(何かの後ろ)

・She left her umbrella behind her.
・彼女は傘を忘れていった

⇒彼女の後ろ(何かの後ろ)

前置詞「behind」のイメージは「何かの後ろ」なので、文字通り「背後(位置)」を表現することができます。実際に物理的な位置を表現しているので簡単ですね。

 

「after」と「behind」の違い

 

 

前置詞「behaind」も前置詞「after」と同じように「後ろ」を意味することができますが、ニュアンスが異なります。

・after ⇒ 後ろからついていく
・behind ⇒ 位置(ポジション)

なので、実際の例文を比べると意味が異なります。

・The police are after him.
・警察は彼を追っている
⇒警察が彼の後を追跡する(物理的に後を追う)

・The police are behind him.
・警察は彼の後ろにいる
⇒警察が彼の後ろにいる(物理的な位置)

ぞれぞれの前置詞のイメージ「after(対象になるモノの後についていく)」と「behind(位置・ポジション)」を掴んでいれば、その違いは一目瞭然ですよね。

 

 

背景(裏側)を表す「behind」

 

 

2つ目の「behind」は「背景(裏側)を表すbehind」です。具体的な例をあげると「そのニュースの裏話を知っています」や「彼女はその事件の裏で暗躍した」や「人のいないところで他人の悪口を言ってはいけません」といった感じで「背景(裏側)」を表現することができます。

 

 

・I know the story behind the news.
・そのニュースの裏話を知っています

⇒そのニュースの裏側(何かの後ろ)

・There might be something behind the story.
・その話の裏には何かあるかもしれません

⇒その話の裏側(何かの後ろ)

・A lot of hard work has been going on behind the scenes.
・裏では多くのハードワークが行われていた

⇒舞台の裏側(何かの後ろ)

・She was active behind the scenes.
・彼女はその事件の裏で暗躍した

⇒事件の裏側(何かの後ろ)

・Don’t say bad things about others behind their backs
・人のいないところで他人の悪口を言ってはいけません

⇒陰口(何かの後ろ)

前置詞「behind」のイメージは「何かの後ろ」なので、「背景(裏側)」を表現することができます。こちらは「物理的に何かの後ろ(位置)」ではなく「何かの背景(裏側)」になります。

・behind the scenes ⇒ 裏で・裏方として
・behind someone’s back ⇒ ~の陰で

因みに、上記は決まり文句なので熟語として覚えておくと便利です。イメージとしても掴みやすいので簡単ですね。

 

 

遅れ・過去(時間)を表す「behind」

 

 

3つ目の「behind」は「遅れ・過去(時間)を表すbehind」です。具体的な例をあげると「その電車は予定より10分ほど遅れた」や「彼は仕事が遅れている」や「この機械は時代遅れです」といった感じで「遅れ・過去(時間)」を表現することができます。

 

 

・The train was about 10 minutes behind the schedule.
・その電車は予定より10分ほど遅れた

⇒予定より10分後ろ(何かの後ろ)

・New york is 14 hours behind Japan.
・ニューヨークは日本より14時間遅れています

⇒時刻が14時間後ろ(何かの後ろ)

・She came 10 minutes behind me.
・彼女は私の10分遅れで来た

⇒私の到着時刻の10分後ろ(何かの後ろ)

前置詞「behind」のイメージは「何かの後ろ」なので、「遅れ(時間的な後ろ)」を表現することができます。文字通り「数字で時間の遅れ」を表現することもできますし、下記のように「予定や時勢の遅れ」を表現することもできます。

・He is getting behind with his work.
・彼は仕事が遅れている

⇒予定の時間より進捗が後ろ(何かの後ろ)

・This machine is behind the times.
・この機械は時代遅れです

⇒時勢が後ろ(何かの後ろ)

因みに、下記は決まり文句なので熟語として覚えておくと便利です。

・behind time ⇒ 定刻より遅れて
・behind the times ⇒ 時代遅れ

 

 

また、「遅れ(時間的な後ろ)」だけでなく、以下のように「過去(時間的な後ろ)」も表現できます。

・All the problems are behind him.
・彼は全ての問題を脱した

⇒問題を後ろ(過去)に置くイメージ(何かの後ろ)

・She has decided to put it behind her.
・彼女はそれを忘れることにした

⇒それを後ろ(過去)に置くイメージ(何かの後ろ)

感覚としては「何かを過去(後ろ)に置き去りにする感覚」です。「過去(時間)を表現するbehind」の派生イメージとして覚えてくと良いと思います。

 

 

後れ(能力)を表す「behind」

 

 

4つ目の「behind」は「後れ(能力)を表すbehind」です。具体的な例をあげると「彼は友達の後にゴールした」や「彼女は他の生徒たちに後れをとっている」や「彼はトップと5打差です」といった感じで「後れ(能力)」を表現することができます。

 

 

・He finished the race behind his friend.
・彼は友達の後にゴールした

⇒友達の後ろ(何かの後ろ)

・She is behind other students.
・彼女は他の生徒たちに後れをとっている

⇒他の生徒たちの後ろ(何かの後ろ)

・I don’t wanna fall behind in school.
・学業で後れを取りたくない

⇒他の生徒たちの後ろ(何かの後ろ)

・He is 5 shots behind the leader.
・彼はトップと5打差です

⇒トップの5打後ろ(何かの後ろ)

・We are 2 goals behind them.
・我々は彼らに2ゴール差で負けている

⇒相手チームの2ゴール後ろ(何かの後ろ)

前置詞「behind」のイメージは「何かの後ろ」なので、「能力的な後れ(時間的な後ろ)」も表現できます。イメージの通りなので簡単ですね。

 

 

支持を表す「behind」

 

 

5つ目の「behind」は「支持を表すbehind」です。具体的な例をあげると「いつもあなたを応援しています」や「彼らはその候補者を支持した」や「我々はその政党を支持している」といった感じで「支持」を表現できます。

 

 

・I’m behind you all the time.
・いつもあなたを応援しています

⇒あなたを後ろから支える(何かの後ろ)

・She is behind this bill.
・彼女はこの法案に賛成している

⇒法案を後ろから支持する(何かの後ろ)

・The mayor is behind the project.
・市長はその計画の後押しをしている

⇒計画を後ろから支持する(何かの後ろ)

・They got behind the candidate.
・彼らはその候補者を支持した

⇒候補者を後ろから支持する(何かの後ろ)

・We are behind the political party.
・我々はその政党を支持している

⇒政党を後ろから支持する(何かの後ろ)

前置詞「behind」のイメージは「何かの後ろ」なので、そこから「支持」を表現することもできます。感覚としては「後ろから支える(後援)」といった感じですね。

 

 

「動画で復習しよう」

 

 

いかがでしたか?「behindのイメージ」は掴めましたでしょうか?

前置詞「behind」は一般的には「~の後ろ」という意味で使われていますが、それは「何かの後ろ」というイメージから生まれてきています。

この「何かの後ろ」のイメージは使い勝手が良いため、今回ご紹介したように「背後(位置)・背景(裏側)・遅れ&過去(時間)・後れ(能力)・支持」など様々な用途で使うことができます。表現できる幅が広いので難しく感じますが、イメージ自体は非常に単純なので、知らない表現に出会ってしまった際は、元々のイメージ「何かの後ろ」を思い出して対応するようにしましょう。

 

 

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