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これで完璧!前置詞「before」の3つの意味と使い方!英語のイメージで表現の幅を広げよう!

 

 

前置詞の「before」と言えば、一般的には「~より前」という意味でお馴染みですよね?

実際、前置詞「before」は日本語で言うところの「~より前」という意味で使うことができますが、それは前置詞「before」のイメージから生みだされた意味の1つにすぎません。では、他に「before」には、どのような使い方があるのでしょうか?

今回の記事では「beforeのイメージと正しい使い方」を例文とイラストでじっくり解説していきます。

 

 

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「beforeのイメージ」

 

 

前置詞「before」のイメージですが「順番的に~より前」になります。

そんな前置詞「before」には、実は1つとても重要なポイントがあって、それは「常に順番が意識されている」という点です。

他にも「~の前」を表現できる前置詞はいくつかありますが、ただ単純に「前」ではなく「順番的に前」というのが、前置詞「before」を使う際のポイントになるので、順番を意識しながら例文に触れるようにしましょう。

 

●前置詞「before」は「順番的に~より前」のイメージ
・before noon ⇒ お昼前に
・before anything else ⇒ 何よりも優先
・before the king ⇒ 王様の前
※順番的に~より前から「時間やイベントの前・優先度・位置」などを表現できる。

 

さて、そんな「順番的に~より前」というイメージがある前置詞「before」ですが、大きく3つの用途に分けることができます。

1.時間やイベントの前を表す「before」
2.順位や優先度を表す「before」
3.位置(優位性)を表す「before」

では、せっかくなので、それぞれのか使い方を例文とイラストを交えながら見ていきましょう。

 

 

時間やイベントの前を表す「before」

 

 

1つ目の「before」は「時間やイベントの前を表すbefore」です。具体的な例をあげると「彼はお昼前に帰宅した」や「5時10分前です」や「彼女は試験の前は緊張していた」といった感じで「時間やイベントの前」を表現します。

 

 

・He came home before noon.
・彼はお昼前に帰宅した

⇒正午の前(時間の前)

・It’s ten before five.
・5時1
0分前です
⇒5時の10分前(時間の前)

・I want to meet you before New year.
・年明け前にあなたにお会いしたいです

⇒年明けの前(年明けというイベントの前)

・I met her the day before yesterday.
・私は一昨日彼女に会いました

⇒一昨日(2日前)

・Come home before dark.
・暗くなる前に帰宅しなさい

⇒暗くなる前(日没の前)

・She was nervous before the exam.
・彼女は試験の前は緊張していた

⇒試験の前(試験というイベントの前)

前置詞「before」のイメージは「順番的に~より前」なので、「ある時間やイベントの前」を表現することができます。ポイントは「現在からさかのぼって前」ではなく「ある任意の時間やイベントより前」という点です。前述した通り「順番」が意識されているのが分かりますね。

 

「before」と「ago」の違い

 

 

副詞「ago」も「before」と同じように「~の前」を意味することができますが、ニュアンスが異なります。

・ago ⇒ 現在からさかのぼって前
・before ⇒ 任意の時点よりも前

なので、実際の例文を比べると意味が異なります。

●現在からさかのぼる「ago」

・I met him ten minutes ago.
・私は10分前に彼に会った

⇒現在からさかのぼって10分前

●任意の時点より前「before」

・I met him before.
・私は以前に彼に会った

⇒過去の任意の時点

ぞれぞれの単語のイメージ「ago(現在からさかのぼって前)」と「before(任意の時点より前)」からも分かりやすいですね。

 

 

下記の文は、その違いが分かりやすいのではないでしょうか?前半は「現在」から1週間さかのぼっているので「ago」、後半は「1週間前」から1ヶ月さかのぼっているので「before」になっています。

・I met him a week ago, I also met him a month before that.
・私は1週間前からに会いましたが、その1ヶ月前にも会いました

⇒現時点から1週間前(ago)に会ったが、その1ヶ月前(before)にも会った

その他の例としては、下記の文のように過去分詞の文なども「過去の時点より前の意識」があるので「before」がぴったりです。

○ I had finished homework an hour before.
○ 1時間前には宿題を終えていました
⇒過去のある時点の1時間前なので「before」が正解

× I had finished homework an hour ago.
× 1時間前には宿題を終えていました
⇒過去のある時点の1時間前なので「ago」は使えない

どの時点を基準に「~の前」を表現しているのかで使い分けるようにしましょう。

 

 

順位や優先度を表す「before」

 

 

2つ目の「before」は「順位や優先度を表すbefore」です。具体的な例をあげると「私は誰よりも早くテストを終えた」や「彼女は寝る前にユーチューブを観ています」や「安全第一」といった感じで「順位・優先度」を表現することができます。

 

 

・I finished the test before anyone else.
・私は誰よりも早くテストを終えた

⇒誰よりも前にテストを終えた(順位)

・He always put quality before quantity.
・彼は常に量より質を重視します

⇒量より質を優先(優先度)

・We put the accuracy before anything else.
・私たちは正確さを何よりも優先した

⇒何よりも正確さを優先(優先度)

・She watches Youtube before going to bed.
・彼女は寝る前にユーチューブを観ています

⇒睡眠の前にユーチューブの視聴(優先度)

・Safety comes before everything else.
・安全第一

⇒何よりも全全を優先(優先度)

前置詞「before」のイメージは「順番的に~より前」なので、「順位・優先度」を表現することができます。こちらも前述の通り「順番」が意識されているのが分かりますね。

 

 

位置(優位性)を表す「before」

 

 

3つ目の「before」は「位置(優位性)を表すbefore」です。具体的な例をあげると「彼女はその事実を彼女に打ち明けた」や「私は大勢の聴衆の前で話しました」や「彼は王様の前に立った」といった感じで「位置」を表現できます。

 

 

・She laid the fact before her.
・彼女はその事実を彼女に打ち明けた

⇒彼女の前に事実を出す(位置)

・He bowed before authority.
・彼は権力に屈した

⇒彼が権力の前に屈する(位置・優位性)

・I spoke before a large audience.
・私は大勢の聴衆の前で話しました

⇒大勢の前で話す(位置)

・She parked the car before the post office.
・彼女は郵便局の手前に車を止めた

⇒郵便局の手前に車を停める(位置)

・He stood before the king.
・彼は王様の前に立った

⇒王の手前に彼が立つ(位置)

前置詞「before」のイメージは「順番的に~より前」なので、「位置」も表現することができます。因みに「位置」を表現する際にも「順番」は意識されます。

 

「before」と「in front of」の違い

 

 

単純に「~の前(位置)」を表現する際は「in front of」が使われます。なので「before」を使割れている場合は、そこには意図が隠されており、その意図というのが「順番」です。

例えば、以下の文は日本語訳は同じですが、少しニュアンスが異なります。

●単純な位置を表す「in front of」

・He stood in front of the king.
・彼は王様の前に立った
⇒単純に王の前という位置を表現している

●単純な位置を表す「in front of」

・He stood before the king.
・彼は王様の前に立った
⇒王に呼ばれて前にいる
⇒王に立ちはだかるだめに前にいる
※どちらにしても「順番(優位性)」といった意図がある

なので、基本的に「~前(位置)」を表現する際には「in front of」を使うのが妥当です。また、優位性を意識しない場面でも以下のように受け方に誤差があります。

・She parked the car in front of the post office.
・彼女は郵便局の前に車を止めた

⇒正に郵便局の目の前

・She parked the car before the post office.
・彼女は郵便局の手前に車を止めた

⇒郵便局の目の前だけでなく少し手前ともとれる
※順番が意識されているからこその少しの誤差の表現が可能

上記の例文などは「優位性」ではなく「順番」を意識した表現ですね。とはいえ、誤差の範囲ですし、よほどの理由がない限り「~の前(位置)」を表現する際は「in front of」で良いと思います。

 

 

「動画で復習しよう」

 

 

いかがでしたか?「beforeのイメージ」は掴めましたでしょうか?

前置詞「before」は一般的には「~より前」という意味で使われていますが、それは「順番的に~より前」というイメージから生まれてきています。

ポイントは前置詞「before」には「時系列・位置・優先度的に前」といった感じで「順番」が意識されているという点です。なので、文中に「before」が使われている場合は「何かしらの順番がある」という点を意識しておくと、細かいニュアンスまで掴みやすくなります。

英語は日本語とは異なる進化を遂げてきた言語なので、学ぶ際には日本語の意味だけでなく、英語本来の感性を身につけるのが大事です。なので、今回お伝えした英語本来のイメージを意識しながら、今後の学習に役立てていってくださいね。

 

 

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