イメージでとらえる「at」を使った句動詞や語句の意味と使い方!
今回の記事では「atの句動詞や語句」をまとめてみました!
英語で「at」と言えば「~で」という意味で知られていますが、それ以外にも様々な意味があります。更に動詞とくっつけることで句動詞となり、爆発的に応用できる範囲を広げることができます。
そんな句動詞を使いこなすには、意味をひとつひとつ覚えていくのも大事ですが、イメージで覚えるのも大事です。
そこで、今回の記事では「句動詞(atが使われている語句)」をまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
- 1 atのイメージ
- 1.1 atのイメージ①「目指す点」
- 1.1.1 be good at「~が上手です」
- 1.1.2 come at「(問題などが)降りかかる」
- 1.1.3 come at「襲いかかってくる」
- 1.1.4 get at「ほのめかす」
- 1.1.5 go at「襲いかかる・攻撃する」
- 1.1.6 go at「(仕事などに)取りかかる」
- 1.1.7 laugh at「~を笑う」
- 1.1.8 look at「~を見る」
- 1.1.9 look at「観察する・調べる・考察する」
- 1.1.10 pick at「ちょっとずつ食べる」
- 1.1.11 pick at「いじくる・指で突く」
- 1.1.12 run at「向かって走る・飛びかかる」
- 1.1.13 stare at「じっと見つめる・凝視する」
- 1.1.14 stick at「継続してやる・コツコツする・固執する」
- 1.1.15 work at「取り組む」
- 1.2 atのイメージ②「場所・地点・位置」
- 1.3 atのイメージ③「数値・順位」
- 1.4 atのイメージ④「原因・理由」
- 1.1 atのイメージ①「目指す点」
atのイメージ
「at」のイメージ
「ある一点(目指す点・地点・位置・数値・順位・原因)」
1.目指す点
2.場所・地点・位置
3.数値・順位
4.原因・理由
主に使われているイメージは上記の4つです。この4つのイメージを掴むことで「文脈に合わせて句動詞を使いこなすこと」ができます。
句動詞を扱う上で、ポイントになるのは2つの語句のイメージです。なので「動詞のイメージ」と「副詞や前置詞のイメージ」を理解し、それぞれのイメージの組み合わせを意識するのが重要です。
atのイメージ①「目指す点」
be good at「~が上手です」
・He is good at English.
・彼は英語が上手です
⇒彼は英語(いろいろある中でも)が上手というイメージ
・atのイメージ ⇒ 「目指す点」
come at「(問題などが)降りかかる」
・Life comes at you sometimes.
・人生は時々あなたに襲いかかってきます
⇒人生の問題が我々を目指して向かってくるイメージ
・A big problem came at me.
・大きな問題が私に降りかかってきた
⇒大きな問題が私を目指してやってきたイメージ
come at「襲いかかってくる」
・He came at me with a knife.
・彼はナイフを持って私に向かって来ました
⇒彼がナイフを持って私に向かって襲い掛かってきたイメージ
・Come at me with all you got.
・全力で掛かってこい
⇒相手が襲い掛かってくるイメージ
・atのイメージ ⇒ 「目指す点」
get at「ほのめかす」
・I couldn’t understand what he was getting at.
・彼が何を言いたいのか理解できませんでした
⇒彼が伝えようとしていたことを得ることができなかったイメージ
・It was what he was getting at.
・それが彼が言いたかったことだった
⇒それが彼が言いたかったことだったと分かったイメージ
・atのイメージ ⇒ 「目指す点」
go at「襲いかかる・攻撃する」
・The cat went at a mouse.
・猫はネズミを襲った
⇒猫がねずみに向かって行ったイメージ
・He went at the food like a starving animal.
・彼は飢えた獣のように食べ物にむしゃぶりついた
⇒彼が飢えた獣のように食べ物に向かって行ったイメージ
go at「(仕事などに)取りかかる」
・We went at the project with enthusiasm.
・我々は熱心にプロジェクトに取り組みました
⇒我々が熱心にプロジェクトに向かって行ったイメージ
・atのイメージ ⇒ 「目指す点」
laugh at「~を笑う」
・He laughed at me.
・彼は私のことを笑った
⇒彼が私を対象にして笑ったイメージ
・I was laughed at by them.
・私は彼らに笑われた
⇒私を対象に彼らが笑ったイメージ
・atのイメージ ⇒ 「目指す点」
look at「~を見る」
・Hey, Look at that!
・おい、あれを見てみろ!
⇒意識してあれに目を向けるイメージ
look at「観察する・調べる・考察する」
・The doctor looked at his throat.
・医者は彼のノドを診た
⇒医者が意識して彼のノドを診たイメージ
・He was looking at the problem from another side.
・彼はその問題を別の側面から見ていました
⇒彼が意識してその問題を別の側面から見ているイメージ
・atのイメージ ⇒ 「目指す点」
pick at「ちょっとずつ食べる」
・He picked at the ramen because it is super hot.
・ラーメンが辛すぎたので彼は少しずつ食べた
⇒彼が激辛ラーメンを突いて(少しずつ)取ったイメージ
pick at「いじくる・指で突く」
・Don’t pick at the pimples.
・ニキビを突いてはいけません
⇒ニキビを目指して突くイメージ
・atのイメージ ⇒ 「目指す点」
run at「向かって走る・飛びかかる」
・The dog ran at her.
・その犬は彼女に襲いかっかった
⇒その犬が彼女に向かって進んだイメージ
・atのイメージ ⇒ 「目指す点」
stare at「じっと見つめる・凝視する」
・They were staring at each other.
・彼らはお互いを見つめ合っていた
⇒お互いの方をじっと見つめていたイメージ
・Why are you staring at me?
・なぜ私を見つめているのですか?
⇒私の方をじっと見つめているイメージ
・atのイメージ ⇒ 「目指す点」
stick at「継続してやる・コツコツする・固執する」
・He can’t stick at anything.
・彼は何をやらせても長続きしない
⇒彼が何にも一点集中することができないイメージ
・He sticked at his tasks.
・彼は自分の仕事をコツコツこなした
⇒彼が自分の仕事に一点集中したイメージ
・atのイメージ ⇒ 「目指す点」
work at「取り組む」
・We are working at the new plan.
・我々は新しい計画に取り組んでいます
⇒我々が新しい計画に向かって機能を発揮しているイメージ
・He works at the problem.
・彼はその問題に取り組んでいます
⇒彼がその問題に向かって機能を発揮しているイメージ
・atのイメージ ⇒ 「目指す点」
atのイメージ②「場所・地点・位置」
come at「至る・達する・得る」
・He finally came at the truth.
・彼はついに真実にたどり着きました
⇒彼がついに真実(位置)にたどり着いたイメージ
・We came at the facts.
・我々は事実にたどり着きました
⇒我々が事実(位置)にたどり着いたイメージ
・atのイメージ ⇒ 「場所・地点・位置」
get at「手が届く・掴む」
・She can’t get at the box on the fridge.
・彼女は冷蔵庫の上の箱に手が届きません
⇒彼女の手が冷蔵庫の上の箱に届かないイメージ
・atのイメージ ⇒ 「場所・地点・位置」
keep at「続けてやる・続けてやらせる」
・She keeps at reading those books.
・彼女はそれらの本を読み続けている
⇒彼女が読書(位置・状態)を維持しているイメージ
・He kept them at their task.
・彼は彼らに任務を遂行させた
⇒彼が彼らに任務の遂行(位置・状態)を維持させたイメージ
・atのイメージ ⇒ 「場所・地点・位置」
atのイメージ③「数値・順位」
run at「(速度で)走る」
・They are running at their own pace.
・彼らは自分のペースで走っています
⇒彼らが自分のペース(点:速度)で走っているイメージ
・The train runs at 200 kilometers per hour.
・電車は時速200キロで走ります
⇒電車が時速200キロ(点:速度)で走るイメージ
・atのイメージ ⇒ 「数値・順位」
stand at「(数値・金額)~である・~に達する」
・The temperature stands at 35 degrees.
・気温は35度に達している
⇒気温が35度の状態に達してるイメージ
・The price for this watch stands at 10,000 dollars.
・この時計の価格は1万ドルです
⇒この時計の価格が1万ドルに達しているイメージ
・Our market share stands at 60%
・当社の市場シェアは60%です
⇒当社の市場シェアが60%数値に達してるイメージ
・atのイメージ ⇒ 「数値・順位」
atのイメージ④「原因・理由」
be surprised at「~に驚く」
・He is surprised at the news.
・彼はそのニュースに驚いた
⇒彼がそのニュース(原因)に驚いたというイメージ
・atのイメージ ⇒ 「原因・理由」
get at「(真実など)分かる・発見する」
・They got at the causes of the accident.
・彼らは事故の原因を突き止めた
⇒彼らが事故の原因を得たイメージ
・atのイメージ ⇒ 「原因・理由」
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では「atが使われている表現」をまとめてみました。
atは「~で」という意味でお馴染みですが、英語本来のイメージは「ある一点(目指す点・地点・位置・数値・順位・原因)」になります。
もちろん、イメージですので、今回紹介したイメージ意外にも紹介しきれていないイメージもあります。ですが、上記のイメージをベースに句動詞の意味を考えると、実際に使う際に応用が利くので、ぜひ、参考にしてみてくださいね。
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