スラングっぽい英語!gonnaとwannaの意味と使い方!ネイティブの口語表現!
今回は、英語のネイティブがよく使う口語表現「(be) gonna」と「wanna」の意味と使い方の紹介です。
海外のドラマや映画を観ていると、よく聞く馴染みの表現ですよね。実際に日常会話でも頻繁に使われていて、学校の授業などでは「going to = gonna」や「want to = wanna」と教わった人も多いと思います。ですが、厳密にいうと少しだけニュアンスが異なります。
そこで、今回の記事では、より詳しく「gonna」と「wanna」の意味と使い方を解説していきます!
この記事の目次
「gonnaとwannaの発音のポイント」
そもそも、今回の「be going to」や「want to」に使われている「to」は、あまりハッキリ発音されません。
基本的に前置詞は文の中でハッキリ発音されないことが多く、動画でもお話ししましたが、「(be) going to」にしても「want to」にしても、「ゴーイング トゥー」「ウォントゥ トゥー」というよりは、「ゴーイン タ」「ウォン タ」といった感じの発音になります。
・going to ⇒ goin’t ⇒ gonna
・want to ⇒ want’t ⇒ wanna
※スペルは「gonna」ですが「ゴナ」よりも「ガナ」に近い
感覚的には、それぞれ「to」が「t」と短く発音されて、更に「going」や「want」の末尾にくっついて「t」の音が「na」になっている感覚です。
この音の変化、前後の単語の音が繋がって音が変化することは「リエゾン(リンキング)」と呼ばれる英語の癖みたいなものなのですが、日本語にはない現象なので、英語に慣れていない人がリスニングをする際に躓く一つの要素と言われています。
今回は、この「リエゾン」に関しては深く解説しませんが、克服方法の一つとして、真似て発音を練習するという方法がありますので、ぜひ、動画を観ながら例文を声に出して練習してみてくださいね。
「gonnaとwannaを使える場面」
さて、そんな「gonna」と「wanna」ですが、未来形「be going to」の「going to」と「want to」を短くしたもので、基本的には口語表現です。なので、フォーマルな場面や目上の人などには使わないのが普通です。
■「gonna」と「wanna」を使える場面
・友人、家族、恋人との会話
・友人、家族、恋人とのテキストでのやりとり
・プライベートのブログやSNSへの投稿
■「gonna」と「wanna」を使わない場面
・ビジネスの場での文書
・レポートなどの提出物
・履歴書や職務経歴書
・公的な書類
・重要な書類や資料
・オフィシャルのブログやSNSへの投稿
基本的には、上記のような場面で使い分けるのが普通なのですが、ビジネスの場面でも相手との関係性が親しい場合などは、使っても問題ありませ。ただし、親しい間柄でも口語表現なので、メールなどの文章では使わないのが一般的ですね。
ポイントは「gonna」と「wanna」はカジュアルな表現ではありますが、決して失礼な表現ではないということです。なので、ビジネスシーンなどでも相手との関係性によっては使っても問題ないのですが、書き言葉では使われないということです。
実際、学校に提出するレポートに「wanna」を使って「want to」に訂正された、、、なんていう話もあるので、書き言葉の場合は「want to」のようにしっかりと綴る方が良いです。
また「gonna」に関しては、後ろに動詞が来る時でないと略語として使うことができないので、注意してください。
〇 I’m going to go shopping tomorrow.(be going toの文)
〇 私は明日買い物に行きます
〇 I’m gonna go shopping tomorrow.
〇 私は明日買い物に行きます
〇 I’m going to Tokyo tomorrow.(進行形)
〇 私は明日東京に行きます
× I’m gonna Tokyo tomorrow.
× 意味不明(文中の動詞がなくなってしまう)言い換え不可能。
⇒「gonna」は動詞をサポートする未来表現限定で使う
文中に動詞の原形があるか否かがとても重要で、動詞の原形がない場合は「going to」自体が動詞になるので、その部分を未来表現に変えてしまうと、意味不明な文になってしまいます。文中の「going to」の役割がなんなのかを見極めるようにしましょう。
「gonnaとwannaのニュアンス」
さて、冒頭では「be going to = be gonna」で「want to = wanna」とお伝えしましたが、意味的には同じで、言っていることも同じでも、少しニュアンスが異なります。
・I want to buy a car.
・車を買いたい
⇒「want to」の方が「買いたい意欲」が強調される
・I wanna buy a car.
・車を買いたい
⇒「wanna」の方が「買いたい意欲」が弱まって聞こえる
・I’m going to watch a movie
・映画を観に行きます
⇒「be going to」の方が「映画に行くという予定」が強調される
・I’m gonna watch a movie.
・映画を観に行きます
⇒「be gonna」の方が「映画に行くという予定」が弱まって聞こえる
上記のように意味は同じですが、話者の熱意が異なります。これは、略語「gonna」や「wanna」がカジュアルな言い回しだから、という点に起因するので、掴みやすいと思います。
略語を使った場合は「サラッ」と言ってみたという感じで、しっかりと「to」を使った場合は、真剣に言っているという感じですね。
この強調か否かは、もちろん話し手がアクセントを置く位置にもよりますが、特に「gonna」や「wanna」が強調されえていないのであれば、この人は「サラッ」と言っているんだなと思って良いでしょう。まぁ、普通に考えて、日本語でも真剣度が高い時には略語は使わないのでわかりますよね。
「動画で復習しよう」
いかがでしたでしょうか?
いつかはネイティブの口語表現を使ってみたいと憧れている方も多いと思いますが、形だけ真似るのではなく、裏に隠されたニュアンスの違いや使うべきシチュエーションなども意識して使っていくと、より良いと思います。
ぜひ、これらのポイントをおさえて練習してみてください。
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