サラリーマンは英語?海外で通じるの?間違いやすい和製英語3選!
普段、私たちが英語だと思って「当たり前のように使っている言葉の中」には「英語のようだけど英語ではない単語」、つまり「和製英語(Japanese English)」と呼ばれているモノが数多く存在します。
そんな「和製英語」ですが「日本で作られた独自の英語」だとは知らずに、海外の人に使ってしまうと「全く意味が通じなかったり、場合によっては全然違う意味として捉えられてしまうこと」もあります。
今回は、そんな和製英語の中から、私たち日本人が間違いがちな「和製英語」3つお伝えしようと思います。
「クーラー」は英語で何て言う?
1つ目の「和製英語」は「クーラー」です。
日本だと、夏場に使う部屋を冷やすための機械なので「クーラー」という言葉が広がりましたが、英語では「クーラー」は「air conditioner」と言います。文字通り「空気のコンディションを整えるための道具」ですね。(外では略して「AC」と呼ばれることがある)
ですが、実は海外の一般的な家庭では、日本のように「冷房も暖房も兼ねている機械」を備え付けている家というのは多くなく、分かれていることが多いです。その際「暖房はheater」で「冷房はair conditioner」と呼ばれたりします。「温めるための機械はheaterでOKなのに、冷やすための機械はcoolerではない」というのが面白いですよね。
因みに、ネイティブは「cooler」と聞くと「クーラーボックス」のような「冷やすための箱」をイメージするんだそうです。
・Can I turn the AC on?
・エアコンを点けても良いですか?
・Excuse me. Ac is not working. My room is too hot.
・すみません、エアコンが動かなくて、部屋がとても暑いです
・Excuse me. Heater is not working. My room is too cold.
・すみません、ヒーターが動かなくて、部屋がとても寒いです
「サラリーマン」は英語で何て言う?
2つ目の「和製英語」は「サラリーマン」です。
日本だと、会社勤めの方を「サラリーマン」と呼びますが、英語で「サラリーマン」は「office worker」と言います。文字通り「オフィスで働いている人」ですね。
また「9時から17時まで働く人」という意味で「nine to fiver」と呼んだりもします。ですが、「9時から17時まで」というのは、実際にその時間に働いているという意味ではなく、あくまで「決まった時間で働いている人」という感覚になります。
とても面白い表現ですね。
この他に「ビジネスをする人」という意味で「business person」と呼んだりもします。以前は海外でも日本語と同じように「ビジネスマン(business man)」と呼ばれていたこともありますが、最近では男女間の差別を無くすために「business person」と呼ぶことが多いです。
因みに、日本語では「ビジネスマンは一般的な会社員のイメージ」になりますが、英語のでは、どちらかと言えば「business personは経営者や管理職のイメージ」にります。
ですが、職業を聞かれたら英語圏では「programmer(プログラマー)」「secretary(秘書)」など「具体的な職業を述べること」の方が多いので、「あなた自身の職業を英語で何と言うのか?」を調べておいて、いざという時に使えるようにしておきましょう。
・I’m an office worker.
・私は会社員です
・I’m a programmer.
・私はプログラマーです
・I’m in sales.
・私は営業です
「ベビーカー」は英語で何て言う?
3つ目の「和製英語」は「ベビーカー」です。
英語で「赤ちゃんはbaby、車はcar」なので、サラッと聞くと問題ないように思えますが、こちらも「和製英語」です。では、英語で何と言ったら良いのかというと「stroller」と言います。
因みに、私の友人のアメリカ人に「baby carという単語についてどう思うか?」尋ねたところ、ネイティブにとっては「baby car」は「子供が乗る車のおもちゃ」のように思えるとのことでした。
・We are very happy with the quality of our new stroller.
・新しいベビーカーのクオリティーにとても満足しています
・Her baby hates sitting in the stroller.
・彼女の赤ちゃんはベビーカーに座るのを嫌がる
・You need the best baby stroller and car seat that will keep your baby comfortable and safe.
・赤ちゃんを快適で安全にする最高のベビーカーと車のシートが必要だ
「動画で復習しよう」
いかがでしたでしょうか?
私たち日本人が「英語だと思って使っている単語」の中には、海外では全く通じない「和製英語と呼ばれるモノ」が多くあります。
日本の生活の中で使っていく上では、とても便利な単語ですが、海外で「それらの和製英語」を使うと「意味が通じなかったり、違う意味に捉えられてしまうこともあります」ので、注意するようにしましょう。
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