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これで完璧!前置詞「across」の3つの意味と使い方!英語のイメージで表現の幅を広げよう!

 

 

前置詞の「across」と言えば、一般的には「~を横切る」という意味でお馴染みですよね?

実際、前置詞「across」は日本語で言うところの「~を横切る」という意味で使うことができますが、それは前置詞「across」のイメージから生みだされた意味の1つにすぎません。では、他に「across」には、どのような使い方があるのでしょうか?

今回の記事では「acrossのイメージと正しい使い方」を例文とイラストでじっくり解説していきます。

 

 

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「acrossのイメージ」

 

 

前置詞「across」のイメージですが「平面を横切る」になります。

この「平面を横切る」というイメージから「~を横切る」という意味が生まれてきているのですが、少し縛りがあり「横切れるものは平面のみ」なので、立体的なものや高さがあるものを横切ることはできません。

 

●前置詞「across」は「平面を横切る」のイメージ
・across the street ⇒ 道の向こう側
・walked across the park ⇒ 公園を横切った
・all across the world ⇒ 世界中の
※平面を横切るのイメージから「向こう側・横切る・あらゆるところ」などを表現できます。

 

さて、そんな風に「平面を横切る」というイメージがある前置詞「across」ですが、大きく3つの用途に分けることができます。

1.向こう側を表す「across」
2.横切るを表す「across」
3.あらゆるところを表す「across」

では、せっかくなので、それぞれのか使い方を例文とイラストを交えながら見ていきましょう。

 

 

向こう側を表す「across」

 

 

1つ目の「across」は「向こう側を表すacross」です。具体的な例をあげると「道の向こう側に住んでいる」や「通りの向かいに」や「テーブルを挟んで向かいに座る」といった感じで「何かの向こう側」を表現することができます。

 

 

・The bank is across the street.
・銀行は通りの向かいにあります
⇒通りの向こう側

・My cousin lives across the street.
・いとこは道の向こう側に住んでいる

⇒道の向こう側

・There is a super market across the street.
・道の向こう側にスーパーがある

⇒通りの向こう側

・I bought the rare book from the book store across the street.
・その珍しい本を向かいの本屋で買いました

⇒道の向こう側

・She sat across the table from him.
・彼女は彼とテーブルを挟んで向かいに座った

⇒テーブルの向こう側

前置詞「across」のイメージは「平面を横切る」なので、文字通り「平面を横切った向こう側」を表現することができます。イメージ通りなので簡単ですね。

 

 

横切るを表す「across」

 

 

2つ目の「across」は「横切るを表すacross」です。具体的な例をあげると「公園を横切った」や「橋が川に架かっている」や「ばったり出くわす」といった感じで「何かを横切る動作」を補助することができます。

 

 

・The boy is walking across the park.
・その男の子は公園を横切っている

⇒公園を横切る

・He swam across the river.
・彼は川を泳いで渡った

⇒川を横切る

・People are walking across the street.
・人々が通りを歩いて渡っている

⇒通りを横切る

・The bridge go across the river.
・橋が川にかかっている

⇒川を横切る

・He came acorss his brother at the corner.
・彼は角で兄にばったり出くわした

⇒兄を横切る(つまり出くわす)

・She came across a dangerous situation.
・彼女は危ない目に遭った

⇒危ない状況を横切る(つまり危ない目にあう)

前置詞「across」のイメージは「平面を横切る」なので、これらの意味になるのも分かりますね。少し難しいのが4つ目と5つ目の例文で、実際に場所を横切っているわけではないのですが「彼女」や「危ない状況」を俯瞰的に捉えた結果、上記のような意味を生み出しています。

 

前置詞「across」と前置詞「over」の違い

 

 

前置詞「over」も「across」と同じように「何かを越えていくこと」を表現ことができますが。以下のようにニュアンスが異なります。

●across ⇒ 平面を横切る
・He passed over the border.
・彼は国境を越えた
⇒徒歩や車などで国境を越えるイメージ

前置詞「across」は「平面を横切る」なので「バックパック旅行で国境を越える」ようなイメージになります。

●over ⇒ 高さを感じながら上を横切る
・He passed over the border.
・彼は国境を越えた
⇒飛行機などで国境を越えていくイメージ

一方、前置詞「over」は「高さを感じながら上を横切る」なので「飛行機などで国境を越える」ようなイメージになります。

 

 

あらゆるところを表す「across」

 

 

3つ目の「across」は「あらゆるところを表すacross」です。具体的な例をあげると「アメリカ中を旅する」や「世界中に広がる」や「世界中の人々が使っている」といった感じで「あらゆるところ」を表現することができます。

 

 

・He traveled across the US.
・彼はアメリカ中を旅しました

⇒アメリカ中を横切る感覚で旅をする

・The virus extend across the world.
・そのウイルスは世界中に広がっています

⇒世界中を横切って広がる

・We can look at this across the world.
・世界中のことを調べることができます

⇒世界中を横切って知ることができる

・The zoo has animals from all across the world.
・その動物園には世界中の動物がいます

⇒世界中のあらゆる動物たち

・People across the world are using smartphone.
・世界中の人々がスマートフォンを使っている

⇒世界中を横切って使われている

前置詞「across」のイメージは「平面を横切る」なので「world(世界)」などの単語と一緒に使うことで、「世界中のあらゆるところ」という意味を持たせることができます。ポイントは世界を俯瞰的に捉えて、上から平面として見下ろしているという点です。決して難しい感覚ではないのでイメージできると思います。

 

 

「動画で復習しよう」

 

 

いかがでしたか?「acrossのイメージ」は掴めましたでしょうか?

前置詞「across」は一般的には「~を横切る」という意味で使われていますが、それは「平面を横切る」のイメージから生まれています。

この前置詞「across」は「十字架(cross)」を語源としているため、十字架のように横切る感覚があり、「横切れるものは平面のみ」なので、立体的なものや高さがあるものを横切ることはできません。感覚的にも非常に掴みやすいイメージですので、前置詞「across」が使われている例文を見つけたら、この「平面を横切る」を意識しながら、日本語の意味に触れてみてくださいね。

 

 

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