臨時は英語で何て言う?「臨時休業・休校・収入・給付金」に関する表現!
今回は「臨時」や「給付金」に関する英語表現です。
普通の定休日ではなく、何か災害や急な理由で、学校や店舗が臨時休校や臨時休業する時ってありますよね?また「臨時」はお休みだけではなく、急遽お金が手に入るといった時にも使うことができます。
では「臨時」という日本語は、英語で何と言ったら良いのでしょうか?
今回は「臨時に関するの英語的な考え方」、そして何かと話題の「給付金」についての表現をお伝えします。
「臨時の英語表現(一時的)」
まず、ご紹介する「臨時」の英語表現は「temporarily(一時的に)」です。
この「temporarily(一時的に)」という単語は副詞で、「temporary(一時的な)」という形容詞が変化したものになります。日本語で「臨時」というと「急遽」とか「突然」といった感覚ですが、いつもではなく「一時的にお休みする」なども「臨時」の部類に分けられますよね?
具体的な例文をあげると「We are temporarily closed.(一時休業いたします)」といった感じで使われます。
こちらの表現に関しては、日本のお店でも見かけるので、お馴染みですね♪
・Our office is temporarily closed because of covid-19.
・当オフィスはコロナウイルスのため臨時休業いたします
・Masks are temporarily out of stock.
・マスクは一時的に品切れです
・We temporarily suspend the meeting.
・私たちは会議を一時中断した
・Aさん : Hey, Did you hear the news about Corona virus?
・Aさん : ヘイ!コロナウイルスのニュース聞いた?
・Bさん : Yeah I know. So I decided to return to Japan temporarily.
・Bさん : うん、聞いた、だから日本に一時帰国することに決めたよ
・Aさん : I see. When will you go back to Japan?
・Aさん : そっか、いつ日本に帰るの?
・Bさん : I’ m not sure yet. But I will go back to Japan as soon as possible.
・Bさん : まだ決めてないけど、できるだけ早く日本に帰るつもり
「臨時の英語表現(閉める・辞める)」
つづいて、ご紹介する「臨時」の英語表現は「close / cancel(閉める/辞める)」です。
こちらの表現は、日本語で言うところの「臨時(急遽)」といった意味を直接的に用いていませんが、「close」も「cancel」も「臨時(急遽)」に近いニュアンスを持っている単語です。
実際、「キャンセル」は、日本語でも「旅行の予定をキャンセルした」といった感じで、「突然辞める」というニュアンスが感じられますよね?それと同じで、英語もわざわざ「臨時に相当する語句」を使わなくても、単語自体に臨時の感覚が含まれているモノもあります。
具体的な例文をあげると「The elementary schools decided to close for a week.(その小学校は一週間休校にすることに決定した)」や「School was cancelled.(学校はお休みになった)」といった感じになります。
特に「cancel(辞める)」の方は、文の後ろに原因を入れて「School was cancelled due to heavy snow.(学校は大雪のためお休みになった)」という風に表現することが多いです。
また、大雪による休みについては、「休み」という単語を直せず使わず「We had a snow day at school.(雪で学校が休みになった)」ということもできます。
・The elementary schools decided to close for a week.
・その小学校は一週間休校にすることに決定した
・School was cancelled.
・学校はお休みになった
・School was cancelled due to heavy snow.
・学校は大雪のためお休みになった
・We had a snow day at school.
・雪で学校が休みになった
・Aさん : Hey, Did you hear the news about all of the air port was closed in Japan?
・Aさん : ねえ、日本の空港が全部閉鎖されたっていうニュース聞いた?
・Bさん : Yeah, I know. So I canceled my flight next week.
・Bさん : うん、聞いた、だから来週のフライトはキャンセルしたよ
「臨時の英語表現(棚ぼた・臨時収入)」
つづいて、ご紹介する「臨時」の英語表現は「windfall(臨時収入)」です。
同じ「臨時に関する表現」でも「臨時収入」は「windfall」という単語が存在します。この単語は、分解して考えると分かりやすく、「wind(風)」が「fall(落とす)」となっていることから、「風が落としてくれたもの」、つまり「棚ぼた的にゲットしたモノ」を表現できます。
なので、「臨時収入」だけでなく「棚ぼた的にゲットしたモノ全て」に使うことが可能です。はっきりと「お金」と表現したいのなら、形容詞「extra(余分な)」と名詞「income(収入)」を合わせて、「extra income(臨時収入)」と表現すると良いでしょう。
具体的な例文をあげると「He won at horse racing so he got a windfall.(彼は競馬で勝って臨時収入を得た)」といった感じの文ですね。
因みに、何かと話題になっている「給付金」ですが、こちらは、英語で「benefit」と言います。
・He won at horse racing so he got a windfall.
・彼は競馬で勝って臨時収入を得た
・We got an extra income.
・私たちは臨時収入をゲットした
・Aさん : Do you know the meaning of windfall?
・Aさん : ウインドフォールの意味って知ってる?
・Bさん : What is that?
・Bさん : 何それ?
・Aさん : It means a large amount of money that you won or received unexpectedly.
・Aさん : 思わぬ収入が手に入ることだよ
・Bさん : I see.
・Bさん : へぇ~
・Aさん : That word comes from fruit blown down from a tree by the wind.
・Aさん : 風で果物が木から落ちてくるところから生まれたんだって
「動画で復習しよう」
いかがでしたでしょうか?
日本語の「臨時」という単語には、多くのニュアンスがあると思いますが、英語も直接的な表現だけでなく、様々な言い方で「臨時」を表現することができます。
先程、紹介した表現だけでなく、例えば「臨時列車」なんかは「special express」といった感じで、形容詞「special(特別な)」を用いますし、その他に「臨時の取締役」は「acting director」と表現したりもします。
なので、英文を組み立てる際には、どういったニュアンスで「臨時という言葉を使いたいのか?」を意識して、組み立てていくようにしましょう。
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