例文で解説!「anxious about」と「anxious for」と「anxious to」のニュアンスと意味の違いと使い方!
今回の記事では「anxious about と anxious for と anxious toの違い」をまとめてみました!
英語を使いこなすには、日本語の意味だけでなく「語句が文中でどういうニュアンスになるのか?」を理解するのが重要です。
そこで、今回の記事では「anxious about と anxious for と anxious to のニュアンスの違い」を解説してみたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
「anxious about と anxious for と anxious to」の違い
語句 | ニュアンス | 主な日本語訳 |
be anxious about | 心配 | ~について不安だ |
be anxious for | 懸念 | ~に懸念を感じている |
切望 | ~を切望する | |
be anxious to do | 動作の切望 | ~をすることを切望する |
「be anxious about」のニュアンス
「be anxious about」の意味:(~について不安だ)
・She is anxious about her future.
・彼女は自分の将来について不安を感じています
⇒彼女が自分の将来について心配しているイメージ
be anxious aboutのイメージは「心配」です。感覚的には「彼女が自分の将来について心配している感覚」なので、上記の例文の場合は「彼女は自分の将来について不安を感じてる」という意味になります。
・about ⇒ ざっくり・だいたいその周り
「be anxious for」のニュアンス
「be anxious for」の意味:(~に懸念を感じている)
「be anxious for」の意味:(~を切望する)
・She is anxious for his safety.
・彼女は彼の安否を心配している
⇒彼女が彼の安否に懸念を感じているイメージ
be anxious forのイメージは「懸念」です。感覚的には「彼女が彼の安否に懸念を感じている感覚」なので、上記の例文の場合は「彼女は彼の安否を心配している」という意味になります。
・She is anxious for his safety.
・彼女は彼の安全を切に願っている
⇒彼女が彼の安全を切望しているイメージ
be anxious forのイメージは「切望」です。感覚的には「彼女が彼の安全を切望している感覚」なので、上記の例文の場合は「彼女は彼の安全を切に願っている」という意味になります
どちらの意味になるかは、文脈次第なので前後の話の流れを意識しましょう。
・for ⇒ 向かう・目の前の方向
「be anxious to do」のニュアンス
「be anxious to do」の意味:(~をすることを切望する)
・He is anxious to travel all over the world.
・彼は世界中を旅したいと思っています
⇒彼が世界中を旅することを切望しているイメージ
be anxious to doのイメージは「動作の切望」です。感覚的には「彼が世界中を旅することを切望している感覚」なので、上記の例文の場合は「彼は世界中を旅したいと思っています」という意味になります。
・to ⇒ 到達点
「心配:anxious about と anxious for」の例文
「be anxious about」の例文
・He is anxious about his health.
・彼は自分の健康が心配だ
⇒彼が自分の健康に不安を感じているイメージ
be anxious aboutのイメージは「心配」です。感覚的には「彼が自分の健康に不安を感じている感覚」なので、上記の例文の場合は「彼は自分の健康が心配だ」という意味になります。
自身の健康について心配している感じですね。
「be anxious for」の例文
・He is be anxious for his health.
・彼は自分の健康を心配している
⇒彼が自分の健康に懸念を感じているイメージ
be anxious aboutのイメージは「懸念」です。感覚的には「彼が自分の健康に懸念を感じている感覚」なので、上記の例文の場合は「彼は自分の健康を心配している」という意味になります。
自身の健康を求めて心配している感じですね。
「切望:anxious for と anxious to」の例文
「be anxious for」の例文
・He is anxious for a promotion.
・彼は昇進を切望している
⇒彼が昇進を切望しているイメージ
be anxious forのイメージは「切望」です。感覚的には「彼が昇進を切望している感覚」なので、上記の例文の場合は「彼は昇進を切望している」という意味になります。
因みに「be anxious for」の後ろには名詞しか置くことができません。
一見すると動名詞も置くことができそうですが「動名詞は”過去や現在の動作”または”ネガディブな動作”を表現することが多い」ため「anxious(切望:未来・ポジティブ)」との相性が悪いからです。
動作を切望する場合は、基本的には後述の「be anxious to」を使うようにしましょう。
「be anxious to do」の例文
・He is anxious to be position of a manager.
・彼は課長の地位に就くことを切望している
⇒彼が課長の地位に就くことを切望しているイメージ
be anxious to doのイメージは「動作の切望」です。感覚的には「彼が課長の地位に就くことを切望している感覚」なので、上記の例文の場合は「彼は課長の地位に就くことを切望している」という意味になります。
いかがでしたでしょうか?
こうやって例文を並べて比べてみると、微妙な違いですが「同じ心配や切望を意味する語句」でも「聞き手が受ける印象が異なる」のが分かりますね。
細かいニュアンスの違いを理解して使いこなすためには、それぞれの語句「anxious about と anxious for と anxious to」のイメージを掴むことが重要です。また、実際に語句が使われている英文や前後の話の流れなども意識することも英語力を伸ばすポイントになります。
ぜひ、もう一度この記事を読み直して「それぞれの語句のニュアンス」を掴むようにしましょう。
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